ファイアーエムブレムのテーマ

登録日:2012/02/11 Sat 13:38:55
更新日:2024/12/04 Wed 17:43:49
所要時間:約 4 分で読めます





ファイアーエムブレムのテーマ』とは、ゲーム『ファイアーエムブレムシリーズ』シリーズの大体の作品で流れるオープニング曲。
作曲は元インテリジェントシステムズの辻横由佳氏。
初出は第一作である『暗黒竜と光の剣』。

ゲームの電源をいれ任天堂のロゴが\ピコーン/と鳴った後、重厚なサウンドが流れ出すのは最高の一言だろう。
基本的にゲームを始めれば必ず聞くことができるが、『外伝』と『蒼炎の軌跡』だけはエンディングにしか使われていないので、聞きたかったらそれまで頑張ってクリアしよう。
覚醒』ではタイトルだけでなく、OPにも使われ、戦闘マップでも曲名こそ違うが、この曲のフレーズがよく使われる。

概ね『ファイアーエムブレムのテーマ』というタイトルで収録されているが、作品によっては『遙かなるアリティア』『The Theme of Fire Emblem』『アルカナコード』といった違うタイトルがつけられている場合もある。
OVAの『紋章の謎』ではOPもEDもこの曲。
上記のことからもわかるように当然ファンからも人気も高い。

……だが、この曲の真骨頂はそんなことではない。
恐らくファンなら知っているであろう。

なんとこの曲、

歌詞

がある。まぁゲームのBGMに歌詞を付けるのはよくあることだが。
しかしテレビCMで披露されるのはなんとオペラ調
それも歌唱しているのは「二期会」という国内最高峰の本物のオペラチームに属するプロの皆様。そんな方々が、甲冑等に身を包み美声を披露しているのだ。
任天堂はプロに一体何をさせているのか。

それだけならまあ、雰囲気に合っているので何も文句など付けようがあるまい。むしろ剣と魔法の世界で繰り広げられる壮大な戦記物を彩るに相応しい様式といえよう。

だが問題なのは歌詞の内容で、全編にわたりプレイ中のあるあるネタや多くのエムブレマーが思うだろうことで構成された極めてコミカルな仕上がりになっているのだ。

例)
  • 危ないときにはすたこら逃げろ
  • 勝てるはずなのに手痛い必殺をくらってしまう
  • 仲間を誰一人だって死なせはしない!

極めつけは、
 周りの戦士ヘナチョコばかり

どう見てもオグマさんとサジマジバーツです本当に(ry


『ファイアーエムブレム』という作品を1度やったことのある人間なら頷かずにはいられない内容。

その歌モノCMは記念すべき1作目『暗黒竜と光の剣』および6作目『封印の剣』で使用された。
恐らく見ていた人は何が起こったか分からなかったであろう。
因みにこのCMを見てもゲームの内容はあんまり伝わらない。
伝わらないのだ。
大事なことなので(ry

一応、他の作品ではこのテーマ(歌なし)をバックにゲーム画面を流す等普通なものもある。


『ファイアーエムブレム』シリーズのCM全てに、必ずしも本曲が使われるわけではないし、2020年代現在シリーズ作品は約20あるが、実際CMでこの曲が起用されたのは実は数作程度だし、作品によりテイストは全く異なる。例えば、『聖戦』のCMは外人2人(恐らくシグルドとブリキッド?)が手を繋いで空を見上げるなど結構カオス。
最近はまともになっていて、『覚醒』では本作のアレンジバージョンのフレーズが様々なBGMで使用されている。
また、ラスボス戦のBGM『「I」~為』の後半部ではこの曲の上とは違う曲調のアレンジが使用され(コーラス付き)、なかなか厳かでかっこいい。
PVやCMでこの曲のフレーズを聴いた人は、どの場面で使われるか気になっただろう。

この曲をご存じなく、かつ興味を持たれた人は実際に聴いてみる(あるいは動画サイト等で当時のCMを視聴してみる)と良い。恐らく夜寝る前に脳内でエンドレス再生されることだろう。


バリエーションや余談など

歌詞は媒体により違うことがある。

●『大乱闘スマッシュブラザーズ』版
X』で初出。
特徴はラテン語歌詞であること。
世界共通で行く為に、『FE』の世界観に合わせて桜井政博氏が新たに作詞し、ラテン語学者の山下太郎氏訳がそれを翻訳した。
なお、歌詞は日本語訳が公式HP「スマブラ拳!!」に掲載されているが、実際にこの歌詞の通りに歌われている訳ではない。
歌唱はソプラノ歌手・高橋織子氏及びテノール歌手・錦織健氏で、この両氏は『X』のオープニングも担当している。
アレンジ担当は『DX』で活躍した、ハル研究所の酒井省吾氏。
『for 3DS/WiiU』、及び『SP』でも引き続き収録。

●『幻影異聞録♯FE』版
登場人物たちが新たな歌詞で歌う「ファイアーエムブレム~光の戯曲~」が、作中の重要シーンでムービーと共に流れる。
ムービー単体で見るとだいぶシュールに見える演劇だが、『♯FE』をそのシーンまでプレイし続け、世界とシナリオとキャラに思い入れをしっかり持ってこのムービーを見ると熱く感動する事間違い無しの名曲。是非とも同作をプレイして聞いてみて欲しい。

●スマホゲーム『ファイアーエムブレム ヒーローズ』版
タイトル画面と更新データのダウンロード中にかかる。
今回は『ヒーローズ』をイメージした歌詞に改変されている。
また、部分部分に注目してみると、初代の歌詞と対にしていると思しきニクいアレンジも。
歌っているのは俳優・テノール歌手の田代万里生。
『ヒーローズ』は海外展開しているので海外版では英語版の歌が流れるが、そちらも同様。

●『ファイアーエムブレム 封印の剣 4コマまんが王国』にて
光の大社員」「男爵校長」などでお馴染みのOYSTER先生によってネタにされた。
歌詞の全容は不明だが、3日にも及ぶプレイ中に何かあって水の泡になったらしく、太鼓を叩いて暴走したロイが歌っていた。

●外部作品では『ドンキーコンガ3』や『バンドブラザーズ』といった音ゲーにも収録されており、難易度はそれなり。



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最終更新:2024年12月04日 17:43