登録日:2013/09/21 Sat 17:18:38
更新日:2025/01/19 Sun 20:31:50
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『——————光あれ——————』
遥かな昔、『神』は光と闇を分け
光に『天聖界』、闇に『天魔界』を創造し
それぞれに『天使』と『悪魔』を置かれた。
また、『お守り』の民には『天地球』を作られた。
しかし、悪魔たちは自ら「神に忌み嫌われた存在である」と感じ天使たちを攻撃した。
そして今、天使対悪魔の激戦は天地球にその舞台を移したのだ……(そして時は流れ、戦いは今最終段階を迎えた……)
聖理力の導きを我に———。
『スーパービックリマン』は、
ビックリマン(悪魔vs天使シール)の続編。
1992年5月17日からはアニメ版が製作され、1993年4月4日まで放送された。
これまでのシリーズ同様に天使と悪魔の戦いを描きつつも、序盤ですでに天使軍が敗北状態にあるなど
かなりシリアスな内容になっている。キャラクターの頭身も高くなっており、
ビックリマンシリーズとは思えぬほど。
シリーズの顔とも呼べる
スーパーゼウスは
スーパーデビルに吸収されているなど、ショッキングな設定も多い。
このデビルも実に残忍でこれまでのデビルより凶悪さを増している。
ただしギャグも随所に盛り込まれており、日曜朝8時帯の子供向けらしい明るさも残っている。
主人公は伝説の勇者、アンドロココの力を受け継ぐ少年戦士・大聖「
フェニックス」。
様々な仲間たちとの出会いを通じて大きく成長を遂げていく。
フェニックス役の草尾氏はOP、EDの主題歌も歌っており、2曲とも名曲である。
歌詞にも含まれる「サイバーアップ!」とは、フェニックス達が変身する時の掛け声である。
聖闘士星矢のクロスのように結集した理力により実体化したアーマーが体に次々と装着され、実にカッコよく変身するのだ。
ストーリーは巨魔界神ザイクロイド・アノドの復活を目論む悪魔と、それを阻むべく旅を続けるフェニックスとの戦いを描いている。
最初はフェニックスと衝突を繰り返しながらも、次第にかけがえの無い仲間となっていく海の戦士・海天星「ビシュヌ・ティキ」との友情。
お供役として旅に同行していったアスカが、倭天聖「イザナ・アスカ」という戦士として覚醒していくドラマ。
一見愛らしい天使の少女だが、実は悪魔と天使の混血である月光聖「アマゾ・アムル」の葛藤など
仲間ごとに魅力的なストーリーが綴られている。
この作品を語る上で特に重要なのは物語の最後であろう。おそらく見た人の多くはその結末に唖然としたはずである。
後年発表された
ビックリマン2000には、本作の最後を受け継いだ設定がある。
当時のキッズアニメが集合した特番ではドラ兄妹やのび太、しんのすけやうさぎ(セーラームーン)、
荒岩一味やパプワくんと夢の競演を果たしている。
【登場人物】
CV:
草尾毅
本作の主人公。
アンドロココの後継者であり、赤ん坊の頃、天地球に避難してきた。10歳。
サイバーアップにより、大聖フェニックスに変身。
必殺技はショットビーム十字剣から放つ消魔鳳凰斬、クロスビーム天聖剣から放つフェニックス聖凰斬。
CV:柏倉つとむ(現:カシワクラツトム)
アクアンヌーンの王子にして、ハムラビ・シーゲルの後継者。
当初は故郷のことしか頭になかったが、フェニックスたちと行動を共にしていく内に、故郷以外も守ろうとするようになる。
サイバーアップにより、海天聖ビシュヌ・ティキに変身。必殺技は異星剣から放つ、海天聖龍と海龍雷撃。
CV:浦和めぐみ
フェニックス一行の
料理人。
最初は戦闘要員ではなかったが、
スサノオロ士の後継者として覚醒を果たす。
サイバーアップにより、倭天聖イザナ・アスカに変身。鎖の八蛇ラッシュで攻撃し、バリアーの亀甲シールドで防御を行う。
CV:
山崎和佳奈
フェニックス一行の紅一点にして回復係。
シヴァマリアの後継者であるが、天使と悪魔のハーフデビルであったことから、アノドの力で悪魔に変貌してしまう。
後に、もう1人の後継者のマーニャが融合したことで天使の心を取り戻し、シヴァマリアの後継者として、真の覚醒を果たした。
サイバーアップにより、月光聖アマゾ・アムルに変身。サタンソード→セイントソードから妖狐聖魔斬や妖狐聖魔弾を放つ。改心後の変身シーンでお世話になった人は多いはず。
CV:石森達幸
天使軍の長。
詳細は当該項目を参照。
CV:
郷里大輔
悪魔軍の長。
詳細は当該項目を参照。
悪魔軍の幹部の一人で、プロトタイプのバイオミュータント。
中東的な見た目が特徴。
悪魔軍の幹部の一人。嫉妬深く冷酷な性格の女幹部。
旧ビックリマンに登場したキャラと同名だが、洗脳されただけの被害者だった彼女と違い純粋な悪。
悪魔軍の幹部の一人。語尾に「ピー」と付ける。
こちらも旧ビックリマンに登場したキャラと同名だが、メカニックな出立ちで外見の印象は全く異なる。
CV:西原久美子
悪魔軍のバイオミュータント。
高い能力を持つが、終盤でデビルを裏切り、アノドの力を自分のものにしようとする野心を抱く。
その結果、アノドの手で自我のない怪物に変えられてしまう。
CV:佐藤浩之
悪魔軍が復活させようとしている破壊神。
実は超聖神と同一人物であり、自分を倒してもらうのが願いだった。
◇漫画版
越智善彦の手により、
コロコロコミックにて漫画版が掲載された。
が、余りにもシリアス過ぎた為、打ち切り。
作者いわく、『相撲の土俵でサッカーさせたのがいけなかった』との事。
こちらでは(樫本学ヴによる小学4年生掲載の漫画でも)アムルの代わりに(シールにはあるがストーリーには出てこなかった)マリアが登場する。
単行本巻末のページでプタゴラトンがマリアにアムルのことを「双子の姉妹」と説明しているがマリア自身は本気にしていないので真偽は不明。
◇小説版
スーパークエスト文庫として登場。
スサノオロ士が主人公となっている。
が、『2巻へ続く』と出たのにもかかわらず、結局、1巻で打ち切りとなってしまった。
◇ゲーム版
スーパーファミコンにて格闘ゲーム版が発売。
が、1Pモードではフェニックスとティキしか使用できない。
開発時期が時期なだけに、アスカとアムルがいない等の問題点があった。
ゲームとしてもあまりにもボリュームがなかったり、殆どのキャラにハメ技があったりと酷いものであった。
♪時の河に 船を乗せ
今夜 二人 旅に出る
行くあて等ないさ
風の思うまま…
追記・修正はサイバーアップしてからお願いします。
- 初代ビックリマンノフェニックスとスーパービックリマンのフェニックスってどうゆう関係? -- 名無しさん (2013-09-22 22:44:45)
- ↑スーパービックリマンは基本的に外伝らしいから、別人じゃね? -- 名無しさん (2013-09-23 17:13:04)
- ビックリマンにしては頭身高いよね -- 名無しさん (2015-06-27 02:36:40)
- ↑けどキャラクターデザインは同じ人。 -- 名無しさん (2015-06-27 03:09:35)
- やたらグルグルしてるオープニングが印象的なアニメだった -- 名無しさん (2015-06-27 05:30:16)
- 漫画版から入っただけに、アニメ版での設定の違いに最後まで慣れなかった。 -- 名無しさん (2017-04-24 06:39:45)
- アムルの裏切りと変貌(じゃないけど)は見てた当時衝撃でした -- 名無しさん (2017-08-21 15:04:23)
- 新ビックリマンのアニメや漫画はハムラビやスサノオロ士が出る前に終わってたから、ティキとアスカの先祖が誰なのかピンと来なかった -- 名無しさん (2017-08-21 16:25:23)
- ミノス役の西原久美子は、前番組のタルでは、ヒロインの1人・ミモラを演じていたけど、ギャップが凄い。 -- 名無しさん (2017-08-22 18:58:48)
- 今作をリメイクして欲しい。 -- 名無しさん (2018-06-09 11:52:33)
- もしリメイクされて、音響監督がティキだったら、ファンサービスだなw -- 名無しさん (2018-09-12 14:50:34)
- 大聖フェニックスや海天聖ビシュヌ・ティキのS.H.フィギュアーツが出てほしい。 -- 名無しさん (2018-11-03 16:19:59)
- V2「こっちに先駆けた光の翼か?」w -- 名無しさん (2018-12-01 11:10:08)
- 放送当時、エクシードラフトと共に楽しんでた8時台だった。 -- 名無しさん (2018-12-01 18:58:25)
- アムルで悪墜ちに対する性癖に目覚めてしまった… -- 名無しさん (2025-01-19 17:52:48)
最終更新:2025年01月19日 20:31