グリーンレーサー/上杉実

登録日:2012/05/12 Sat 08:32:43
更新日:2023/11/05 Sun 22:02:10
所要時間:約 3 分で読めるで





ボーゾックにも、きっとおるよな! ええヤツ……


上杉(うえすぎ)(みのる)は、スーパー戦隊シリーズ第20作『激走戦隊カーレンジャー』に登場した、グリーンレーサーに変身する戦士である。

演:福田佳弘
スーツアクター:大藤直樹

目次

△【人物】△

自動車会社「ペガサス」の営業をしている青年。
5人の中では最年長(24歳)だが、給料は一番安い(17万8千円)。

大阪府出身で性格はコテコテの関西人であり、人情あふれる性格。
好きなものは阪神タイガースで、毎年優勝祈願をしている。
嫌いなものは雷だが、なんとアマゾン産の電気ウナギのうな重を食べることで克服した。なんて単純なんだ…。
そもそもアマゾンに電気ウナギはいるのか。
いつ輸送したのか。
そんなのはカーレンジャーではよくあることである*1

調子に乗りやすく、敵を倒した後にキメポーズの練習をした勢いでアクセルチェンジャー(変身アイテム)を落としたり、
(敵の作戦とはいえ)改心したと言い張るボーゾックを自宅に招いて関西ファンにしようとしたりした。

一番の問題エピソードは、新兵器「ギガブースター」を、お得意先の孫の誕生祝いに用意していた揺りかごと間違えて宅配便で北海道に送ってしまったことであろう(見た目はF1カーのようなものなので、自動車会社らしいハイカラな揺りかごと言えばギリギリ通じてしまう…かもしれない)。

そもそもギガブースターは、

  • デザイナーの直樹がデザイン
  • 事務の洋子がプログラミング
  • メカニックの菜摘が組み立て
  • ドライバーの恭介が配線をいじって…

そんなこんなでやっと作ったものなのだが、その間営業の「やる事がない」といってずっと眠っていた。
ダメだこの最年長……。

だが、責任感は非常に強く、自身が犯したミスは自分で必ず解決する。
自分の起こしたミスは、全て自力で、時には体を張ってでも解決している。



激走!アクセル、チェンジャー!!

グリーンレーサー!!


グリーンレーサー



△【グリーンレーサー】△

実がアクセルチェンジャーを使って変身した姿。
愛車であるグリーンビークルが反映されている。


△【装備・個人技】△

オートブラスター、オートパニッシャー
カーレンジャー共通の銃。
シフトアップすることでオートパニッシャーに変形し、威力も20倍に上がる。

バイブレード
カーレンジャー共通の

エンジンキャノン
グリーンレーサーの個人武器。
ギガフォーミュラーのエンジン部…というか、車体の大部分を占める大型銃。

ピットインダイブ
グリーンレーサーの必殺技
うつ伏せになって地面を滑り、敵の足元を狙う。

グリーンレーサー浪速蹴り
空中で回転しながらドロップキックを放つグリーンレーサーの得意技。
ちなみにRVロボにも「RV浪速蹴り」という技があるが、こちらはただの飛び蹴り。
読みはいずれも「なにわ・り」。

スクランブルチョップ
グリーンレーサーの得意技。
きりもみ回転しつつ放つクロスチョップ。

投げ技
特に名称はないが、パワー面に秀でていることから投げ技も得意としている。
テレビ絵本では「ジャッキアップ投げ」と呼称されている。

スピード増強剤
これはグリーンレーサーの装備ではなく、実が販売していたペガサスの商品である。
「車に1滴たらすとスピード100万倍」という怪しすぎる売り文句で販売していた。
勿論そんなわけはなく、実質的には1割アップ…らしいが、それでもどういう原理なのか謎。
ちなみに売値は1本100万円
何考えてんだペガサス…バキバキ伝説に挑むためとはいえ、購入したゼルモダもゼルモダだが。


△【運転マシン】△

〇グリーンスピーダー3
グリーンレーサーが駆る小型カート・スピーダーマシンで、時速350kmを誇る。
フロントの左右部に中型ミサイル・スピーダーミサイルを装備している。

ドラゴンクルーザー
隕石に閉じ込められていた伝説の『野生の自動車』で、青い4WDに似た形状をしている。
普段はブルーレーサーが運転、グリーンレーサーは荷台に搭乗し砲門を撃つ役割だが、
第26話ではグリーンレーサーがうっかりゆりかごと間違えて送ってしまったギガブースターを交換するため、ドラゴンクルーザーで北海道に向かうが、福島県あたりの子どもたちの注目を浴びてしまい、変身前の姿でレンタカーを走らせた。
「これやから戦う交通安全はつらいわ~!」

〇グリーンビークル
実の『夢の車』の模型がダップのクルマジックパワーで巨大化したレンジャービークル。
RVロボの右足担当。

Vダンプ
VRVマスターの持っていたダンプ車型マシン。
その外見には実も「ほほぉ~……そう来おったか!」と満足そうだった。
ダンプファイターという人型形態に変形するほか、VRVロボでも右足を担当する。


△【その他シリーズにおいて】△

  • Vシネマ『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』
では、U.A.O.H.を「遊園地の人やがな!」と豪快に勘違いしていた。

高校の制服を着たが、恭介同様無理があると突っ込まれていた。


△【余談】△

実を演じた福田佳弘氏も実際に関西出身であり、阪神ファンであった。
実の人情味溢れる主役エピソード「浪速ともあれスクランブル交差ロボ!?」も、福田氏のアイデアである*2。また同話に登場する阪神グッズも福田氏の実家から取り寄せた私物である。
ちなみに、実の台詞の関西弁は演じた福田氏がその場で台本を修正して演じていたため、アドリブが飛び交っていたこともあってアフレコのときにどんな言い回しをしたか頭から飛んでしまい、口の動きを合わせるのに苦労したのだとか(超全集の座談会では、最終的にアフレコしやすいよう極力口を開かない喋り方で誤魔化していたのを「顔が能面になってた」といじられまくっていた)。
福田氏のプロフィールによると特技は殺陣。ただしヒーローの正体が秘密である本作の性格上あまり生かされるシーンはなかったが、主役回の「変身腕輪(ブレス)不携帯」などで見せたやられアクションはノースタントでこなしている。
リュウレンジャー役の和田圭市氏・チェンジグリフォン役の河合宏(現・和興)氏とは90年代前半のカラオケビデオで共演が多く、福田氏が実役に決定した際には「お前に決まるなんて怖い」といじられたという。なお、『忍者戦隊カクレンジャー』のカラオケビデオで福田氏がニンジャレッド風のヒーロー役、河合氏が敵妖怪役で出演しているものが存在する。
それ以外では福田氏は『カーレンジャー』以前にも『五星戦隊ダイレンジャー』第36話にてクジャクに助けられる若者役で出演していた。



追記・修正は給料17万8000円の人がお願いします

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最終更新:2023年11月05日 22:02

*1 一応解説しておくと、デンキウナギはアマゾン川に棲息してはいるものの発電器官の存在やそもそもウナギ目ではないために体組織がウナギと大きく異なる関係上蒲焼には向かないらしい。詳しくは発電する魚の項目を参照。

*2 当初は発明家グラッチとの交流回を想定していたのだが、既にレッドレーサーとゾンネットの関係が縦糸としてあったため、ゲスト怪人との関係を描く話に変更された。