尾木靖子

登録日:2011/02/05(土) 14:13:46
更新日:2019/02/18 Mon 07:46:48
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・・・わ~すごい!感動だわ!へぇ~すごいわぁ~!





尾木靖子(おぎやすこ)とは、パワプロクンポケット13に登場するキャラクターであり、彼女候補の一人。


【人物】

赤茶色のショートカットが特徴的な20歳の大学生。
年齢を明かした時の主人公の驚きのリアクションを見る分には、中々の童顔である様子。
昔は星がよく見える場所(田舎?)に住んでいたらしく、今は遠くの大学に通っているらしい。ただし休学中とのこと。

やや世間知らずな一面も見られ、主人公とカラオケに行った際には「歌える曲が童謡くらいしかない」という発言も。
それでも主人公が歌った古いアニソンには聞き覚えがあったようで、曰く「昔おじいちゃんがよく河原で歌っているのを聴いた」らしい。


【序盤】

主人公たち開拓分校野球部の練習を見学しに来る形で登場する。ちなみに彼女が出現するかどうかは完全にランダム
主人公が声をかけた際、彼の名前を知っていた靖子を「自分のファンである」と思い込んだ主人公が、彼女を思い切ってデートに誘う…というのが出会い。

実際はチームメイトである詰井の名前も会う前から知っていたので、主人公単体のファンというよりは高校球児のファンだった模様。
詰井からは「球児の『青田買い』」ではないかとも言われていた。

ただ、主人公との初対面で「かわいい〜!」とはしゃぐ辺り、熱烈なファンとはいかないまでも主人公には最初からかなり好意的。
その後も何度か出会い、電話番号を交換して彼女との交流が始まる。主人公「青田買いなんだよ。やっぱりなぁ~」

最初は年下の主人公に対しても敬語を使うが、一緒に出掛けたりするようになってからはお互いタメ口に。
「野球だけじゃなく勉強もするように」と、参考書をプレゼントしたり勉強の面倒を見たりしてくれるが、彼女というよりはどこか姉弟のような関係。
一方で「どうせなら大人の勉強がいいな」と主人公に言われて動揺する場面も見られ、
主人公を本気で好きになってきている自分に気が付くが、本人は何故かそれを危険視している様子。


【中盤】

そんな彼女だが、主人公たちも知らなかった抜き打ちテストの存在を知っていたり教えた覚えのない主人公の誕生日を知っていたりと、
時折、まるで予言者のような不思議な一面を見せる。

しかし2年目のバレンタインで「昨日の練習試合に勝った」という自分の予想が外れたことを主人公から聞かされると、態度が急変。
BGMも急に不穏なものに変わり「勉強なんてしてる場合じゃない」「もっと練習しなきゃダメ」と今までとは真逆のことを言い始める。

さらに「甲子園に行くことができるまで会わないようにしよう」と言い出し、
それを悲しむ主人公に対して「あなたは甲子園に行かないとダメなの。行く運命なの!絶対行かないとダメなの!」と一喝。
主人公から「自分の運命は自分で決める」と返されると、「じゃあ私の運命はどうなるのよ!」と泣きながら訴えた。

困惑しつつも、「それが叶ったら付き合ってほしい」という自身の”お願い”を支えに、甲子園出場を果たすまで会わないことを約束する主人公。
(一応その後1回電話が出来るが、かけると電話も禁止される。)

その後、3年目の誕生日には今日だけは特別と言って謎のフィギュア『ウダマニュラ』をプレゼントしてくれる。
戸惑う主人公に対し、「これが一番大事だって言ってたくせに」と言う彼女だが、当の本人にはそんなことを言った覚えはなく…。


【終盤】

無事甲子園出場を決めた後も、”お願い”の返事を貰うのは後回しにして、甲子園優勝に向けて闘志を燃やす主人公。
靖子も「あなたがいるから私がいるのよ!」と共に喜び励ましてくれ、甲子園にも応援に来てくれる。

そして迎えた甲子園決勝前日。改めて優勝を誓う主人公に、
本来の歴史ではそうなっているから必ず勝てる」「今日の晩ご飯には魚が出るけど傷んでるから食べない方がいい」と、やはり意味深なことを言う靖子。

「ひょっとしてお前はエスパー(超能力者)なのか?」という主人公の問いにも、「そうなの。私、未来のことが分かる人間なの。」とはぐらかすばかり。

だが、そこで彼女がある物を落とす。それは主人公の日記であり、なんとそこには甲子園で優勝したことになっている9月の内容が書かれていたのだ。

優勝したら本当のことを全て話すと言う靖子。
主人公も「靖子のためじゃなく自分の意志で優勝を勝ち取る」と決意を新たにする。

果たして彼女の正体とは? そして2人を待つ運命とは?










以下、エンディング及びシリーズに関する重大なネタバレ。












































【正体】

お察しの通り、彼女は未来からやってきた未来人であり、そして主人公の孫である。

………

……………である。


そう、主人公の孫なのである。

これまでのパワポケシリーズにも、泉の幽霊であったり、木の精霊であったり、正義の変身ヒーローであったり、
特異体質を持った怪盗であったり、自称47億歳の宇宙人であったり、様々な能力を持ったアンドロイドであったり、
子持ちの未亡人であったり、ツボから出てきた魔人娘であったり、バツイチで2児の母の廃ゲーマーであったりと、
実に様々な彼女候補が登場したが、流石にこの常識破りの展開には多くのプレイヤーが驚きを隠せなかった。
( 一応、前述したカラオケでのやり取りや「あなたがいるから私がいる」という発言などが伏線になってはいる。分かるかそんなもん!

これまでにも血の繋がった妹が彼女(ガールフレンド)候補になったことはあったが、
そちらには結ばれるエンドは用意されておらず実質攻略不可能だったのに対し、なんと今回は攻略できてしまう。スタッフェ…。


【背景】

靖子がいた未来は、彼女の生まれる前にピースメーカーという爆弾が爆発したことで、
世界の人間の半分が死に、さらには変なバケモノやロボットが現れて人間を襲うようになった恐ろしい世界だという。
そんな中、ある一人の教授によって時間旅行の理論が発明されると、未来の人々は過去に人間を送り込むことで歴史を改変しようと考えた。

そう、つまり靖子の正体とは、破滅の未来を回避するべく送り込まれた正義の英雄………ではなく、
なんと勝手にそのタイムマシンを動かして主人公のいる時代に来てしまった人である。

靖子が過去にやってきた理由は、おじいちゃん(=主人公)が、靖子が子供の頃に泣いていた理由を知るため。
彼女が主人公の詳しい情報を知っていたりその周囲で起きることを予知できるのは、主人公の日記を所持していたから。
しかし元々おじいちゃんのことが好きだった彼女は、若き日の祖父と交流を深めていくうち、次第に主人公のことを一人の男として好意を持つようになってしまう。

おじいちゃんっ子を究極にこじらせた理由で過去に来た靖子だったが、このまま世界の滅びを良しとするのはダメだと流石に分かっていたようで、
タイムマシンで過去へ向かおうとする未来の自分を止める必要があること、(理由は余談にて後述)
そして何よりも自分と主人公…孫と祖父が結ばれることで歴史を変えてはならないと主人公に伝え、未来へ帰ろうとする。

靖子を諦めるか否か。二択を迫られた主人公が出した答えによってエンディングが分岐する。

ちなみにこれらの真相は、約束の通り主人公が甲子園に優勝した場合のみ語られる。
要するに、グッドエンドとバッドエンド、そのどちらもアルバム登録のためには甲子園優勝が必須。
彼女とのイベント自体は電話番号さえ交換してしまえば一本道なのだが、この条件が攻略難易度を大きく上げていると言える。



【エンディング】

グッドエンドもバッドエンドもアルバムで流れるBGMは共通で、そのタイトルは『戻らない時間』。


●グッドエンド 『日記』

「見えない時間や歴史なんてどうでもいい!」
主人公は靖子といることを望み、靖子もそれに応え、二人は結ばれる。

そのまま時は流れ数十年後、祖母そっくりな孫娘・ヤスコが生まれる。
そして、主人公は自分の日記を処分した。この日記さえ無ければヤスコが過去に行くことはないのだから…
改めて自分の妻にそっくりな愛しい孫の姿を見て、その喜びと安堵からか主人公は涙を流す。

「歴史がおかしなことになるがどうでもいい。俺にとってはこれがハッピーエンドなんだから…」

だが、靖子が持っていた主人公の日記(・・・・・・・・・・・・・・)は「親切な人」の手によって彼の友人たちに届けられ、
主人公の死後、彼らを介してヤスコの手に渡ってしまう事が示唆されている。  そして…



●バッドエンド 『閉じた輪』

「そうね…私たちは結ばれちゃダメなのよね…」
孫なんだからまた未来で会える、そう言い残して去っていく靖子。(ただし、靖子がこの年齢になる頃には主人公は既に死亡していることが示唆されている)
しかし未来へ戻ろうとした彼女は、その状況を察知したホンフーによって殺されてしまう。

そんなことを知る由も無い主人公は、そのまま靖子が示した本来結ばれるはずの女性と結婚。
そして時は流れ数十年後、彼の孫として靖子が生まれる。全ては、靖子が話していた歴史の通りに。
ウダマニュラのフィギュアについて「一番大切だった人からもらった物」だと彼女に話す主人公は、靖子との過去を想ってか涙を流す。

「靖子は、おじいちゃんの事がだいすきだよ!」
「うん。知ってるよ…知ってる…」

祖父の涙を見た靖子は、いつかその理由を知るべく彼の日記を手に入れて過去へと向かうのだろう。  そして…



●甲子園で敗退してしまった場合

靖子は『運命を変えてしまった(=主人公が甲子園で優勝できなかった)こと』を悔やみつつも、
「私は私を止めなくてはならない」と呟き、やはり主人公の前から姿を消してしまう。
アルバム登録は無いが、恐らくその後はバッドエンド同様殺害されたと思われる。





【余談】

  • 本人が抱える素性のインパクトもさることながら、ストーリー自体も時間移動を大きく取り扱ったものであるため、
    過去改変によるタイムパラドックスや無限ループについてなど、シリーズを通してもかなり考察の余地がある内容になっている他、
    倫理観や死生観についても投げかけた骨太な彼女候補となっている。問題があるかないかで言えば問題しかない。

  • 以下、靖子ルートに登場するタイムマシンの特徴。

    ①タイムマシンでは同じ時代に複数の人間を送ることはできない。
    つまり靖子がタイムマシンを使ったことで、本来世界を救うはずだった正規の人物は過去に来ることができなくなった。
    そのため靖子はタイムマシンで過去に来ようとする未来の自分を止める必要があり、本人も最初からそのつもりで今回の時間旅行を計画していた。
    修正された歴史では、主人公と靖子が出会うことはない。

    ②タイムマシンでは未来から過去へしか移動できない。
    理論的に既に何が起こったか確定している過去へは行けるが、確定していない未来へは行けないとのこと。
    未来へ戻るには決められた場所でコールドスリープをする必要があるが、靖子は主人公にはその場所を教えなかった。
    (そして、バッドエンドではその施設に侵入しようとしたところを殺害された。)

  • バッドエンドでホンフーが靖子を殺害したのは、「カタストロフ(大災害)を起こす」という彼らの目的を達成する上で、
    「破滅の未来を回避しようとする(ため、正規の人物を過去に送り込むべく自分の時間旅行を止めようとする)」靖子の存在が邪魔だったからだと考えられている。
    またこのとき、時間旅行の理論を未来で発明するはずだった東都大学の梅沢という人物もホンフーに始末されている。
    これによりバッドエンドルートにおいては「 ”ピースメーカーの爆発” によるカタストロフの発生」という未来が確定するかに思われたが、
    「成功すると分かりきった計画はつまらない」と言うジオットによって計画は変更され、結果的に歴史修正には成功するという皮肉な結末となる。

  • パワポケシリーズにおける「歴史」はかなり複雑であり、靖子の出身世界は《本来の歴史》ではなく、タイムマシンで複数人の移動ができない点や、
    タイムマシンを発明したのが唐沢博士ではなく梅沢教授であることからも、《改変後の歴史》の1つであると考えられている。
    ここで言う《本来の歴史》は、彼女が作中で口にする「本来の歴史」とは異なるものであるため注意。)

    ただし、ピースメーカーが爆発したという証言からも、彼女がいた未来はシリーズにおける一般的な《改変後の歴史》ともまた違うものであり、
    13時点では《正史》に近い未来から来たと考えられている。続編である14では、改変によって彼女がいた未来には分岐しないことが示唆されているが、
    「歴史は変更を嫌うため、誰かが居なくなっても、別の人物が代わりの役目を果たす」という劇中の説明の通り、歴史が改変されたからとは言え、
    主人公と靖子がバッドエンドルートを通過したとは限らない。また、《正史》における未来は現時点では確定していない。
    この辺りについてのより深い考察は、パワポケ考察wikiを参照されたし。

  • 靖子が自分の正体を語る際、主人公が本来結ばれるはずだった相手(=靖子の祖母)の学生時代の顔グラを見ることができるが、
    靖子とは似ても似つかないブサイク個性的な女性。人格者である13主人公が「いや、ないない。あれはない。それは絶対ない・・・ムリ。」と真顔で拒絶するほど。

  • グッドのアルバムでもバッドのアルバムでも、何故か老後の主人公はユニフォームを着ている。もうボケが始まっているのかもしれない。





「あなたは追記・修正しないとダメなの。する運命なの!絶対しないとダメなの!」

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最終更新:2019年02月18日 07:46