ガヴァドン

登録日:2011/01/29 (土) 13:02:39
更新日:2019/04/29 Mon 16:20:47
所要時間:約 4 分で読めます





ガヴァドンはウルトラマン第15話『恐怖の宇宙線』に登場した怪獣。

身長 30m(A) 60m(B)
体重 2万t(A) 4万t(B)

別名、二次元怪獣。


ガヴァドンはAタイプとBタイプの二種類が存在する。
これは、生まれた理由が他の怪獣に比べ特殊であることによる。




Aタイプ

Aタイプはイルカやクジラに似た姿であり、丸いくりくりした眼や小さな足も相まって、ぶっちゃけとても愛くるしい。
なでなですべすべして添い寝したい。




Bタイプ

Bタイプは打って変わって怪獣らしい不細工なフォルムになっている。




劇中での活躍

ムシバ少年が授業中にガヴァドンと名付けた怪獣の絵を描くが、シュールな形で怖くもないためクラスメイトにそれを笑われてしまう。
大きく描けば怖くなるだろうと考えたムシバ少年は、土管にガヴァドンの絵を描いた。その夜、謎の怪光線が土管を包み、ガヴァドンが誕生した。

翌日、ムシバ少年達は実体化したガヴァドンを見て大喜び。しかし、ガヴァドンはいびきをかいて寝ているだけだった。
怪獣出現ということで科特隊が防衛軍と共に駆り出され、寝ているだけのガヴァドンにミサイルを発射。驚いたガヴァドンはキューキューと可愛い声を挙げて逃げ惑う。なんてことを

ガヴァドンは科特隊と戦車部隊に包囲されたが、再度昼寝を始め、夜になるとそのまま姿を消した。

その後、パリの科特隊本部から宇宙線と太陽光線が融合したものが二次元の物を三次元に変化させるといった現象を起こしたと報告。
科特隊は眠っているだけのガヴァドンをとりあえず様子見する結論を出した。

一方で、ガヴァドンの行動が気に入らなかったムシバ少年たちは愛くるしいガヴァドンをブサイクに強そうに描き直してしまう。

翌日、またも立体化したガヴァドンだが、結局寝てばかりだった。
しかし、ブサイクガヴァドンの存在(主にいびきのせい)で首都機能は麻痺してしまい、科特隊は総攻撃をかける事に決めた。

イデ「夜になればガヴァドンはただの絵です。その絵を消せば怪獣は現れません」
アラシ「馬鹿を言うな。科学特捜隊が落書きを消しに行けるか」
ムラマツ「つまらんことは考えないで、我々は明日正々堂々と怪獣と戦うんだ」

バルタン星人の時にやれ核攻撃(交渉による平和的解決と言ってるのに)奴らに降伏しろというのかと支離滅裂なこと言ってた防衛軍を必死に説得して交渉案を採用させ、以後の話も慎重な対応の目立つムラマツキャップの台詞とは思えない。
……ZATなら喜んで消しに行ったとか言うな。

真夜中、絵に戻ったガヴァドンにムシバ少年達が声をかける。
もっとカッコイイところを見せてくれ、と。

翌朝、ガヴァドンはまたも立体化するが、子供の願いなんか知ったこっちゃねぇと結局寝てばかり。
しかし、戦車から砲撃を受ければ流石に寝てもいられず逃げ惑う。
子供達は戦車の攻撃にブーイング。

ムシバ少年達をなだめようとしてドジり、川に流されたハヤタ隊員はウルトラマンに変身。
ガヴァドンに立ち向かうウルトラマンだが、子供達からは『殺さないでくれー』『やめてくれー』『帰れー』と非難轟々。
ちなみにウルトラマンと科特隊が非難を受けるのは他にはウーの回ぐらいである。


仕方なくウルトラマンはガヴァドンを連れて宇宙へ。きっと怪獣墓場にでも連れて行ったのだろう。


マン「泣くな、子供達。毎年7月7日の夜、きっとガヴァドンに会えるようにしよう。この星空の中で(キリッ」
チャコ「ガヴァドンも星になったのかしら、お星様に」
ムシバ「もし、七夕の夜がだったらどうなるんだよ」
マン「………………」

目先の楽しみだけを見て他人の迷惑を省みない子供達と、自分達の見栄だけを優先して平和的解決を怠る大人達のすれ違いの結果が、この結末であった。
怪獣が星座になるというメルヘンチックな展開の裏に、目先の楽しみにしか関心がない子供達と、つまらない見栄を優先する大人達への皮肉がしっかり仕込まれているなんとも毒のあるシナリオである。



いかがだろうか
ガヴァドンはご覧の通り二次元と三次元の境界を超えた怪獣なのである。
アニヲタの諸君にとっては救世主の様な存在に思えるだろう。

まぁ、巨大化しちゃったりマグロだったりで一部の好事家にしか喜ばれないかもしれんが。

しかし、照射量を少なくすればどうだろうとか想像と期待は無限に広がる。ぐへへ




以下、メタな話
子供の夢を壊さないようステルス

スーツアクターは荒垣輝雄。
Aタイプの個性的な足音は太いマジックインキでガラスか紙をこすった音を加工したもの。
Bタイプの着ぐるみは第32話に登場した灼熱怪獣ザンボラーに再利用された。
鳴き声はウルトラセブンの欠番第12話に登場した吸血宇宙人スペル星人に再利用された。
脚本での名前はイヤミラー
名前は当時NHKで放送されていた人形劇『ひょっこりひょうたん島』のドン.ガバチョをもじったものである。
『生物彗星WOO』のアイ吉はAタイプがモチーフになっている。






俺は命の恩人だぞ
命の恩人が頼んでんだから追記修正頑張れよ

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