アノルパティス

登録日:2014/2/9(日) 21:42:20
更新日:2023/12/13 Wed 16:52:07
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『モンスターハンターフロンティアZZ』に登場するモンスター。
別名「暴鋸竜」。ぼうきょりゅう と読む。

MHF-G2で実装された飛竜種のモンスター。G☆6で狩猟解禁となる。
G級ハンターのみ訪れられる「極海」の生態系の頂点に立ち、自分以外の生物全てを獲物とみなし手当たり次第に襲いかかる凶暴なモンスターである。
one ○ieceのアー○ンに似ている。イビルジョー並みに凶悪な面構え。

外見で目を引くのが鼻先からノコギリ状に長く伸びる角。
この角で氷を抉り引き裂きながら突き進むほか、敵対者を串刺しにする凶器としても扱う。
グ・・グラ?えぇと・・そう!グレンゼブル先輩に近い印象を持つが、かなり違った戦闘スタイルを持つ。
戦いの最中は全身の甲殻の隙間から水蒸気を噴き出し、攻撃への布石にしてくる。



部位破壊は頭(角は折れず、先端が曲がる←へし折りたいハンター諸氏も多いはず)、翼、尻尾。
レア素材は鋸角、翼膜。剥ぎ取りのみ1%の素材は「暴鋸竜の冷眼」



アノルパティスの真骨頂は攻撃力よりも機動力。
地面を疾走する、氷中を泳ぐ、高速で飛行する等陸海空を一挙に制する初の飛竜なのだ。

空中の動きは空の王者リオレウス、氷中の挙動は潜行攻撃のエキスパートディアブロスを魔改造したもの。

MH経験者は嫌な予感がするはずだ。

こやつは
  • ホーミング突進や立体機動のせいで罠に誘導しづらい
  • 閃光玉は攻撃モーション中以外無効(レウスのように簡単には叩き落とせない)
  • 地面に潜るが音爆弾は効かない
  • 突進→離陸や空中→氷中と目まぐるしく動くため追いかけっこが頻発
  • 突進後振り向くことなく飛び立ったり潜ったりする

など、これでもかとハンターを翻弄するクソ強豪モンスターなのである。



なお某実況板にて、ぶっちぎりでMHF-G糞モンスアワード2013最高金賞を受賞してしまった。
最高峰の顧客不満足度と募集の集まりづらさは他を寄せ付けないものがあったようだ。




主な攻撃

バックジャンプブレス、尻尾回転等はデビュー当時のメインシリーズのリオレウスに準拠するモーション。

  • 飛び出し
開幕確定行動。エリアホストに向かって氷中から飛び出してくる。
エリアインすぐの罠設置が推奨される(理由は後述)が、罠師スキルなしではこの攻撃に間に合わない。
それでいて、防御1200程度の装備ではこれ一発で撃沈してしまう。

  • 飛び込み
空中から高速で氷中に突っ込む。飛び込み自体より
地下で追尾してからの飛び出し・大きく間合いを離される・次の攻撃が読みづらい、などこちらのリズムを崩されることの方が厄介。

  • チャージ空中ブレス
高速で上空を旋回し水のブレスを投下する。各技の中でも最大の威力だが、ブレスまでに余裕をもって安全圏に移動でき判定も一瞬。
真下の広範囲を吹き飛ばし、さらに凍った水蒸気が氷柱となって周囲のハンターを襲う。当たると確定で気絶。
ブレス後の隙を潰してくる上、頭に張り付きたい打撃武器にはランダム氷柱がかなりの脅威となる。

  • サマーソルト
リオレイアのものと同じ・・ではなく攻撃前後に氷柱が発生する。
威力が非常に高く、怒り時は適正防御力(1500↑)でも容赦なく即死。かわしても氷柱に当たって気絶、追撃のコンボを貰うことも。

  • アノルバタフライ
一瞬で地面に潜った後、氷中を飛び跳ねながら突進。3連続で繰り出してくる。イメージはアグナコトルの地中突進に近いか。
本体を避けるのは難しくないが、大きな翼にも当たり判定があるので注意。一瞬で距離を離されるのでストレスホッハ。

  • 咆哮
頭を振り回しながら絶叫。超広範囲を吹っ飛び判定のある衝撃波が襲う。
回避タイミングは咆哮のモーションに入る時。かなり早めに回避行動を起こさないと喰らってしまう。


  • 海水巻き上げ+空中突撃
アノルの必殺技
角を突き立てその場で回転し、振り上げるとともに大量の海水を噴出させる。この動作中は全身に当たり判定がある。回避タイミングもシビアで足元は危険。

その後海水の煙幕の中から矢のように飛び出し、中~遠距離のハンターを狙って突っ込んでくる。
ターゲットが分かりづらく、誘導、威力ともに凶悪。相当な高防御力でなければ串刺しにされてキャンプ送り。慣れないうちはガードorダイブ安定。


  • デンプシー
剣のように角を振り回しながら迫ってくる。元祖デンプシーエスピナスに比べても、長大な角の分リーチが伸びているため見た目以上に距離を取る必要がある。
慣れれば足元や角をすり抜けるように避けられる。



覚醒



ハンターの攻撃によって深い傷を負うと、アノルパティスは秘められた龍属性の力を解放。ハンターを叩き潰すべくさらに暴れ狂う。
覚醒状態に移行する際に、一度潜行し後方から飛び出してくる。これらも当たると手痛いダメージ。

この状態では赤黒い龍属性のエネルギーを全身から迸らせ攻撃の威力、範囲が大幅に強化される。
もともと強面だがさらに人相が悪くなる





ガチで戦う際はいかに攻撃後の隙を突くかが勝負。
まともに相手をしていては攻撃のチャンスすら与えてもらえず、ずっとアノルのターンになりかねない。

ポイントは「罠対策がされていない」点。
アノルの3次元機動の前に罠はただの置物になりがち。だが必ず特定位置に誘導できる瞬間がある。
開幕の飛び出しだ。

罠師を付けたハンマーor笛がホストで突入、痺れ罠を仕掛けてから飛び出しを回避。
あとは高火力+罠連&麻痺&スタンで最初の地点からアノルを動かすことなく倒しきる。

ハメれば1分、ガチではひどい時は10分近くと露骨に差が出るため、倒しきれる高火力装備があるかないかで印象はまったく変わってくる。





アノルパティス素材で作られる武器は鋭い牙やヒレ、鋸角を模した荒々しい物。龍属性も操るが武器は単水属性

片手、大剣はG級武器でも数少ない空色ゲージ持ち。しかしながらさらに強力なシャンティエン武器の陰に隠れがち。
極長リーチを持つランスは研ぎ知らずの紫ゲージに高水準の攻撃力と属性値を備えG級ハンターに大人気の一本となっている。
ヘビィ?あったっけ?


防具は「トルぺドシリーズ」

全体的に水棲生物を感じさせるデザインで各部位に「三界の護り」のSPを備える
三界の護りは10Pで「豪放+1」が発動。耳栓、風圧(大)無効、耐震+1が同時に有効になる。
20P付けて+3にすれば、超高級耳栓、暴風圧無効、耐震+2となりモンスターのアクションによる全ての妨害を無効化する
陸・海・空を自在に駆ける暴鋸竜の力を表しているのだろう。





効率重視ユーザーからはハメ対象、装備が整っていない段階ではただ面倒なだけのモンスターと、どちらにしても評判はよくはない。

PTのしがらみから離れソロで対峙してみると、その凶暴性剥きだしのモーションや息をもつかせぬ波状攻撃の恐ろしさを狩られる側として味わうことができる。
最高捕食者にふさわしい戦闘力、執拗に獲物を追い詰める執念がアノルパティスには詰め込まれている。

ただ倒すだけでなく動きを観察することで、面倒さしか感じなかった中に新しい一面を見つけられるかもしれない。


追記・修正は極地の環境に適応してからお願いします。

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最終更新:2023年12月13日 16:52