シルバースタッグ/ビート・J・スタッグ

登録日:2014/03/12 (水) 15:56:00
更新日:2018/03/19 Mon 03:32:01
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俺は俺だ。問題ない

動物戦隊ゴーバスターズの一員。


 登場作品はVシネマ『帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ』。
 本編のパラレルワールド上で活躍する動物戦隊ゴーバスターズの一員として戦っているのだが、彼は他のメンバーとは事情が大きく異なっている。

 エネルギー管理大学付属城戸高等学校の管理作業員をしている陣マサトがある朝ゴミ出ししようとしていたところ、エネトロンを切らして倒れていたのを発見される。そこを陣に拾われ、「自我を持っている」と言う物珍しさ(動物戦隊の世界では珍しい)からか気に入られて彼の事務室を兼ねた小屋で住むことになった。

 新人の教育実習生の桜田ヒロムと共に行動する、同じく自我を持ったチダ・ニックは彼のことを知っているようだったが、結局のところ彼の正体ははっきりしていない。

 カブトムシとクワガタムシを足して割ったようなデザイン。頭部には両者の角をモチーフとした飾りがあるほか、ところどころにクレーン車と戦闘機を思わせるディテールがある。上記のように、この世界では珍しく自我を持っており、無駄にかっこいい声で喋る喋る。

これは陣マサト。40歳だ

いえーす

 何かと自己主張が激しく、時折何か言いかけた人の前にかぶってきたり、後ろの方で虫取り網を縦に構えて仁王立ちしていたり、その虫取り網を虫眼鏡で観察していたりと、珍妙な行動も目立つ。

 しばらくは陣の仕事を手伝いながら平和な日々を送っていたのだが、それを壊す者たちがいた。キカイ帝国メカリアス。黒リンと陣を中心としたものたちが10年前からその侵攻を予見していた、大自然の敵たる機械の怪物たちである。

 黒リンと陣は、教育実習生のヒロム、体育教師のリュウジ、生徒のヨーコの三人を勧誘、動物戦隊を結成して対抗するのだった。

 この時、Jはちゃっかり陣の隣に並んで「ラジャー」と言い、メカリアスの前に現れた時も他の四人と並んで変身。他のメンバーとやや異なるデザインのスーツの姿になって共に戦った。

 そう、彼こそ誰も知らなかった、隠されていた動物戦隊5人目の戦士だったのだ!

アニマルチェンジ!
樹液のドランカー!シルバースタッグ!

【シルバースタッグ】
 Jが変身する銀色の戦士。キャッチフレーズは「樹液のドランカー!」。飲み物を呷るような仕草と、エネトロン缶を構えるのが名乗りポーズで、異彩を放っている。
 動物戦隊内で彼のみデザインがやや異なっており、サングラス部分が黒くなく、メタリックな水色をしている。さらに言うと変身時のエフェクトも異なっていて、光の粒子が集まってスーツを形成している他のメンバーと違い光を纏いながら走行をパージしていく形をとっている。一人だけロボットな所為だろうか。
 ここでも妙な行動は目立ち、苦戦するロボのコックピット内でフラミンゴの置物を唐突に持ち上げ、必殺技発同時に振り回している。
 武装はゴールドのものと共通デザイン。そのほか、クワガタを意識した挟み攻撃(両腕で相手を挟む)もつかう。
 終盤、敵のトランジー・スターとの決戦時には仲間共々メットオフを披露。銀色のスーツに上記のロボとヘッドと言う姿でアニマルバズーカの発射に加わった。

【余談】
 ゴールドにも言えることだが、初期メンバーとして金色、銀色の戦士が登場するのはシリーズ初のことである。

追記・修正お願いします。










以下、すこしネタバレあり




俺は俺だ。一人しかいない

 ……上に書いたことは嘘では無い。

 もともと彼は、ニックと同様に特命戦隊世界からやって来たロボット。つまり、スタッグバスター/ビート・J・スタッグその人(……人?)なのである。

半ばついでについてきたようなものであったが、ニックと異なり、「13年前の事件が無かった世界」では本来生まれなかったはずの存在である。

 それもそのはず、スタッグバスター/ビート・J・スタッグの項目を見ていただければわかるが、もともと彼はビートバスター/陣マサトが亜空間から戻ってくるため(にヴァグラスと戦うため)送ってきた存在。よって、動物戦隊世界に送られた際ヒロムの家に到達していたニックと異なり、Jはゴミ出ししようとしていたところでエネトロン切れを起こして倒れていたのを発見され、拾われると言う形で登場となった。

 よって、舞台となった世界の状況を考えればイレギュラーも良い処な存在であるわけだが、本人はどこ吹く風。どこにいようと自分は自分と言って堂々としていたばかりか、ちゃっかり動物戦隊にも参入して戦っていた。

 彼のみ姿やエフェクトが違ったのはある意味当然。何しろ本来特命戦隊ゴーバスターズの一員である彼がそのまま変身して、ちゃっかり名前とキャッチフレーズだけ周りに合わせて名乗ったにすぎない。つまり、シルバースタッグ=スタッグバスターなのである。

 終盤、二組のゴーバスターズがそろって戦うことになった時。

 当然と言うか二組とも名乗りをした(動物→特命の順番)のだが、変身時にJ は特命の方にいた(レッツモーフィンした)ため動物の方には来ないかと思われたが、

大地のハンター!レッドチーター!

林のウォーリア―!ブルーゴリラ!

野原のジャンパー!イエローラビット!

樹木のリーダー!ゴールドビートル!




樹液のドランカー!シルバースタッグ!




何と、動物戦隊の名乗りに参加した。

 と言うことは特命戦隊の方には参加しないのか、と思いきや

レッドバスター

ブルーバスター!

イエローバスター!

ビートバスター!




スタッグバスター!




 結局そっちにも参加した。ビートバスターの目の前を駆け足で横切ってから見栄を切る彼の姿は見る者の腹筋を攻めてくる。

そのあとの「動物戦隊!ゴーバスターズ!!」や「特命戦隊ゴーバスターズ!!」の集合名乗りにおいても両方に参加しており、彼の自己主張の激しさが頂点に達した瞬間の1つだったと言えるだろう。

【余談】
 必殺技(一斉放火)では動物戦隊の方に加わっている。

追記、修正お願いします









 ちょっと一言言いたい。

 上に記した通り、Jは勝手にシルバースタッグを名乗ったわけだが、筆者が一番ツッコミたいのは彼ではない。

 シルバースタッグがちゃっかり居座り、そのデザインが自分たちと違うことも気にせず、隅の方で変なことをしたりフラミンゴを振り回していようと、特にツッコむことをしなかった動物戦隊のメンバーの方だ。

 そもそもとして、Jは動物戦隊にとっては完全なイレギュラー。ゴミ出ししようとした陣が拾ったのである。そんな彼がメカリアスの侵略に対し、変身して一緒に戦ったことに対して、なぜか誰も疑問を持っていない。

10年前から準備してきた動物戦隊であるわけだが、そこにいきなり現れたJが組み込まれているわけがない。にも関わらず、必殺技や名乗りなどにおいても誰一人問題なくJをフォーメーションに加えている。と言うか、J含め5人いないと成り立たないものばかりである。

それだけならまだいい。描写されていないだけで、実はJに変身能力があると知った陣と黒リンが何かしたと思えば問題は無くなる。

しかし、追い詰められている状況で突然フラミンゴの置物(動物戦隊ゴーバスターズの巨大戦力を参照)を持ち上げてクエックエッ!とか言わせても誰一人ツッコむことが無かった。

 が、冷静になって見返してみると、今作でもJは平常運転だったわけだが、それよりむしろ、他のメンバーが本編とすさまじいギャップを発揮しているせいでJが何だか普段より幾分大人しく見える。

 もしかしたら、Jの本編でのノリは動物戦隊の方が近いのかもしれない。

追記・修正お願いします


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