ガントゥ(リロ・アンド・スティッチ)

登録日:2014/06/21 Sat 14:24:32
更新日:2025/07/09 Wed 02:48:24
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「ブリズナック!」

ガントゥ(ガントゥ大尉)とは、『リロ・アンド・スティッチ』及びその関連作品の登場人物でディズニーヴィランズの一人。
声優はケビン・マイケル・リチャードソン。日本語版の吹き替えは関連作品も含め石塚運昇が担当している。

身長7メートルの大柄なサメの宇宙人だが、作中では「ナマズ」やら「クジラ」、「半魚人」と顔を馬鹿にされる事が多く、自身もその事は気にしており話題にされることを嫌っている様子。

初登場時は銀河連邦軍に所属しており、大尉という立派な肩書きを持っていたが、失態を犯す事がやたらと多いためクビにされる事が絶えず波乱万丈な人生を送っている。
仕事熱心で真面目ではあるが、それ故に融通がきかない所もあり、スティッチを破壊本能しかないモンスターと罵り抹殺しようと企むなど苛烈さが問題視されており、議長や部下からも窘められていた。
作中での立ち振る舞いがヴィラン然としてはいるものの、本人の気質は「やり過ぎる」だけでそこまでの悪人ではない。

地球人からはサモア人と認識されることが多く、宇宙人だとは思われていない。

リロたちからは『でかナマズ』や『半魚人』などと呼ばれることが多い。


【リロ・アンド・スティッチ】
冒頭より登場し、試作品626号(スティッチ)を辺境宙域に追放する任務に就く。が、スティッチの予想以上の狡猾さと器用さに護送船からの脱走を許してしまう。
地球に舞台が移ってからはしばらく出番がなかったが、スティッチの捕獲に手間取るジャンバとプリークリーの代わりに地球に派遣される。
しかしこの時スティッチと取り違えて原住民の少女(リロ)を捕獲する失態を犯し解雇される。


【スティッチ! ザ・ムービー】
クビにされたことで就職活動を行い、ハムスターヴィールに雇われる。
この作品以降、試作品625号と行動を共にする。


【リロ・アンド・スティッチ ザ・シリーズ】
ハムスターヴィールの指令で試作品を捕獲する為に地球に滞在しているが、成果は悪い。
スティッチたちと競り合い敗れるどころか、試作品の起動に気付かないことすらある(起動するとコンピューターが通知してくれるのに)。

強力な試作品が手に入ると、調子に乗りハムスターヴィールを裏切ることも多い。
ショッピングモールで四体の試作品カプセルを購入した際、試作品627号を手に入れた際、チェッカーズを手に入れた際など。

描かれていないところで、コツコツと働いて居たようで、彼の基地には多数の試作品が幽閉されていた(スティッチの活躍で全て逃げ出してしまったが)。

【リロイ・アンド・スティッチ】
スティッチたちとの試作品集めの競争は、全敗で終わった。

ハムスターヴィールからの信頼を取り戻す為、625号を置き去りに地球を去り、
銀河連邦の刑務所に侵入、スタイリッシュな動きで警備を突破し、ハムスターヴィールと間違え署長のペットの鼠を救出した。


ハムスターヴィールを救出し、ジャンバの研究所を襲撃。新たな試作品を強奪する。
ハムスターヴィールが新たな試作品に名付けしようとした際、過去にリロが名付けた試作品たちと被っていた為指摘している。更には製作者のジャンバすら忘れていた試作品についても覚えていた。

新たな試作品・リロイと、そのクローン軍団がハムスターヴィールの部下になったことで、徐々に立場が追いやられて行く。
長期に渡っても達成出来なかった試作品の捕獲を、リロイが一晩で達成したことで役立たずと解雇を通知される。


解雇されたことで自身を見つめ直し、リロが言っていたアロハの意味を思い出す。
ハムスターヴィールを裏切り、リロとルーベンと名付けられた625号の二人を救出した。

警備のクローンリロイを掻い潜り、港まで案内するが追い詰められる。が、タイミングよく現れたプリークリーの宇宙船の荷台に詰め込まれ
脱出に成功する。


地球のアロハスタジアムで、試作品たちと共にリロイ軍団と対決。
リロイの弱点を突く作戦で、特にすることがなかったので花火役を命じられた。


リロイ事件の収束後、リロ達ととも表彰台に立つ。
スティッチが大尉の座を蹴ったことで、再び大尉に返り咲いた。


【スティッチ!】
【スティッチ! いたずらエイリアンの大冒険】
いつの間にか、再び大尉をクビになり、ハムスターヴィールの部下に戻っていた。

今作では出番は少なめ。地球で放送されているドラマ『紅薔薇乙女』に熱中した。フィクションと現実の区別が付いていない……。


【スティッチ! ずっと最高のトモダチ】
ハムスターヴィールがデリアの部下となったことで、下請けの下請けとなった。
主に地球側でスティッチの転送任務につくことが多い。

地球人に変装することが多く、体型的にあり得ない美女に変装をしたこともある。
変装にのめり込むことも多く、22話で客船の船長のフリをした時は作戦そっちのけで沈没の危機から船を守るため必死になった。

13話でハムスターヴィールを見限るような動きを見せ、
21話で実行に移そうとしたが、持ち出した試作品カプセルを紛失し諦めた。

最終話で銀河連邦軍に捕まり、デリア達と共に同じ独房に入れられた。
ガントゥは巨大な為、他の面々を圧迫している。


KINGDOM HEARTS Birth by Sleep
時系列としては1作目の626号逃亡騒動の時。
アクア編のボスとして登場。
今作の彼は割とヴィラン要素が強く、密航者(アクア)に自分の任務を奪われた逆恨みで襲ってきて、一部始終を見ていた議長により結局パトロールに降格させられていた。
他のふたりのエピソードにも登場するが、謎の怪物(アンヴァース)に太刀打ちできなかったり機関室にモンスターが侵入した騒動の隙に結局626号には逃げられたりとやっぱりろくな目に遭わなかった。


ディズニー ツイステッドワンダーランド
2023年8月開催(※実写版の公開に合わせて2025年5月に復刻)のイベント『Lost in the Book with Stitch~真夏の海と宇宙船~』に登場。
スティッチ共々(メインストーリーに登場している某ネズミを除いて)ツイステに初めて登場したディズニー作品キャラとなるが、中の人が既に亡くなっている為スティッチと異なり、残念ながらボイスはなし。
今作では宇宙船内に捕獲ロボットを内蔵しており、偵察や襲撃に利用している。ゲーム的には雑魚エネミー。
本の中にある無人島の世界でNRC生一行と出会う。墜落してきたスティッチを宇宙に連行しようとしている。
捕獲ロボットをNRC生達に破壊され続けた事によりグリムを人質に取りスティッチと交換しようとしてくるも、残った捕獲ロボットも全て破壊された事からグリムを連れたまま宇宙に戻り体制を立て直そうとするも、改造サーフボードで追ってきたフロイドとリリアとスティッチに宇宙船も破壊され、気絶していた所を拾われ放置された。
目が覚めてからは放置されていた改造サーフボードに乗って、宇宙船に乗った一行を逆に追いかけるも、サーフボードに体長が釣り合わず、そのまま撒かれてしまった。その後は不明だが、恐らく銀河連邦軍に回収されたと思われる。
ちなみにフロイドからは終始サメ扱いだった。



追記・修正は銀河連邦軍をクビになってからお願いします。

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最終更新:2025年07月09日 02:48