登録日:2014/09/06 (土曜日) 20:54:56
更新日:2024/07/21 Sun 10:41:53
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松に
鯛とおめでたい名前の男塾一号生。
何気に一号生の中では作中最初に名前が明かされたキャラクターであり、
田沢や秀麻呂らと共に序盤のギャグ編を盛り上げた名脇役である。
後頭部の
⇐ ⇑ ⇒の髪を残してスキンヘッドに剃りあげた
サザエさんのようなヘアースタイルが特徴で、
大海島巡りで
金鬼島にて
乱坊少佐のシゴキを受けた時にもそのように呼ばれていた。
名前に魚介類があしらわれているのは狙ってのことなのだろうか…
本人もこの髪型には強いこだわりを持っており、最後の一本が抜けてしまったことから怒りが頂点に達した
塾長が
八つ当たりで一号生全員を丸坊主にするという
迷惑千万な御触れを出したときには
本気で嫌がっていた。
100人に訊いたら100人が丸坊主の方がマシと答えるであろうあの髪型のどこが気に入っているのか謎である。
富樫同様、一般的な青春というものに強い憧れを持った純情な少年であり、どうも望んで男塾に入ってきたわけではないらしい。
桃曰く
『酒ぐせが悪い』らしいので、案外未成年飲酒あたりで退学処分を喰らって入塾してきたのかもしれない。
第一話早々、
便所で敵性音楽(ロック等の洋楽)を歌った(アニメでは当時のアイドルソング)として修正を受けており、
男塾の時代錯誤っぷりと苛烈さを読者に印象付けた。
…しかしこの時、修正をくらうと知っていながら皆の前で堂々と
マイケル・ジャクソンのスリラーを歌う辺り、
筋金入りのロックな精神をしていると言わざるを得ない。
…あるいは単にニブイだけか
アニメでは振り付けまでしっかり覚えて歌って踊ろうとするという別の意味で見上げた精神を見せた。
その後も二号生との御対面式にて、
「瓶杯」で
溺死と急性アルコール中毒の境を彷徨って死にかけたり、
寮に返ってきた際には
寮長に
意味もなく顔面を蹴られて顔中を血まみれにされたり、
前述の
大海島巡りでは
運と勘だけを頼りに丸腰で地雷原を走らされたり、
アナポリスの留学生との
撲針具で田沢考案のジャンピングシューズを利用した必殺ブロー
「フライング・サンダー・スペシャル・フラッシュ」を
カウンターで見事に撃墜されたり、
「愕怨祭」のパビリオン、
「腕力の館」で、
十万ボルトの電流の餌食になり感電死しかけたりと、
一号生の中でも一際
体を張ったギャグを見せているひどい目にあっている。
そのせいで危険察知能力が高まったのか、
男塾名物の開始が告げられる時はセットで松尾(または田沢)が
「何かまた嫌な/悪い予感がしてきたのう…」
と不安げに呟くのがお決まりになっており、
その不吉な予感は200%の確率で的中する
(実際悪い事が起こるのが100%、それが予想を遥かに超えたシャレにならん凶事なのが100%)。
基本的には三枚目であるが、
驚邏大四凶殺に出征した桃の勝利を願っての
男塾名物「大鐘音」のエールでは
全一号生を代表してリーダーを務め、
声が嗄れ喉が潰れても叫び続け、血管が切れて倒れるまでエールをやめない
鬼気迫る男気を見せ、見事その魂の叫びを桃の元へと届けた。
松尾自身もそれから練習を欠かしていないらしく、
校庭で頑張る松尾の姿を見て「全く松尾の奴、頭が下がるぜ。暇さえあればああやって大鐘音のエールの練習だ」と評されているコマがある。
これ以降も松尾を先頭にした大鐘音は
男塾の
『団結』を象徴するアイコンとなり、ここ一番の見せ場として何度も描かれている。
続く
大威シン八連制覇では田沢と共に桃たちを次の闘場へと渡す、
『万人橋』の要として力を振り絞り、
二人して崖下に落下し命を散らしたと思われたが、
助けを借りずとも自然に生存・無事生還している。
男塾ではよくあることだが、同時にこうしたシリアスな見せ場を用意してもらえるのが、
松尾・田沢が単なるムードメーカーにとどまらぬ熱い魅力を持ったキャラクターである何よりの証明にもなっている。
天挑五輪大武會以降はめっきり出番はなくなってしまったが、
七牙冥界闘編では
新入生の試験内容に至極常識的なツッコミを入れたり、出陣前に
王大人が計らってくれた酒宴で田沢と一緒にハメを外しまくったりと
久々の学園生活でも相変わらずなところを見せていた。
男塾卒業後は
日本どころか世界的に有名なホテル王になっており、
末端のドアボーイにすら顔が知られ、かなりの人望もある模様(
髪型は変わってないので一度見れば二度と忘れないと思うが)。
極!!男塾でも登場。高齢のため、白髪頭になり(ヘアースタイルは健在だったが)更に
ボケてしまい養護施設に入所していたが、塾長の送った召集令状
「赤神」が届くや
完全復活。
三面拳や死天王といった数多の猛者をかわしつつ
「魁組」の一人として宇宙へ出発するという大抜擢を受ける。
さらに仲間達と共に敵の尖兵・ヨコヅナと交戦、受け手の時間を逆行させる『時空衝』の効果を逆用することで全盛期の若さを取り戻し、
合流した
伊達の一押しも加わってこれに完全勝利する。
しかし、深手を負い死に瀕した伊達の生命を救うべく、富樫・虎丸・田沢と共に松尾は何にも代えがたい若さを莞爾として手放す。
「「「「還って来い 伊達ーーっ!!」」」」
願いは通じ、一命を取り留め目覚めた伊達の前には、再び老いた友が 変わらぬ笑顔を浮かべていた…
追記・修正お願いします。
- 確か田沢とともに人間の橋になって落ちた人の一人では・・・・。^^; -- 名無しさん (2014-09-06 21:06:10)
- 短いよ -- 名無しさん (2014-09-06 22:46:08)
- ムックの中の人はこれとか名もなき修羅とか意外な役やってるのな -- 名無しさん (2014-09-06 23:44:57)
- ↑2 ならこんなもんでどうだろうか -- 名無しさん (2014-09-07 11:45:26)
- 予知能力なんだろうか?野生の勘? -- 名無しさん (2014-09-07 12:06:10)
- ↑実際はあのシチュエーションで悪い予感がしない奴って危機意識が欠落してるとしか言いようがないからなw積み重ねがあるから名物として面白いんであって。 -- 名無しさん (2014-09-07 12:27:11)
- ↑3 すげえ充実っぷりだよ -- 名無しさん (2014-09-07 18:56:58)
- こういうモブキャラにも見せ場を作るのが宮下あきららしさ。一軍選手だけで世界が回ってる訳じゃない。 -- 名無しさん (2014-09-07 21:38:55)
- この人と田沢は面白いな。 -- 名無しさん (2014-09-07 22:07:10)
- 羅漢塾編でモブ以外での出番が無かったのが残念だったな。田沢と秀麻呂には出番があったから余計にそう感じる。 -- 名無しさん (2014-09-08 12:23:15)
- タグのサザエさん・・・・・上手いな。 -- 名無しさん (2014-09-08 12:41:56)
- どう多く見積もっても60歳前だろと突っ込みたくなるけど、ホテル王になって人に言えない苦労も沢山しているだろうし、老け込むのも早かったんだろうなぁ…(他の塾生も同様) -- 名無しさん (2014-09-08 12:43:49)
- ↑あの老け込みぶりは逆に、そういった苦労からの解放からくる一種の『燃え尽き症候群』が原因になってのことじゃないかと思ってる。ストレスには強いけど、その逆には全く免疫が無いというね。だから新たな死闘の到来を告げる『赤神』が効いたんだろうと。 -- 名無しさん (2014-09-08 12:51:22)
- 万人橋のシーンでは、単に落ちただけではなく、救いに来ようとした剣を危険に曝さぬ為、自ら落ちた。カッコいい。 -- 名無しさん (2014-09-08 16:44:01)
- ↑2 軍人さんが引退したときになるアレか -- 名無しさん (2014-09-08 22:13:28)
- 仗助www -- 名無しさん (2015-01-06 11:29:37)
- ↑3あの時、田沢と共に交わした言葉がえらくカッコいいのだ。 -- 名無しさん (2015-01-06 13:26:42)
- 男塾のニュータイプ。 -- 名無しさん (2018-06-19 09:50:36)
- 僕!!男塾で「田沢君とその友達」って・・・。 -- 名無しさん (2019-03-05 09:56:50)
- 洋楽は歌えるけど、英語は「あい あむ あ ぼーい」「でそ いぞ あ ぺんそる」 -- 名無しさん (2022-06-17 15:16:10)
最終更新:2024年07月21日 10:41