赤黒ヒューマノイド

登録日:2014/09/07 Sun 01:43:56
更新日:2024/04/19 Fri 22:28:46
所要時間:約 4 分で読めます




赤黒ヒューマノイドとは、デュエル・マスターズのデッキタイプである。

概要

ヒューマノイドおよびヒューマノイド爆を中心とした火闇混淆ビートダウンデッキ。

コスト軽減を活かしながら高コスト進化を呼び出すタイプであり、トリガークリーチャーや妨害クリーチャーもいるため、極端にクリーチャーのみ、それもヒューマノイドクリーチャーのみで構築することもできる。
ただし「息切れしやすい」「非進化のコスト軽減クリーチャーはいない」「守りががら空き」などの問題点もあり、またクリーチャーに絞りすぎると相手がクリーチャーをメタってきた時動きづらくなるため少量の呪文を入れるパターンも有る。ただし、これらの安定性を突き詰めすぎるとヒューマノイド進化の素早く殴っていく戦闘スタイルが失われがちでもあるため、割り切ったほうが強い、なんてこともあったり。要は一長一短である。

デッキ名は構築においてヒューマノイドを多数採用するため、また色が火文明と闇文明になるためこのような名前になっているが、他の色を加えるタイプも存在することには存在する。ただし上記の安定化策はぶっちゃけ火、闇で十分補えるため、あえて色事故の危険性を犯す必要はあまりない。
特に守りに関してはストラス・アイラにウルオヴェリアをつけると防げるのでそんなに気にしなくてもいい。

また以下では基本「ヒューマノイドにこだわる場合」について書いているが、エピソード2期はハンターを多数含むことからハンター軸で組まれることも多かった。というか元々の赤黒ヒューマノイドはそういうデッキである。それも後述する。

非進化クリーチャーのコンセプト

  • 2コスト
基本的に進化元になるためのクリーチャー群。厳密にはヒューマノイド2コストならなんでもいいっちゃいいのだが、ヒューマノイドは歴史が長いため、《喧嘩屋タイラー》《小さな勇者ゲット》《不死身男爵ボーグ》《爆斬刀 ダルモア》などを採用するメリットは薄い。ただしダルモアはザーク・タイザーに引っかかるメリットも有り、一概にダメとは言いがたい。
《地獄のケンカボーグ》 闇/火 2コスト4000の多色バニラ。パワーが高く色数の調整にもなる。
《守り屋ジョーオニー》 2コストデメリット無しブロッカーと闇としては珍しいブロッカーだがこのデッキではむしろ守りよりタップインしない闇単色であることのほうが重要。
《爆裂B-BOY》 なにげに進化クリーチャーをコスト軽減する。マッスグの弟子らしいが登場はこちらのほうがはるかに先。

  • 3コスト
相手を妨害したり、除去したりということに主眼を置くコスト域。またヒューマノイド進化の軽減を行う《鬼斗マッスグ》はこのデッキでは4投必須となる。
【除去】
《ハンマー野郎 オニドツキ》 ブロッカー破壊。ヴィネスと違って選べるぶん確実性は上がるがアンタッチャブルに無力
爆炎シューター マッカラン マナ武装3で敵獣と強制バトル。事実上の4000火力。
【妨害】
《デュエマの鬼!キクチ師範代》 通称「鬼畜師範代」。相手が山札から手札を経由しない動きをする際にメタる能力をもつが、これが引っかかる場面が非常に多い。例えばライフのマナブーストとか、コスト踏み倒しとか、墓地肥やしとか、デッキ進化とか…3コストの仕事じゃないよこれ!
《爆鏡 ヒビキ》 3コストの仕事じゃないその2。鏡サイクル最強との呼び声も高い「相手呪文キャスト時ランデス」。多色デッキはほぼ詰む。

  • 4~8コスト
柔軟な動きを保証するコスト域。ただしトリガー以外は多数搭載するのはあまりおすすめできない。これは基本軽量クリーチャーの進化ビートダウンというのがコンセプトのため。
【4コスト】
《ウソと盗みのエンターテイナー》 闇/火 コロコロコラボで赤マグナム効果と他のクリーチャーがいる際の攻撃回避能力を持つ。
《その子供、凶暴につき》 SAメタ。急な反撃に弱い点をカバー可能。
龍覇 ストラス・アイラ ドラグナー。攻撃する前に進化することも可能で弱いステータスを晒さずに済む。アンタップキラーからブロッカー、ハンデス、アンブロッカブルとなんでもござれ。デッキの動きを柔軟にしてくれるため有用。
問答無用だ!鬼丸ボーイ トリガーでサイキックを除去できる(パワー指定あり)。
《オニチャッカリ 爆ゾウ》 コスト軽減を使って進化元に使える。
【5コスト】
《ノビル兄貴オニズーム》 全軍アンタップキラー化
《モエル 鬼スナイパー》 能力再発トリガーサイクル火担当。だがヒューマノイドでは単発効果扱いになる。
《待ちぶせオニゾウ》 能力再発トリガーサイクル闇担当。モエルに同じく。
【6コスト】
龍覇 グレンモルト グレンモルトはこのデッキにも入る。ちょっと咬み合わない気もするが、盤面硬直時にもSAになる性能は優秀であることは否定しようがなく、しかもあの《熱血星龍 ガイギンガ》を呼び出せてしまう。赤黒ヒューマノイドではかっこいいのだが、他のデッキでグレンモルトを見かけるとヘイトが貯まるのはなんでなんですかね…。
【8コスト】
オニウッカリ 爆マル うっかりコストを軽減して軽く出てくる。能力再発トリガーサイクルをなにげに発動させる。オニグンソーを使うときにも使えるがあちらの使用率が下がりつつある。

進化クリーチャーのコンセプト

基本的に進化クリーチャーこそがこのデッキの打点であり、グレンモルトなどはサブの打点であることに留意しておきたい。
そのため、進化クリーチャーはハイパワーな物を採用しておきたい。
機神装甲ヴァルボーグ コスト3WBと登場当初から使われる進化クリーチャー。現在はデッキメインで使うことはないがサブとしては非常に使えるやつ
《機真装甲ヴァルドリル》 デッキ進化であり失敗しにくい擬似SA。コストが軽くなりやすいため後述のクリーチャーの進化元にもなる。
《黄金世代 鬼丸「爆」》 コスト6とは思えないサイズと能力を持つTB。おまけにビクトリーを持つためビクトリーサポートまで受けられる。
《涙の終撃オニナグリ》 破壊しながらアタックできるためムルムル3体までならなんとか除去可能。
《オニナグリ・ザ・レジェンド》 闇/火 多色進化。もやしスレイヤーと鬱陶しい性能。
《鬼ドリル 爆マサムネ》 闇/火 打点底上げ。

ハンターヒューマノイド

エピソード2期ではヒューマノイド爆がおらず、ハンターが幅を利かせていて鬼丸がハンターであるためにハンターサポートを活かせるものやハンター進化が取り上げられる。特に《心機一転!云鬼バケル》《爆走鬼娘モエル・ゴー》などはよく使われたし、《鬼姫ローリエ》はビクトリーサポートができることから重宝される。

このハンタータイプは今でも人気であり、ハンター進化のヒューマノイドも多いことから当時に関してはより好評だったのだが、ヒューマノイド爆の登場時期から赤の配分が高くなりや薄く、狙いのカードを呼び込めないことから、だんだんこのタイプは減りつつある。

追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2024年04月19日 22:28