小さな勇者ゲット

登録日:2012/01/29 Sun 21:07:09
更新日:2025/04/01 Tue 16:55:23
所要時間:約 4 分で読めます




「絶対、機神装甲を着られるくらい強くなるんだ!」


小さな勇者ゲットとは、カードゲームデュエルマスターズ」のカードの一つである。

小さな勇者ゲット C 火文明 (2)
クリーチャー:ヒューマノイド 2000+
パワーアタッカー+1000
このクリーチャーは、毎ターン攻撃しなければならない。




火文明の低コストクリーチャーであり、ヒューマノイドであることもあり、初期に活躍したヴァルボーグデッキの進化種として活躍した。
パワーアタッカーにより攻撃中は当時のバニラの基礎パワーを超えるパワーを発揮する。
デメリットとして毎ターン攻撃しなければならないが、この手の火文明ウィニーは基本速攻デッキが居場所であり、毎ターン殴るのは当たり前なのでデメリットとして機能していない。

しかしインフレの進んだ現在では見る機会も少ない。



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…さて上記の通り、昔はそれなりに使えるカードして紹介したが、このカードを真価は他にある。

それは、他カードのフレーバーテキストに多く出演している点と、外伝の漫画にて二度主人公を演じている。

片方は別冊コロコロコミックの「D・M激王伝 ゲット」という全二巻の漫画で主人公を演じている。

もう片方はギャグコロコミックという、1号限りの漫画雑誌で上山道郎(ZOIDSの作者)が掲載した漫画で主人公を演じている。
ちなみにこの漫画が掲載された「ギャグコロコミック」はギャグ漫画ばかりの別冊で、当時ギャグコロにこの漫画が掲載されていた事に違和感を感じた人も多いだろう。


共通点として、両漫画共に、相棒が無垢の宝剣(イノセント・ハンター)で、名前が、前者が「イノセン」で、後者が「ジンバ」となっている。
どちらの漫画も(特に上山版)背景ストーリー上に後に出てくる火と自然の若者達によって結成された組織「バーニング・ビースト」を匂わす描写がある。


単行本化されていない上山版漫画のストーリーを見た事ない人向けに解説すると


ゲットと闇文明のクリーチャー(小さい悪魔みたいなやつ)が上層部の指示で遺跡調査

水文明のキャンディ・ドロップの大群に襲われる

数の多さにゲットが苦戦してる時に無垢の宝剣が登場して撃退

水文明のトラップ発動で地下水路に落ちる

無垢の宝剣の剣を船にして進む最中にアースイーター種族のクリーチャーに襲われる

ゲットが体を張ってチャンスを作り、無垢の宝剣が相手の弱点(目玉)をついて撃退

二人の間に友情が芽生え、また別の方向に進むカットで終了

という流れ。

また、ゲットは結構多くのフレーバーテキストに登場している。
不死身男爵ボーグ心の友だったり、爆炎野郎ジョーと一緒にツインヘッド・タートルβの大群と戦ったり、パラ・オーレシスに強化されたジェスにボコられたりしている。


《関連カード》

  • ゲットのノコギリ
名前の通りゲットのノコギリ。持ち物に激しく劣るどこぞの喧嘩屋もいたが、これはゲットと全く同じスペック。道具は持ち主に似るとはよく言ったモノ。

ゲーム限定で、ゲットのスリングもある。


  • 機神装甲ヴァルゲットIII
ついに機神装甲を着られるくらい強くなったゲット。だが登場したのが大量絶滅後の世界である不死鳥編であり、いきなりIIIとかついているので、はたしてゲット本人なのだろうか?
メテオバーンでタップされてないクリーチャーを殴れる。


  • 友情の炎獄ゲット
まさかの多色化したゲット。ハンターの数以下のコストのクリーチャーを一体屠れる。ハンターデッキだけではなく、ハンターがたくさん入りやすい赤黒ヒューマノイドでは使えそうなカードである。だが汎用性はケンカボーグに劣る。


  • 勇気伝承 ゲット Jr. 
ヒューマノイド爆におけるゲットの名を持つクリーチャー。
マナ武装を2つ所持しており、マナ武装3では攻撃されない能力を得てマナ武装5ではパワーアタッカーとW・ブレイカーを得る。
低コスト低レアリティの単色クリーチャーとしては悪くないのだが、赤単のインフレが激しすぎる。でも少なくとも本家ゲットよりは優秀。


  • 龍友伝承 コッコ・ゲット 
コッコ・ルピア》とゲットの名前を持ったクリーチャー。マナ武装ではコマンド・ドラゴン限定でコッコ・ルピアの上位互換とも呼べるスペックになる。


  • ゲット・ザ・フューチャー
ゲット・ザ・フューチャー R 火文明 (3)
呪文
S・トリガー
自分の手札を1枚捨て、その後、カードを1枚引く。その捨てたカード以下のコストを持つ相手のクリーチャーを1体破壊する。

イラストにゲットが登場。



デュエル・マスターズ プレイス

DMPP-01 第1弾「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」にて収録。
性能的に変更点はないので扱いもTCG版と変わらないが、DMPP-01環境では【赤単速攻】で使われる機会もあった。
しかし、DMRP-02以降のインフレには対応できるスペックではなく、特にDMPP-03にて登場した《一撃勇者ホノオ》に立場を奪われている(そのホノオも使用率が高い訳ではない)。




追記・修正は機神装甲が着られるくらい強い人にお願いします。

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最終更新:2025年04月01日 16:55