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頭文字D Second Stage

登録日:2012/10/27 Sat 00:03:15
更新日:2026/04/22 Wed 00:28:38
所要時間:約 8 分で読めます




しげの秀一の漫画『頭文字D』を原作としたテレビアニメ。
1999年10月から2000年1月までフジテレビ系列で放送された。全13話


[概要]

『頭文字D(First Stage)』の続編。
前作までのセル画からデジタル画に移行と同時に、キャラクターデザインの変更により前作よりも原作に近い作画になった。
また、一年弱でCGが大幅に進化したのも特徴。
本作は原作やアニメ第一期に比べてギャグ表現が抑え目になっており、前作よりもやや雰囲気が重くなっている。また随所でオリジナルの展開も目立った前作とは異なり、ほぼ原作通りに話が進む。
その為なのか次回予告で前作のようにナレーション(CV:細井治)と登場人物の会話は行われなかったが、代わりに次回のサブタイトル読み上げやアイキャッチの声を回によっては本編登場人物が行うようになった。
なお、次作以降から放送形態の変更により次回予告が無くなるので本作が最後になる。
原作でのエンペラー襲撃から正丸峠での秋山渉戦までを描いている。


[進化した技術]

本作の大きな特徴の一つであるマシンのCG化は、チープだった前作までのCGから一転、僅か一年で大幅に進化した。
バトル中は勿論、停車中もCGで描かれるようになった。
更に本作からナンバープレート(ただし架空のもの)や車名がハッキリ描かれるようになり、以後のシリーズにも継承された。

また、本作のみの要素として、バトル中のCGをよく見ると運転中のドライバーまでCG化されている事がある。



[原作との相違点]

前作程ではないが、やはり原作との違いがいくつかある。


1.原作で登場したキャラの一部が登場しない
高橋兄弟の従姉妹の「緒美」、拓海となつきのサッカー部での先輩の「塚本」、なつきの親友の「白石」が相当する。
緒美については前作の時点で登場せず、賢太戦でエンペラーが登場しなかった事により彼女の出番が完全に消失した。
塚本の登場する話は拓海が初めて赤城山に走りに行った話と、僅かではあるが、ギャラリーとして参加した拓海vs京一(赤城)戦の時の話であり、アニメだとこの話が塚本共々カットされた(啓介vs渉(赤城)戦で事故を起こすのも別人)。

その為、アニメでは須藤京一のバトルが初めての赤城山になる。

ただし、その拓海vs京一(赤城)戦の方は彼と同じ様な風貌の男がギャラリー出ており、恐らく彼だろうと推測されている。


なお、塚本は後にPS2用ゲーム『頭文字D Special Stage』でボイス付(CV:陶山章央)で登場した。

白石はアニメには登場せず、アニメで拓海になつきの正体を教えた人物は不明である。


2.バトルの結末が違う
拓海vs渉戦で、原作では渉の集中力が切れた事によるミスからの逆転勝利だが、アニメでは土砂崩れの場所を利用した拓海の天性による勝利になった。



3.細かい変更
武内樹と秋山和美の出会う話で、原作で和美が買っていたのは焼き鳥だったが、アニメでは鯛焼きに変更された。
また、拓海がなつきの真実を知る場所がラブホテルの駐車場からファミレスの駐車場になった。


4.文太が赤城に来るまでの流れの変更
原作では拓海が怒りのままに赤城に行った事を誰も知らず、どこに行ったのか、そもそもバトルをしていたのかすらも知らないはずの文太がいきなりトラックで現れると言う流れだったが、アニメでは

樹が拓海宛に電話をかけたが繋がらなかった事で拓海の外出が発覚。
→池谷達はなつきとのデートではないかと勘繰るが、ガソリンスタンドに(援交相手と別れた直後の)なつきが来訪してその可能性が否定された事で拓海が赤城に行った可能性が高いことに気付き始める。
→事態を重く見た店長が文太に拓海が赤城にバトルに行った可能性がある事を連絡。

と言う流れで、文太が赤城にいきなり現れたことへの理由付けの為のアニメオリジナルの展開が追加されている。
(その為、翌日にハチロクのエンジンブローの事実を知った時の池谷達の反応が、原作とアニメで異なる。)

5.アニメオリジナルの要素
エンペラーがナイトキッズとバトルする前に岩城清次とサンダーファイヤー(THUNDERS)のリーダー(CV:遊佐浩二)のバトルが追加された。車種は紫の180SX。
THUNDERS自体は前作から噛ませとして度々登場している。
また、塚本が登場しない関係で赤城で事故を起こしたのはアニメではこのリーダーになっている。


中里vs清次戦は、原作だと「その頃」といった感じで場面が切り替わり中里が劣勢の場面から描写されているが、アニメでは妙義山にエンペラーが襲撃してくる所から始まり、バトルもスタートから描かれている。
中里と清次のセリフも増えたり、原作で説明文だった部分は啓介が妙義でのバトル情報を仕入れ涼介に伝え彼が説明するといった形になっている。
また、原作では単独で秋名を攻めていた京一もアニメでは妙義山に居合わせている。


拓海vs渉戦では原作ではギャラリーのいないバトルだったが、アニメでは店長の許可を得て仕事を抜けた池谷と健二、賢太から情報を得た高橋兄弟と賢太がバトルを観戦している。
最終回でも中里と慎吾がほんの少しだが登場したり、原作では拓海達と同じガソリンスタンドでのアルバイトをしていたなつきがハンバーガーショップでアルバイトの面接をしていたりと独自の要素も多々ある。



[主要登場人物]

カッコ内は担当声優。

・藤原とうふ店

「このクルマの乗り方…分かったぜオヤジ!」

◇藤原拓海(CV:三木眞一郎)
主人公。ご存知秋名が産んだ天才ダウンヒラー……なのだが、今作ではなつきの秘密を知らされるわ文太のハチロクをほぼ八つ当たりに近い形で壊してしまうわ、見ていて気の毒になるほどメンタルをやられている。
走り屋としてのポテンシャルの進化は1stほどではないが、「他の峠でバトルしたい*1」「メカについても知っていかなければならない」という課題を見出す大きな進歩があった。
負けず嫌いな性格は健在で、エンジンを換装した『乗りにくい』ハチロクを乗りこなすために配達が終わってから秋名を何度も往復して走り込む執念を見せる。*2

  • 搭乗車種:スプリンタートレノ AE86 GT-APEX
拓海と打って変わって、ポテンシャルそのものが大きく進化したもう一人の主人公。文太が入手したTRD/グループA仕様エンジンへと換装されたほか、足回りやボディにもバランスよく手が加えられている。
収録したエンジン音も換装前後で全く異なっており、換装後はさすがレース用なだけあってかなり攻撃的なエキゾーストを奏でる。
収録に使用されたのはレース用4A-G搭載車…ではなく監修を務めた土屋圭市のマイカー・ドリキンAE86マメ号ストリート号。制作当時はAE111のノーマル4A-Gにエアクリーナー無しのファンネル・TRDのオリジナルマフラーを装着しており、ベストモータリングスペシャルの未公開映像で筑波サーキットを走行した際の車載映像で全く同じ音が聞ける。
例によってチューニングの詳細は明かされていないが、拓海の「ハンドル、クラッチが重たくなった」セリフからタイヤのインチアップ、強化クラッチの導入は確実。またバケットシートも投入されている*3


「そいつの本当の封印を解放してやれ…!」

◇藤原文太(CV:石塚運昇)
拓海の父親。ご存知秋名最速の豆腐屋。
拓海を「ヘタクソ」呼ばわりするなど、相変わらずぶっきらぼうで負けず嫌いだが、今作ではかなり心温まるシーンあり。
2ndステージ開始以前に非公式ルートでTRDフルメカチューンの4A-Gを入手しており、自慢の愛車・AE86に搭載する機会をうかがっていた。グループA仕様のパーツを組み込んだエンジン*4ではなく実際にレースカーに搭載されていたエンジンそのものを引っ張ってきているため、TRDのかなり偉いポジションに居る人間とのコネクションを持っているのかもしれない。元ラリースト恐るべし。


・秋名スピードスターズ

ご存知、秋名最速を自称する自動車好きの同好会チーム。
エンペラーの群馬エリア襲撃に立ち向かうべく、群馬エリア防衛ラインを貼ることに。

「人を好きになるってやっぱ真剣なんだよな…」

◇武内樹(CV:岩田光央)
拓海の親友の愛すべきバカ。
相変わらずのお調子者ぶりは健在だが、ハチロク愛は変わらず、清次たちに突っかかった場面も。拓海に対する友情も変わらず、どんな相手でも負けないと信じている。
この頃から自身のハチゴーにターボを付ける計画を立て始める。
再びリア充フラグ到来。へし折られたけど。
和美の横乗り指導の甲斐もあって前作ではまるで初心者だったテクニックもメキメキと上達し、最終話のエンディングでは綺麗なコーナリングを成功させ、涙目でガッツポーズをする可愛らしいシーンがある。

  • 搭乗車種:カローラレビン AE85 1.5SR
イツキご自慢のレビン。ホイール・ステアリングなどで地味なドレスアップをしている。ルーフに石がぶち当たる場面があるが、その場面以降はルーフにボッコリと凹みがモデリングされている。細かい。
たぶん純正のほっそいマフラーが右から出ているが、本来は左出し。
和美とのドライブデートにさんざん走り回ったほか、最終話にて駅で和美と別れたイツキはレビンの車内でひとり涙した。彼の恋物語はこの車とともにある。


「頼んだぞ…トップバッター…!」

◇池谷浩一郎(CV:矢尾一樹)
楽しいサークル的雰囲気の走り屋チーム・秋名スピードスターズのリーダーであり、拓海とイツキの頼もしい先輩。
この頃からスピードスターズとしての活動が減っていく(拓海が秋名でバトルしなくなったため仕方ない面もある)。
ニューハチロクのタコメーターの取り付けを健二と共に手伝う。

前日の夜に突然「1万回転オーバースケールのタコメーターが欲しい」という拓海のムチャな願いを聞き入れ、入手のために力を尽くすなど仲間の為の努力を惜しまない「漢」。


「俺たちだって、やるときはやるってとこ見せようぜ!」

◇健二(CV:高木渉)
自称スピードスターズTOP3の実力の男。
見せ場は少ないが、侵攻してきた強敵に対し「拓海が負けたら適わなくても勝負する」という池谷の漢気に触発され「ならその後オレもやる、やる時はやるってとこを見せよう」と決意する場面は普段のちょっと情けない感じを忘れるほどカッコいい。またハチロクのタコメーター取り付けを池谷と手伝い、渉とのバトルに池谷と共に観戦に駆けつけるなどいい人ぶりは健在。

原作ではアニメ版よりも拓海のハチロクにターボを装着することを熱心に計画しており、池谷と2人で雑誌を見ながら「そんなでけータービンじゃ回せねーだろ」などとわいわい話していた。


・藤原親子を取り巻く人たち

「あたし…変わってみせる」

◇茂木なつき(CV:川澄綾子)
拓海の彼女だった
本作で遂にあの秘密が拓海にバレる。
悪気がなさそうな*5だけに余計タチが悪い。

アニメ版ではハンバーガーショップでアルバイトを始めており、「自分を変えてみせる」と明確に宣言している。


「ああ…昔を思い出すなぁ」

◇立花祐一(CV:西村知道)
GSの店長。
文太によるニューハチロクのセッティングに付き合うなど、後述の政志ともども現役の走り屋時代を思い出している楽しそうなおっちゃん。
普段は文太の拓海への英才教育には干渉しないが、今作では『ハチロクの封印』を解くために一役買って出る。

樹の「一身上の都合による早退」を許したり、バトル観戦をしたい池谷を「行ってこい」と早上がりさせるなど、青春する若者の背中を押してくれる人格者。勤怠管理とか今ほど厳格じゃないだろうし
原作では恋をする樹に心の中で「がんばれよ」とエールを送っていた。


「あんな走りをされたんじゃ堪らんぜ、エンジンは…!」

◇鈴木政志(CV:石井康嗣)
渋川にあるちっぽけな修理工場、鈴木自動車を経営する文太の元走り屋仲間。
レース用エンジンを仕入れる事が出来たりする謎のオッサン。
現在ではもはや常套手段になったAE86への20バルブ4A-Gのスワッピングだが、手軽に換装できるキット*6などが存在していなかった時代にこれをやってのけた政志はかなり敏腕。
エンジン自体はかなり以前から用意されていたようなので予め改造部分の設計や準備は整えてあったものと思われる。

アニメ版ではカットされてしまったが、実は原作では「楽しみだぜ文太 公道で日本一速いハチロク作りてーなー」と頭文字D随一であろう野望を吐露していた。


・赤城レッドサンズ

前作で涼介が拓海に敗れ、涼介は走り屋を引退するつもりだったが、エンペラーの群馬エリア襲撃と言う緊急事態から涼介が一時的に現役復帰し、群馬エリアの最終防衛ラインを担う。


「恐ろしいクルマになって蘇ったものだ…」

◇高橋涼介(CV:子安武人)
赤城の白い彗星であり、群馬随一のハイレベルな走り屋チーム・赤城レッドサンズのリーダー。前作で拓海に負けたことで引退を決意していたが、エンペラー襲撃に伴う緊急事態から一時的に現役復帰する。

前作からイメチェンして茶髪にした(前作では青みがかった黒髪)。Fourth Stage以降で元の髪色に戻るが。
拓海に負けた後である本作でも、ストリートのカリスマとしての風格を改めて視聴者に見せつけた。
愛車のFC3Sのホイールを拓海とお揃いのRSワタナベ8スポークに交換している。特段触れられていないため理由は不明(そもそも涼介のFCは全編通してコロコロ細かい仕様が変わるグレードまで変わってることもあったのだが)。


「見てるとこっちまでウズウズするぜ…!」

◇高橋啓介(CV:関智一)
レッドサンズのNo.2。
本作ではバトルが渉戦しかない上に、事故車との遭遇により決着がつかないまま中断してしまったので見せ場が少ない。
ナイトキッズとエンペラーのバトルでは観戦こそしていないが、地元ということもあってか中里の方を応援していた。
…一応エンペラーとのバトルで啓介は清次とバトルしているが、本作はおろか原作ですら詳細は描かれなかったので省略された(後のBattle Stageに収録された)。
渉との決着に関しては、第二部で描かれるのを待つことになる。

近所でもないだろう*7に、拓海が須藤に敗北した翌日に池谷たちのガソリンスタンドへ直接やって来て「藤原拓海が負けたと思っちゃいない」「仇はオレ達がとる」と言いに来るあたり相当アツい、こちらも「漢」。


「群馬エリアにレッドサンズありってな!」

◇中村賢太(CV:岡野浩介)
啓介をこよなく尊敬するレッドサンズのメンバー。
本作では単なるギャラリーに近い。
渉に対していっぱしに啖呵を切った直後に始まった啓介vs渉のバトルでは、見事に1人だけ置いていかれた。ちくしょお。

ナレーション役として涼介を出演させる都合上、エンジンブローしたハチロクが復活したのを目撃したり、拓海が秋山渉とバトルするという情報を得たりとやたら情報通。スパイかお前は。


◇史浩(CV:細井治)
外報部長。
前作の第11話で啓介にヒロシと呼ばれていたが、今作では第6話のみだがエンドクレジットまで浩(ヒロシ)表記になってしまった


・エンペラー

日光いろは坂をホームコースとする、ランサーエボリューションのワンメイクチーム。リーダーの須藤京一が高橋涼介へのリベンジを契機に、群馬エリア侵攻を企てる。

京一がドラテク私塾「東堂塾」出身なこともあってか、ジムカーナ等のモータースポーツのテクニックや戦術をそのまま峠にも持ち込んでおり、搭乗するランサーエボリューションの性能の高さも相まって、メンバーの実力は総じて高い。単なる走り屋チームではなく、本格的なドラテク追求の場という意味では、赤城レッドサンズとも似ている。

「ランエボ使いこそ峠のキングだ」

◇須藤京一(CV:田中正彦)
日光いろは坂をホームコースとするランエボワンメイクチーム・エンペラーのリーダー。
頭にバンダナを巻いているため、ファンからは「ラーメン屋」と呼ばれている。
ハイパワーターボと4WDが絶対条件で、これに当てはまらないクルマはクルマとして認めないらしい。
色々と彼に不利な条件が重なっていたとは言え、拓海に完全勝利し、連勝記録をストップさせるという、涼介ですら出来なかった偉業を成し遂げた。*8
一応本人も「バトルとは思っちゃいない」、「これはセミナーだ」と言うなど、拓海とバトルしたとは思っていない。
アーケードゲーム作品ではそれほどの強キャラとして扱われることが無いが、拓海をして「もし秋名でやっても勝てなかった」と振り返るほどの凄腕の持ち主。クローズドコースにおけるモータースポーツの知識・テクニックをそのままベースに峠を攻めているが、ここに彼の弱点があった。
涼介とは浅からぬ因縁があり、「峠には峠のテクニックがある」とする涼介と「モータースポーツ技術の公道に対する優位性」を唱える自分の「走りにかける哲学」をかけた、激しいバトルを繰り広げる。

涼介にはハッキリと「京一が嫌い」と明言されてしまっている。
  • 搭乗車種:ランサーエボリューションⅢ GSR CE9A
合理性を突き詰めた京一の「答え」と言える愛車。純正以外のエアロパーツなどは組まれておらず、外観で変更されているのはマフラーぐらいでホイールさえ純正いうのがまた不気味さ、あるいはホモロゲーションモデルの風格を醸し出す。
ターボ加給によるアクセルレスポンスの悪化(ターボラグ)の解消の為にエボⅢからWRCで導入されたミスファイアリングCPUが目玉で、自然吸気のレスポンスとターボパワーを両立させる。鳴り響く破裂音は拓海が「うるせぇな」とボヤくほどやかましいほか、間近で聞いたギャラリーは耳を塞いでいた*9


「見せてやるぜ、エボⅣの凄さじゃなく、俺の凄さをなぁ!」

◇岩城清次(CV:川原和久)
いろは坂のサル
…ではなくエンペラーのNo.2。
理論を組み立てて走る京一とは対照的に、腕っぷしだけで走るちょっと脳筋なやつ。京一曰く「ドラテクは一流でも頭が悪い」。
ガラも口も悪いせいで霞んでいるが、ラフプレー無しの走りで相手を追い込んでいる実力派。庄司慎吾や土坂のランエボ組に比べるまでもない実はマトモなやつ。
京一が拓海を負かした本来喜ぶべき結果を「何かが物足りない」と形容しており、啓介ほどではないが『秋名のハチロク』を買っている。
「アウト・オブ・眼中」などの台詞やビンタなどのシーンから、妙に人気がある。
(上の台詞は次回予告でも使われており、「見ない奴は…。」と前置きした上で、「アウト・オブ・眼中!!」中里と一緒に叫んでいる。)
  • 搭乗車種:ランサーエボリューションⅣ RS CN9A
清次が「ゾクゾクするほど綺麗」「鍛え抜かれたボクサーのボディみたい」と評するほどベタベタに惚れ込んでいる愛車。この様子を見るに、ただ速いから適当に乗っているというだけではなさそう。啓介からは「下品なリアウィング」と貶されているが。お前に言われたくない
エボⅣはベース車のランサー・ミラージュのフルモデルチェンジに伴い96年8月に発売され、初採用のAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)や、素材軽量化等の改良により自主規制値上限の280psに到達したエンジンなど、大幅な進化を遂げている。
清次の車のグレードはGSRではなく競技ベース仕様のRSであり、装備が簡素な代わりに車体が軽量された上、電子制御もGSRのAYCではなく、フロントにヘリカルLSDが、リアは1.5WAY機械式LSDが装備されているのがウリのえらくスパルタンな代物。清次の頭も軽いからお似合い
GSRの純正ホイール(OZレーシング製)とフォグランプ付バンパーを流用したさりげないドレスアップが光る。またセンターデフも社外の機械式にしているため、より立ち上がりのスピードが増している一方で、直線が短くタイトコーナーが続く区間は苦手な仕様となっている。
ボンネットのステッカーの綴りは本来"monster"だが、劇中では版権に配慮してか"monstar"となっている(これは原作漫画内でも同じ綴り)。
また、エボⅣのリアウィングには、バトルして勝利したチームのステッカーを半分に切り裂き、逆さまにして貼り付けてある。清次曰く「昔の戦闘機乗りがやってた、撃墜マークみたいなもん」とのこと。作中では勝利したナイトキッズとサンダーファイヤーの他に「DRIFTERS」というチームのステッカーも貼ってある。


・秋山兄妹

ハチロクの新エンジン換装と時を同じくして、群馬エリアにライバルを求めてやって来た埼玉県正丸峠を本拠地とする兄妹。
プロジェクトD編では新たに複数のチームを合併させた「埼玉北西エリア連合」として登場する。

「峠で速いヤツが一番かっこいいんだ イケてるぜお前!」

◇秋山渉(CV:松本保典)
埼玉からやってきたシスコン走り屋。
レッドサンズ対エンペラーのバトルを和美とともに観戦し、その後赤城にて啓介にバトルを申し込むが断られ、その際に秋名のハチロクの存在を知る。
レース用のエンジンを「遅い」と言う拓海自身の無知から来る発言にずいぶんな怒り方をし、彼にバトルを申し込む。医者の息子である高橋兄弟にも突っかかっている辺り、正直言って貧乏を拗らせているようにも見える。
熱い性格で、ある意味ではハチロクに対しての愛着は拓海以上とも言える。
アニメ版では「拓海&ハチロクの覚醒」にクローズアップした都合上、渉のセリフが原作よりもかなり減ってしまっている。彼のアツいというか凄く暑苦しい情熱的なセリフはぜひ原作漫画を購入して読んでみてほしい。
  • 搭乗車種:カローラレビン AE86 GT-APEX
渉の汗と涙の結晶であるハチロクターボ。ブーストを最大圧にすると280馬力を叩き出す代償として、操作の安定感・ハンドリング性能を失っており、ターボラグを起こさぬようアクセルを離さないため*10に車体を暴れさせながら峠を疾走するデンジャラスなマシン。ただ渉本人はその熱い性格ゆえか気に入っていた様子。
拓海のトレノはノーマル然とした大人しい外観であるのに対し、こちらはエアロやロールケージを組んだ「いかにも走り屋」な仕様。ただ、グレードは走り屋御用達のGTVではなく豪華版のAPEX。
エキゾーストを収録した車両はS13シルビア純正タービンを組んだドッカンではなく扱いやすい仕様(ブースト0.7キロ/180馬力)のハチロクターボ。ご存知土屋圭市のホットバージョンvol.38にて登場しており、特徴的なスキール音もそのまま聞くことができる。


◇秋山和美(CV:柚木涼香)
樹の嫁になりかけた
渉の妹で、群馬には知り合いの旅館の手伝いでやってきた。
樹とは結構良い雰囲気だったのだが…
Fourth Stageでは樹に更なる悲劇をもたらす。


・妙義ナイトキッズ

レッドサンズ対ナイトキッズとの交流戦では敗れたものの、チームとしての結束力は増したものの、今作ではエンペラーに惨敗するなど、すっかりやられ役が定着してしまい、イツキからも同情されるほど。
チームとしての勝利は中里主役の『頭文字D オリジナルCDドラマ 黒い稲妻・新たなる不敗伝説』まで待つこととなる。

「お前らの目論見、妙義の谷深く埋めてやるぜ!」

◇中里毅(CV:檜山修之)
妙義山をホームコースとするガラの悪い走り屋チーム・妙義ナイトキッズのリーダー。別名「板金王」
拓海や啓介に負けた精神的ショックからスランプ中で、岩城清次とのバトルでは焦りからプッシングアンダーを連発して、ウォールに右フロントをヒットさせ惨敗。
さらにオープニングで毎回事故らされる不名誉な扱いを受けるなど、本作では拓海と並んで不幸な人物。(尤も原作では「一方その頃…」というもっと酷い扱いだったが。)
彼の大活躍は彼が主役のドラマCD『頭文字D オリジナルCDドラマ 黒い稲妻・新たなる不敗伝説』まで待たねばならなかった。
結果こそ振るわなかったが、群馬エリアを背負って全力を尽くす姿は漢そのもの。


「ドジるなよ毅…群馬エリアの走り屋の意地を見せてやれ」

◇庄司慎吾(CV:藤原啓治)
ナイトキッズのメンバー。別名「焼け野原ひろし」
清次とのバトルに赴く中里を心の中で「今日だけはお前を応援してやる」と激励するアツさを見せたがそれ以外の出番は少なく、最終回では自慢のEG6ともども登場したがセリフなし
相変わらずバトルの見物では中里と同じ場所に来てしまう。



[主題歌]

  • OP
Blazin' Beat/m.o.v.e

  • ED
キミがいる/Galla





追記・修正は実際のルールを守って安全運転でお願いします。

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最終更新:2026年04月22日 00:28

*1 これは前作最終回の涼介の「小さなステージに満足せず、広い世界に目を向けろ」と言う言葉がきっかけになっている

*2 この経験が4thステージでの「レブしばり」で活きることとなった。

*3 文太曰く「峠レベルの横Gでバケットシートなんて入れないのが俺の美学だったのに、悔しいけどバケット入れないと骨まで削られそう」とのこと。

*4 かつては総額300万円ほどでエンジンのパーツ一式を購入可能だった。レブリミットは9000回転となる。この仕様の4A-Gは著名人だとレーサーの飯田章氏と、他ならぬ原作者・しげの秀一氏が「カネに物言わせて」製作して愛車のAE86に搭載したもの。

*5 本気で自分のやっていることが売春だと認識していなかったフシがある

*6 形式が同じ4A-Gなので簡単そうに見えるが実はそうではなく、本来横置きのエンジンを縦置きにすることになるためやることがものすごく多い。換装で困る最たる要素がデスビの位置。ハチロクのボディだと干渉してしまうため、キットが無い時代は邪魔になる部分をカットしたり叩いてスペースを無理やり作るなどしていた。他にもアクセルリンケージ、水回りの配管、グループA仕様に至ってはドライサンプのためオイルパンの代わりに設けるオイルタンクの取り付け位置も考えなければならない。

*7 高崎市から渋川市へはJR上越線で25分、車でも30分ほど。これは駅の話なので高橋家からガソリンスタンドの正確な距離は不明

*8 なお啓介は条件があまりにも拓海に不利すぎる内容(車の性能差は言わずもがな、初めて走る峠でのレースだった)だったのを理由に「あんなおかしなバトルはバトルじゃない」と無効試合扱いしており、のちに渉に対して「群馬にはどんな奴にも負けたことがないハチロク使いがいる」と述べている。

*9 実はこれほどアフターファイアを吐いてやかましいなら制御が不十分。本来のアンチラグはエキゾーストマニホールドから太鼓を叩くような音がする。

*10 これをやらなくて済むのが先述のミスファイアリング(アンチラグ)システムなのだがAE86にそんなものはなく、ラグを起こさないためにスロットルを開けっぱなしにして無理矢理過給圧を維持している。要は人力アンチラグ。