リップルスター

登録日:2015/03/14 Sat 12:54:31
更新日:2024/10/23 Wed 17:46:40
所要時間:約 6 分で読めます




リボンたち妖精さんが暮らしている星だよ。
今は黒い雲に覆われて大変なことになっているんだ。
早く助けに行かなくちゃ!
(公式サイトより)


リップルスターとは、『星のカービィ64』(以下単に『64』という)に登場する惑星の1つである。


概要

本作ではレベル6とゲーム終盤で挑戦することになる。また、本作のメインキャラである妖精リボンの故郷でもある。
星の形状は表情があるハートの形をしており、リボン含む妖精たちの惑星だけに全体的にメルヘンな雰囲気が強いが、オープニングのムービーでわかる通り初めて訪れた時は黒い雲に覆われている。
なお、クリスタルを全て集めて最後のレベル7ファイナルスターを出現させると元に戻る。
ちなみに説明書曰く黒い雲の襲撃はクリスタルを奪う為だったとのことだが、具体的に奪ってから何をしたかったのかは不明。
「クリスタルがもし悪者に奪われたら大変な事になる」ともあるので、まずまともな使われ方をしないのは間違いなさそうではある。
グッドエンド的には仮に奪えても使えない気もするのだが本当にどうするつもりだったのか。


ステージ紹介

前回のレベル5ブルブルスターでは『64』のトラウマと名高い「こうじょうけんがく」など全体的に難易度が高めのステージが多かったが、
リップルスターは終盤のレベルの割にステージ自体が全体的にブルブルスターから一転して難易度はあまり高くなく、ステージ数もレベル1のポップスターのように1つ少ない。
ただし、一部のクリスタルの入手条件やボスの手強さなどは終盤に相応しい難易度を誇る。

ステージ1

大きな虹やシャボン玉が飛び出す花など、リップルスターのメルヘンな雰囲気がすぐわかるステージ。
実は敵の種類や背景を除くとレベル1ポップスターのステージ1と構成がほとんど同じ。
ただし、ワドルディと戦うマップはないのでステージの長さ的に僅かながらこちらの方が短く、ゴールゲームのカード収集で周回する人もいたのではないだろうか。
ルームガーダーはデカノコギで地面に出たり隠れたりする。
ルームガーダーがあちらより体力が多く手強いのでこっちの方が時間がかかるのは内緒
ニードルをコピーできる敵は前半しか出現しないため、3番目のクリスタルを取る際には注意。

ステージ2

ステージ1から一転してシリアスな雰囲気になり、黒い雲に囲まれた城に入るため地下洞窟を経由して進むステージ。
このステージではワドルディアドレーヌデデデ大王が登場してカービィに協力してくれるという、どちらかといえば演出面の印象が強い。
また、このステージでしか流れないBGMもあり『星のカービィ』シリーズでは珍しい不安と恐怖に煽られるメロディであるため「こうじょうけんがく」ほどではないがトラウマになった人も少なくない。
1番目のクリスタルは予めコピーを持ち込まないと取れない上に、隠されたブロックも単色なので壊せる事に気付きにくい。
3番目のクリスタルは取得は簡単でコピーも現地調達できるが、大体は無敵アメを使ってから気付くのでそこから引き返した後に星ブロックをもう一回下に掘り進んでと少々面倒。

ステージ3

何とかお城の中に入ることに成功し、最上階を目指すステージ。BGMは「リップルスター」。
いかにもラストといった感じのBGMであり、さらにたくさんのザコ敵がルームガーダーとして何度も登場してくる。…つまりボスラッシュならぬ ザコラッシュ
前半は地上の敵が2体ずつ、後半は空中の敵が3体ずつ現れる。
2番目のクリスタルは初見で気づいた人いるのかと思うくらいわかりにくい。
このステージで流れるBGMは『64』の中でも特に人気があり、後に『トリデラ』で復活した。

ボス

本作の真のラスボスよりよっぽど強いミラクルマター
詳しくは個別項目へ。
クリスタルが全て揃ってない場合はラスボスになる。


ミラクルマターを倒すとムービーに突入するが、クリスタルを全て集めていない場合は「黒い雲を追い払って誰もが一件落着と思いきや、カービィ達がポップスターに帰った直後に実は女王様がまだ黒い雲に乗っ取られていて…」というバッドエンドになってしまう。
このムービーのラストで、リップルスターの女王が微笑みから一転、邪悪な笑みを浮かべてリボンを見遣るシーンは「こうじょうけんがく」とは別の意味で本作のトラウマとして挙げる人が多い。
このムービーのタイトルは『バイバイ』なのだが、よく考えてみるとめちゃくちゃ怖い。
一応、あの後リップルスターに黒い雲が再来し、再びポップスターへ逃れたリボンと改めて残ったクリスタルを集めに…という解釈もできるし、あるいは脅威になりうるカービィ達をみすみす見逃す訳もなく、あの宇宙船に細工がしてあって…と解釈することもできる。
その宇宙船の周囲には「2」「3」で登場したダークマターの鰭を思わせる物体が飛んでいるのも意味深である。

クリスタルを全て集めた時のムービーは最初の部分は前述と似ているが、追い払った黒い雲は逃げて行かずに爆散。更に突如クリスタルから光が放たれて女王に命中。すると彼女の体から大量の黒い雲が現れて宇宙へ飛び出し、巨大で邪悪な星を形成する。レベル7ファイナルスターはこうして登場するのである。
最後の戦いに挑むためカービィ達が突入するが、カービィはこの時ワープスターを呼ぶためドヤ顔で携帯(懐かしのアンテナ付き)を取り出していた。
実は後の『鏡の大迷宮』より先に『64』で最初に携帯を使っていたのだった。


BGM

『星のカービィ』シリーズといえばBGMに定評がある事で有名だが、もちろん本作も評価が高いBGMがたくさんある。
リップルスターのステージセレクト中に流れるBGMは本作で特に評価が高いBGMのひとつで、以降のシリーズで度々アレンジされている。

『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』

ヘルパーマスターへの道』の休憩所で流れる。
勇ましい原曲からしっとりしたメロディにアレンジされ、以降の作品もこのアレンジがベースになっている。

毛糸のカービィ

最後の舞台となるプププランドのマップで流れる。
上記に引き続きしっとり系アレンジだが新たにフレーズが追加されている。

星のカービィ トリプルデラックス

格闘王への道、真格闘王への道の休憩所で流れる。
メロディは前者は『ヘルパーマスターへの道』、後者は『毛糸のカービィ』がベースになっている。

星のカービィ ロボボプラネット

真かちぬきボスバトルを最後の最後まで無事勝ち抜いた後のリザルト画面で流れる。
しっとり系が続いた中で64の勇ましい原曲寄りのアレンジは初めて。
最後のボスのデザインを考えると何とも意味深な選曲チョイスである。

星のカービィ スターアライズ

18年振りにシリーズ復活を果たしたアドレーヌ&リボンとあるボスと戦う時に流れる。
最初はかつてリップルスターを乗っ取ったラスボスと表向きのラスボスのBGMが流れるが、時間が経つと…?

カービィファイターズ2

トレーニングモード及びオンラインモードの対戦相手募集中の練習画面で流れる。
『64』のチュートリアルからシリーズお馴染みグリーングリーンズの後に流れるメドレー形式になっている。
稀に裏曲が流れ、こちらはスタアラ後半レベルの謎解き部屋で流れるような8bit風アレンジになっている。



その他に『ウルデラ』のサントラでアコースティックバージョンで収録されたり、シリーズ25周年記念オーケストラコンサートで演奏されたり、同梱のメモリアルアレンジにも収録されたりしている。



追記・修正は6-3途中で壊せそうな場所を探しながらお願いします。

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最終更新:2024年10月23日 17:46