爆豪勝己

登録日:2015/04/15 (水) 00:02:29
更新日:2020/03/17 Tue 12:34:18
所要時間:約 9 分で読めます




「こっからだ・・・いいか!俺はここで!一番になってやる!」




爆豪勝己(ばくごうかつき)は、『僕のヒーローアカデミア』の登場人物。
CV.梅原裕一郎(VOMIC版)/岡本信彦(アニメ版)/國立幸(アニメ版 年少期)


爆豪's目:爆発的に吊り上る 80度まで。目指せ90度。
爆豪's毛:爆発的に尖っている。
爆豪's器:爆発的みみっちさ。
爆豪's掌:爆発的に爆発させる。皮がブ厚い。
爆豪's全身:爆発的に屈強。着ヤセ。
爆豪's腰履き:ちゃんと履いたほうがいい。

──「僕らのヒーロー解体新書」より



◆概要

主人公・緑谷出久の同級生であり、幼馴染。
あだ名は「かっちゃん」。

子供の頃から腕っぷしが強く頭が良く、強力な“個性”まで発現したので「俺ってすげえ!」と爆発的に調子に乗ってしまったのが四歳の頃。
元々天才肌でガキ大将気質だったかっちゃんは周囲に誰も止める人間がいなかった徐々に増長していき、クソを下水で煮込んだような性格をしたクソ煮込み野郎になってしまった。
子供のまま成長したので「一番すごい俺と一番すごくないあいつ」という理屈で無個性の出久を木偶の坊の「デク」、「クソナード」等と呼んで中学までずっといじめていた。
ちなみに堀越先生は最初子供の頃のような悪意なく人を傷つけるナチュラルボーン天才キャラで行こうとしたらしいが、全然面白くないと思い直し、爆発的に嫌な感じにしたらしい。

そんな顔も性格もどっちかというと悪役なかっちゃんだが、目指す目標はオールマイトを超えるトップヒーローになって高額納税者ランキングに名を刻むこと。みみっちいなオイ。
他にも取り巻きがタバコを吸うのを内申点を気にしてやめさせたり、頭に血が上っていても変なところで冷静だったりとその爆発的みみっちさは随所で光っている。

人の名前を覚えるのは苦手、というか興味がないのか、基本的に他人をモブ呼ばわりする。
そこから外見的特徴から付けたあだ名(クソ髪、アホ面など)を経て、ようやく名前で呼ぶようになる。例外として、轟に関してはあだ名より前に本名で呼んだ。
ネーミングセンスは一部の読者に人気があり、後々の仮免試験補講の際には士傑高校の現身ケミィの個性:幻惑で作り出した轟の幻(普段の轟と雰囲気が全く違う爽やかで甘い笑顔)には、盛大に吹き出しながら、「マボロキ」と名付けた。



そして目標への足がかりとなるヒーロー科最難関・雄英高校の受験を控えた中三の春、ヘドロ状の敵(ヴィラン)に取り憑かれ、自分の助けを求める顔を見た出久が自分を助けようとしたことで彼をいじめるのをやめた。変に空気の読めるやつである。

雄英高校の受験ではヴィランポイントのみでトップの成績を叩き出したが、対照的に救助(レスキュー)ポイントのみで出久が合格し、更に個性把握テストで“無個性”だったはずの出久が“個性”を見せたことでプライドを傷つけられ、爆発的怒りを燃やすようになると共に徐々に余裕をなくしていく。
元々雑魚のくせに子供の頃から自分を当たり前のように助けようとする出久には内心複雑な感情を持っており、それを「自分の方が上」と思うことで誤魔化していたのだが、出久が“個性”を持っていて、自分を騙し内心で見下していたという思い込みが鬱憤を爆発的に増大させてしまった。

そして実践訓練において出久との直接対決を実現させ、その鬱憤をぶつけるように出久を痛めつけるが、かつては自分に怯えるだけだった出久に敗北を喫してしまう。

更に自分を上回る“個性”を持った轟焦凍の存在、八百万百に指摘された自分の問題点に納得してしまったことで完全に鼻っ柱をへし折られてしまい、出久はそんなかっちゃんに自分の“個性”がまだ借り物でしかない事を明かすが、かっちゃんはその悔しさをバネに必ず這い上がってみせると決意するのだった。
その後は増長しやすかった性格が多少落ち着き、冷静さを見せるようになってきている。

全身ダイナマイトをイメージしたかっちゃんのヒーローコスチュームの腕には、手榴弾のような装備があり、そこに汗を溜めて一気に爆発させる事で火力を跳ね上げる。

家族構成は両親のみで一人っ子。
母・光己を「クソババア」と呼び日々反抗しているが本心では大事に思っている。
かっちゃんの性格と容姿は確実に母親の遺伝。そして弱気な父・勝(ちなみにデザイナー関連の業者)を「クソオヤジ」呼ばわり。オールマイト曰く「闇深い家庭」。
けれど両親共に仲は良く、リビングにはかっちゃんが今まで表彰された大量のトロフィー等が飾られているので息子の性格矯正には消極的だが家族関係自体は円満な様子。



◆能力

個性以外は普通のはずがパワー、スタミナ、反射神経どれもが世代トップクラス。
……が、右手の大振りが決め技として多用されるという癖があるらしく、クソナードには一回の戦闘で二回も辛酸を嘗めさせられた。
本能的な嗅覚にも優れており、個性や戦術の運用面でラグ無し戦闘が当たり前というベテランみたいなことをしている。本当に15歳か。
攻撃的な個性もあいまって、同年代では攻める彼を止めるのは生半可な個性や能力では不可能に近い。

それに、ああ見えて非常に頭がいい。そもそも偏差値79の超絶難関校である雄英高校、模試A判定とかいう爆発的頭脳の持ち主でA組でも上の方。
そのため、黒霧の呟きから彼の個性の特性を見抜いてみせたり、チーム戦で本来考えていなかったコンビネーション攻撃を行ったりと、感覚以外でも有能な面をもっている。
昔音楽教室に通わされたため楽器の演奏もでき、ドラムの技術は耳郎から完璧と評されるほど。
井の中の蛙的な来歴で雄英に来たもののその才能は本物で彼自身文武両道の体現ではある……のだが、肝心の精神は健全どころかクソ煮込みとかいわれる始末である。



◆個性:『爆破』

変異した掌の汗腺からニトロのような汗を出し、自在に爆発させる爆発的に強力な“個性”。
汗は自由に出すこともできるが、普通に発汗作用でも出てくるので、夏場は爆発的に強く、逆に冬はスロースターター。

そのイメージ通り、メインの使用法は攻撃。
爆風を当てて吹っ飛ばすのはもちろんのこと、殴ったところに追撃、掴んで爆破など、本人の強力な体術と合わさった際の突破力はA組に並ぶものなし。
両手だと威力が分散してしまうとのことなので、攻撃に関しては片手使用がメイン。
爆風の射程は意外に長く、麗日戦では一方的に彼女をふっ飛ばし続け近づけなかった。実際、プロでもなかなか近づけないほどに苛烈なもの。
切島戦では、そのストッピングパワーで何もさせずにひたすら爆破しまくって圧倒、爆破自体は通用しなかった彼を個性発動できなくなるまで釘付けにしてねじ伏せるなど、どこぞのインストラクション・ワンな戦いをしたこともある。
最大火力のそれは凄まじい範囲を覆い尽くし、浮いた礫や瓦礫を粉微塵に一掃してしまうほどの破壊力を見せつけた。
例外とともに、他の追随を許さないA組最強クラスの火力であることは否定のしようもない。

それだけでなく、移動の際に掌を背後に向けて加速したり、断続的に使い空中を飛び回ったりする移動手段としても多様。
この移動法は、本来両手で行う場合微調整や角度など一歩間違えばあらぬ方向に吹っ飛ぶであろう荒々しいものなのだが……多大な慣れと計算が必須なこれを、かっちゃんはセンスと勘で完璧に使いこなしている。
10mを優に超えるロボ・インフェルノを軽々飛び越えてみせたり、転んだ状態から即座に立ち上がり蹴りで奇襲、果ては空中で慣性を殺す急停止、投げの際に加速を付けて威力倍増など、もはやこっちもメイン。
これと恵まれた身体能力、反応速度が加味されたとき、彼は上下左右あらゆる方向へ変速移動しながら猛撃してくる超爆発的なパワーファイターとしてヴィラン(とクソナード)に立ちふさがるのだ。
この扱いづらい個性を本能的に使いこなす点が、クラスメイトをして「才能マン」や「センスの塊」と称される所以である。
あと応用として閃光を発生させることもできる。


もちろん、欠点も利点にならぶほど存在する。
まずとにかく「うるさい」ことである。
個性による隠密行動は不可能に近く、空中移動や爆発的火力など、潜入作戦などでは一切の優位を捨てなくてはならない。
自己アピールとて強すぎればただの鈴。彼が名を挙げると同時に、爆発音は彼から利口な悪を遠ざける音色になりかねない。
夜に民家の近くで使った場合、騒音などでメチャクチャ訴えられそうだ。

そして何より「破壊力が強すぎること」。
「ヒーローによる被害は自己負担(保険と控除あり)」なこの世界で、個性によって市民が怪我しました、窓割れましたなど、起きてほしくないことを一際招きやすい個性であるといえるのだ。
爆風で飛んだものが当たった、なんて二次被害もあるだろうし、個性の面では市街地使用は細心の注意が必要だろう。
実際ヴィランに乗っ取られかけたときには、周りの商店が引火して火事になったりもした。冬は二重の意味で鬼門の季節といえるだろう。

それに破壊してはならない貴重品、多大な影響を与える施設などでもその機能は著しく制限される(本人が制限するかは別)。
前述のコスチュームの爆発力強化なんて、現代社会の何処で活用する機会があるというのか。あんなもんまかり間違って市民巻き込んだ日にはヒーロー引退必至である。
個性自体は強力極まりないのだが、ルールという壁の前に立った時、本当に彼の真価が問われるのかもしれない。

あとかっちゃんは爆発が効きにくいだけで無効化しているわけではない。
汗という性質上そう遠くには届かないので威力にも限界があり、言ってしまえば自分自身が耐えられない爆発は使えない

……と、ここまで色々書いてきたが、彼の強さは個性のみにあらず。
この多様性と一点突破力に長ける個性を操る彼自身の能力にある。
これからの活躍に期待したい。

◆必殺技
  • 榴弾砲・着弾(ハウザーインパクト)
雄英体育祭の決勝戦、対轟にて使用。
空中に飛んでから落下と同時に加速、爆風により回転まで付加して突っ込んだのち、生身での最大威力の爆風を放つ大技。
轟が直前で炎を消してしまったためにもろにこれを浴びて場外、優勝を得た。
完全で圧倒的な勝利ではなかったこともあり、かっちゃんは表彰台に拘束されての受賞となった。

  • 徹甲弾(A・P・ショット)
必殺技を生み出す特訓において新たに生み出した技。
片方の手を筒状にして爆破を起こすもう片方の手のひらに押し付けながら爆破を起こすことで、
爆風の範囲を最小限に押しとどめ、威力に指向性を持たせるという自身の欠点を克服した技。
連射タイプの「機関砲(オートカノン)」というバリエーションも存在する。





僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!!

やはり色々巻き込まれる。

  • 出久には長年に渡ってストーカーされる←(プライベート)
  • 教師(ミッドナイト)には泣き顔を盗撮される←(学校)
  • ベストジーニストには女豹コスプレ+ポーズを強制された挙句撮られる←(職場体験先)。

など、変質的な意味で散々な目に遭っている。
チャリティに不本意で参加したときは保育園の子供達の人気を独占し、皆が帰ってもかっちゃんだけが取り残された。
オールマイト曰く「適職」。
解説によると他人に暴言を吐いて敵を作るのはストイック精神に基づくもので、実は他人の気持ちがわかる繊細な心の持ち主らしい。
本編の序盤の彼を見ると全く信じられないが、保育園の一件を見た通り子供は本質を見抜くということだろうか。
そして心の地雷ではとうとう「みみっちぃ」と言われる度に傷心していることが暴露された。

そして本編と同じくセンスの塊。
  • 麗日の料理に呆れてリメイクして美味な炒飯を作る。
  • 野球で個性を生かした豪速球で活躍する(終盤で打ったが瀬呂のテープで結果負けた)。
  • ヒーローショーでは出久の失態をアドリブで誤魔化し舞台を成功させる。

など、フォロー上手である。
切島とつるむのが多く、彼から個性を含めた意味での相棒として認識されている。
意外にも切島に謝罪する場面があり、それは作画・根田氏が「自分でも想定してないミスは案外認める」と考えた為。
回数が続くにつれて暴走する出久とは真逆に落ち着いついてきた。
デクぅ…。







追記・修正は爆発的にお願いします
でもクソナードは死ね!

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