オールマイト

登録日:2015/03/09 Mon 23:32:40
更新日:2025/10/31 Fri 21:38:18NEW!
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もう大丈夫!

何故って?


私が来た!!


+ ●目次

オールマイトとは、『僕のヒーローアカデミア』の登場人物。
CV:玄田哲章(VOMIC版) / 三宅健太(TVアニメ版)

◆データ

誕生日:6月10日(ふたご座)
身長:220cm
血液型:A型
出身:東京都
好きなもの:屋久杉・映画

◆概要

“個性”溢れる超人社会に“平和の象徴”として君臨するNo.1ヒーロー

一人だけモロに画風が違い、アメコミヒーローのような陰影のハッキリした顔と、筋骨隆々の体躯の持ち主。
ちなみに連載前は「こんなオッサンには憧れない」とか、「変に陽気なオジサン」とか散々に言われていたらしく、それが逆に堀越氏に火を点け、気合を入れて描くようになったんだとか。
なお、画風の違いに関しては登場キャラクターも「画風が違う」メタ的な発言で言及しており、作品世界においても目立つ見た目らしい*1


雄英高校卒業後はアメリカ合衆国に留学し、大学に通う傍ら現地でヒーロー活動に勤しんでいた。
本格的なプロヒーローとしてのデビューを果たしたのは故郷日本で、本編第1話から遡ること25年以上前のこと。
いきなり大災害の現場に颯爽と現れ1人で1000人以上を救うという伝説を打ち立てたのだ。
世界各国で“個性”を持つ者の増加に伴ってそれを悪用する(ヴィラン)の犯罪が深刻化する中、ヴィラン達を次々打倒し、逮捕に貢献。
後述の事情から、かつての日本は特に危険な国だったが、オールマイトの圧倒的な強さによって年々犯罪率は減少していき、ヴィランによる犯罪発生率を6%にまで減らした。
各国は軒並み20%を超える中でこの数値が維持されているのは、「オールマイトの存在そのものが抑止力となっているから」と目され、世界中から一目置かれている。
しかし皮肉なことに彼のこのやり口は仇敵であるAFOの『暴力と恐怖による支配』と同質であり、水面下では抑圧された民衆の不満と怒りが貯まり続けている。
それを示すように彼の引退後、犯罪発生率は上昇し、更には一般民衆の暴動へと繋がっていくこととなってしまう。


◆人物

ファンサービスの面でも一切手を抜かず、一般人は無論、事務所に張り込むマスコミ相手ですらサインを求められれば瞬く間に応じる。
雑誌の取材やポテチの袋の写真撮影、活躍ぶりが映画化等、メディアへの協力や活動分野は多岐に渡る真摯な性格。
ある日の活動は、飛行機の離陸を待つより自分で跳んだ方が速いからか、北海道で宣伝を兼ねた生中継を終えたらすぐさま自力で跳んで東京の事務所に着陸し、そしてすぐさま管轄の救助活動に奔走する…といった具合。
事件の知らせが耳に入れば反射的にヒーローとして行動してしまう所為もあって、プライベートの時間が無いに等しい多忙な日々を送っている。
その雄姿は力無き市民に安心を、ヒーローからは敬意を、ヴィランからは恐怖を集める絶対的な存在。




が、実は5年前のある戦いで重傷を負ってしまっており、「呼吸器官半壊」「胃袋全摘」更には度重なる手術と後遺症が重なり、かつての勇姿は見る影もないほどやせ細ってしまっている。
通称「トゥルーフォーム」
当然というべきか、トゥルーフォームで人前に出ることはなく、ヒーローとしての活動は重傷を負う前の自分と同じ筋骨隆々の姿(マッスルフォーム)で行っている。
ちなみにこの形態変化は個性とは関係なく、本人曰く「腹筋に力を入れているようなもの」らしい。

本来ならばそんな体でヒーローを続けるなど自殺行為なのだが、オールマイトはその事実を世間に公表していない。
何故なら“平和の象徴”に空白期間があってはならないから。
“平和の象徴”が悪に屈した。そんな事実があってはならない。
抑止力である自分はどれだけ内心で恐怖していようと、どれだけの重圧を感じていようと、常に笑顔で人々を安心させなければならない。
そうでなければ、世界には今以上に悪が蔓延ることになる。

その為にオールマイトは自らの傷を隠してNO.1ヒーローとして君臨し続けているが、事実として、彼が表舞台引退以降、この国の犯罪発生率は3%も上昇してしまっており、さらに本人も、心は折れておらずとも全盛期の力はもう出せないと自覚しており、それに気付いたヴィラン達の間で「オールマイトは弱っている」という噂が広まりつつあることを受け、オールマイトは活動時間によるヒーロー活動の限界を隠すことと、自身の後継者探しを秘密裏に行うことを目的に、自らの恩師でもある校長の勧めもあって母校、雄英高校ヒーロー科の教師として赴任することになった。


その雄英高校付近で偶然、ヴィランに襲われていた少年・緑谷出久を救ったことが、『僕のヒーローアカデミア』の物語の始まりとなる。

出久を助けることは問題なく出来たが、ひょんなことからオールマイトは彼にトゥルーフォームを見られてしまう。
そして、自身に憧れているという彼に「“個性”のない人間でもあなたのようになれますか」と問われたオールマイトは、自らが負った傷を晒し、“無個性”の人間がヒーローの、命懸けの世界に身を投じることを諌めたが、その後、自分が逃がしてしまったヴィランが別の少年...爆豪勝己を人質にする事件が発生してしまう。

現場に駆け付けたプロヒーローの中にはそのヴィランに有利な個性を持つ者はおらず、自身も既に活動限界時間を迎えてしまっている。
誰も人質の少年を助けられない。そんな空気の中、一人見守る群集の中から飛び出し、囚われた友人を助けようとする少年がいた。
先程救った少年、出久だ。
“無個性”でありながら、そうすることで自分も危険だと知りながら「友人を助ける」という意思で立ち向かった彼の姿に触発されたオールマイトは、既に限界を迎えていた身体を押してマッスルフォームとなり、ヴィランを撃退して爆豪と出久を助け出したのであった。

そしてオールマイトは、事件の聴取等から解放され、帰路に就いた出久を待ち伏せて接触。
『君はヒーローにはなれない』という自身の前言を撤回して彼のヒーローに相応しい魂を賞賛し、彼を自らの後継者に指名した。


あの場の誰でもない 小心者で”無個性”の君だったから!!私は動かされた!!

“無個性”で只のヒーロー好きな君は あの場で誰よりもヒーローだった!!


君はヒーローになれる


雄英高校の教師に赴任してからは出久を始めとした生徒達を時にコミカルに、時に頼もしく導いている。
ただ、教師としては素人なのでカンペを見たり、授業の意図を生徒に質問してみたら思ったより言われて自身が言う事がなくなってしまったりと慣れない教師業に四苦八苦している様子。
加えて入学以前から出久を支援し、入学後も明らかな依怙贔屓を行うなど他の生徒との公平性は皆無、どう捉えても教師としての適性はない。

出久の…というよりはOFA(ワンフォーオール)の師匠としてもダメダメであり、強力すぎるその個性の使い方についてまともにアドバイスすることができていない。
「全身に力を持続させ、徐々に許容出力を上げていく」という基本中の基本すら弟子に教えず*2、出久はグラントリノとの訓練でようやく気づく始末。
体育祭では部位自壊100%ぶっぱしか使えない出久に強く発破をかけたことで腕に爆弾を作らせてしまったりもしているが、後に出久のクラスで必殺技開発の授業が行われた際には、担任でもなければ指導担当でもないのにわざわざ顔を出し、出久のクラスメイトたちにもアドバイスを行いつつ、出久には「君はまだ私のイメージに囚われ過ぎているぞ」と忠告し、結果、彼が爆弾を抱えた腕を用いるパンチではなく、不安がない足・キックを主体とするシュートスタイルを開発する手助けもしている。

また、オールマイトは「OFAが元々はAFOに対抗するべく秘密裡に受け継がれてきた力であり、後継者は巨悪と戦う宿命を背負わなくてはならない」という、本来ならば後継者と見込んだ出久に、個性(OFA)を譲渡する前に伝えておくべき重要事項を話していない。
AFOの詳細に関してもすぐには伝えておらず、彼が出久にそれを打ち明けるのは雄英の職業体験が終わってからとなった。
尤も、これに関しては既にOFAで打倒すべきAFOを自身の手で倒していたと思い込んでいたのも原因と思われ、擁護するなら、OFAの継承者が倒すべきAFOを自身が倒した(と思っている)以上、OFAの成り立ち等についてはいずれ話せばいいと判断し、それよりも、平和の象徴である自分の後継者として、精神面以外未熟な出久を着実に鍛えることを優先しようとしていたのかもしれない。

しかし、それより何より致命的だったのは、自己犠牲精神」の危険性と問題点を出久に教授する事ができなかった事である。
「ヒーローとは本来、奉仕活動!そこはブレちゃあいかんのさ」とは本人の談。
文言としては確かにその通りなのだが、オールマイトの「全て自分一人で引き受ける」というヒーロースタイルは彼だからこそ成立させられる無茶であって、オールマイトよりスペックが劣る出久がそれを真似てしまえば、潰れてしまって然るべきである。

上述のように、オールマイトは出久の指導に際して、OFAの使い方にしても、ヒーローとしての精神に関しても、良い意味で規格外な自分を基準にしてしまい、精神以外はほぼ常人の出久では自分のように出来るはずもないという、出久に限らず、自分以外の他人を指導する前に念頭に置いておくべきことを失念しているのである。
ある意味では、「天才肌の人間は他人、特に常人を指導することに向いていない」という典型例と言えるかもしれない。

なお、出久を昼食に誘う時などでところどころ女子力の高い仕草をしたり、作者のツイッターでチアガール姿を披露したりと、密かに女子力も高い。
そのため「この漫画の真のヒロインはオールマイト」というトチ狂った事を言い出すファンもいるとかいないとか。ちなみに料理も達者である。一人暮らしが長かったせいか?ほとんど家にいなかっただろうに。
年齢不詳で通しているが、設定から計算すると実は55歳になる*3
後に本人の口から「50も半ばを超えて」と言及しており、それ以上の可能性もある。なお、当人も年齢のことは割と気にしている模様。
あと重い立場から当然だが、親類の存在も明かさず未婚を通している。

+ まさかの
劇場版第4作「ユアネクスト」の特典で「女性経験なし」と公式に断言されてしまった。
ナンテコッタイ /(^o^)\…とおどけたくなるが、師・志村菜奈の家庭の惨劇を見てもわかるように、ヒーロー職は恨みを買いその家族・親族・友人にまで危険が及ぶもの。「オールマイトと関係ある女性」ともなればAFO始めどんなヴィランからどんな目に遭わされるかわからない、触れることすら恐ろしい…と考えるのは当然のことではある。
加えて言うと、行為中に「ワン・フォー・オール」を誤って譲渡させてしまうリスクもある上、万一ハニートラップを仕掛けられれば悪意を持った者に個性を奪われる可能性まで出てしまう。
また、メタ的な面から見れば、別媒体でオールマイトの息子を登場させる展開が起こらないようにする意味合いも考えられる。
そう言った関係から、「ワン・フォー・オール」は継承した時点で己の幸福を投げ出す覚悟も必要なのかもしれない。同様の理由から、男性経験もないと思われる。

本名は「八木俊典(やぎ としのり)」、普通とか言わないで。

ちなみに、トゥルーフォームは自分の秘書達にも晒せないが、事務所内でマッスルフォームを維持し続けるのは無理があるため、事務所では「第二秘書室所属の秘書・八木俊典」として、仮の身分を確保している。



個性:『ワン・フォー・オール

オールマイトの“個性”。
巷では「ブースト」とも「怪力」とも言われているその能力は、それに近い超パワー&超スピードを兼ね備えた「超すごい身体能力」である。
身も蓋もないがその拳は一度振るうだけで天候すら変化し、風圧だけで高層ビルを何棟も倒壊させることも容易い。
全盛期にはハリケーンをベアハッグによって強引に霧散させてしまう常軌を逸した行為すら、重い荷物を持ちあげる程度の感覚で悠々と成し遂げていた。
速さは銃弾の発射を見てから躱し、東京大阪間(東京駅から新大阪駅までおよそ550㎞)を14秒で駆け抜ける。
アメコミのスーパーマンみたいな身体能力と思えば概ねまちがいはない。

よってただの通常攻撃が一撃必殺の破壊力を生み、身のこなしが速すぎるためこちらの攻撃が当たらず、当たっても効かないというシンプルすぎて対策のしようがない身体強化系の個性の頂点とも言える力である。

しかもその神髄はただのパワーアップではなく、「力を蓄え」「それを他者に譲渡する」こと。
つまり、オールマイト以前にもこの能力を持った人々がおり、彼らはオールマイトほどのパワーではなかった、ということになる。
オールマイトは8代目継承者にあたる。

ただし、オールマイトは消耗した肉体によって活動時間の限界が3時間まで縮まってしまっている上に、出久に譲渡した事で徐々に“ワン・フォー・オール”が消えつつあり、全盛期より相当に衰えてしまっている。
更にUSJにて対平和の象徴として作り出された改人“脳無”との戦いで限界を超えた戦いを強いられた事で活動時間は1時間を切ってしまった*4
この脳無戦も本人は「全盛期なら5発で済んだのが300発以上殴ってしまった」と述懐しており、後に宿敵から「5㎞移動するのに30秒(600km/h)かかるなんて衰えたね」と煽られている。

オールマイトはプロデビュー後→AFO戦後→個性譲渡後→脳無戦後と細かく弱体化しているが、いずれの期間でも問答無用に最強。
外伝作品『ヴィジランテ』では在りし日の荒唐無稽な活躍ぶりが描かれるが、時系列的にはあれでも全盛期にほど遠い弱体化モードである。

ちなみにオールマイトの活動時間については雄英の教師達全員が知っているが、“ワン・フォー・オール”の詳細について知っているのは校長やリカバリーガール、友人の塚内刑事等極一部に限られる。
あとかっちゃんも出久から聞かされて知っている。

次代継承者たる出久はその扱いに苦労しているが、オールマイト自身は継承した直後から特に意識することなく自然に扱えたと語っている。
感覚で物事を把握する天才肌であるらしく、教師として四苦八苦しているのもそのあたりに起因するのかもしれない。
時限ロックの解除前だったのでワン・フォー・オールの真骨頂とも言える複数個性の同時発動は使用できなかったが、彼の場合いくつかの個性は自前の技とセンスで再現可能



◆人間関係

オールマイト自身の存在に憧れる少年。
当初は上記の通り無個性である彼の意志を受け止めつつも、命がけのヒーローの世界に飛び込んでいくのを良しとしなかったが、自身が取り逃がしたヴィランに取りつかれたかっちゃんを助ける行動を目撃し、他のヒーローから見れば無茶な自殺願望に見えたそれを評価して、自身の「個性」の後継者として指名する。
教師になってからは時に良き先生として、時に良きアドバイザーとして彼を導いている。

雄英高校における同僚の教師。
教師としては先輩にあたるが、年齢やヒーローとしてのキャリアからか相澤の方がオールマイトに敬語で接している。
クールな性格や教師としてのスタンスの違いから、彼の厳しさの裏に秘められた生徒たちへの思いやりに気付きつつも「(性格的な意味で)合わないんだよなぁ」とぼやいていた。

  • 志村菜奈
ワン・フォー・オールの7代目継承者であり、オールマイトの恩師。
オールマイトが母の様に慕い敬愛していたが、第1話の30年以上前、オールマイトが雄英高校3年生の夏に殺害されてしまった。

高校時代、彼を鍛える為だけに1年間担任を勤めたヒーロー。
そのスパルタぶり(グラントリノ曰くゲロが出るまでしごいた)はオールマイト本人が記憶を封印するほどトラウマになっている。
親友の志村と修行中のオールマイトの三人でオール・フォー・ワンに挑んだが歯が立たず、殿を買って出た志村を置いて撤退した時の無念を共有しており、師匠として教えられることは全て叩き込んでいる。
プロヒーロ―の資格を取得し次第、まだ未熟なオールマイトが玉砕覚悟で師の仇討ちに向かうと危ぶみ、彼に修行を兼ねてアメリカに留学するよう指示した。

第1話の30年以上前にオールマイトの師を殺害し、5年前に相討ち同然となってオールマイト自身にも重傷を負わせた因縁のヴィラン。
上述の通りワン・フォー・オールの原点となった存在でもある。

かつて、オールマイトが最も信頼した最初で最後の相棒だった文武両道のプロヒーロ―。
オールマイトは元々相棒を雇わない方針で活動し続けていたが、しょっちゅうオールマイトの動画を観ている程の大ファンだった彼に根負けして雇った。
しかし、オール・フォー・ワンとの死闘で半ば廃人になっても尚、命を削って戦い続けるオールマイトの痛ましさを見ていられず相棒を辞した。
ちなみにプロヒーロ―には事前事後問わず警察への活動申請が必要だが、1日のうちにほぼ衝動的にヒーロー活動を重ねて未処理の書類の山を作ってしまうオールマイトにとって、とりわけ事務処理能力の高い彼の存在は不可欠だったため、一時期オールマイトはかなり困窮したらしい。


◆余談

彼の決め台詞であり名台詞である「もう大丈夫!何故って?私が来た!!」というセリフは、英語圏では「HAVE NO FEAR! (FOR) I AM HERE!!」と訳されている。
直訳すると「恐れることはない!私がココにいる!!」となり、"FEAR"と"HERE"で韻を踏んでいる等、こちらもかなりカッコイイ台詞となっている。


小説版『雄英白書』やOVA等での対ヴィラン戦闘訓練等では、マスクを被りヴィラン役を担当した。

過去のAFOとの戦いにより左上腹部に大きな傷跡があり、作中ではギャグのように咳をしながら血を吐く描写が目立つが「呼吸器官半壊」「胃袋全摘出」という医学的に深刻な状態である。当然ながら胃がないためオールマイトは食べ物をかなり咀嚼してからでないと呑み込めず、食べる量も激減している。雄英高校では、食堂で振る舞われるランチラッシュの料理ではなく、恐らく手作りであろう小さな弁当を持参している。相澤が一杯奢ると言った時、飲めないと発言していることから元々アルコールが飲めないのか、胃の摘出に伴い肝臓の機能が低下しているためとも考えられる。

自動車免許は有しており、目指せ合格アメリカンドリームプランで出久が片付けたゴミを乗せる軽トラを運転している。

編集者(アニヲタ)とは常に項目を追記・修正するもの!


荒らし(アンチ)よ、こんな言葉を知ってるか!!?


Plus(更に) Ultra(向こうへ)!!













以下重大なネタバレ























【始まりの終わり 終わりの始まり】

雄英高校の林間学校の際、敵連合によって爆豪勝己が攫われたことを受け、警察はプロヒーロー達を密かに収集。
結果敵連合を追い詰めるものの別行動をしていた宿敵"オール・フォー・ワン"によって爆豪と敵連合の面々を奪われてしまう。
オールマイトは速やかに彼がいる場所へ赴き、6年ぶりの戦いを始めるのであった…。



全て返してもらうぞ

オール・フォー・ワン!!


また僕を殺すか

オールマイト



お互いに全盛期より劣っているとはいえ互角の戦いを見せる2人。
しかしオールマイト自身は活動の限界時間を迎えてしまったことにより、徐々に追いつめられてしまう。
途中グラントリノが駆け付け2人掛かりで迎え撃つものの、オール・フォー・ワンが放った一撃から民間人を守る為に残された最後の力を振り絞り、決して見せてはいけなかった自らの真の姿……トゥルーフォームを全国民にさらけ出してしまう。

しかしそれでも彼は決して諦めなかった。平和の象徴であるために。

それをあざ笑うかのようにオール・フォー・ワンは彼に告げる。
敵連合のリーダー・死枯木弔はオールマイトの師匠「志村奈々」の孫であると。

それを聞いたオールマイトは怒りと自責の念で心が押しつぶされそうになってしまうが…、


負けないで…

オールマイト お願い…

救けて



姿は変わってもオールマイトはオールマイトでしょ!?
いつだって何とかしてきてくれたじゃんか!
オールマイト!頑張れ


その姿は何だオールマイトォ!!!

なんだそのっ 情けない背中は!!

勝てや!!

オールマイトォ!!



自分に助けを求めるもの、自分に憧れヒーローを夢見る者、自分をライバル視する者の声を受けてオールマイトは再び立ち上がる。
平和の象徴であり続け、この国の平和を支える柱となる為に。

あの邪悪な輩を…止めてくれオールマイト…!!

皆あなたの勝利を願っている…!!

どんな姿でもあなたは皆のNo.1ヒーローなのだ!


ああ…! 多いよ…!ヒーローは…
守るものが多いんだよオール・フォー・ワン!!

だから 負けないんだよ


自らに残されたOFAの残り火をかき集め、片腕に力を集中させるオールマイト。
本気で彼を抹殺しようと渾身の力で殴りかかるオール・フォー・ワンの一撃を受け止めつつも、素早く左腕にその力を移動させ一撃を加えるが…


浅い


そりゃア… 腰が

入ってなかったからな!!!



そう、その一撃すらもフェイントだったのだ。
渾身の、そして最後の力を宿敵に叩き込み、


(さらばだ オール・フォー・ワン)





UNITED STATES OF

SMAASH





(さらばだ ワン・フォー・オール)

…長年の宿敵、オール・フォー・ワンを遂に打倒したのだった。


その後、メディアの取材に応じたオールマイトはカメラを指差しこう告げる。
「次は君だ」と。
その言葉を聞いた人々はヴィランへの警告と誰もがオールマイトのようなヒーローになれるという意味として聞き取った。

しかしデクには分かっていた。
オールマイトはもう、ワン・フォー・オールを使い果たしてしまったという事。そしてそれは、あの平和の象徴がいなくなってしまうという事であると。

自分の憧れのヒーローはもういない。
オールマイトの言葉の真の意味を知り涙ぐむデク。
そしてそんな彼を傍らに見る爆豪。
目指すヒーロー像は違うものの、共にオールマイトに憧れた二人の行く先は果たしてどうなるのだろうか…。

頬に残る弱々しい痛みが
僕に“オールマイト”時代の終焉を じんじんと告げていた。



















【個性なき戦い】

上述の通りワン・フォー・オールの残り火を使い果たしたオールマイトだが、紆余曲折を経てオール・フォー・ワンの脅威が再び訪れてしまう。
だがオールマイトはワン・フォー・オールを失った後、少しでも戦えるように『あるもの』を準備していた。

◆アーマードオールマイト

オールマイトが考案し、全資産を投じてアメリカの友人メリッサ・シールドに開発を依頼したオールマイトの最終形態。
元々ワン・フォー・オールの存在もあってサポートアイテムの類を使わなかった(というよりワン・フォー・オールのパワーに耐えられないから使えなかった)オールマイトだが、無個性の状態でオール・フォー・ワンに対抗すべく用意した代物。
普段はアタッシュケース型になっているパワードスーツと各種補助機能を搭載したスポーツカーで構成されており、パワードスーツを纏った姿はアイアンマンバットマンを合わせたような『メカニカルな黒いオールマイト』。また、志村菜奈から受け継いだヒーローとしてのスタンスから口元を露出させ笑顔を示している。
着用するオールマイト自身はトゥルーフォームのままだが、スーツには着用者の負荷軽減及び身体強化・補助機能が備わっているため、全盛期には及ばないが大幅に身体能力を向上させている。また、サポートAI「エルクレス」が搭載されており、各種バイタルやスーツの状態を随時チェックしている。更に軽減以上の負担で着用者が負傷した場合、動作補助をMAXにして*5強引に動かせるようにするなどアイテムなどの操作も行う。

特筆すべきはスーツ及びスポーツカーにA組メンバー20人分の個性を機械的に再現したものを搭載している点。
これら再現個性はそれぞれのヒーロー名が冠せられ、個性の性能こそオリジナルに劣るが着用者への負担なく、かつエルクレスのサポートもあって複数併用することができる。

とはいえ欠点も存在し、あくまで機械・道具故に耐久限界を超えると損壊するため長期戦には向かず*6、戦闘力も徐々に低下していく。オマケに突貫工事で開発したため動作テストすら行なっておらず*7、オール・フォー・ワン戦がぶっつけ本番という安全面で保証できない点もある。

★再現個性

機能名(ヒーロー名) オリジナル所有者 オリジナル個性 特性
烈怒頼雄斗(レッドライオット) 切島鋭児郎 硬化 スポーツカーの外装を分離し、盾となる浮遊装甲板にする。密集させればオール・フォー・ワンのビームに一度は耐えられる程の防御力がある。
ブラックウィップ 緑谷出久(万縄大悟郎) 黒鞭 手甲部及び烈怒頼雄斗から鋼線を射出し対象に打ち込む。
チャージズマ 上鳴電気 帯電 ブラックウィップを通して高圧電流を対象に流し込む。オール・フォー・ワンの再生を阻害した。
セロファン 瀬呂範太 テープ 手甲部ブラックウィップを巻き取って距離を詰める移動補助機能。
シュガーマン 砂藤力道 シュガードープ 脚部追加装備。ロケット内蔵で蹴りの威力を上げる。この際、緑谷の見出したシュートスタイルで運用している。
ツクヨミ 常闇踏陰 黒影(ダークシャドウ) スーツ背面に装着されるマント。敵の攻撃に対し自動防御を行う。
ピンキー 芦戸三奈 スポーツカーから射出された注射器で相手に強酸を注入する。
ウラビティ 麗日お茶子 無重力(ゼログラビティ) スーツ肩後部に内蔵されたスラスター。空中での姿勢制御を行うことで三次元機動を可能とする。
インゲニウム 飯田天哉 エンジン 脚部内蔵のスラスター。高速移動用。
テンタコル 障子目蔵 複製腕 背面に接続される2本の触手状サブアーム。壁面移動や敵に巻き付ける等が主な用途。
フロッピー 蛙吹梅雨 テンタコル先端に備わる壁面吸着機能。
ショート 轟焦凍 半冷半燃 腕に装着する追加装備。右腕から冷気を放つ小型砲。使用描写のなかった左腕はおそらく火炎を放出すると思われる。
テイルマン 尾白猿夫 尻尾 背面に装着される尻尾型の追加装備。打撃や後ろからの攻撃に対応する。
アニマ 口田甲司 生き物ボイス 2機の鳥型ドローン。
CAN'TSTOPTWINKLING☆(キラキラが止められないよ) 青山優雅 ネビルレーザー スポーツカーの約半分が変形したレーザー砲台。アニマを介して外部電源と接続すれば規定出力以上での砲撃も可能。
イヤホン=ジャック 耳郎響香 イヤホンジャック 胸部を展開し、内蔵されたスピーカーから音波振動を放出。
インビジブルガール 葉隠透 透明化 スーツの装甲表面に塗布された光学樹脂。レーザーによる熱を低減させる。
クリエティ 八百万百 創造 スーツの変形機構。着用時や動作補助時等にも機能する。
グレープジュース 峰田実 もぎもぎ クリエティの変形機構によりスーツの一部を用いて作られる拘束弾。
大・爆・殺・神ダイナマイト 爆豪勝己 爆破 最終手段となるスーツ内蔵の自爆機能。一部のみでも起爆可能。

◆アーマード・オールマイト

VSオール・フォー・ワン

ヒーロー対ヴィラン決戦の最中、郡衙山荘跡地でのオール・フォー・ワン迎撃にてエンデヴァーのプルスウルトラ・プロミネンスバーンを受けた際に壊理ちゃんの個性『巻き戻し』を使った個性破壊弾から抽出したものを使い、時間制限付きとはいえ全盛期の肉体を取り戻したオール・フォー・ワン。
その後も残存ヒーロー達+洗脳状態のギガントマキアの猛攻を受けながらも青年期にまで若返りヒーロー達とマキアを一掃したオール・フォー・ワンはホークスの『剛翼』をはじめとするヒーロー達の個性を奪いながら死柄木弔の下へ向かう。

分断作戦の都合でオール・フォー・ワンを迎撃できるヒーローが残っていないという絶望的戦況の中、進路上にある廃虚に立つオールマイト。
無個性の状態でありながらも、オール・フォー・ワンを足留めするために…



私が来た!(I am here!)



パワードスーツを身に纏うオールマイト。
足止めだと分かっていながら若返った影響による制御できない感情と長年の因縁故にオールマイトの存在を無視できないオール・フォー・ワンは、オールマイトの不敵な笑顔に怒りながら腕が損壊する程の出力のビームで薙ぎ払おうとするが、オールマイトはダッシュで距離を詰めながら『烈怒頼雄斗』でビームを凌ぎ切る。
シールドの66%を損壊するもそのままオール・フォー・ワンへ迫り、オール・フォー・ワンもまたオールマイトに迫る…が、オールマイトはオール・フォー・ワンに『ブラックウィップ』を打ち込み、すかさず『チャージズマ』で再生妨害。

長い付き合いだ、分かるだろ…“親友”!

私は!過去一度たりとも、負ける気で戦ったことはない!


そのまま『セロファン』で距離を詰めながら『シュガーマン』を装備し、〈シュートスタイル〉でオール・フォー・ワンをひたすら攻撃しながら注意を引く為に煽りまくる。


“魔王”が聞いて呆れるぜ!“無個性”でもっ!やれる程度とはなっ!

(私から目が離せない位!夢中にさせてやるよぉ!)


苛立ちが募るオール・フォー・ワンは個性を組み合わせてオールマイトへ反撃。
オールマイトはビルまで吹き飛ばされつつも『ツクヨミ』で致命打を防ぐが、流石に無事では済まず上腕骨と鎖骨が粉砕。しかしオールマイトはAFOが怒りによって個性の運用が雑になっている事を見抜いていた。
苛立ちながら近付いたオール・フォー・ワンが煽り返すも、お構い無しに殴りかかるオールマイト。それを真っ向から受けつつエネルギー波を身体から発し押し返そうとするオール・フォー・ワン。そのエネルギー波を堪えながら『ピンキー』でオール・フォー・ワンに超酸が注入され、再生した傍から腐食していく。
しかしオール・フォー・ワンは更にキレながらエネルギー波の出力を上げてオールマイトを別のビルまで吹き飛ばす。
スーツのマスク部が半壊し、肋骨骨折・全身打撲・呼吸器異常とボロボロになり、そんな状態でデクとの会話を思い出し笑いを浮かべ、ステインの叱咤を思い出し立ち上がるオールマイト。

自損覚悟で酸を排出したことで更に若返ったオール・フォー・ワンを見たオールマイトは、現在のオール・フォー・ワンがダメージ量が大きい程『巻き戻し』による若返りが加速するという弱点を抱えていることに気付く。
思わず笑いが溢れるオールマイトを見て攻撃的な姿に変じるオール・フォー・ワン。そしてオールマイトは高笑いしながらありったけの装備をエルクレスに要求し、怪物じみた形態へと変わる。



(人の役に立てて嬉しい…!)



(頑張れ…!頑張ろう…!)

(スラスター『ウラビティ』『インゲニウム』出力全開…!)

(A組よ…、私に力を貸してくれ…!)

(勝とうぜ…緑谷少年…!)

己を奮い立たせ、最早狂気の域に達した善性をもって戦いを続行するオールマイト。

それまで真っ向からの力押しで攻めた動きから一転、スラスターを吹かしながら『テンタコル』と『フロッピー』の併用で機動性を上げ、ヒット&アウェイの立ち回りで時間稼ぎにシフトするオールマイト。同時に『アニマ』を別動させて準備を進める。

更なる時間稼ぎを目論んでると勘付いたオール・フォー・ワンは行動可能時間を節約する“省エネ”戦法と煽りでオールマイトを追い立てる。
さすがにオールマイトも余裕がなくなってきたか笑顔を保てなくなりつつあり、後ろから迫りくる個性攻撃を凌ぐので手一杯。その隙を突いたオール・フォー・ワンが拳を振るいオールマイトを殴り沈める。

(分かっちゃいないなぁ…“親友”…!)

だがオールマイトも負けじと『テンタコル』を巻き付けながら右腕の『ショート』をオール・フォー・ワンの口に突っ込み、自身も巻き込むのを厭わず冷気をぶち込む。
そうして動きを封じている間に『アニマ』は廃虚内の送電塔から電線を引っ張ってくる。

負ける気がしないぜぇオール・フォー・ワン…!

そして上空に配置された砲台に電線が接続され、チャージ態勢に。そして右腕の『ショート』を噛み砕かれながらも宙に晒して…

ハッハッハァ!この名に灼かれな…!



CAN'TSTOPTWINKLING☆(キラキラが止められないよ)』!



かつてオール・フォー・ワンが個性を与えたヒーローの名を冠したレーザー砲がオール・フォー・ワンを焼く。
とはいえ、砲台自体の稼働用バッテリーの残量は残り少なく、さらに外部電源による負荷で自壊寸前。しかし砲撃は緩めない。それは、かつて死柄木を追い詰めた戦法と同じ状況だった。
さすがに全く同じ芸当はできないので『イヤホン=ジャック』の音波振動と巻き付けたままパージした『テンタコル』で拘束、レーザーによる熱は『インビジブルガール』で軽減しつつ照射域からの脱出。しかし、『テイルマン』でガードしたとはいえ、この状況を作る為に食らった一撃でオールマイトの下半身はオシャカに。

(私の顔見たさで頭を狙わなかった阿呆が…!)

(安くあがったぜ…!)

そんな状況にもかかわらずオール・フォー・ワンが個性によって攻撃、左腕の『ショート』と『イヤホン=ジャック』、マスクを損壊し弾かれてしまう。それでもオールマイトは更なる動作補助をしつつ『クリエティ』でスーツの右腕分を『グレープジュース』に再構成しオール・フォー・ワンの両手を地面に張り付ける。

(このまま消えろ…!)

(“喜び”が…痛みを凌駕している内に…!)

しかし、ついにバッテリーも無くなり、負荷限界をも超えてしまった『CAN'T STOP TWINKLING☆』が爆散。レーザーによる拘束が解かれてしまう。
レーザー照射場所から少年期程にまで若返ったオール・フォー・ワンが身体を発光させながら這い出てくる。
接近するオールマイトに向けて放たれたエネルギー波を躱すが、直後繰り出された横殴りで壁に叩きつけられてしまう。

背中から肉を棘状に生やし、オールマイトにトドメを差そうとするオール・フォー・ワン。だが突然、オール・フォー・ワンの身体が動かなくなる。

血は…、等しく紅い…

なんとステインが『凝血』でオール・フォー・ワンの動きを封じたのだ。
そしてステインの激励を受けて少しながら笑顔を取り戻し、ステインと共にオール・フォー・ワンへ再三立ち向かう…

が、その拳が届く刹那、オール・フォー・ワンが『瀉血』を強制発動し自身の血液を総排出したのだ。
とはいえ血を捨てた程度でステインの『凝血』から解放されるわけではない
…のだが、オール・フォー・ワンは同時に『抗原変体』も発動することで血液そのものを改変し『凝血』を無効化。動けるようになったオール・フォー・ワンはそのままステインをビルに叩きつける。
そしてステインの元に近付いたオール・フォー・ワンはオールマイトが追いつく前にステインを殺害。返す手でオールマイトにエネルギー波でカウンターをとる。咄嗟のことで防御も回避も間に合わない…

コレガ最後ノシールドデス。

オールマイト…生キテ…

が、破壊されたはずのエルクレスが辛うじて残っていた『烈怒頼雄斗』でエネルギー波を防いだ。


エルクレス最期のサポートにより致命打は免れたオールマイトだが、スーツをほぼ全損し、道路に五体を投げ出された状態に。
最早ボロボロの身体はろくに動かず、精魂尽き果てたオールマイト。しかし、志村菜奈とナイトアイの幻影が叱咤。オールマイトはその声に衝き動かされるかのように、這いつくばってでもオール・フォー・ワンの注意を引こうとする。

(来いや…!)



その後、天空の棺での対死柄木戦の最中、オール・フォー・ワンが姿を現す。その手には…


ボロボロのオールマイトが逆さ吊りに掴まれていた…



天空の棺が浮力を取り戻しつつあったことでそれまで個性で支えていたジェントル・クリミナルが迎撃にあたろうとするが、オール・フォー・ワンが棺を攻撃し再び支えさせるように仕向け、スターアンドストライプの仲間達も駆けつけレーザー攻撃を仕掛けようとするもオールマイトを攻撃できず戦闘機が全て墜とされる。
窮地に陥るヒーロー勢力…しかし…

平和の…象徴…

オールマイトがオール・フォー・ワンに組み付いた。

組み付いたオールマイトはそのまま左腕に僅かばかり残っていた分のスーツで奥の手…『大・爆・殺・神ダイナマイト』で自身諸共オール・フォー・ワンを爆殺しにかかったのだ。
その一撃で倒せるわけではないのを承知で躊躇なく自爆を選ぶオールマイトの姿に、嘗て志村菜奈を殺害する際の捨て台詞を思い出す。

(オール・フォー・ワン…、お前は…オールマイトに負ける…必ずね…!)

(だって…)

(アンタ(AFO)よりも…俊典のほうが…“イカれてる”…!)


もっかい死ねば…せめて幼稚園児くらいにはなるかぁ…!?


(私がした事といえば…ふと、その道を振り返っただけだ…)

(それが、とても大事なものに見えただけだ…!)

(だから…!)

スーツが輝きを増し、今まさにオール・フォー・ワンを吹き飛ばそうとする…が、オール・フォー・ワンは首元から槍を突き出し残存スーツを貫いて無力化する。
そしてオールマイトが持てるカード全て使い切った核心を得るやステインから奪った『凝血』でオールマイトを拘束してしまう。

余力すらも出し切って打つ手無しとなり、驚愕と絶望の入り混じった表情になるオールマイト。
そして人々の心を完全に折るべく、掲げたオールマイトにトドメを差そうとする…

が、絶体絶命の状況で...爆豪が蘇生。
緑谷と爆豪はアイコンタクトですべき事を伝えるや爆豪が天空の棺から飛び出し緑谷の手を取る。そして緑谷は『変速』で自身と爆豪を加速させオールマイトの元へ爆豪を投げ飛ばし、爆豪はオール・フォー・ワンからオールマイトを助けだす。


勝つぞォォォォ!!!


救出されたオールマイトは『凝血』による拘束もあるとはいえ満身創痍な状態だが、爆豪を呼ぶと残っていたスーツを爆豪に託す。

もう…“機能”は失っているが…添え木ぐらいにはなる…

『大・爆・殺・神ダイナマイト』…、こんなものしか与えてやれないが…

既に自爆機能は使えなくなっているが、それは爆豪がオール・フォー・ワンに立ち向かうための助けとなるのだった。
そして戦線離脱となったオールマイトは爆豪蘇生の代償で変わり果てた姿となったエッジショットと共に成り行きを見守ることとなる。






追記・修正は平和のために力を使い果たした方にお願いします。

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最終更新:2025年10月31日 21:38

*1 デクは画風を含めた「オールマイトの顔真似」という一発ギャグができるが、オールマイトを知るある人物からは「馬鹿にしてんのか」と酷評された。もっともこれはオールマイト「マニア」であるがゆえの勘違いであったが

*2 ただ、オールマイトは継承してすぐ「なんとなく」で100%の力を行使できた逸材と語られている。実際、高校生の頃すでにかなり頑健な体つきだった。出久のように「徐々にOFAを身体に慣らしていく」必要がないボディに恵まれていたのだとすれば、そこに意識が向かなかったのもある程度は仕方ない一面もある

*3 オールマイトは高校入学前にOFAを継承し、40年間保有しているため

*4 ただ、その割にその場のノリでマッスルフォームになったりする。そしてテンションが上がって吐血する。無理するなし。

*5 具体的には負傷箇所のスーツを圧縮、外骨格とする。

*6 オール・フォー・ワンからはゴミ袋呼ばわりされた挙句、「それ(道具)は限界を超えない」と言い切られている。

*7 スーツはともかく、一応スポーツカーに関しては郡衙山荘決戦後に乗っている描写があるため、少なくともこの時点で既に完成はしており、スポーツカーは車としての運用は保証できていると言える。