ベル・クラネル

登録日:2015/07/29 (水) 00:06:15
更新日:2021/05/08 Sat 14:51:57
所要時間:約 20 分で読めます





冒険を、しよう。

この譲れない想いのために。

僕は。

英雄に、なりたい。






所属:【ヘスティア・ファミリア】
種族:ヒューマン
職業:冒険者
年齢:14歳
身長:165c(セルチ)
ステイタス:Lv.1 ⇒ Lv.4
二つ名:なし ⇒ 未完の少年(リトル・ルーキー) ⇒ 白兎の脚(ラビット・フット)



◆概要


【ヘスティア・ファミリア】の最初の団員であり、仲間が増えた現在は団長を務めている。
真っ白な髪に赤い瞳、華奢な体格をした中性的な少年。
外見から兎のイメージを持たれる事が多く、周囲の人間にとってベル=兎が共通認識になっている。

元々は田舎で暮らしていたが、唯一の肉親であった祖父が亡くなり、祖父から聞かせてもらっていた英雄譚への憧れや異性との運命的な出会いを求めて、冒険者となるべくオラリオへやって来た。
今は亡き祖父に強い憧れを抱いており、彼が自分に語った教えを常に胸に抱いている。
その教えは時にベルに力を与え、時に邪な方向にベルを引きずり込もうとする。

オラリオに来てからは弱そうな外見を理由に何処のファミリアからも門前払いを食らっていたが、同じく誰も自身のファミリアに入ってくれず団員を探し求めていたヘスティアと出会い、彼女のファミリアに加わった。
冒険者になった当初は英雄に憧れるだけの普通の少年だったが、多くの出会いに恵まれる内に本物の英雄になりたいという願望を抱き成長していく事になる。

実は祖父の正体は、かつて世界最強のファミリアと謳われた【ゼウス・ファミリア】の主神ゼウスであり、今もまだ天界に送還されず地上にいるのだがベルはこの事を知らない。
かつて最強のファミリアを作り上げた手腕は伊達ではなく、ゼウスの教えは冒険者として為になるものが多くベルの心の支えとなっている。
ヘルメスによるとベルは【ゼウス・ファミリア】が遺した存在であるらしいが…?



◆人物像

性格は気弱で臆病な所もあるが善良かつ純粋なものであり、その純粋さから多くの者から好意を寄せられている。
また、何かと厄介ごとを引き寄せやすいトラブル体質で、傍から見たら死んでもおかしくないレベルの修羅場が短期間で何度も訪れている。
もっともこれらの修羅場を乗り越えていくたびに冒険者として大きく成長していく事になるのだが。

やる時はやる男(おのこ)で、戦いになると相手が誰だろうと臆することなく立ち向かう勇気と覚悟を持ち、戦闘時の雄々しい姿に多くの者が魅了され、破壊衝動しかないはずのモンスターすらもベルとの戦いに喜びを見出す事がある。
普通冒険者は格上相手には集団で戦うのがセオリーだが、ベルの場合一対一で戦う事の方が多い。
その為、本来習得が困難な偉業の経験値(エクセリア)が凄まじい勢いで貯まっていき、短期間の内にランクアップを繰り返している。

こんな性格をしているため目の前で誰かが苦しんでいたら、自分がどんなに危険な目にあっても見捨てることなく助けることを選択する。
【ヘスティア・ファミリア】の団員達もそんなベルに救われた者や惹かれた者たちの集まりで、全員ベルに無類の信頼と好感を抱いている。

危機に陥った女性たちを英雄のように救っていき、その度に助けた女性に惚れられる一級建築士。
ちなみにベルに恋愛感情を抱いている女性は全員ベルより年上。根っからの年上キラーである。


◆本編での活躍


当初の実力はゴブリンを一匹倒して大喜びするようなレベルだったが、ある時ミノタウロスに襲われ、逃げ回っていたところをアイズ・ヴァレンシュタインに救われたことで彼女に一目惚れし、スキル【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】を発現させ、急速に成長を始める事になる。

その後、その現場を目撃していたベート・ローガによって散々に扱き下ろされるのをたまたま耳にしてしまい、その悔しさと遥か高みに存在している憧憬の存在に追いつきたいという強い願望が成長率を爆発的に跳ね上げる事に。

そんな中、ベルの魂の輝きを曇らせるミノタウロスへの恐怖を払拭させるため、フレイヤに命じられたオッタルが捕らえ、鍛え上げた片角のミノタウロスに襲われ、一度は心が折れてしまう。
しかし、またしてもアイズに助けられそうになった事で自分の弱さへの怒りが恐怖を上回り、全てを注ぎ込んだ全力の戦いによって、遂には手も足も出なかったミノタウロスを単独で撃破するという偉業を成し遂げる事となる。
そしてその偉業によってわずか一ヶ月半でLv.2へのランクアップを果たし、神々から【未完の少年(リトル・ルーキー)】の二つ名を与えられると共に、【世界最速兎(レコードホルダー)】として一躍注目の的となる。

ランクアップ後は、一部冒険者からのやっかみで「たまたまミノタウロスを倒しただけ」とか言われていたが、ベルの可愛さに心奪われたアポロン率いる【アポロン・ファミリア】との戦争遊戯の際、
衆目の中で自分より上位のLv.3の冒険者ヒュアキントスを撃破。
それによって実力を認められると共に、一ヶ月でLv.3へのランクアップを果たす。
当然これも世界最速記録。

Lv.3になってからは、【フレイヤ・ファミリア】に勝つために春姫を犠牲にしようとする【イシュタル・ファミリア】との抗争、心あるモンスター『異端児』(ゼノス)に暴虐を尽くす【イケロス・ファミリア】との攻防、
かつて戦った片角のミノタウロスの生まれ変わりであり最強の異端児であるアステリオスとの戦闘を行い敗北するもこれらの偉業が認められ、二ヶ月でLv.4へとランクアップ。
またしても世界最速記録を更新した。

Lv.3の異端児を巡る事件は、守ると誓ったウィーネを一度は目の前で死なせてしまう(フェルズの蘇生魔法で生き返らせることに成功)、頑なにウィーネを殺そうとするアイズを止めようとするも手も足も出ず、アステリオスとの死闘に敗れるなど敗北の記憶。
しかし、この敗北の記憶がベルの強くなりたいという気持ちをさらに高めることになる。
異端児の一件が落ち着いた後は憧憬であるアイズに追いつきたいという願いだけでなく、世界に居場所がない異端児たちを救いたい、好敵手であるアステリオスに勝ちたいという願いも加わり心身ともに成長する。

その後、ランクアップ後二度目の【神会(デナトゥス)】に於いて二つ名が再検討され、【白兎の脚(ラビット・フット)】の二つ名を拝命した。

Lv.4になって強制任務(ミッション)を受け下層まで遠征に行くことになったが、異常事態(イレギュラー)が立て続けに起こり、リューと共に階層を移動できるワーム・ウェールに飲み込まれて満身創痍の状態で深層に落ちてしまい、
命がけのサバイバルと厄災ジャガーノートにリューと共に戦いを挑む事になる。
死闘の末ジャガーノートには勝利するもリュー共々力尽きてしまうが、異端児と仲間たちの救助が間に合い生還する。 
遠征そのものは1週間ぐらいの短さだったが、あまりの壮絶さに偉業の経験値が貯まりLv.5へのランクアップが可能になった*1

遠征から数日後、外伝ソードオラトリアの穢れた精霊を利用してオラリオを破壊しようとするエニュオとの最終決戦に【ヘスティア・ファミリア】と共に遂に参戦。
エニュオに捕まった人質達の救出部隊に遅れて参戦し圧倒的強さでモンスターの大軍を倒した後、エニュオの切り札である七体目の穢れた精霊ニーズホッグをフルチャージした【英雄願望(アルゴノゥト)】の一撃で破壊しエニュオの計画を失敗に終わらせた。
この時の【英雄願望(アルゴノゥト)】で戦場に鳴り響いた大鐘楼の音は戦場にいた全ての冒険者を奮起させ、アイズも自身のスキル【復讐姫(アヴェンジャー)】の影響で怒りと憎しみに飲み込まれ我を失いかけたが、ベルとの思い出が怒りと憎しみを上回り正気を取り戻したおかげで怪人レヴィスとの戦いに勝利した。

エニュオは当時最強のファミリアだった【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】がいなくなった15年前からオラリオを破壊する計画を立て、障害として【ロキ・ファミリア】【フレイヤ・ファミリア】【ガネーシャ・ファミリア】【ヘファイトス・ファミリア】【イシュタル・ファミリア*2】【ウラヌスの私兵である異端児】の六つの戦力は予想していたが、半年前冒険者になったベルの存在はエニュオの計画を大きく狂わせオラリオと世界の運命を変えることに繋がった。
外伝の内容ではあるが憧憬のアイズを追いかけ続けたベルの一つの集大成ともいうべき戦い。


◆ステイタス

・Lv.1(片角のミノタウロスとの戦いの後の最終ステイタス アニメで判明*3)
力:SS1091 耐久:SS1019 器用:SS1098 敏捷:SSS1337 魔力:SS1001

・Lv.2(【アポロン・ファミリア】との戦争遊戯前のステイタス 原作6巻より)
力:SS1088 耐久:SS1029 器用:SS1094 敏捷:SSS1302 魔力:A883 幸運:I

・Lv.3(好敵手アステリオスとの再戦前のステイタス 原作11巻より)
力:SS1001 耐久:SS1100 器用:S989 敏捷:SSS1291 魔力:A877 幸運:H 耐異常:H

・Lv.4(17巻現在のステイタス Lv.5にランクアップ可能)
力:SS1033 耐久:SSS1218 器用:SS1041 敏捷:SS1089 魔力:S965 幸運:F 耐異常:G 逃走:I

後述の【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】のスキル効果でステイタスが限界突破するため、全てにおいて規格外のアビリティの持ち主。
特に元から高い資質を持っていた敏捷に至っては自分よりランクの高い冒険者を上回るぐらい速くなる。

Lv.4は【フレイヤ・ファミリア】の幹部達に何度も死にかけるまでしごかれたため一番資質の高い敏捷よりも耐久のアビリティの方が大幅に上昇した。
また、ベルのステイタスは敏捷以外のアビリティもSSSの領域に至ることが判明した

なお勘違いしそうになるがステイタスが限界突破した時点ではまだ最終ステイタスではない。
限界突破した状態でそのレベルでの最後の戦闘を行い、そのあとにステイタスを更新し最終ステイタスにしてからランクアップするのが流れで、本編でベルの最終ステイタスが公開されたことは一度もない
アニメで判明したLv.1以外の最終ステイタスは現在不明だがステイタスの伸びしろからLv.1の時以上の数値になっているのはほぼ間違いない。


◆スキル


憧憬一途(リアリス・フレーゼ)
早熟する。懸想が続く限り効果持続。懸想の丈により効果向上。

ベルの根幹を成すスキル。
簡単に言えば、憧憬の存在への懸想によって成長を早めるスキル。
アイズに一目惚れした事から発現した、ド一途な想いが形になったもの。
副次効果として、魅了を跳ね除ける効果がある。

その上昇率は凄まじく、ベルがランクアップの世界最速記録を打ち立てたのもこのスキルによるもの。
ステイタスの基本アビリティは0~999の数字とI~Sの等級によって示されるが、普通はSランクまで到達するものは中々いない。
しかし、【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】の成長速度はSランクどころか限界を突破し、SSSまで届く。
この領域まで達すれば、上位ランクの存在を単独で撃破する事も不可能ではない。
ステイタスにはランクアップの際、前レベルの基本アビリティを貯金としてストックする効果があり、ベルのステイタスは単純な数値以上のポテンシャルを秘めている。

成長速度の例として自分より強い冒険者やモンスターとの命がけの戦いの後や死地を乗り越えた後、憧憬であるアイズとの修行や戦いの後は大抵アビリティ熟練度トータル1000は超える。
今までの最高記録はベル曰く8回死にかけた遠征帰還後でアビリティ熟練度トータル3400を超え、この時はヘスティアも軽く頭を痛めた。

ただ、ヘスティアが秘密にしているため、ベル本人はこのスキルの存在を知らない。
また、望まぬ形で憧憬が破れた際にはステイタスの成長が止まってしまう可能性さえも存在するという(少なくとも、それまでの爆発的な成長速度は見込めなくなる)。

英雄願望(アルゴノゥト)
能動的行動(アクティブアクション)に対するチャージ実行権。

ミノタウロスとの戦いで、「英雄になりたい」という強い願望を抱いたことで発現したスキル。
言ってみれば溜め攻撃のスキル。一度の行動に限り、体力と精神力を対価にあらゆる要素を強化する。
チャージ中は(チャイム)の音が鳴り響き、蓄力(チャージ)時間によって行動の威力も上がっていくが、蓄力を長く行うほど消耗も激しくなる。Lv.2~3の時の最大蓄積時間は3分までだったが、Lv.4になってからは4分に増えた。
ヘスティアはこれを起死回生をもたらす「英雄の一撃」と称している。

【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】と同じく、ベルの強い想いが結晶となったものであるためか、スキルの骨子となっている英雄への憧れが強まるほどにその効果が増していくという特性がある。
憧憬への想いの丈が境界を突破した場合、蓄力の出力が跳ね上がり、鐘の音が大鐘楼(グランドベル)の音に成り代わる。

闘牛本能(オックス・スレイヤー)
猛牛系との戦闘における、全能力の超高補正

アステリオスとの戦いで発現したスキル。
猛牛系のモンスターと交戦する際はレベル以上の戦闘能力を発揮できる。
いずれ来る約束の時、アステリオスとの決戦の為のスキル。
このスキルの発現により名実ともに『猛牛と闘いし者(オックス・スレイヤー)』の名を冠することとなった。


ダンまちの世界でスキルは本人の本質や望みに影響されて発現する想いの結晶であるためスキル名は本人の心の鏡を映す行為に等しい。
上記のスキル名を読み解くとベルの本質はアイズへの一途な想い、英雄になりたいという思い、アステリオスへのライバル意識で出来ていると言える。
ちなみに特典SSでアイズやアステリオスへの想いから発現したスキルはあるのに自分由来のスキルがない事に気づいたヘスティアがベルに怒りと悲しみのタックルをかました。



◆発展アビリティ


・幸運
現在ベルのみに発現したレアアビリティであり、詳細な効果は不明。
現状目に見える効果はドロップアイテムが落ちやすい、クエストの探し物がすぐに見つかる、カジノのルーレットを連続で当てるなど文字通り運がめちゃくちゃ良くなっているのが分かる。
ヘスティアによると『加護』の力もあるらしく呪いでカサンドラの誰にも信じてもらえない予知夢を唯一信じることができる。
フェルズの800年間成功しなかった蘇生魔法がウィーネに成功したのもこの力が作用したのではないかという考察もある。
本来発展アビリティは等級が上がり難いのだが、幸運の発展アビリティはベルが死線を超えるたびに次の段階に上昇しているので凄まじい速さで等級が上がっている*4

・耐異常
状態異常を防ぐ事の出来るアビリティ。
シンプルだが、状態異常の攻撃を繰り出すモンスターと多数遭遇することになるダンジョン探索においては必須級と言われており、大抵の上級冒険者はこのアビリティを所有している。
腐った飲食類にも効果がありベルが深層でのサバイバルで腐ったポーションを飲んだがお腹を壊さなかった。

・逃走
文字通り逃げ足が速くなるアビリティ。名前は格好悪いがLv.4以降しか入手できないので一応レアアビリティ。
物語の最初にミノタウロスから逃げた所から始まり、その後もフレイヤのいたずらで仕向けられたシルバーバック、襲い掛かってきた【アポロン・ファミリア】や【イシュタル・ファミリア】などから逃げ回った結果発現した発展アビリティ。
元から敏捷に関しては最高クラスの資質の持ち主だったベルが逃走時はさらに速くなる事になる。


◆魔法


・ファイアボルト
速攻魔法。
フレイヤが用意した魔導書によって発現した魔法。
ベルが魔法の形として「立ちはだかるものを打ち砕く力」「炎になりたい」「雷のように速く」という形をイメージした事から発現した、走る稲妻状の炎の魔法。

普通、魔法には詠唱が必要であり、短文長文の差はあれど、基本的に詠唱の無い魔法は存在しない。
しかしファイアボルトは速攻魔法として詠唱を必要とせず、ただ名前を叫ぶだけで発動できる。

ただ、その分魔法自体の威力は低く、決め手に欠ける。
もっとも、普通は中々使う機会の無い魔法はステイタスを上げ辛いというデメリットがあり、ファイアボルトは速攻魔法なため連射が効き、【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】の効果もあって成長速度は他と比べ物にならない。
しかも後に【英雄願望(アルゴノゥト)】が発現した事でこの弱点を補えるようになり、スピードと威力を使い分ける事が出来るようになった。

炎の女神であるヘスティアの眷属であり、雷の大神であるゼウスに育てられたベルに相応しい魔法と言える。


◆戦闘スタイル


基本的に速度と手数重視の短剣二刀流で戦う。 
相手がパワータイプの時や大型級モンスターの時は大剣を使うこともあるが、激しい戦いやベルの【英雄願望(アルゴノゥト)】の威力に耐え切れず大抵戦いの途中で壊れる。
アイズに戦い方を教わっていることや憧れていることもあってか彼女の動きに似ているらしく【イシュタル・ファミリア】のフリュネやベルの戦いを見た【ロキ・ファミリア】がアイズの姿を重ねていた。

【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】のおかげで限界突破したステイタスを持ち、アイズやリューといった実力者に技や駆け引きを教わっていることやいくつもの死線をくぐり抜けた事もあって同Lv.帯じゃ最強クラスの実力者。
憧憬であるアイズに追いつくことと好敵手であるアステリオスに勝つことを目標にしているので、戦闘時に二人の事を思い出して闘争心を燃やすこともある。

必殺技《聖火の英斬(アルゴ・ウェスタ)

アステリオスとの戦いの後に開発したベルの必殺技。
【英雄願望(アルゴノゥト)】の「収束する」という特性を利用し、ヘスティアナイフにファイアボルトを打ち込み即座に蓄力を開始することでヘスティアナイフに魔法を収束させ、斬撃と魔法を同時蓄力させる『二重蓄力(デュアル・チャージ)』を考案。
発動させるとヘスティアナイフに炎が纏い、見た目が幅や長さがショートソードほどの炎熱の刃になる。
その炎雷の斬撃の威力は凄まじく、文字通り必殺の威力を持つ。
ウェスタは主神であるヘスティアのもう一つの名前で、神々の言葉で『燃え続ける聖火(ほのお)』を意味する。



◆装備


・短刀
ギルドからの支給品。いわゆる初期装備。
現在は初心者の頃ベルが世話になった鍛冶屋「雛鳥の鉄床」店主のダルドが買い取り、彼の店の奥に飾られている。

・シュワイザーデーゲン
両刃短剣(バゼラード)。19000ヴァリス。ただし値切った。
リリがヘスティア・ナイフを盗み出そうとした際にせめてもの置き土産としてベルに渡した品。
ミノタウロスとの戦いの際に真っ二つに折られる。

・ヘスティア・ナイフ
その身を形作るのは、真実の銀、ミスリルの輝き。真の光は、他の誰もが手にしたところで、その輝きを曇らせる。心せよ、刃を抜くことが出来るのは、汝が認め、汝と血を分けた使い手ただ一人。

鍛冶の主ヘファイストスがオリンポスの盟友ヘスティアの武具を鍛える。ファルナが刻まれし汝もまた我らが愛する神の眷属、神の刃。女神ヘスティアの名のもとに命ずる。同じ血を分けた眷属に力を貸し与え、栄光を献げよ。汝の主の名、それはベル・クラネル。主の半身となり共に笑い、共に怒り、共に泣き、共に傷つき、共に走り、共に苦難を乗り越え、共に育て。経験を糧とし、刃を研ぎ澄ませ。主と共に至高を目指せ。

汝は女神ヘスティアの分身なり。闇を切り裂く炉の炎を宿し、主人の路を切り拓け。永遠の伴侶となって、主人を守れ。

ヘスティアがヘファイストスに数日にも及ぶ土下座で頼み込んで作ってもらったナイフ。
35年ローン420回払い。値段にして2億ヴァリス。この借金によってヘスティアは【ヘファイストス・ファミリア】でただ働きさせられている。
(比較対象としては、800万ヴァリスでいい家が複数買えるレベル)
借金の事は団員には秘密にされていたが、ホームの移転の際に借用書が見つかり、全員に知られた。ベルはぶっ倒れた。

鍛冶の最大手である【ヘファイストス・ファミリア】の主神であり、自身も人間では及びも付かないほどの匠であるヘファイストスが直々に作った武器のため、その強度はそこらの武器とは比べ物にならない。
更にこのナイフにはヘスティアの髪と『神の血(イコル)』が編みこまれ、【神聖文字(ヒエログリフ)】が刻まれており、ヘスティアの眷族以外の者が持てばただのなまくらだが、ヘスティアの恩恵を受けた者が持てば、その実力に応じた攻撃力を発揮する「生きた武器」。
ヘファイストスが「駆け出し冒険者に持たせる一級品」として苦心の末に作り出したものであり、製作者曰く「邪道の武器」。

・牛若丸(うしわかまる)
ミノタウロスからドロップした「ミノタウロスの角」を使ってヴェルフが作成した15c(セルチ)程の短刀。
危うく《牛短刀(ミノたん)》という名前が付けられるところだったが、ベルによって止められた。
ベルにとっては思い入れのある武器だが、枕の下に入れて眠ったところ、激強のミノタウロスが夢に出てきて殺されそうになったという*5
アステリオスとの再戦で破壊された。

・牛若丸弐式(うしわかまるにしき)
ヴェルフがLv.2にランクアップし、鍛冶アビリティを獲得した際に残ったミノタウロスの角から作成した短刀。アニメでは作成されなかった。
牛若丸より刀身が長く、ヴェルフの鍛冶の効果により牛若丸より攻撃力は高い。
鍛冶神ヘファイトスも認めた第三等級武装。
【イケロス・ファミリア】のディックスとの戦いで紛失した。ベルは後で探すと言っていたが本編で回収された描写はない。

・白幻(はくげん)
ダイダロス通りでの異端児騒動の際に、一角獣のユーノが殺傷能力を抑える為に切り落としたユニコーンの角の先端を元にした35c(セルチ)程のロングナイフ。
ちゃっかり譲り受けていたヴェルフが騒動が終わった後作り上げた。
軽く取り回しが容易で牛若丸よりも高い切れ味を持つ第二等級武装。
「ユニコーンの角」自体の効果である異常状態解除の効果はまだ残っており、毒に侵されたベルがこの武器で自分を刺し貫くことにより毒を解除した。

  • 兎鎧(ピョンキチ)シリーズ
ヴェルフが作成した軽装防具。
ネーミングセンスがアレすぎて誰にも売れなかったが、一目見て気にいったベルが購入した。ただ、後で名前を知って落ち込んだ。
この事をきっかけにヴェルフはベルと専属契約を結び、仲間に加わった。

現在使用されているのはMk-Ⅴ。
破壊されまくる防具に頭を悩ませたヴェルフが人工的に軽量化された超硬金属によって作成した過去最高の防御力だが、多分そのうち壊されるだろう、うん。
ジャガーノートとの戦いでやっぱり壊された。

・ゴライアスマフラー
ジャガーノートの出現を予知したカサンドラがヴェルフに頼み、リリのゴライアスローブの余った部分を使って作成した防具。
ベルの兎鎧を簡単に砕くジャガーノートの破爪を耐え抜くほどの強度を持ち、重量もあるのでベルはこのマフラーを鞭のように敵を薙ぎ払うのに使ったり、敵に巻き付けて引き寄せるなど攻撃にも使用している。
この装備のお陰でズタボロにされながらも腕の組成が丸々残り、ベルは片腕を完治させることが出来た*6
素材が異常事態(イレギュラー)で現れた黒いゴライアスの硬皮を使っているのでかなり希少。




◆余談


ダンまちメモリア・フレーゼ2周年イベント偉大冒険譚アルゴノゥトにて原作でちょくちょく話に出てくる英雄アルゴノゥトの生まれ変わりである事が判明。
アルゴノゥトが愛したアリアドネ王女がアイズに瓜二つの容姿をしていたり、ミノタウロスを好敵手とみなし「生まれ変わり、もしまた巡り合った時は一対一で戦おう」と約束するなど現代のベルへとその思いは引き継がれている。
ベルの育ての親のゼウスもアルゴノゥトの冒険を天界から見ており、アルゴノゥトが一番お気に入りの英雄譚であり、アルゴノゥトの冒険はまだこれからだと幼いベルに語っている。


今でこそ規格外の速度で強くなっているベルだが、ベルの育ての親であるゼウスはベルの事を素質が圧倒的にないと断言し、作者もガチャキャラに例えるとアイズやリューのレア度はSSSRだがベルはRだと言っており本来そこまで資質に恵まれたわけではなかった。
しかし、アイズに一目ぼれして【憧恵一途(リアリス・フレーゼ)】が発現し、片角のミノタウロスとの戦いで冒険者に必要な勇気と覚悟を手に入れた結果、神時代が始まって以来類を見ない存在になってしまった。
アルゴノゥトから続く縁がベルを覚醒させたのかもしれない。







もし、英雄と呼ばれる資格があるとするならば
剣を執った者ではなく、盾をかざした者でもなく、癒しをもたらした者でもない

己を賭した者こそが、英雄と呼ばれるのだ

仲間を守れ。女を救え。己を賭けろ。

折れても構わん、挫けても良い、大いに泣け。勝者は常に敗者の中にいる。

願いを貫き、想いを叫ぶのだ。さすれば


それが、一番格好のいい英雄(おのこ)


追記・修正をお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2021年05月08日 14:51

*1 あまりに短期間でランクアップが可能になってしまい、神々に注目させたくないヘスティアの考えですぐにランクアップしなかった

*2 作中で消滅したが穴埋めとしてオラリオの外にあるファミリアでLv.6が2人所属する【カーリー・ファミリア】が参戦した

*3 【アポロン・ファミリア】との戦争遊戯の際、ヘスティアがヘルメスにベルのLv.1のステイタスの最高値は敏捷以外SSと言っていたのでこれが公式の数値と思われる

*4 20年以上冒険者をやっている第一級冒険者のフィンやオッタルですら一番高い発展アビリティの等級は【E】

*5 後にアステリオスとの戦いで正夢になる。ちなみに牛若丸を造った時点で作者はアステリオスを出すことを決めていた

*6 もし少しでも腕が欠けていたら義手にせざるを得なかったことが言及されている。