ロロ・ゴウガルフ/レイ・ゴウガルフ

登録日:2015/12/03 Thu 09:38:19
更新日:2022/03/18 Fri 18:48:08
所要時間:約 8 分で読めます







フフフ…、この世は強さが全てなのさ。


ハンターの秘伝防具は、強い者のシンボルだ!

それが今は、どうだ?
弱いくせに秘伝防具をつけたがる!

そういう下等ハンターをこらしめるのも、我らの役目だ!




赤闘獣       青闘獣

ロロ・ゴウガルフ     レイ・ゴウガルフ



『モンスターハンターフロンティアZZ』に登場する完璧超人モンスター。


概要

大型アップデート『G2』で登場した牙獣種の大型モンスター。
それぞれ別名は「赤闘獣」「青闘獣」。

ランク別に剛種(HR5。旧HR100)とG級(GR1~、HC)の2種類の個体がいる。
ゴウガルフの登場を皮切りに、それ以降の新規オリジナルモンスターはこの区分が定番となった。


あの金獅子ラージャンの近縁種と目されるモンスターで、それぞれ別名通りに赤と青の体毛が生えている。
だが雌雄の区別では無い様で、優性遺伝子と劣性遺伝子による差異が現れたものである様子。
顔つきは猿型の牙獣種に漏れずゴリラ…というより、犬に少し近い。


ラージャンの親戚だけあって普通の猿ではなく、雷の代わりになんと磁力を操ることができる
マグネット・パワー!!
怒り時には磁力を発した影響で体毛がブワッと膨れ上がり、もっふもふの仕上がりに。
ゴウガルフはこの磁力を用いたコンビネーション攻撃を最も得意とするモンスター達で、フロンティアに今まで登場したオルガロン夫妻、アルゴル魚竜などといったタッグモンスターよりも連携を強く重んじているのが特徴である。


また、彼ら固有の攻撃技はなんというかプロレスチックである。
それもそのはずで、彼らのモチーフはズバリ『キン肉マン』に登場するネプチューンマンネプチューン・キングだからだ。
これは運営もニュースサイトのインタビューではっきり断言しちゃっている。いいのかそれは。
磁力を扱うのも当然、彼らの能力である「マグネットパワー」が元ネタ。
流石にサンダー・サーベルなんてものは使わない。
開発スタッフの一人が「あの二人のクロス・ボンバーみたいな技をやりたい!」と言い出したのが事の発端なんだそうな。
(「GAMEWatch」等のニュースサイトに当時のインタビュー記事があるので、詳しくは各自で調べていただきたい)



ラージャン同様に危険度の高いモンスターであるが、実はラージャンほど排他的な攻撃性の持ち主ではない。
なぜ危険なのかと言うと、彼らが普通にじゃれあっているだけで周囲に甚大な被害が発生するためである。
故にギルドからハンター達に狩猟指令が出されている、という訳。


生息地は峡谷



戦闘概要

G級では難易度★5に分類されるため、クエスト中は実際の防御力から600引かれることになる。
(ちなみに防御減算の内訳は「防御力-(難易度-1)×150」)
特異個体にすると受注時の難易度変更ができない。


生態上、常に2頭一緒で戦うので単体クエストは存在しない。
エリア移動を始めた時はレイがロロに合流していく形となる。


牙獣種でよく見られる汎用的な行動は使うが、それぞれ当たり判定やAIが見直されているため理不尽さは少ない。
ただし、大体の技に磁力が付与されており、「磁力やられ」に陥ると行動が阻害される。

やはり、本命はロロ&レイの息ぴったりな連携行動だろう。
ロロが地面を叩き始めるとコンビネーションプレイの合図であり、レイが技ごとの定位置に着いたら阻止不可能の強烈なタッグ技を繰り出してくる。
その連携力は牙獣種どころか全モンスタートップクラス。ナンバーワーン!
戦闘中は比較的タッグ技中心の戦闘スタイルで攻めてくるため、定位置による技の違いと内容を頭に叩き込んでおいたほうがいい。
一応、閃光玉で妨害することは可能。ロロに当たれば隙だらけになりレイが連携の起点を担おうとする。
怯みでも妨害できるが、G級は怯み値増加の仕様から後半は不可能と考えておくこと。

しかし逆に言えば、連携行動が主ということは2頭バラバラに攻めてくる割合も(相対的に)低いことを意味する。
その点では従来の2頭クエストよりも戦いやすい面はあると言える。


技以外でも連携を重視しており、怒り状態に突入するときは同時であるほか
片方が落とし穴にかかると、もう片方がそれを踏み台にしてジャンプ攻撃を仕掛けてくる。
知らずに罠にかけると痛い目に遭わされるので注意。
そのホール・トラップはおまえたちが仕掛けたものだぜ!つまりこんな所にホール・トラップを仕掛けておいたおまえたちに責任があるんだ!!


部位破壊は頭部、腕(片方だけで報酬成立。左右重複無し)、尻尾。
だが、頭部は当たり判定が異常なほど狭く、しっかり当てられる腕が無いと首や胴体に吸われてまず部位破壊できない。
その代わりと言うべきなのか、スタンさせるとダウンからの復帰後もしばらくピヨった状態と化し、相方を攻撃して仲間割れするようになる。
や…やめろ、わたしはダウンなどしていない、立ちくらみだといっているだろう。完璧闘獣がダウンなどするはずがないのだーっ


弱点はロロが水、レイは火。共通して氷は効く。
片方が倒れると常時怒り状態になるようで、肉質が軟化するようにもなる。


ちなみに、ゴウガルフ以降オリジナルモンスターの特異個体は「見た目は変わらないが何らかの変化がある」ことが定番となった。
ゴウガルフの場合、ソロとタッグ技のバリエーションが増える。
その他の変化具合はモンスターによってまちまちであり、何が変化しているのかよく分からない奴もいる。


主な(プロレス)技

~ソロ~

  • ドロップキック
後転から繰り出す。基本技なので回避は難しくないだろう。


  • バックドロップ
G級で使用。
対戦相手ではなく、正面の岩をめくってそのままバックドロップを仕掛ける。
岩をめくる瞬間なぜかゴウガルフの後方に震動が発生するのが特徴であり、耐震スキルが無いとそのまま直撃コース。
超人ではないが岩は凶器じゃないのかというツッコミは厳禁である。
時と場合によってはモンスターも凶器を使うことがあるわい


  • 喧嘩ラリアット
G級特異個体のみ使用。
片腕を持ち上げて一回転ラリアットを繰り出し、膝崩れ気絶に陥った対戦相手を上空からのボディプレスで仕留める。
膝崩れ気絶は気絶無効スキルでも防ぐことができないため、最初のラリアット自体に当たらないのが肝心。

ちなみに流石はプロレスモンスターと言うべきか、最初のラリアットに被弾したか否かで攻撃終了後の反応が変化する。
成功すればドヤり、失敗すれば悔しがる。


~ツープラトン~

  • ジャイアントスイング
近距離の時に使用。
ロロがレイの脚を掴み、磁力で吸引しながらジャイアントスイングを行い、最後にレイを投げ飛ばす。
大技の一つだけあって直撃すると非常に痛いが、一直線にしか飛ばないので回避は簡単。
この程度に手こずっているようでは他のタッグ技に対処出来ない。


  • スクラム
ロロに乗ったレイが上空に跳び上がり、補足したハンターめがけて落下。
その間にロロも跳びかかり攻撃を仕掛けてくる。
これも非常にダメージが大きいものの、まだまだ序の口である。


  • タッグエルボードロップ
剛種における最大のツープラトン。
距離を取った状態で上空に跳び上がり、中心部に向かって吸引磁力を発生。
その後組み合った状態で同時に急降下、ドロップの衝撃により地面を隆起させる。
この隆起範囲がかなり広く、威力の高さもあってランク相当の防具では文字通り仕留められてしまう恐れあり。


マグネットパワー・マイナス!マグネットパワー・プラス!
G級で解禁する最大のツープラトン。ゴウガルフ誕生のきっかけになったアレである。
こちらも距離を取った状態で行い、片腕を回したあと蛇行しながら移動。
中心部に吸引磁力を発生させつつ、引き寄せられた相手をお互いのラリアットで仕留める。
もちろん威力もG級に相応しく、適正防御力ではない装備で直撃すればマスクどころか命を刈り取られる。


  • ダブル・スレッジ・ハンマー(フライングアックスハンドル)
G級、なおかつ特異個体で解禁する。
背中合わせの状態で跳び上がり、着地と同時にお互いの正面に広範囲で地面を隆起させる。
かなり範囲が広く、速やかに離れたほうがいい。



武具

武器は剛種系統とG級、防具は通常とG級が存在。


武器は高攻撃力・無属性となっているのだが、困った部分があり
G級の剣士武器は斬れ味がどこまで強化しても青ゲージ一色という残念すぎる欠点を抱えている。
どうせ青ゲージ限界にするなら赤と青の2色にしてやればいいのに……
一方、斬れ味の制約に囚われないガンナー武器はなかなか優秀であり、特に弓のG級武器が強い。


防具は通常防具が生産段階からいきなりFXになり、狩護防具(HS)まで強化可能。
HR段階で通常防具しか生産出来ない剛種モンスターはゴウガルフが最後となった。

G級防具には頭装備がG級スキル「赤魂」「青魂」を付与されている。
それぞれスキルポイントが+10、-10で発動するというユニークな特徴を持つ。
これは発動者の攻撃力・防御力をUPさせるだけでなく、味方を攻撃すると自分よりも更に高い効果を付与することが可能な強化スキルだ。
青魂に至っては一部の状態異常を解除することもできる。
しかも、赤魂発動者が青魂発動者を攻撃すれば4分の1の確率で被ダメージ0効果が付与され、逆の場合は更に攻撃力を上げるだけでなくモンスター攻撃時にスタン値も付与される
赤魂は最近だと複合スキル「紅焔の威光」に組み込まれた上で最新防具に付与されることが多く、場合にもよるが精錬するより手軽に発動させやすい傾向にある。
やりようによっては青魂と共存できるのもポイント(スキルポイントが独立しているため)。



余談

ゴウガルフは元々、本来予定されていたナンバー「G4」(今で言えば「GG」)で専用フィールドと共に登場予定のモンスターだった。
ところが、当時は肝心要のG級があまりにも悲惨な状況であり、建て直しの間に完成を待つ余裕などとても無かった。
幸いにもモンスター自体が既に完成していたこともあり、ゴウガルフ達は急遽前倒しされる形でG2に参戦となったのである。


で、その後G4(GG)に実装されたフィールドはと言うと…花畑
確かに様々な状態異常をもたらす花で覆われた場所だが、運営はこいつらに花でも持たせて凶器プレーさせる気だったのだろうか?
流石に考え辛いが、これ以降火口深部竹林奥部といったそれらしい闘技場型フィールドが実装されたのを見る限り、どれかが本来のホームグラウンドなのだと予想されていた。

それから数年後に発売された10周年メモリアルブックで、竹林奥部が元々はゴウガルフのフィールドとして開発されていたことが判明した。
竹やぶに囲まれたエリアをリングに見立て、ロープの代わりに竹のしなりで攻撃する構想だったらしい。

今ではイナガミの住処となってしまっているが…

MHF10周年のイベントで、竹林奥部でゴウガルフを狩るクエストが配信されたが、残念ながら竹を活かした攻撃は追加されなかった。
ついでに竹林奥部の汎用BGMが存在していたことが3年経ってから判明した。

いつかこいつらが復活した時に期待しよう。



追記・修正はツープラトンを開発しながらお願いします。
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最終更新:2022年03月18日 18:48