荒覇吐呑子(ゆらぎ荘の幽奈さん)

登録日:2017/09/30 Sat 03:12:21
更新日:2025/04/24 Thu 07:37:40
所要時間:約 8 分で読めます




荒覇吐呑子(あらはばき のんこ)とは週刊少年ジャンプで連載されていた漫画『ゆらぎ荘の幽奈さん』に登場する人物である。


アタシの事を知りたいのぉ~?


年齢:23歳→24歳
瞳の色:緑色
髪の色:ピンク
職業:少女漫画家

誕生日:10月13日
血液型:AB型
身長:172cm
体重:61.3kg
3サイズ: B105(I)-W62-H97
CV:加隈亜衣


アタシはこういう性格よぉ~


ゆらぎ荘201号室の住人であり、地縛霊の幽奈を除けばゆらぎ荘で最古参の入居者。
職業は少女漫画家で尚且つ自室が仕事場なので基本的にゆらぎ荘の中で生活しており、時間をほとんど気にせずに生活している。
メガネを掛けた爆乳の美人で何百年も生きている仲居ちとせや朧を除くとゆらぎ荘の住人では唯一の成人だが、酒豪で酔っていない時の方が珍しいくらいかなりズボラな性格で髪の毛も常にボサボサの状態である。
ただ容姿自体は美人なので、おめかしして髪を整えれば周囲が見とれるほどの魅力を放つ。
気付け!モテないのはその自覚の無さだ!

普段は楽天的でいい加減な言動が極めて多く、周囲から突っ込まれる事が多い。
ゆらぎ荘メンバーの中では羞恥心が皆無であり裸を見られて動じるどころか脱衣場に入る前から脱ぎだすし、コガラシがいても全く気に留めないどころかたびたび彼に逆セクハラまでしている。
女子しか住んでなかった頃は夏場になると裸でゆらぎ荘の中をうろつきまわり、コガラシ入居後は彼に気を遣ってマイクロビキニを身につけるという有様。
気を遣ってこのレベルというのが既におかしいのは言うまでもない。

大抵はエロギャグ要員だが、たまに大人のお姉さんらしい場面を見せる事もある。
文化祭でメイド喫茶のウェイトレスをしていた狭霧が不良に絡まれた時、ウェイトレスの立場として堪えていた狭霧の事情を察し、自ら行動して不良を制止しようとしていた。
成仏できない幽奈がいつか悪霊堕ちしないかと案じるコガラシには「自分たちが側にいて支えてやれば心配ない」と述べて年上としての見識を披露している。
担当編集になったばかりの羽良嶋累が酔いつぶれた時も優しく布団をかけ、さらに彼女が飲みすぎて吐いた後始末を率先して行い、自分が飲ませすぎた事を素直に詫びている。
自室で吐かれても嫌な顔ひとつせず真っ先に相手を気遣うなど心が広い。
真面目にやらせれば頼れる大人である。…真面目にやらせれば。


アタシが本気を出すとこうなるのよぉ~


ゆらぎ荘メンバーは素性不明の幽霊である幽奈を除けば妖怪か霊能者の類しかいないのだが、呑子の場合は半妖であり、妖怪の類に分類される。
鬼である酒呑童子の末裔で、酒を飲めば飲むほど強くなる。
酒のみならず摂取した食べ物も蓄積させず能動的に妖力へと変換する事もできる。
この特殊体質ゆえ、酒を飲んで気分を良くすることはあっても、飲み過ぎで酔い潰れることはない。
飲酒して運転しても酒が溜まらないため酒気帯びにならず、正常に運転できる。
しかも妖怪御三家である宵ノ坂家の出身であり、過去に妖怪退治を行っていた事もあるため強さはゆらぎ荘メンバーどころか作中でもトップクラスである。
鬼としての覚醒時は額から角が生え、主に豪腕による戦闘を得意とする。
通常時でも既に凄まじい怪力を発揮できるのだが、覚醒時は更に凄まじい力を発揮して片手で人間一人くらい軽々と持ち上げてしまう。

さらに能力を発揮すると指先や角の先から鬼火砲を発射するようになり、本気モードになると肌が赤黒く髪は真っ白に変化する。
本気モードになると空中で静止できるし鬼火砲は当たるまで消滅しない、発射後に軌道を変える事もできるなど並の相手はまず太刀打ちできない。


デメリットとしてフルパワーが凄まじい反面、力を発揮できるかどうかは酒の量に依存しているため安定性には欠ける。
酒を五合ほど飲んで戦った際にはマトラを瞬殺して朧とかるらの喧嘩も一瞬でねじ伏せたのに対し、酒がない状態でマトラに挑んだ際はあっさり返り討ちにされてダウンしてしまった。
酒がなく空腹状態も加われば大きく弱体化すると思われる。
また、仲居ちとせの運勢操作は通常の状態だと無効化できず鬼火砲のコントロールなどを狂わされて自滅させられるため、通常はゆらぎ荘の戦力として二番手か三番手である。

ゆらぎ荘には同じ御三家の一角である八咫鋼の力を受け継いだコガラシがいるが、
呑子の能力は先天的であるのに対し、コガラシは霊媒体質の副産物として後天的に能力を獲得、
呑子はパワーもある上に遠距離の相手にも難なく対応するのに対し、コガラシは近距離戦が得意であるなど大きく差別化されている。
安定性ではコガラシが勝り、フルパワーでは呑子が勝るといったところだろう。


アタシと特に縁が深い人達よぉ~


コガラシが入居して間もない頃は彼のハプニングで制裁こそしたが狭霧や夜々と異なり早い段階で受け入れており、漫画家アシスタントのスキルが有ると判明して以降はしばしば漫画の手伝いを頼んでいる。
一方で同居人として兄弟にようにかわいがっているところもあり、色々な経験談を語ったりその経験からくるアドバイスも送ったりしている。

狭霧がゆらぎ荘に入居する3年前、呑子は既にゆらぎ荘に住んでおりこの時点で幽奈とも家族同然のように仲が良かった。
実は幽奈の存在が呑子の人生のターニングポイントになったきっかけでもある。

御三家でもある呑子の監視及び関係を築くため狭霧は3年前に任務でゆらぎ荘に住む事になる。
人見知りな性分もあって最初は警戒してたが別の任務での妖怪討伐をきっかけに仲良くなった。
同時に当時から裸族でもある呑子の振る舞いにしょっちゅう突っ込んでいる。

  • 仲居ちとせ
呑子でもゆらぎ荘の管理人で座敷童子でもあるちとせには頭が上がらないようで、マトラとの修業でゆらぎ荘の周辺をめちゃくちゃにした時はこっぴどく叱られてしまい、一戦交えてみたいと発言したマトラを呑子は制止していた。
これはフルパワーで戦わない限り実力はちとせの方が上であることに加え、呑子自身ちとせに怒られるようなやらかしが多いことなど、複合的要因によるものである。

呑子の作品の愛読者で彼女の事は「呑子先生」と呼んでいる。
初めて会った時は憧れの漫画家に会えて感激していたが、彼女のぐうたらでいい加減な言動を目の当たりにしてはたびたび困惑している。

速さに関しては呑子よりも上であり、有事の際はコガラシと共に主戦力で登場する事も多い。
同じ年長者でお酒を嗜んだり、漫画を描く時にモデルとして朧にコスプレをさせているが同時に呑子の部屋にある書物を読んで間違った恋愛の知識が増えつつある。

ゆらぎ荘に入居した雲雀は水着で現れた呑子を初めて見たとき、彼女の爆乳も含めて当然ながら驚愕していた。
コガラシとの恋の進展に悩んでいる時はたびたびアドバイスをもらっているが、ダイエットの時は呑子のスタイルと酒呑童子としての体質に日頃の生活など至れり尽くせりな彼女に対して雲雀は憤りを感じていた。

  • 巳虎神マトラ
緋扇かるらと共にゆらぎ荘に突然現れた半妖の鵺の少女。
バトル漫画によくいる強い奴と戦いたい系キャラで作中トップクラスの実力を持つ呑子との戦いを望んでいた。
上記の通り最初は呑子が本気を出せなかった事もあって勝利したが、再び戦った時は呑子が軽く本気を出しただけであっさり敗北した。
その後、彼女と意気投合して呼び方を宵ノ坂から荒覇吐に改め、修業相手や漫画家のアシスタントもするようになった。

  • 羽良嶋累
担当編集者。仕事の打ち合わせと原稿受け取りのため定期的にゆらぎ荘を訪問している。
温泉に入りたくてやってきている部分もあるが、仕事自体は至って真面目であり、
原稿を落とさないよう、呑子の飲み過ぎに歯止めをかけている。

  • 夢咲春夢
コガラシの学校の先生であり、サキュバスの半妖。呑子は「春ちゃん先生」と呼んでいる。
同年代で妖怪の血を引く女ということもあって仲は良く、打ち解けて飲み友達のような仲になった。

  • 宵ノ坂酌人
義理の弟。戦闘能力は呑子に劣るが同族しかも血縁者なので、作中ではそれなりに強者(真ん中よりは遥かに上)の部類に入る。
姉弟間で極端に仲が悪いわけでもないが、呑子が出奔状態という事もあって接触する事は稀である。
狭霧に結婚を迫り、拒否すればゆらぎ荘と誅魔の里を潰すと脅迫した事もあったが、
狭霧の新必殺技の前に敗北を喫し、その後は狭霧のことこそ諦めていないもののおとなしくしている。
コガラシ達が修学旅行の最中、コガラシの霊能力を封印しようと暗躍するがこの出来事がきっかけでコガラシと結ばれた未来の予知夢にいた千紗希からコガラシの危機を幽奈に伝えられた事で未然に阻止されてしまった。
修学旅行後、コガラシ達が若返っている状況で再三に渡り登場するが、黒幕の天狐雪崩を討つためひとまず手を組む事になり雪崩を攻撃するが返り討ちに遭ってしまい下半身を出す醜態を晒してしまう。
その後、若返った呑子に助けられてそのまま姉の未来のルーツを探る事に協力した。
雪崩との騒動後、彼の消息は不明だったが192話で久しぶりに登場。
相変わらず狭霧への想いを募らせながら文化祭中の湯煙高校を訪れると過去にコガラシと敵対した龍雅玄士郎、そして辱しめを食らった雪崩と遭遇する。雪崩と共に過去の敗戦を玄士郎から煽られた事で3人は誰が一番か決めるため女体化して人気投票する事に。
そこで兵藤と遭遇して途中ラッキースケベが発生しつつ彼の指揮で票が集まり同点になったところで最後の一票を兵藤に委ねるが、その直後にコガラシが現れて正体がバレてしまい兵藤は彼らの威圧に耐えかねて逃亡してしまった。
文化祭後、父の醸之介がコガラシと幽奈に復讐の機会をうかがっている事を霊子通信で狭霧に伝えた。
醸之介が暴走を引き起こした重大事件の際、雪崩に呼ばれて玄士郎と共に援軍として現れたが、相手が極限まで強化された状態であったため、大した活躍はできなかった。

  • 宵ノ坂醸之介
現当主であり養父。宵ノ坂の血を第一に考えており、雨野一族が呑子が宵ノ坂との関係を絶ちたがる気持ちを察するほど独善的で盃をつい妨害してしまった雲雀を攻撃しようとする冷酷な性格。
狭霧と酌人の政略結婚を利用して逢牙との戦いで霊力値が完全に回復していないコガラシと幽奈、そして呑子の御三家を誘き寄せて一網打尽にしようと画策するが時雨とうららが誅魔忍軍と共にあらかじめ対策していた事で霊力を完全に回復させたコガラシの渾身の一撃を食らい敗北した。
基本的に呑子との関係は悪く殆ど話したこともなかった上、呑子自体が異常に強いため醸之介も関わることを避けており、雨野一族との一件で再会した際も睨み合うだけで終わった。



アタシの経歴?いろいろあるのよぉ~


最初からインフレした戦闘力があるためか戦闘シーンやシリアスな長編に関わる事は意外に少ない方である。
黒龍神編では後から駆けつけて騒ぎを止めに入り、かるら編では本気を出せずに戦って倒されて戦線離脱していた。
朧をあっさりと止め、本気を出せばかるらやマトラにも余裕で勝てる強さなので、メタ的に考えると仕方ないところもあったりする。

第153話では幽奈を除きコガラシ達が若返ってしまい、呑子は16歳に若返ってしまうが現在のだらしない性格とは一転してヤンキーのような性格をしておりラッキースケベしたコガラシを制裁しようとしていた。
その後、コガラシ達を若返らせた天狐雪崩が襲来。暴走するコガラシを雪崩の攻撃から庇い気を失ってしまう。
呑子が目を覚ますと雪崩がゆらぎ荘を消そうとするが幽奈が転送した事で危機を免れる中、呑子は弟の酌人と共に未来の自分がどうなったのかルーツを探る事に。
コガラシと雪崩の戦いが決着を迎えた頃、かつて第11話で明かされた呑子が大ケガしたという場所を訪れスズツキの霊子通信によって当時の映像が流れるが瀕死になっていた彼女の頭上には天狐幻流斎の姿が…。
同時に雪崩の若返りの術が解けて呑子は元の姿に戻ったが、この件に関して彼女は普段の振る舞いから程遠い意味ありげな笑みでスズツキにと酌人に周りへの口外を禁じていた。



最後に余談も聞いとくぅ~?


人気投票で第1回は4位、第2回は6位。

コミックでは第8巻の表紙を担当。
この作品のコミックは表紙を担当したキャラがカバー下では脱衣状態になっていて大事な部分は手ブラ髪ブラなどで隠しているのだが、呑子に至っては手ブラも髪ブラもなく全く自重していない。
他のキャラはカバー下の脱衣絵で顔を赤らめているのに対し、彼女だけは表情ひとつ変えていない。
(もちろん、さすがに表紙絵でおっぱい丸出し無修正はまずいので、謎の光が乳首を隠している)



「あらぁ~コガラシちゃん、追記・修正してぇ~?」
「自分でしてください!」

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最終更新:2025年04月24日 07:37