ネットゴーストPIPOPA

登録日:2017/10/12(木)00:53:00
更新日:2024/09/02 Mon 07:53:46
所要時間:約 5 分で読めます





『ネットゴーストPIPOPA』とは、2008年4月から2009年3月までテレ東系列で放送されていたアニメ作品である。
アドリブが多いのが特徴
中盤以降はシリアス色が強くなるが、ギャグは一貫して健在。

原作:イワタナオミ
製作:プロダクション雲雀&ミルキーカートゥーン


あらすじ
秋川勇太は、勉強もスポーツも人並みな小学校五年生。
ある日、一通の謎のメールが彼の元に届く。
恐る恐るアクセスした途端、彼はネットの世界へダイブしてしまい、そのままネット世界をさまよう羽目になってしまう。
現実世界への戻り方が分からないままにさまよっていると、インターネットのサイトから誕生したデジタル生命体、ネットゴーストのピット、ポット、パット、通称『ピポパ』の三人組に出会う。
かくして、勇太とピポパの、人間世界とネット世界を行き来する、不思議な冒険が始まった…。


◆登場キャラクター

  • 秋川勇太
声:佐藤利奈
主人公。
勉強もスポーツも人並みで、コンピューターが苦手。
地方から都会へ引っ越して来たばかり。趣味は天体観測。
ある日届いた一通の謎のメールを受け取り、アクセスした瞬間から彼の不思議な冒険が始まった。
非常に穏やかで心優しい性格。ピポパプーのお母さんお兄さん。
ピット達3人を纏めて『ピポパ』と呼ぶが、彼らからは嫌がられており、「ピポパって言うな!」と返されるのがお約束。

  • ピット
声:白石涼子
ピポパのリーダー的存在である赤いネットゴースト。
その体色が示している通り、行動力はある物の、短気ですぐに暴走してしまうのがたまにきず。
始めは人間世界の常識も倫理感も知ったこっちゃない悪ガキだったが、勇太やプーと出会い、そして別れを経験することで大きな成長をとげる。
バトルの時は乗り物やスタンパーに変身するメイン戦力。
ネット世界一のスピードを誇る。だがその設定は序盤で消える。

  • ポット
声:新井里美
のんびり屋でやや天然気味な黄色いネットゴースト。
人懐っこい性格で、誰とでもすぐ仲良しになれる。
食いしん坊で大食らい。

  • パット
声:矢部雅史
礼儀正しく冷静沈着な青いネットゴースト。
見た目通り頭脳派だが、堅物で融通がきかない
データ分析やプログラム、機械操作等が得意。

  • 祖父江ひかる
声:矢作紗友里
本作のヒロイン。
勇太のクラスメイトで、ツインテールの髪型がトレードマーク。扱いが悪い。
お転婆で仕切り屋、そしてミーハー。ネット世界では現実と違う面を見せるキャラが多い中、彼女はネット世界でも自分を偽ることなく振る舞う。
ピポパ達に興味を持ち、勇太と共にネット世界を冒険する事となる。
記念すべき作中最初の登場人物。無駄にこったアバンにて「いくら私がかわいいからって、テレビは明るいところで離れて見なきゃダメでしょ」と言い、自身のキャラと作品の方向性をアピールした。

  • エコロン
声:石川綾乃
ひかるの相棒のネットゴースト。
大きさは手のひらサイズだが態度はでかい。

  • 久瀬拓海
声:儀武ゆう子
勇太のクラスメイトで、学級委員長。
小柄で生真面目な性格の眼鏡君。

  • 江ノ島カズシゲ
声:三戸崇史
勇太のクラスのガキ大将。
威張り屋でケンカっ早く、事あるごとに勇太に勝負を挑んでいる。
ひかるとサヤカのことが好きで、二人に関する妄想を頻繁にしている。
ネット上でのHNはダイナゴン。人気ポエムサイトを運営している。
実家は和菓子屋を経営している。
「ネット世界 ああネット世界 ネット世界」

  • ビット、ボット、バット
声:丸山荘史(ビット)、木下紗華(ボット)、儀武ゆう子(バット)
カズシゲをマスターと崇めるネットゴースト。
ピポパを一方的にライバル視している。

  • サヤカ・エレンコウ
声:宮崎羽衣
ロシア人ハーフの転校生
その正体は……。

  • 雪谷花梨
声:高垣彩陽
ひかるの親友。のちにサヤカとも親友になる。
実家は旅館を経営している。

  • 北山コースケ
声:矢口アサミ
カズシゲの取り巻き。チョーヤベー。

  • 松下シュウゾウ
声:代永翼
カズシゲの取り巻き。マジヤベー。

  • 進藤守
声:笹島かほる
勇太が転校する前に通っていた日鷹小学校の生徒。
勇太とはラムネで『当たり』が出るまで競争しあう等、良き親友であった。
ネット知識にも長けており、プログラミングに関する書籍を幾つも所有している。
遠距離恋愛勇太との友情から来るすれ違いから、ネットダイブの秘密を求めて祖父のもとへと向かう……。

  • プー(セイレーン)
声:豊崎愛生高垣彩陽(セイレーン、プーの歌)
ドリームフューチャー社から誕生したプログラム。
一見すると彼女はネットゴーストに見えるが、実はかつて、現実世界とネット世界の支配を目論んでいた人間の手により産み出されたプログラム。
秘める歌声は、周囲のサイトを崩壊させ、ネットゴーストの活動を停止させてしまう程。
それ故、ドリームフューチャー社によって軟禁させられていた。
しかし、風間社長の企てによって解放され、偶然出会ったピポパ達や勇太と行動を共にする。
好奇心旺盛な性格の持ち主。
本作品の評価を大きく引き上げた功労者。彼女の最期は涙なしでは見られない…。

  • トラベン
声:三戸崇史
鉄道等の交通管理機関のサイトに住むネットゴースト。
見た目通り、『男はつらいよ』の寅さんがモチーフ。

  • オリオリ&ヒコヒコ
七夕サイトに住んでいるネットゴースト。
モデルは勿論、織姫と彦星。
『ウルトラマンA』の『ウルトラタッチ』を盛大にパロディする。

  • ホルルン&テルルン
声:COON(ホルルン)、儀武ゆう子(テルルン)
旅館『雪谷亭』のサイトに住む双子姉妹のネットゴースト。
見た目は旅館の仲居さんその物。

  • コーン
声:COON
その名の通り頭にコーンを乗っけたネットゴースト。
本作のエンディング主題歌を担当。

  • ネットヴィーナス
声:清水香里
幾度となく勇太達の手助けをする謎の女性。
その正体は実は……。

  • ボルゾン
ネットビーナスの愛犬。
彼女のネットダイブのキーパーソンとなる。

  • 祖父江十三
声:丸山荘史
ひかるの祖父。
上舞大学の教授で、専門は情報科学。
ドクターフォレストとは旧知の仲。
大のプリン好き。

  • 村田エリ子
声:木下紗華
勇太のクラスの担任。
生徒思いの優しい女の先生で、三つ編み、ポロシャツ、眼鏡がトレードマーク。
実は『エリエリ』というHNでネットアイドルをやっている。

  • ドクターフォレスト
声:飯島肇
ドリームフューチャー社の創始者で、守の祖父。
実は十三とは大学時代の親友で、彼とは考え方や理論が正反対であった。
ネットダイブを試みるもセイレーンが拒絶した為、意識がネット世界に取り残されたままであったが……。

  • ディバン・フォレスト
声:中村悠一
守とドクターフォレストの精神面が融合して誕生した人物。
ネットゴースト達をネットモンスターにし、ネット世界の征服を企んでいる。

  • モハンマド
声:原田晃
ドリームフューチャー社北アフリカ支部長。
高級なスーツを身に着けており、見た目はアラブの大富豪といった所。
ビジネス主義者であり、金銭にならない話には見向きもしない。

  • アッシュ
声:元村哲也
ドリームフューチャー社アメリカ支部長。
カウボーイハットを被ったギャンブラー風の男性。

  • ランガ
声:佐藤利奈
ドリームフューチャー社アジア支部長。
インド風の衣装を身に着けており、愛用の化粧道具で常に自分の美しさに磨きをかけている。
兼役が多い作品ではあるが、声がまさかの主人公である。

  • フランソワ
声:三戸崇史
ドリームフューチャー社ヨーロッパ支部長。
中性的な見た目が特徴で、貴族風の衣装と薔薇がトレードマークのナルシスト。

  • 風間ジン
声:矢部雅史
ドリームフューチャー社日本支社長。
同社が保有している上述のセイレーンとの対話を試みており、ネット世界の支配を目論んでいる。
逮捕されていたが後に釈放され、部下達と共に何かを企んでいた。
その後、再び捜査が入る前に逃亡し、ネットダイブをして逃亡を試みるも、失敗。
意識不明の重体に陥るが、最終回で意識を取り戻していた。
その時、彼は新種のウィルスを手にしており、これが第二期のフラグかと思われていたが、結局第二期が製作されることはなかった……。
別にデビル因子は宿っていないし、某島流空手は関係ない。

  • 坂本あずさ
声:高垣彩陽
風間の秘書。風間の失脚後も彼の目的のために暗躍する。
二期フラグを最初に立てたのは彼女(の中の人のアドリブ)。

  • 平目富雄
声:丹沢晃之
和菓子宅配のアルバイト。
元ドリームフューチャー社係長にして、元ドリームフューチャー社花火部長にして、元ドリームフューチャー社お掃除部長にして、元ドリームフューチャー社社長。


◆主題歌

  • オープニング
【パスワード@PIPOPA】
第2話~第4話まで使用。
その後、第27話から歌い手と編曲者を変更し、第50話まで使用。
歌い手は、第2話~第4話までは豊後敦子、第27話~第50話まではCOON。
編曲者は第2話~第4話までは岩崎元是、第27話~第50話までは蔵屋智久

【Get On Up】
第5話~第26話まで使用。

  • エンディング
【星キラリ】
第1話~第26話まで使用。

【ヴァーチャル☆ラブ】
第27話~第50話まで使用。

【パスワード@PIPOPA】
合唱バージョン。
最終回で使用。

漫画
2008年からケロケロエースにて連載。
単行本全2巻(現在絶版)。
講談社から発売されていたグレゴリーホラーショーの漫画版同様、鈴木小波が作画を担当した。
勇太の性格がかなりわんぱくになっている。
守との対決はアニメ版では実現しなかった展開を見ることができる。



追記・修正は、ネットダイブしてから。

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最終更新:2024年09月02日 07:53