登録日:2015/10/24 (土) 12:01:50
更新日:2024/10/20 Sun 18:06:57
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おやおや、どうやらまた一人、宿泊客が迷い込んできたようですねぇ…。
此処にいる宿泊客は皆、ユニークでございますよぉ、ヒッヒッヒ…。
『グレゴリーホラーショー』は、イワタナオミ原作・ミルキーカートゥーン製作のホラーアニメである。
◆概要
全部で4シーズン製作されており、第1シーズンと第2シーズンはグレゴリーハウスを舞台に宿泊客(ナレーター)の視点で描かれ、
第3シーズンは列車が舞台となっており、「ラストトレイン」という副題がついている。
第4シーズンはキャサリン先生の病院が舞台で、副題は「ブラッディーカルテ」。
また、
カプコンからゲーム版が発売された他、モーニングでコミカライズ等、メディアミックス展開を見せている。
◆登場キャラ
グレゴリーハウスの支配人である
ネズミの老人。
毎晩様々な宿泊客を紹介し、物語を進行させる。
が、大抵の場合、彼が悲惨な目に逢うことが多い。
第1シーズンと第2シーズンは彼らの視点で描かれている。
因みに第1シーズンは男性で妻子のいるサラリーマン、第2シーズンは女性で独身のOLとなっている。
グレゴリーの孫。
とんでもないやんちゃ坊主で、物凄いイタズラ好き。
大抵の場合、グレゴリーは彼の仕掛けたイタズラに引っかかり、散々な目に逢う。
ピンク色のトカゲの看護婦さん。
極度のヘマトフィリア(血液嗜好症)で、誰彼かまわず巨大な注射器を振りかざして採血する。
本人曰く注射器にはブランドがあるらしく、相手によって使い分けているらしい。
第4シーズンでは、まさかの主役を飾った。
頭がルーレットになっているおかっぱ頭の少年。
彼が主催する双六
ゲームは大抵の場合、散々な目に逢うマスが多い。
「回して回して。」
蝋燭で体が出来ている
料理人で、グレゴリーハウスの専属コック。
象の骨をも断ち切る事が出来る巨大な包丁を常に携帯しており、這うような低い声と相まって非常に威圧的。
自分の料理を貶される事を決して許さず、また料理の味が大幅に下がるという理由から大の禁煙家。
「ノン、スモーキン!」
猫の
ゾンビ。
かつては大富豪のお屋敷で飼われていたが主人の没落と共に悲運の道を辿る。
目と口を縫い付けられ、
ホテル内の石牢の隅に鉄の足かせを繋がれうずくまっている。
一体誰の仕業なんでしょうねぇ…ヒッヒッヒ…
常にお腹を空かせており、錯乱した時には鉄をも食べてしまう。好物は
チョコレート。
「お腹空いたニャ…」
サボテンがモチーフのガンマン。
革命軍のリーダーだったが銃弾をことごとく外し、革命は失敗に終わり追われる身となった。
宿泊客に理由もなく勝負をふっかけてくる。実はとても臆病。
カクタスガンマンの妹。
兄を慕っており、共に革命軍に追われている。
頼りない兄を支えるために投げ縄を身に着ける。腕は兄と違って百発百中。
中華風の衣装が特徴の黒子。
主に雑用全般を引き受けている。
無個性な顔をした埴輪のサラリーマン。
あらゆる欲望と現実逃避が肯定されるグレゴリーハウスの宿泊客でありながら、常に多忙な毎日に追われている。こらそこ
社畜って言うな。
「会社に行かなくちゃ…会社に行かなくちゃ…」
巨大な鎌で、この世の未練を断ち切ってくれる、関西弁で話す死神。
「その思い、断ち切ったろか~」
父親に捨てられた人形「ケイティ」を探してグレゴリーハウスの中を徘徊する女の子。
実は既に人形と一体化しているが、彼女自身はその事を知らない。
「あたしのお人形…」
ヤギの頭の様な仮面を被った原住民風の宿泊客。
彼につられて踊ってしまったが最後、必ず魂が体から抜け出てしまう…。
劇中ではグレゴリーとジェームズが犠牲となった。
「♪ウンババ、ウンババ~!」
盆栽の歌舞伎役者。
額にある第三の目で相手の心理を覗き見ることができる。
「見えるぞ見えるぞよ、お主の妄想が…」
天秤がモチーフで、生涯の分岐点を天秤にかけて問いかける。
研修生など複数の個体が存在し、その親玉である『審判小僧ゴールド』が存在する。
「ジャ~ッジメ~ント!」
犬の
ミイラの親子。
頭に青竜刀が刺さっているのが父ちゃんで、
斧が刺さっているのが息子。一瞬だけだが、第3シーズンでは頭に人食い花が咲いたママも登場。
いつも頭痛に悩まされているが、その原因はそれぞれの頭に刺さっている刃物だということには気づいていない。
むしろ病気がちな体質だと他人に自慢していたりする。
おまけに毒薬(グレゴリーが一舐めした瞬間にダウンするような代物)を飲んでもケロリとしている等、かなり強靭な体質の持ち主である。
その名の通り、カラッカラに干からびた死体。
風に吹かれると体が崩れるために墓の中で酒を飲んでいる。
カエルの占い師の老婆。白煙と共に突然現れ、目の前の者に予言を告げる。
彼女が現れる時のBGMの冒頭が
必殺仕事人に似ているが気にしてはいけない。
語尾に「~ゲロ」を付けて話す。
「運命には逆らえないゲロ…」
「あ、共食い」
「失敬な!」
迷界行き列車でグレゴリーと共に乗り合わせた乗客。
グルメ気取りで、自分に出されたビーフステーキの文句を地獄のシェフにがなり立てていた。
その結果は……グレゴリーに出された厚切りのポーク
ステーキでお察しください。
巨漢の鶏。
グレゴリーと同乗した際は「好きなものを好きなだけ食べて良い、子供達を喜ばせる夢のある仕事」をするためチキンファームへ向かうところだった。
……それがどんな意味なのか理解してる様子は無かったが、グレゴリーは察した模様。
戦場ヶ原に出没する鎧武者の亡霊。
目が合った相手を主君として付き纏うが、ぶっちゃけ誰でも良いのか簡単に寝返る。
棺に入っているが、腐敗しすぎていたため、最終的に
ゴミ捨て場行きになってしまった。
テレビと魚を合成した謎の生物。ホテル内を回遊している。
覗いた者の過去の記憶をモニターに映し出すが記憶が薄れていると映像にノイズが走ってしまう。
映像を出力するためのカメラも存在する。
「虹色ドラゴン」の化石を追い求める牛の骨の探検家。
レコード再生機の音楽家。
レコードが時代遅れの産物になったのは自分のせいではなく、審美眼のない聴衆のせいだと逆恨みしている哀れで面倒臭い男。
ゾンビの医師。シーズン4ではキャサリンと共に主役。
病気が治らない事を患者のせいにする藪医者…という
プロフィールだが、劇中では毎度毎度キャサリンに採血されたり散々な目に遭わされたりする苦労人。
(キャサリンと違い)可愛くて優しい看護婦さんを雇いたい。
漫画版の主人公。
普通ではない何かを求め、グレゴリーハウスにやってきた。
◆メディアミックス
2003年夏、
カプコンから発売されたゲーム版。
プレイヤーは迷い込んだ宿泊客となり、魂を集めていく。
中古価格が1万近くするため、迂闊に手が出せないのが難点。
2007年頃、モーニングにて連載。
作者は鈴木小波、単行本は全1巻。
お客様あぁぁ~~
項目を追記・修正してお待ちしておりますぅぅ~~~
- ゲームだとネコゾンビは確か味方で親切にしてくれるんだよね -- 名無しさん (2015-10-24 19:52:25)
- グレゴリー=変わり映えのしない現実から逃げたいという欲望 ネコゾンビ=つまらないと分かっていながらも現実に戻りたいという理性 として見ると納得の行くところもちらほら。特にセカンドゲストのラストの意味とか -- 名無しさん (2016-02-13 00:39:15)
- 名作だと思うんだけどコメントが少ないな -- 名無しさん (2024-03-15 04:08:48)
最終更新:2024年10月20日 18:06