人修羅

登録日:2009/06/15(月) 11:08:04
更新日:2019/08/14 Wed 00:21:04
所要時間:約 5 分で読めます




東京が死んで、僕が生まれた



真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE-の主人公にしてプレイヤーの分身。
読みは「ひとしゅら」。人間でも悪魔でもない存在を指す。
ゲーム開始時に名字、名前を自由に決められるのでデフォルトネームがなく、後述のIV登場時にも人修羅を名乗っていた。

元々は極普通の高校生だったが、担任の高尾佑子が病院に入院した際にクラスメイトとお見舞いに行ったところ、カルト宗教であるガイア教の総帥氷川と高尾が世界を作り変える為に「東京受胎」という現象を引き起こし、結界と化した病院内以外の全ての人類が死滅。更に世界は東京が内側に丸く張り付いたような「ボルテクス界」に変異し、悪魔が溢れ出した。
人間がこのボルテクス界に入る際、「コトワリ」と呼ばれる目標のようなものが必要であったが、彼は持っていなかった為、そこを謎の老婆と金髪の子供につけこまれ悪魔の力を得る「マガタマ」を無理矢理植え付けられ悪魔の如き姿と力を手に入れた。
彼は東京がなぜこうなったのか、担任やクラスメートは無事なのか、という様々な想いを胸に、ボルテクス界へ歩みだす。

悪魔なので従来のメガテンとは違い、直接仲魔の交渉をする。
また、悪魔でありながら本人がストックの役目を果たしているので悪魔を3体使役できる。
基本的には無口で、選択肢の時にしか喋らないし選べない(戦闘中も掛け声程度)。
その為非常に流されやすく、引きこもりの為にわざわざ3匹の悪魔を倒したりする。
基本攻撃は素手でぶん殴るシンプルなもの。後述のマガタマから得られるスキルでは口からブレスを吐いたり、魔力で生成した剣で攻撃するものがある。
ニンゲンPCの役割を集約しちゃった、当時としては珍しい主人公である。


マガタマはボスを倒したりイベント等で複数入手でき、これを装備してレベルアップし、マガタマの中のスキルを覚えることができる。
それぞれには属性やステータスアップの効果があり、他社RPGで言う処の「ジョブ」に近い。ただし、スキル枠は共通なのでこれも厳密には異なる。
ほぼ全ての攻撃・魔法・補助・耐性スキルを習得できるため、カスタマイズし甲斐のあるナイスガイ。



ボルテクス界で様々な悪魔、組織と出会い、ルート次第では嘗てのクラスメイト達と協力・対立しながらも人修羅は闘い続ける。

最終的にどれかのコトワリ若しくはコトワリを宿さないでラスボスまでたどり着く事になる。
コトワリにあった世界を創造しクリアとなるか、コトワリを持たない場合はそれまでの選択肢によってトゥルーエンド(人として)かバッドエンド(闇の中)に別れるが、全てはプレイヤー次第。
マニアクスでは新たにアマラエンドが追加され、ボルテクス界の真実や人修羅にされた理由、謎の少年の正体など重要なエピソードが多数用意されている。

なお、マニアクスでは通常版よりパワーアップしており、
  • 全ての固有攻撃スキルの命中率及びクリティカル率の大幅上昇
  • 即死率の低下
  • 自力で貫通(物理反射以外に物理相性スキルが素通し)を覚える
  • イベントにより、1ターンに2回行動可能

と完全にチートである。
更に最強のマガタマ「マサカドゥス」は万能属性以外の攻撃全てを無効化するので、拍車がかかった。
最も、HARDモードでは敵にも強い補正がかかり、そんな彼を持ってしても少し油断すればすぐ死亡してしまうほど難易度が高いので、プレイヤーは心してプレイしなければならない。

小説での名前は間薙シン。こいつも相当化け物であり、確実に相手を捉える動体視力と特殊な生体電流が伴う拳打や一帯の地形すら変える“地母の晩餐”を駆使して、百体に及ぶ配下を率いたキンキや、五体に分身したオンギョウキ、完全に予測不能の動きをする相手などの強敵を倒している。
特に拳打の威力がおかしなことになっており、高電圧の放電神経を持つ悪魔の肉体を一切のスパークすら起こさせずに粉砕したり、空間を殴ってたわませる、霧状に拡散した敵を打ち抜くなどゲーム本作の“貫通”どころではない性能を持つ。


また、同社から販売されたDIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナーではラスボスを遙かに凌ぐ強さの隠しボスとして登場。
その反則じみた強さからRPG史上最強のボスと称されることも多い。
現在はハメ技が発見されており、若干攻略難易度が低下した。それでも充分レベルを上げておかなければ瞬殺され、開幕から味方全員が即死する事もある。
というか、全パラメーターカンストで凡ゆるスキルを保持していようと、リアルラックがなければ絶対に撃破不可能な点が、RPG史上最強の由来である。

人修羅を倒した後には…是非ご自分の目で確かめていただきたい


以下、マニアクスでのネタバレにつき注意















マニアクスでは、新たに車椅子の老人と淑女が登場する。前述の金髪の子供と老婆に共通点が多い(金髪、喪服を着ている、女性の方が代弁して喋る等)。
主人公が人修羅になったすぐ後に登場し、力量を量るような言動を見せる。
再会は人修羅がアマラ経路から偶然迷い込んだアマラ深界であり、この時メノラーと呼ばれる燭台を渡される。
これ以降、人修羅はマニアクス追加の魔人と呼ばれる死神達からメノラーの所持を理由に狙われることになり、再度話を聞けば、魔人達に盗まれたメノラーを奪還して欲しいという依頼であった(メノラー同士は引き合う為)。代わりに、貴重なアイテムや仲魔をゲットできるアマラ深界を自由に行き来しても良いという条件付きで。
が、魔人と戦い、アマラ深界の地下に潜るに連れ、その真の目的が判明する…


以下、更なるネタバレ










人修羅はメノラーを奪還すべく闘牛士や大僧正、地獄の天使と闘う事になるが、次の魔人死神四騎士にメノラーが奪われたものではないと明かされる。更に終末に現れる大淫婦や終末のラッパを鳴らすものを倒して全てのメノラーを集めた人修羅は、アマラ深界で魔界第二位たる蠅の王と謁見。闇の勢力の目論見を聞かされ、与えられた力を見極めるべく死闘を展開する事に。
蠅の王すら倒した人修羅は、遂に淑女から全てを打ち明けられる。

老紳士の真の目的、それは永きに渡り続けられている光と闇の決戦に終止符を討つ為に、最強の闇の悪魔を作り出すこと。アマラ深界の悪魔達は全てのメノラーが捧げられた時最強の悪魔が誕生し、あの御方が決断する刻を待ち続けているのだという。
話を聞き、その目的に同意した人修羅はアマラ深界の最下層へ向かうが、闇の悪魔誕生を危惧して降臨した最強の光の使徒であるメカ天使がメノラーを運んだ罪として人修羅を裁くべく立ちはだかる。
神の代行者すらも倒し、最強の闇の悪魔と化した人修羅はアマラ深界の最深部に辿り着き、老人から祝福を受けて力を与えられ(これによりマロガレのスキルが解放され「貫通」を覚えられる)、創世を目論む者共を力の糧にすべくラストダンジョンへ向かい、全てを倒す。
創世の光すらも打ち倒し、闇の荒野となった世界で目を覚ます人修羅。
そこへ金髪の子どもが現れ、世界は死滅したと告げられる。
同時に老紳士も現れ、大いなる意志は人修羅へ永遠の贖罪を課す事、その呪われた身を以って初めて世界を制するに至る事を話す。
そして、人修羅の実力を計る最後の戦いとして子どもと老紳士の真の姿である堕天の最強使徒と決戦を行い、人修羅は見事これを退ける。


刻は来た

奈落の底より無数の悪魔達が現れ、光との最終決戦へと向かう

その先頭で軍勢を率いる、もはや人の心のない悪魔と化した人修羅は言った

「集え、そして行こう!」

「我らが真の敵の所へ…!」



真・女神転生Ⅳ FINALのDLC「金剛世界の救世主達」にも登場。
Ⅳの世界におけるYHVHが他の世界の救世主達、すなわち1・2・3の主人公たちの存在をおそれ、因果律に干渉して滅ぼそうとしたのをスティーブンによって金剛神界に保護された。
人修羅の場合、ルシファーとの戦いに敗北した処に呼ばれたようである。
他の主人公たちに比べて荒々しい性格をしており、物静かなイメージを抱いていたファンからはある種の衝撃を与えた。
もっとも、ルシファーと戦ったということは既に最強の悪魔への道を歩んでいるので不自然ではないとの声も。
性能としては銃以外のすべてを無効化するという耐性を有している(アバタールチューナーと同様。真3には銃属性が無いため)が、ボスが貫通効果付きの物理メインである為に耐性は全く意味を成さない。
それよりも特筆するべきは「至高の魔弾」の性能でニヤリ時に威力が2倍化する。
このため、死亡遊戯でクリティカルを狙い、ニヤリからの至高の魔弾による主人公勢のメイン火力として活躍する。



そういえばこの項目、追記・修正されたっけなあ

…二度めの誕生だな

この項目が面白かったなら……\ポチッと/