魘夢(鬼滅の刃)

登録日:2017/08/08 Tue 01:25:00
更新日:2024/11/10 Sun 21:48:15
所要時間:約 10 分で読めます





どんな強い鬼狩りだって関係ない 人間の原動力は心だ精神だ

“精神の核”を破壊すればいいんだよ そうすれば生きる屍だ 殺すのも簡単

人間の心なんてみんな同じ

硝子細工みたいに脆くて弱いんだから



魘夢(えんむ)とは、『鬼滅の刃』の登場人物の一人である。





◆プロフィール

身長:168cm
体重:62kg
趣味:不明
死地:無限列車


◆概要

十二鬼月の一角で、下弦の壱を預かる
声を聞けば分かるように性別は男だが、一見女性にも見える中性的な顔立ち故に、当初は「魘夢 性別」とサジェストが出る程「男、女どっちだ?」的な印象を抱かれたようだ。

それまで影も形もなかったが鬼舞辻無惨によって突如招集された5人の下弦の内の1人として登場した。
詳細は鬼舞辻の項目を参照してほしいが、下弦の伍であるが倒されたことをきっかけに下弦の解体という処刑宣告を受ける。
彼以外の下弦たちが次々に滅ぼされていく中、最後に残った魘夢は鬼舞辻から最期に言い残す言葉を問われる。そして彼が口にしたのは…(後述)



◆外見

燕尾服のような洋装の優男風な青年の姿をしており、下弦なので左目に「下壱」と刻まれている。
角などの一般的な鬼が持つ特徴は見られず、外見は中性的な顔立ちの普通の人間。後ろの毛先が緑とピンクに染まっているが、精々その程度。
また、顔色が死人の如く白いのは他の多くの鬼と同じだが、ほとんどの鬼の瞳孔が猫や蛇のように縦長なのに対し、魘夢の瞳孔はヒツジやヤギのように横長*1



◆性格

一人称は(おれ)
「不幸に打ち拉がれて苦しんで踠いてる奴を眺めてると楽しい」と言ってのけ、自身の血鬼術を使い積極的に他人の心を玩弄する外道。
普段は人間に幸福な夢を見せておいて、その後に悪夢を見せる事で絶望させて精神を苦しめることを何より好む真性のサディストである。
人間の存在は彼にとって楽しむ為のオモチャ、使い捨ての駒、そして食糧でしかない。

加えてその優しげな風貌や能力に反して根はかなりの野心家で、上弦の鬼に血戦を申し込んで自分が上弦の鬼に成り上がるべく力を求めていた。
本来鬼は睡眠を取らない筈なので彼の血鬼術は対鬼能力としてほぼ無意味な気もするが、あくまで自発的に眠る事は無いだけで催眠は効くのか、もしくは列車の200人の乗客+強い柱+無惨の血ブーストによる新たな力を得て勝つつもりだったのかもしれない。


人間時代の過去は不明だったが『劇場版 無限列車編』の特典「煉獄零巻」によれば、人間時代の魘夢は夢と現実の区別がつかない子供で周りを困惑させていたらしい。
さらには医者でもないのに催眠療法などを悪用し、病で余命幾ばくもない人に完治したかのように思いこませ後で全てウソだったとバラしていたという。
ファンブック「鬼殺隊見聞録」によると、小腹の空いた無惨に襲われ内臓を食われたところ無惨を恐れるどころか、致命傷で痛みが麻痺していたこともあって鬼の彼を心底羨み褒めそやして絶命した為、気紛れで鬼にされたとのこと。魘夢の異常性が良く分かるエピソードである。
当の無惨はその事を覚えていなかったようだが、魘夢はこの時から無惨に心酔するようになったのか、下弦の壱まで上り詰めていた。


◆戦闘能力

独自の嗜好から人間を殺す方法も回りくどく選び、自分好みの過程と結末を楽しむ厭らしさを持っているが、同時に狡猾な慎重派。
鬼殺隊士を相手にする際はその血鬼術で懐柔した人間を刺客として送り込み、直接手を下すことなく確実に殺す手段を取る策士。
配下の人間たちは希望を失って精神的に追い詰められている人間*2であり、「役目を果たせば幸福な夢を見せてやろう」という約束のもと自らの意思で協力している。
魘夢自身は物理的な戦闘力に乏しいものの、人間の精神的苦痛や心に負った傷を見抜いて、血鬼術を用いて人心掌握・精神攻撃に転化し、配下の人間を駒として積極的に使う狡猾な戦法は、対人戦、特に民間人を傷つけることを嫌う鬼殺隊士が相手の場合には非常に厄介となる。

その他、手を目玉と口が存在する異形に変化させることも可能。
この手は身体と切り離して彼の意志の元遠隔操作で行動させられ、遠隔で手と視覚を共有して他人とコミュニケーションを取る手段に用いたり、血鬼術を発動させる起点となったりする。



物質同化

無惨の血を多量に受けたことで手に入れたと思わしき能力。
機関車と融合することで汽車を丸ごと己の肉体に変えてしまう。
融合するための時間こそかかるものの列車に乗客がいる場合、彼らは魘夢の餌兼人質と化す。
同化すると単純に目に見える人型の魘夢の首は飾りでしかなく、首を斬っても滅ぼすことは不可能。
列車と同化した後の本物の首を切断しなければならないが、人体ではないので常人にはどこが首なのかはほぼ分からない。
さらに同化された列車の壁や天井、床からは魘夢の肉体の一部である肉の触手や手が際限なく形成され敵や乗客に襲いかかる。
おまけに再生能力も健在で列車の床を破壊しても短時間で列車へのダメージは自己修復され、列車を破壊するだけでは致命傷にはならない。
また、列車のサイズに比例したその首は太く、容易に切断できない上に催眠を掻い潜って首を守る肉壁を排除しつつ行わなければいけない。
このため、たとえ首の位置が判明したとしても攻防一体の全包囲からの物理攻撃+精神攪乱に高防御&超再生で倒す事は至難の業。

原作では比較的あっさり攻略されたが、劇場版では大幅に強化。
夥しい数が具現化された催眠効果のある目玉と変幻自在の障害物と化した肉塊を駆使して炭治郎を苦しめ続けた。

武器

魘夢の配下の人間たちに持たせていた錐。
魘夢の身体を素材とした特別なもので、持ち手は骨、切っ先は歯を使用し、刺突に用いることで鬼殺隊の隊服すら貫通できる。


◆活躍


最後に言い残すことは?

そうですね 私は夢見心地で御座います。貴方様直々に手を下して戴けること

他の鬼たちの断末魔を聞けて楽しかった。幸せでした。

人の不幸や苦しみを見るのが好きなので、夢に見る程好きなので

私を最後まで残してくださってありがとう

…気に入った 私の血をふんだんに分けてやろう
だがお前は血の量に耐えきれず死ぬかもしれない だが“順応”できたならば更なる強さを手に入れるだろう
そして私の役に立て 鬼狩りの柱を殺せ


無惨は鬼の心が読めるため嘘や虚言は通用しない。よって恍惚の吐息混じりの上記の発言は間違いなく本心から出たものである。
そんなぶっ壊れた精神性と忠心を評価されたのか*7、結果唯一現役の下弦の中で処刑を免れただけでなく鬼舞辻から追加で大量の血を与えられ、「生き残れたら柱と耳飾りの子供を殺してこい」との指令を受け出撃する。
なお彼の告白を聞いた下弦の参・病葉は「え、コイツ何言ってんの…?」と言わんばかりに顔を青ざめさせて完全にドン引きしていた。
その後、経緯は不明だが「無限列車」を拠点に人間を食らいながら鬼殺隊を誘い、炎柱である煉獄、そして炭治郎一行をまとめて術に落とすことに成功するのだった。

実は、血鬼術による催眠はあわよくば殺せれば良し程度に過ぎず、本来の狙いはその隙に機関車と一体化すること
この形態へと変貌することにより200人もの乗客を全員人質に取りつつ喰らうことも可能となった上、首の所在を隠せるという状況へと追い込んだ。…が、あまりに相手が悪すぎた。
煉獄・善逸禰豆子に8両全ての乗客を防衛され、伊之助・炭治郎に速攻で首を見つけ出され、血鬼術による抵抗も空しくぶった切られたのだ。
同じ下弦の鬼であるの戦いが長引いた(頸を斬られても緊急回避を決めた)こともあり、
  • 腐っても下弦の壱+追加の血ブースト付き
  • やったか!?」的な引き
と戦闘続行フラグビンビンであり、多くの読者はまさかの「やったか!?→やってた」は驚愕せざるを得なかった事だろう。

一応魘夢じゃなくて十二鬼月の名誉のために言っておくと、魘夢は別に弱かったわけではない。
煉獄単身であった場合、初手の催眠ですでに詰んでいた。
仮に目覚められたとしても、乗客の防衛・首の捜索・血鬼術への対策の全てを一人で行わなければならない。
これではまず間違いなく乗客への被害を無視して鬼を殺しに行くか、乗客を守ってジリ貧で食われるかのどちらかだっただろう。
そもそも煉獄では首の位置を特定する事は不可能に近く、且つ強制昏倒催眠への対処も難しい。
更にもし乗客を見殺しにしたとすれば200人分の血で大幅強化までされるので、眼の催眠を解きながらで戦えるかどうか…。

たまたま居合わせた4人が足りない人手をいい感じに補うことができたための敗北であり、誰か一人でも欠けていたら危なかったと思われる。
(単純に比較はできないが、上弦でも玉壺獪岳はタイマンの戦闘で敗れて死亡している)


煉獄と一緒にエンカウントしたのが…
  • 眠っていても背負っているトラウマの大きさで夢と勘づく炭治郎
    • さらに自力で夢から脱出する方法を発見し決行する胆力を有し、臭いで切符が鍵だと気付く嗅覚を持つ
  • 自身は切符無しで乗車したため眠らずに済み、更に仲間の切符を燃やして外部から術を解除できる禰豆子
    • さらに夢の中にまで介入できる血鬼術の炎のおかげで炭治郎が夢と確信し、仲間をノーリスクで覚醒
  • 野生の勘と異常に優れた触覚を持つため、普通ではまず分からない魘夢の首の位置を特定する伊之助
    • さらに被り物をしているため視線がわからず、一度起きられたら再度催眠がかけられない
  • 眠っているときこそ強いという魘夢にとって相性最悪の善逸
    • さらに術が解き切れないせいでずっとブースト全開状態で戦えている
…という露骨なまでに全員魘夢へのメタユニットという致命的な不運に加え、魘夢のほうも調子に乗って機関車と融合していることを自らバラした挙げ句に乗客を喰うのを後回しにする*8という舐めプまでしてしまっていた。
まあ天敵ともいえる鬼狩り、それも柱を含めた乗客全員を必殺の罠に取り込めているという圧倒的優勢なので、もはや勝ったも同然と調子に乗るのも仕方ないのかもしれないが……。
「どうせじきに喰われるんだからネタバラシしたところで影響はない、むしろ更なる絶望を突きつけて楽しめる」と考えたのだろう。
人はそれを死亡フラグというのだが

ただ先に乗客をさっさと食ったとして、杏寿郎が覚醒し彼を倒すほどの力も得られなかった場合、車両に足止めする人質がいないのであっさり倒されてしまう可能性もあったので一概にそれが良かったとも言い切れないのだが。

準備を尽くして迎え撃った魘夢であったが、大量に確保した人間を人質にも餌にもできず、無惨の血によるブーストも目立たせることなく敗北。
脱線した機関車の横にいたのは、肉塊のような姿になり果てた魘夢の残骸であった。

負けたのか?死ぬのか?俺が? 馬鹿な…馬鹿な!!

俺は全力を出せていない!!

人間を一人も喰えなかった…汽車と一体化し一度に大量の人間を喰う計画が台無しだ
こんな姿になってまで……!!これだけ手間と時間をかけたのに…!!


ほぼ勝利を確信するも渾身の計画を悉く妨害され、思いもよらぬ敗北を喫した現実を受け入れられず未練の塊となった魘夢だが、口もなくしてしまったため毒づくこともできず、かといって最後のあがきとばかりに炭治郎を殺すこともできず、ただ心の中で鬼殺隊への罵倒という名の称賛を呟き続けるも、やがて完全に肉体が崩壊。


負けるのか死ぬのかァ…!!ああああ 悪夢だあああ 悪夢だあああ

あれだけ血を与えられても上弦には及ばなかった……

ああああ やり直したい やり直したい

何という惨めな 悪夢…

だ……


多くの人間たちの夢を弄んだ外道に最期に待ち受けていたのは、
自ら企てた計画を鬼殺隊に潰され、その現実を受け入れられず「何という惨めな悪夢だ」と嘆きながら消滅すると言う「因果応報」の末路であった。

そして彼の死の直後に『上弦』の参、猗窩座が突如襲来。
魘夢によって徹夜状態での連戦+主人公の炭治郎は満身創痍+列車戦に続いて負傷者含む200人の護衛対象ありと鬼殺隊側に不利な状況を作った。
ただし柱である煉獄には疲労程度でダメージを与えられておらず、炭治郎のダメージも運転手の不意打ちで受けた傷と、魘夢自身は消耗させただけ。(仮に炭治郎が瀕死でなければ上弦の参とやり合い、それこそ手足の一本くらい失っていてもおかしくはなかったわけで、命拾いしたとも言える)
体力面で不利があったとはいえ柱の煉獄は単騎で上弦の参を相手に迫力ある戦いを見せており、魘夢との戦いは前座扱いとなった。


ある意味気の毒な悪役ではあるが、この魘夢との戦いから猗窩座との戦いまでが劇場版アニメ『無限列車編』として公開されると

  • 「列車乗っ取りという実に映画映えする舞台を作り、加えてたった一人でかまぼこ隊全員に見せ場を作る」かつ「死ぬ前に恨み言として全員の活躍をおさらいする」
  • 「先輩実力者の煉獄さんが乗客を守り、主人公の炭治郎が敵の首を取る流れを自然と作る」
  • 「特に可哀想な過去アピールもせず引き際をわきまえている」うえに「死者を出さずに(出せずに)キレイに終わる」

これらの点を総じて「『鬼滅の刃 無限列車編』の前半部分を盛り上げる、やられ役としてはちょうど良い悪役」と映画関係者から高い評価を得ている。
ってこれ、創作論としてはともかく魘夢のことは褒めてないんじゃ…


◆魘夢が使った人間たち

  • 乗務員
CV:笠間淳
制服を着た乗務員。死人のような顔をしている。
炭治郎らの切符に鋏痕をつけ、夢に落とす役目を担う。
妻子を亡くしたらしく「妻と娘に会わせてほしい」と魘夢に懇願し、催眠の囁きで眠らされた…が、約束通りの夢を見せてもらえたのかは不明。
魘夢の性格からすると用済みの相手にエグい悪夢を見せるくらいはしそうなのが怖い。

  • おさげの少女
CV:千本木彩花
着物を着て髪をおさげにした少女。他にも「三つ編みの少女」とか「バイトリーダー」等とも呼ばれる。
侵入する前に他の人間たちに縄の繋ぎ方を教え、場を仕切っていたこと、煉獄の核を見た際に「赤いのは初めて見た」と呟いていたこと等から、既に何度か鬼殺隊士を手に掛けてきた模様。
煉獄の夢に侵入し精神の核を発見するも、本能だけで抗った煉獄に妨害され、さらに爆血で縄が焼かれたことで覚醒し炭治郎に襲いかかるが、手刀で気絶させられた。
その後、煉獄が猗窩座に人間の儚さと美しさを説くシーンで姿が確認できる。
おそらく魘夢が死んだことでもう夢が見られないことを嘆いていたと思われるが、男性(おそらく後述の結核の青年)に慰められていた。

  • 袴の女性
CV:山村響
長い髪をハーフアップにし、リボンでまとめた糸目の女性。まんま「糸目の少女」とも。
伊之助の夢に侵入したが、伊之助の外見を「裸イノシシ」と呼んで気味悪がっている。素顔を知ったらどう思うだろうか
無意識領域に侵入したが伊之助にそっくりなナニカ*9に襲われて逃げ惑い、核を探すどころではなく、最終的におさげの少女と同じく覚醒するも炭治郎に気絶させられた。
やはり乗客を映したシーンで短髪の青年と向かい合って何か話しているのが確認できる。

  • 短髪の青年
CV:広瀬裕也
善逸の夢に侵入。真っ暗で見通しが利かない無意識領域に愚痴っていたところ、痩せこけた善逸のような化身に追いかけ回された*10
最終的にお下げの少女と同じく(以下略

  • 結核の青年
CV:江口拓也
結核を患っているらしく、やせ細り顔色の悪い青年。炭治郎の夢に侵入した。
無意識領域に侵入した際、炭治郎の「心の化身」に触れて自身の行いを恥じて改心し、魘夢の討伐に向かう炭治郎を見送った。

  • 機関士
CV:高橋伸也
先頭車両の機関室にいた男。
魘夢の首を切断しようとする伊之助に襲いかかるが、割って入った炭治郎を刺し、反撃で気絶させられた。
その後列車が脱線した際に倒れた車両に足を潰され、炭治郎の頼みを聞いた伊之助に救助される。
この際伊之助は「髪の毛全部毟ってやる」と言っていたがどうなったのかは不明。


◆余談

前述の通り、魘夢は当時の上弦の鬼達に血戦を申し込むつもりだったらしいが...

vs黒死牟
→催眠をかける間もなく微塵切りにされる。

vs童磨
→感情がないため、精神攻撃が全く効かない。死に対する恐怖もないため、簡単に術を解除されてしまう。

vs猗窩座
→精神攻撃でワンチャンあるが、術を解除されてしまうと途端にボコボコにされる。

vs半天狗
→『自分は善良な弱者』という認識のため、精神攻撃が効かない。また、本体を眠らせても分身体までもが無力化するとは限らない。

vs玉壺
→壺の中に隠れられると、そもそも術が当てられない。さらに玉壺は遠距離戦が得意なため、眼も届かない位置から攻撃されたらお手上げ。

vs堕姫、妓夫太郎
→堕姫は頭が悪いため、頭脳派の魘夢なら比較的楽に眠らせる事ができるだろうが、堕姫が眠らされると中にいる妓夫太郎を呼び起こす危険性がある。仮に妓夫太郎の血鎌を喰らってしまうと、逃げに回られるだけでこちらは詰んでしまう。


正直、魘夢が勝つのはかなり厳しいと思われる。しかも、これらは魘夢の催眠が鬼にも通用する前提の話であり、逆に効かない場合は堕姫はおろか、完全体の累の相手ですらもキツくなる。

  • 響凱と面識がある?
実は元下弦の陸・響凱の回想に魘夢らしき外見の鬼が登場している。

  • キメツ学園では
変態鉄道オタク・魘夢民尾として登場。なぜか夢関係ではなく汽車と合体した逸話から鉄オタにされるがその扱いもやたらひどく、
  • コイツのせいでよく電車が遅延する*11
  • 鉄道に対して変態行為を繰り返し前科六犯
  • 人の迷惑を顧みないので他の鉄道ファンにも嫌われている
  • なんだかもう誰からも嫌われている。彼女もいない
  • 持ってるカメラも盗品
等とボロクソに貶された。

変態行為の具体的な内容は不明だが、電車内で尻を出している模様。
通学中の炭治郎に取り押さえられながらも尻を出すことに固執し続けるという、本編とはまた違った異常性を見せている。
また、炭治郎が遅刻する理由に度々コイツによる電車遅延&確保作業が関わってくる状況は担任達の頭を悩ませている。
本人曰く「電車を肌で感じるのに服が邪魔なだけ」「電車で脱ぐということは電車を着ていることになる」らしいが炭治郎には当然理解されず「それなら電車買って家で1人でやってくれ(要約)」とド正論で返されるも「そんな財力はないし、乗客がいての電車だからその発言は無粋だ」と訳の分からない持論で突っ撥ねる執着ぶりである。

「本当に気色悪い変質者だ 打ち首にしてほしい」(by駅員・三郎)
また、鉄オタらしく鉄道同好会の会長をしており意外にもそこでの活動内容は至って真面目なものだが、ここでもやっぱり尻を出して駅員に突き出され、同好会メンバー(本編で利用した列車の乗客)達にもいつもの事と扱われた。



  • 案外、人気者?
因みに2020年10月にジャンプ誌上で発表された第2回公式人気投票では2435票を獲得し16位(敵の中では黒死牟に次ぐ2位)という快挙で、意外に高い人気があることが判明した。

  • 最大の敵…?
情報系バラエティ番組で『劇場版 無限列車編』の告知がなされた際に、「炭治郎 最大の敵」と紹介されたことがある。
内容を知っている人からすればこの手のメディアではありがちな誇張表現もいいところだろう。
だが、未読・未視聴者に対して映画後半の展開である猗窩座の存在を隠すミスリードと考えると、中々いいネタバレ防止である。

ちなみにサイズ的な意味であれば実際“最大”(1汽車8両編成)の敵だったりする。とんちか。


追記・修正は夢を見ながらお願いします。

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最終更新:2024年11月10日 21:48

*1 他にはバツ印型になっている手鬼と、丸が3つ並んだ瞳孔の累とその家族くらいである

*2 「妻と娘を失った」とか「(当時不治の病だった)結核を患っている」など

*3 当然だが鋏を入れた車掌も配下。ちなみにこの鋏も自身の肉体を素材としている

*4 夢の世界の面積は有限

*5 炭治郎の夢に侵入した男が該当

*6 (炭治郎以外の3人が夢から目覚められたのは夢の世界での自害ではなく、禰豆子が血鬼術で切符を燃やして術を破ったため。ちなみに炭治郎が夢であると気づけたのも禰豆子のおかげだが、その上で亡父・炭十郎の幻が「斬るべきものはもうある」とヒントを与えた事で「斬るべきもの=自身の首」だと覚悟を決め、自害に踏み切った。

*7 下弦の鬼の中で逃げず、言い訳をせず、忠誠が揺るがなかったのは実際彼だけである

*8 「力尽きた鬼狩りの目の前で乗客を殺し喰らって絶望する顔を眺めたい」という欲を優先した結果らしい。炭治郎と戦闘した時点で列車と融合できていたなら、炭治郎達が目を醒ます前に乗客を処分することはできたはずである

*9 見た目通りイノシシの頭とヒトの体を持つ怪物

*10 黒い洋服に巨大な刈り込みバサミを持ち、クマと充血が目立つ目付き、痩せこけた頬……とその出で立ちはどう見ても危険人物。しかも「なんで男なんかが入り込んでやがるクソ害虫が ここに入ってきて良いのは禰豆子ちゃんだけなんだよ殺すぞ」と殺意全開。アニメ版ではこの後「禰豆子ちゃんはどこだ?」と尋ねられるも、禰豆子など知らない短髪くんは「し、知らねえよ~!!」と返さざるを得ず、「じゃあ死ねーっ!!」と殺されかけた

*11 炭治郎に取り押されられた際「またアイツか」とボヤく乗客の描写がある