リンカ(FE)

登録日:2018/02/05 Mon 22:18:19
更新日:2025/06/10 Tue 17:25:36
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あたしはリンカ! 炎の部族の族長の娘だ!




出典:ファイアーエムブレムif ビジュアル資料集 ペルシード・クリスタル
徳間書店、2019年4月25日

概要

『リンカ』とは『ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国』の登場人物。
主に白夜編で登場し仲間になるユニット。
初期クラスは鬼人


誕生日は2月5日、軍の中で一番体温が高い。
人気投票女性部門23位、第1回英雄総選挙総合部門92位。第2回英雄総選挙総合部門83位。

炎の神と呼ばれる神祖竜を崇めている『炎の部族』の一員。族長の娘でもある。
嫌々暗夜王国と協力している氷の部族とは違い、リンカの父親が今は白夜王国に協力すべしという考えだっため、リンカも白夜に協力している。
そのためリンカは暗夜王国に攻めていたが、スズカゼと共に捕虜にされてしまい、処刑寸前にカムイに助けてもらう。
その後異界から帰って来たカムイの不意を突いて拉致、炎の部族の村に連れて帰る。
この時にはカムイが白夜王子である事は知っていたため、白夜王国の元に送り返した。白夜編では以降カムイと行動を共にする。

この一連の出来事でカムイに恩義を感じており、暗夜編では敵対するものの透魔編では恩義からカムイの協力をする。
設定上はルート共通キャラに数えても良さそうだが、公式の区分では共通キャラに数えられていない(暗夜編で加入しないためだと思われるが、その場合は白夜編で加入しないギュンターが共通キャラになっていることの説明がつかなくなる)。


かつて他部族に命の炎である聖火を消された事が原因で、炎の部族は孤高を重んじる一族になった。
リンカもまた孤高を重んじており、軍の中にいても極力他者と交流しようとはしない。
とはいえ孤高であって孤独ではなく、他者との関わりを極力持とうとはしないだけで軍にいる事は心地よいとは一応思っているし、一人ぼっち扱いされると怒ったりもする。

また炎の部族の掟で他部族との恋愛は禁止されていないが、好まれてはいないようで支援Sでは父親が許してくれるだろうか? と言っている事もある。

炎の部族の戦士でもあり、性格も勇敢であり熱くなりやすい。
女性とは思えないムッキムキの筋肉をもっていることからもわかるように非常に屈強であり、炎の部族の男たちもリンカに相撲で勝てないほどの実力者。
軍の中でもリンカの力は評価されており、カゲロウの技術と共に『力のリンカ、技のカゲロウ』と呼ばれている。
体力もシャーロッテと同等ほどあり、実は大食いでもあるのだがそれをひた隠しにしている。
軍の晩飯だけでは空腹は満たされず、かといって毎日食糧庫に行って飯を恵んでもらうのはプライドが許さない。そのため深夜狩りをして夜食を食べている。

しかし料理は下手であり、どんな不味い飯でも美味しくなる部族秘伝の調味料で味を誤魔化している。


性能

初登場時である2章にて、スズカゼと共に一度は敵対することになる。
先述した通りルート共通キャラにカウントされてはいないが、共通ルートである4章、5章で参戦するユニットの1人。
4章ではカムイとの防陣、5章ではスズカゼとの防陣で火力サポートとして役立てる(4章の場合はカムイとスズカゼの防陣で速さを上げるのも良いが、難易度によってはリンカが軍配に上がる)。
白夜王国編ではそのままメインキャラとして加入するが、透魔王国編では一時離脱し、9章開始時に加入する。
暗夜編に進む場合は5章で捨て駒として使うことも可能。

初期クラスは鬼人。従来のユニットでいう戦士のポジションで、暗夜王国のアクスファイターに相当するクラス。厳密に言えばアクスファイターの方が従来の戦士に近く、鬼人の場合は物理耐久に優れるという違いがあり、アーマー特攻の弱点を持たない壁役としても役立つユニットである。
成長率が高いのは技の50%、次いで速さ・守備の45%。
反面HPと魔防は20%でしか伸びず、なんと力に至っては25%である。
ちなみにカゲロウは技は20%しかないのに、力は65%で白夜・暗夜両軍トップ。力のリンカ、技のカゲロウとはなんだったのか……。
専用スキルは自分のHPが満タンでない時、与えるダメージ+4にする『炎の血』

初期クラスが鬼人なのは、本作に登場する全ユニットの中でリンカただ一人
白夜では貴重な斧(金棒)を使うユニットでもある。そのため周りと被りを気にせず運用できる……のだが、前述の通り成長率がなかなかの曲者。
アタッカーとしてはあまりに非力である一方、壁役にしようにもHPの低さが足を引っ張る。
両者を比較すると斧は威力が高いが命中が不安定、金棒は威力が低いが命中が安定するという差異があり、リンカは白夜王国だと金棒をメインに戦うことになる。元々技の成長率が高いので金棒使いとしては不安定な命中率を補える点が大きいものの、斧をメインにできないので火力がやや不安定。
ぶっちゃけ斧(金棒)使いが欲しいだけならクリムゾン捕獲可能なボスユニットの方が優秀かもしれない。
盾役としてもアタッカーとしても優秀なオボロとの壁も厚く、彼女は相性反転武器も持てるので槍使いでありながらも斧・弓ユニットに対抗できてしまう。

初期武器レベルが一番下のEで、共通ルートだと武器レベルを上げる機会がなかなか無いのにも関わらず、透魔9章では5章のデータを引き継いで加入するため、即戦力になりにくい。
にもかかわらずこの時点で装備できないであろう「鉄の金棒」が手に入ってしまうのは冷やかしとしか思えない。
なお、難易度ルナティックだと敵対時の2章の時点で武器レベルDの投げ棒を使うようになる。しかし仲間としての加入時は変わらず武器レベルE。なぜだ……。

上級職は「修羅」と「鍛冶」の二択であり、いずれも鬼人からしかCCできないレア職業。
修羅の「鬼神の一撃(本作では、自分から攻撃した場合に必殺+20の効果)」で必殺狙いをするか、防御面が改善する鍛冶で壁役にするか⋯という選択になるが、いずれにしてもエースを張れるほど強くなることはあまりないので、バディ・マリッジプルフで補いたいところ。
技の高さ故に、必殺技が出やすいが命中が不安定な大金棒との相性が比較的良い。
主人公かシャーロッテ(透魔のみ)との支援を上げるとバーサーカー素質を得られる。弱点である力やHPを補いつつ、必殺率をさらに強化できるので相性がいい。
「斧の達人」と「最大HP+5」とリンカにとって欲しい力、HPどちらにも補正がかかる点も大きい。
オボロとのバディで「破天(技×1.5%で発動するダメージ増強の奥義)」を覚えられるので、こちらも火力補正に最適。シャーロッテ、オボロ側にとっても「鬼神の一撃」が手に入るのがありがたい。

「鍛冶」の場合は「槍殺し」を、修羅の場合は「カウンター(隣接した相手からの物理攻撃ダメージを相手にも与える)」と他にも有用なスキルを持つので、バディ・マリッジによる仲間・子世代の強化としてはかなり重要なキャラとなる。

スキル『炎の血』は便利そうだが、リンカは守備が高いため下手な物理攻撃では0ダメージになってしまう。
かといって魔法攻撃では低すぎるHPと魔防のせいで軽傷では済まず、スキルを活かせずやられてしまう…と意外と使いにくい。

彼女の名を関した武器『リンカの鬼金棒』は必殺補正が付いており、自分の追撃判定時、速さ-3のマイナス補正がかかる。
キラーアクスよりも必殺補正は低いが、命中は安定しており、素の威力は互角。回避にマイナス補正はかからないが、必殺回避の方にマイナス補正がかかる点に注意。



孤高を愛している彼女ではあるが、親世代の男性陣と結婚できる。
支援内容も孤高であろうとする彼女をなんとか他と交流させようとするものが多い。

オボロとの支援では部族の習慣で箸の使い方が不慣れだったため、彼女に教わる事になる。
ヒナタの剣術が珍しかったので試合をしながらお互いの剣術を学んでいった。
自分と同じく一人でいたブノワを好ましく思っていたが、ブノワは孤高ではなく孤独だったため失望してしまうが、彼から群れについて教わる事に。
シャーロッテには自ら「お前のその男に媚びを売るやり方が気に食わん」と喧嘩を売りに行き、お返しとしてシャーロッテから「孤高気取って鼻につく」と言い返され、険悪な雰囲気に。だが後にシャーロッテの本質を知って自ら「友人」と言うなど、他のものとは一風変わったものとなっている。

台詞

  • わっ……み、みみ……見るなーーーっ!!
  • あたしを餌付けでもしたいのか? 食べ物などでは釣られんぞ!
  • あ、あいっ、愛しているだと!? もしや……あたしに餌付けをしていたのも、そういうわけだったのか?
  • よし、これから私たちは親友だ! 何か困ったことがあったなら、何でも言えよ! 包み隠さずな! あははっ!!
  • ひ、一人ぼっちだと? お前、炎の部族を侮辱しているのか!
  • そうだ。強さとは……個があってこそ磨かれるもの。群れをなす獣には真の強さなどない。
  • この群れは強い。所詮は寄せ集めの群れのくせにだ。
  • もしかしたら……同じ目的を持った者たちが作る群れは……その群れ自体が、一つの大きな個になるのではないだろうか。
  • 孤高であることと、独りであることは違う。たとえ群れの中にあったとしても、孤高であることは可能だからな。
  • なるほどな……それが白夜王国の作法なのか。とても勉強になった。
    オボロ、これからあたしは壁を作らずに、相手の作法を理解していこうと思う。
  • あたしの顔の刺青は魔除けの印だ。邪な存在を避けるために炎の部族は赤い模様を入れるんだ。
  • おい、エクラ! お前、あたしの食事だけ大盛りにしていたのは本当か!?
    おかしいと思ったんだ……アルフォンスやシャロンの食事よりもあたしのほうが多く見えたから……。
    そんな余計なことはしなくていい。あたしもほかの皆と同じように
扱って構わない。
そのようなことで恩を売ろうだなんて見え透いた手には乗らん。乗らないが……しかし……。
ま、まあ、食料が余っているのならあたしがなんとかしてやってもいい。いいな、忘れるなよ……!
  • まさかアスク王国で炎の祭りを開けるとは! 力の限り、盛り上げさせてもらうぞ。
  • 本来、炎の部族は孤高を重んじる気質だ。あたしも馴れ合うのは性に合わない。
    しかし、力を高め合える存在ならばまわりに何人いても構わない。この祭りのようにな。
    一人で修行を続けたところでどれほど自分が成長したのかを測るすべは乏しい。
    だが、力をぶつけることができる好敵手がいれば話は別だ。
    互いが互いの力を認め合い切磋琢磨していく……この流れを、あたしは気にいっている。
    さあ、まだまだ祭りは終わらない。筋肉が悲鳴をあげるまで 勝負を続けるぞ!



相手が王族だろうが、媚を売る気はない。

あたしは炎の部族の一人として誇りを忘れず、戦い抜く。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ヒーローズには2020年4月よりミドリコフォレオとともに参戦。イラストは草木原俊行氏。なんか胸が大きくなった気がする
緑属性の斧・歩兵ユニット。
棍棒武器は原作の方で斧に部類するので緑属性。

武器スキルは奥義が発動しやすく、戦闘開始時自身のHPが99%以下の時または敵から攻撃された時、
戦闘中攻撃・守備+5かつ、敵の攻撃によりダメージを受けた時奥義発動カウント変動量+1となる『リンカの鬼金棒』。

Aスキルは剣・槍・斧・弓・暗器・獣の敵から攻撃を受けた時距離に関係なく反撃し、かつ戦闘中攻撃・守備+5となる『金剛の反撃・遠距離』。
Bスキルは自身のHPが75%以下で攻撃時発動の奥義装備時、ターン開始時奥義発動カウント-1、かつ奥義発動時ダメージ+10となる『怒り3』。
Cスキルは偶数ターン開始時自分と周囲1マスの味方の守備+6となる『守備の波・偶数3』。

原作ではカゲロウと力と技が逆じゃないのかなんて言われてヒーローズでも使い回すのではと不安視していたがこちらではちゃんと力(攻撃)も高い。
まあ素の攻撃自体はやっぱりカゲロウの方が僅差ながら高いが。

総じて受けや奥義強化に特化したスキル構成であり、ヘタに手を出すと剣士でさえやられかねない。
弓と暗器相手にも反撃可能なのもポイント。速さも高く追撃も行える。
一方で魔法には一切の対抗手段がなく、また魔防も低いため、魔法攻撃はたとえ有利属性相手でも受けさせないほうが賢明。

「想いを集めて」ではカゲロウと再会し、話の流れで異界の英雄相手に相撲勝負を仕掛けていくことに。
レテエルフィには(ルール上では)勝利を収めていくが、さすがに素手で飛竜をぶっ飛ばす少女には敵わず、
またレテやエルフィ相手でも純粋な力勝負の面では勝ちとは言えない部分もあったことから、更なる修練を志していくこととなる。

後には、イレースら大食い女子の集いである「大盛り軍団」へ勝手に加入させられていた。
当初は不服だったが次第にというか割とすぐに順応していき、今では次なる候補者を勧誘する立場に……。


祭りの参加者、見どころがあるな!

気迫のムスペル、力のモゥディ、技のリン……ターナとピアニーも侮れない。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


2022年9月には相撲大会に参戦で超英雄は初実装。☆4でも排出される。イラストはチーコ氏。
今度は赤属性の剣・歩兵ユニット。
今回アスク王国で行われた相撲大会は炎の部族のお祭りであり、半年前に行ったニケが主催のハタリ王国の祭り同様にリンカが主催者である。
異界に召喚されても故郷のお祭りが出来る事をリンカは喜んでいる。

武器スキルは『炎の軍配+』
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、自身の攻撃、守備+5、敵の攻撃、守備が戦闘開始時の自分の守備の20%だけ減少する。

Aスキルに戦闘開始時、自身のHPが100%、または【有利な状態】を受けている時、戦闘中、自分の攻撃、速さ+5『攻撃速さの万全3』
Cスキルには奇数ターン開始時、移動+1『迅雷風烈・奇数3』

得意の速さと守備がさらに磨きをかけた通常版以上の守備型。
武器で守備に応じて敵の攻撃と守備を下げて戦う。
魔防も少し上がったので魔法やマムクートには減少のおかげである程度戦える。
その分遠距離物理武器の反撃が無い事で対応力は少し劣っている。

追記・修正は孤高を重んじる方がお願いします。

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最終更新:2025年06月10日 17:25