カゲロウ(FE)

登録日:2017/07/26 (水) 16:40:38
更新日:2024/04/28 Sun 10:52:52
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……私は忍だ。任務で死ぬことなど、とうに覚悟している。


出典:ファイアーエムブレムif ビジュアル資料集 ペルシード・クリスタル
徳間書店、2019年4月25日


概要

『カゲロウ』とは『ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国』の登場人物。
主に白夜編で登場し仲間になるユニット。
初期クラスは


誕生日は7月26日、軍の中で一番絵日記を書いている。
人気投票女性部門27位、英雄総選挙総合部門86位。

両親譲りの古風な口調と巨乳がトレードマークな忍者
その巨乳を強調するかのように胸元を露出しているが、身軽さ、機能性、防御力を備えた衣装ゆえの事。
ただ男性陣が胸を見ている事をアサマから指摘された時は男の視線を意識しだし、人目を避けるようになった。
常に片目が隠れる髪型をしているが、これは本人が言うにはいつでも暗闇に目を慣らしておくため。
軍の中では『力のリンカ、技のカゲロウ』と評判。

白夜王家に先祖代々仕える忍者の家系に生まれたくノ一サイゾウスズカゼオロチとは幼なじみ。
カゲロウの実家には次期当主候補の兄がいるが、兄は生まれつき体が弱く闘えない体だったため、一族は周りから馬鹿にされてきた。
カゲロウは兄の心を傷つけた周りを見返すため、一族の尊厳を守るため仕事を忠実に遂行する。

現在は第一王子のリョウマに仕えている。同じく忍でリョウマに仕える同僚のサイゾウとは元恋人同士。
元々は白夜女王のミコトに仕えていたが、ミコトの命でリョウマの下に就いた。


同僚のサイゾウとはかつては恋人同士だったが、仕事での考え方の違いで別れることになった。
とはいえ職場は同じなので毎日のように顔を合わせるし、喧嘩別れではないので仲は良好。
別れた理由はリョウマの護衛について。
あくまでリョウマのみを護衛するサイゾウと、リョウマを守りつつ、
他も守り犠牲を最小限にしようというカゲロウとで意見が分かれ、何度も話し合ったのち、別れることになった。
カゲロウとサイゾウが元鞘に戻るか、別の恋路に進むかはプレイヤー次第。


普段から絵日記を書くように、絵を描くのが大好き。というか創作活動自体が好き。
しかしその腕前は見た人たちが独創的と評価し、引いてしまうような前衛的なもの。
ネコの絵が面長の老婆や絶叫しているに見え、ジョーカーを描けば髪を全て剃った男が泣きながらムチを振っている絵になったり、
リンゴを描けば不気味な老婆が怪しく微笑んでいる絵になり、
人間の赤ちゃんを描いたら真っ赤な翼と尻尾が生えてたりと、画力以前に美的感覚そのものが大衆と大きく異なっている。
本人もその事を気にしてツバキに常人の美的感覚を教わったりもした。
とはいえ誰からも評価されないこともなくオロチやウー……オーディンといった、これまた感性が普通とは違う人達から評価されている。
他にもカゲロウの子供となった子世代にもカゲロウの美的感覚と画力を引き継ぐ者が多く、母の絵を見て賞賛している。
まぁミドリコは母の絵を危ない絵と言ってのけるが。

絵以外にも生け花とか茶道とかもやっていて、屋台にこっそり出品してもいるが、評価はお察し。


村川氏は後日発売のヒーローズEchoesではペガサス三姉妹の末っ子・エストを演じている。
本作での赤の騎士に該当するサイゾウの元恋人のカゲロウに対し、エストは緑の騎士の恋人である。
スタッフも狙ったのだろうか……。


性能

初期クラスは忍。
成長率が高いのは力の65%、次いで速さの50、魔防40。
とにかくの力がやたらと伸びに伸び、その成長率は白夜・暗夜両軍トップを誇る。あの怪力のエルフィをも上回る。
逆に技は20%でしか伸びず、リンカも力は25%しかない。力のリンカ、技のカゲロウとはなんだったのか……。
まぁ同じ忍のスズカゼは速さ、サイゾウは技に特化しているので、カゲロウは力特化になるのは分かるのだが、設定的にサイゾウと逆のはずなんだが……。
とはいえ力の上限はそれなり程度なので、最終的には成長率を持て余し気味になるが。
専用スキルは、暗器(手裏剣)で攻撃された時、受けたダメージの半分と能力減少を敵にも与える『忍法車返し』


支援会話

親世代とは結婚できる。
支援内容は忍者としての仕事や絵の事が多い。白夜祭でも大半は絵の事。

カムイとの支援会話では、護衛という任務に集中しすぎて彼(彼女)のトイレ等にまで気が回らずに慌てたり、
病弱の兄や彼が跡取り候補の自分の一族に後ろ指を指す者たちを見返すために働いているという背景を語ってくれたりする。

幼馴染で元恋人であるサイゾウとは、任務の方針を巡って一度は対立するも、対立するのではなくお互いに歩み寄れば良い結果に繋がると気付き、
リョウマたちを守るという共通の目的のためにそれぞれの考え方を持って働くパートナーとして相手を認めた。
一方で同じく幼馴染であるスズカゼとはあまり話したことがなかったらしく、お互いのプライベートを話し合ったり、
サイゾウの話題で盛り上がったりして仲を深めていった。

自分の絵を認めてくれたオーディンと結婚する際、オーディンと自分が仲良くしつつ、
そこにはオーディンの家族もいる絵を描かせてくれと頼んだが、両親が死んでいるので無理と断られた。
しかしせめて絵の中でオーディンの家族と会いたいと説得する事で描く事を許されたが、両親の姿を教えてくれなかったので未完成のままだった。
しかしオフェリアがオーディンの母親の姿を夢に見た事で、絵の完成に一歩近づいた。

ツバキに美的感覚を教えて欲しいと頼み込んだが、ツバキにカゲロウの絵は天才の絵だからそのままでもいいと教えてもらった。


台詞

  • カゲロウ推参致した。サイゾウ、首尾は如何に?
  • 髪が鬱陶しいか? ちゃんと見えてはいるのだぞ。
  • 本当は私も、あなたのことをお慕いしていた。淑やかな嫁にはとうていなれそうもないが…
    この力で貴方を…最後まで、守り通してみせる。
  • ずっと……傍にいてくれてもいい。一生、私の傍にいてくれるなら。
  • 私の創るものは、独創的だと称されることが多い。
  • いい絵だ。みていると暖かい気持ちになってくる。描き手の想いが、絵に込められているようだ。
  • …………見てもいいが、きっとお前も文句を言うだろう。
    この世の終わりを見ているようだとか、見ているだけで呪われそうだとか……。ほとんどの者が私の絵を見てバカにするのだからな。
  • 暗夜王国随一の術士オーディンか。
  • どうせなら、お前の家族と私が仲良くしている絵も描かせてくれ。いつか挨拶にうかがうときに持って行きたいのだ。




白夜王国のくノ一、カゲロウだ。

私に新たな任を下したのは貴殿か。来たからには、陰となり働こう。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ヒーローズには初期から参戦。イラストはlack氏。
無属性の暗器ユニットで、移動タイプは歩行。

武器スキルは歩行特効
戦闘後、敵が歩行なら、敵の守備、魔防-6(敵の次回行動終了まで)『秘毒の暗器+』
Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中の魔防+6『明鏡の一撃3』
Bスキルは敵の武器種が暗器で、自分のHPが50%以上の時、自分は絶対追撃、敵は追撃不可『暗器殺し3』

カゲロウの持つ一番特徴的なものは、なんといっても武器の「秘毒の暗器」で、なんとこの武器、現状唯一の「歩行特攻」の効果を持っているのである。
この特攻効果はかなり強力であり、敵が歩行なら守備と魔防を-6も下げるため、武器の威力そのものは高くないがカゲロウの力が高いのもあり、追撃が入ればまず間違いなく歩行ユニットなら倒すことができる。
「明鏡の一撃」でこちらから攻撃した場合に限り魔防が上がるため、歩行が多い魔道士のユニットも楽に処理できる他、
「暗器殺し」もあるので暗器が相手なら(現状暗器使いはみんな歩行なのもあって)倒しやすい。

……と、自分から攻撃する分には強いのだが、暗器ユニットの宿命として耐久面にはかなり不安。
カゲロウは特にその中でもHPが低いので、受けに回るとかなり脆い。特に弓やレイヴン系は鬼門。
カゲロウを主力とするなら、「引き戻し」や「踊る」などを駆使して攻撃後になるべく味方の後方に下げられるような編成を心掛けたいところ。

ユニットの数が少なかった環境初期は、近距離反撃で猛威を振るっていたタクミを安定して狩れる歩行特効の強力さゆえに暗器使いとしては高い使用率を誇っていたものの、特効から外れる騎馬、重装の強化と暗器自体の微妙さが浮き彫りとなり闘技場から一気に姿を消した。
しかし、同じく不遇な立場にあったマムクートが武器錬成の実装により大幅な強化が行われ、そのほとんどが歩行である関係上、彼女が再び陽の目を見る日が訪れ…たのだ

2019年6月のアップデートから念願の専用武器「カゲロウの眩惑針」が追加。
戦闘開始時に攻撃が敵より1以上高いと戦闘中、攻撃、速さ+4
歩行特攻が消えてしまうが攻撃性は高まった。
特殊錬成は自分から攻撃した時、戦闘中、最初に受けた攻撃のダメージを50%軽減
これによって戦場で活躍する機会が増え、弱点だった耐久面をカバーする個性を獲得した。
軽減をウリに飛空城で使われるようになる。

2021年10月でまさかの神装英雄に選ばれた。イラストはかかげ氏。
悪夢の国スヴァルトアルフの衣装で元々露出度の高い装束だったが余計に増した
本人も薄い衣装を気にしている。普段の衣装も薄いとツッコミはなしで

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2018年のイースター祭にはバニー姿のカゲロウが参戦。イラストも引き続きcuboon氏。
通常と同じ暗器使いだが、本作初の暗器飛行ユニットでもある。

とある密命を受けて春祭りに参加したようだが、本人曰く「酔狂」と称するこのあざとさ満載の格好はかなり恥ずかしいらしい。でも普段とあんまり変わらないような……
とは言うものの、立ち絵や攻撃絵からもうかがえるほどの今にもこぼれそうな立派なものの大きさは流石といったところ。


武器スキルは奥義発動時、奥義によるダメージ+10。
戦闘中に攻撃していれば、戦闘後に敵と、その周囲2マスの敵の守備、魔防-7にする『ベビーキャロット+』

Aスキルに味方と隣接している時、戦闘中、自身の速さ、魔防+5になる『速さ魔防の絆3』
Bスキルには自身が生存時、修練の塔クリア報酬の勲章量が1.5倍になる『栄誉の喜び』
Cスキルには周囲2マスの味方飛行は、戦闘中、攻撃、速さが+4になる『飛刃の紋章』

素の速さが高く、相手への追撃を取りやすい。そのため、少ないカウントで出せる「凶星」と「ベビーキャロット+」による奥義ダメージの増加との噛み合わせが良い。
ただし、相変わらず守備は低めな為、弓ユニット相手だと一撃で落とされてしまう可能性大。
Bスキルは稼ぎ用のスキルな為、闘技場などに実戦投入する場合はスキル継承が必要。
推奨されるのは無難に「攻め立て3」やそこそこ高めの魔防と速さのステータスをより活かせる「水薙ぎ3」か。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

さらに続く2018年10月のハロウィンには原作にもあったメイド姿のカゲロウが参戦。イラストもcuboon氏。
勿論暗器使いだが、今度は緑属性でさらに本作初の暗器重装ユニットでもある。
見た目は軽装に見えるが、持っている氷バケツと中に入っているボトルが重いので重装らしい。

今度はお菓子を持ち帰る任務を受け秋祭りに参加。
今までの衣装とは違い露出は殆どないが、服装のある一部が物凄いぱつんぱつん。やはりエロい。
任務のためとはいえ、自分ばかりこのような辱めを受けることに不満を覚えてる節が見受けられる。


武器スキルは戦闘中、敵の奥義発動カウント変動量-1
戦闘中に攻撃していれば、戦闘後に敵と、その周囲2マスの敵の守備、魔防-7にする『果汁のボトル+』

Aスキルには自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃、魔防が+4される『鬼神明鏡の一撃2』
Bスキルには自分から攻撃した時、絶対追撃し、自身の攻撃による奥義発動カウントが+1される『攻撃隊形3』
Cスキルには偶数ターン開始時、自分と周囲1マスの味方の攻撃+6になる『攻撃の波・偶数3』

攻撃力に磨きが掛かり、さらに低かった守備も上昇。
敵をどんどん殲滅しながら攻撃を受けることが出来るという他の暗器ユニットには無い戦い方ができる。
味方に「重装の行軍」持ちのキャラがいると心強い。

重装となったことで自慢の速さは失われたが、その点は「攻撃隊形」である程度カバーが可能。
とはいえ、受けの場合は追撃を受けやすいことに変わりはないので注意。
なにより緑属性となったことで赤属性の重装特効には滅法弱い為、アーマーキラーなどに喧嘩を吹っ掛けるのは避けよう。


原作においてはメインキャラではないにもかかわらず、一年でバージョン違いが3種類も登場するという好待遇を受けたカゲロウ。
やはり彼女のけしからん身体に魅せられた一部の客層を狙った人選なのだろうか……?


2022年8月にはエポニーヌとの比翼英雄も登場している。詳細はそちらの項目を参照。


オロチと一緒に祭りに出かけるのは久しぶりだな。

今日は肩の荷を下ろしひとときの祭りを楽しむとしよう。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2023年9月には5年ぶりにの風の祭りの比翼英雄として参加。
イラストはekao氏。初めてcuboon氏以外の絵師が担当。
無属性の暗器使いは引き続き、今回は騎馬ユニット。これで兵種コンプリート。
今回のパートナーは幼馴染みの一人でオロチ。久々に幼なじみと祭りを堪能出来て喜んでいる。
あまりにも大きすぎるたわわが目を引くが、特に攻撃絵は凄まじくそのけしからん爆乳はエロすぎる。

武器スキルは『風舞う白夜の呪扇』
【再移動(マス間の距離、最大3)】を発動可能。
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、
さらに、攻撃、速さが、戦闘開始時の速さの20%だけ増加、
自身の奥義発動カウント変動量-を無効、かつ自分から攻撃した時、戦闘中、最初に受けた攻撃のダメージを50%軽減し、軽減した値を、自身の次の攻撃のダメージに+。
(その戦闘中のみ。軽減値はスキルによる軽減効果も含む)
【暗器(7)】効果

Aスキルに自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃、速さ+7、かつ、戦闘中、最初に受けた攻撃のダメージを30%軽減『鬼神飛燕の離撃』
Bスキルは戦闘中、敵の速さ、守備-4、かつ自分から攻撃した時、戦闘中、自分の追撃不可を無効。
飛空城で攻撃時、落雷の罠、重圧の罠が設置されたマスで移動終了すると、罠を解除する。
飛空城で攻撃時、停止の魔法罠で移動終了する時、停止の魔法罠が発動するHPの条件を-10した状態で判定する『罠解除4』
Cスキルには自分が戦闘中、敵が無属性の時、戦闘相手以外の敵軍のスキルを無効化、戦闘中、敵の攻撃、速さ、守備、魔防-4。
自分が戦闘中、戦闘相手以外の無属性の敵軍のスキルを無効化『無への暗闘3』

倒し切れなかった場合は軽減した分を次の追撃でカウンターとして確実に倒す構成。
普段通りの攻撃も当然高いので一発一発が大きい。
Bスキルの罠解除の強化版は敵の速さと守備の弱化に追撃不可無効の追加効果で踏んでも罠が不発する効果は同じだけ…
と思いきや追加した停止の魔法罠を踏んだ場合はHP制約が-10減る扱いになる。つまり条件を緩く出来る。
攻撃前に移動するほど再移動する時の距離が伸びるので逃げやすい。

とはいえ、相変わらず守備は低めだが魔防も低くなってしまったので今までのカゲロウより一番低い。
相手から攻撃されてしまうと軽減も発動せず、致命傷を負うか一撃で倒される。
逆に軽減出来たとしても無効にする効果では逆にカウンターを喰らう。
停止の魔法罠を-10にしても最大強化では55以下と満たせておらず、神階英雄のボーナス補正など駆使するしかない。

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最終更新:2024年04月28日 10:52