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ニーナ(FE)

登録日:2018/02/24 Sat 11:05:35
更新日:2026/08/05 Wed 01:33:30
所要時間:約 5 分で読めます





マルス、あなたにエムブレムを託します。

『覇者の証』……ファイアーエムブレムを!


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


概要

『ニーナ』とは『ファイアーエムブレムシリーズ』に登場する人物。
登場シリーズは『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』、そしてそれらのリメイク『新・暗黒竜と光の剣』『新・紋章の謎

CV:佐久間レイ(旅立ちの章、FEヒーローズ)、根谷美智子(Gファンタジー コミックCDセレクション)

アカネイア大陸にある宗主国『アカネイア王国』の王女。
オレルアン王国の現オレルアン王とその弟・ハーディンは遠い親戚。
普段は千年王宮とも呼ばれる(実際には建築600年ほど)王都パレスで過ごしている。

性格は王女らしく国を思い、民を労わる正統派の王女。
カリスマ性は高く、清楚な外見に反し情熱に溢れる内面から周りにも勇気を与えるその姿に、国民にも「アカネイアの白いばら」と呼ばれ敬愛されている。
父であるアカネイア王は父親としては優しかったものの、
政治を放棄し快楽に溺れた王族としての役割を全うしない為政者としては無能な男であり、それに対し何度も苦言を呈していた過去がある。
しかし未熟な頃の彼女もまた父親に似て私情に流され王族の責任を放棄する事があり、カミュには出会いと別れの際にその事を咎められてしまう。
だが、成長した彼女が私情よりも「王族の責任」を優先した結果が後の悲劇に繋がることになろうとは、この時の本人もカミュも思いもしなかったであろうが……。

暗黒竜

アカネイア暦602年にドルーア帝国よってアカネイア王国が滅ぼされ、この時にニーナ以外のアカネイア王族は全滅。
ニーナの両親であるアカネイア王・王妃は首を城門にさらされてしまい、まだ幼かったニーナは衝撃のあまり悲しみの涙も出なかった。

ニーナが生きているのには理由があり、王家が一人でも残っていれば王国の再建が出来ると考えた父親が宮廷騎士団に命じて逃がそうとしたからである。
しかし父親を残して逃げられないと駄々をこねていたうちに敵に包囲され、
最終的にはグルニア騎士団長カミュに付き添いのミディアが返り討ちにされ逃げそびれてしまう。
捕まるぐらいなら死を選ぼうとしたニーナはカミュに「王族としての責任を投げ出すおつもりか?」と咎められ、
可能な限り生き延びてアカネイア王国の再建を、そしてアカネイア同盟の大軍を率いてドルーアに立ち向かうことを志す。
これらの仔細は「アカネイア戦記」の「パレス陥落」で描かれている。今現在では「新・紋章の謎」の「新アカネイア戦記」でプレイ可能。

暗黒竜メディウスにとって子供だったニーナを殺すつもりはなかったようだが、*1
カミュはニーナを引き渡すことをせず、自分の功績と地位で匿い続けた。
当初は両親を処刑したカミュを憎んでいたニーナであったが、そうしてカミュに匿われて過ごすうちにいつしかお互いに心惹かれ合ってしまう。

パレス陥落から2年後の604年、カミュの反抗に業を煮やしたメディウスはニーナを強奪するべくブルザークと一個大隊を差し向ける。
これを事前に察知したカミュはごく一部の黒騎士団と共にニーナをアカネイアの親戚オレルアン王国に逃がした。

この時点ではカミュにすっかり心を奪われており、彼を犠牲にしてまで助かりたくないと亡命を拒否しようとするも、子供扱いされ初心を思い出すように説得される。
しかし出発した後もブルザーク軍団が背後に迫っている絶体絶命の危機に陥り、
カミュからひとりで先に逃げるよう言われても「せめてオレルアンまでは一緒にいたい」と彼に懇願するなどまだまだ未熟な面も目立つ。
こちらもアカネイア戦記の「始まりのとき」で描かれている。

以降はハーディンに数か月保護され、アカネイア同盟の再結成を求め各地に檄文を飛ばし義勇軍を結成するもミネルバ王女率いるマケドニア軍に敗れる。
しかし、彼女の呼びかけを受け立ち上がったマルスらアリティア軍との合流に成功し窮地を脱し、アカネイア同盟は復活。
その後マルスにファイアーエムブレムを託し、祖国アカネイアを奪還したりグルニアでの決戦でカミュと死に別れたり*2しつつドルーア打倒に向けて奮闘する事になる。

カミュとの死別の際は、『暗黒竜』『紋章』では約束を果たせずカミュを討ったことに気を病むマルスを逆に労わって見せる肝の据わり方だったが、
『新・暗黒竜』ではその姿を終わりまで取り繕うことができず、最後はマルスに気を使われて一人泣き出す年相応のメンタルの女性となっている。
代わりに新キャラであるホルスの勧誘時のような、彼女の聡明さや民や臣下に慕われる理由が垣間見れるシーンも追加されている。

紋章の謎

アカネイア暦605年の末、暗黒竜メディウスはアカネイア同盟の前に倒れ大陸に平和が戻った。
しかしアカネイア王家の血をひく彼女には、己が中心となってアカネイア王国を建て直すという責務が待ち受けており、
彼女自身もグルニアを編入しつつロレンスに自治させる、ミディアを慰留し騎士隊長に据える、保護したリンダを宮廷女官につけ手元に置くなど父に似ず指揮を執っていた。*3

だが一度は滅びたアカネイアの再建~一刻も早い世情安定のためにはどうしても王が必要*4であり、ボア司祭はニーナに結婚をすすめた。
しかしニーナは先の戦争でマルスに討たれたカミュへの気持ちの整理がつけられず猶予を求めた*5のだが、ボア司祭はそれを承知で強引に結婚話を進めた。
候補者は暗黒戦争の英雄マルスと、彼女をドルーア帝国から守り続け、加えて鈍感なマルスでさえ気付くほどニーナに想いを寄せているオレルアン王弟ハーディンの二人である。
マルスにはシーダという婚約者がいることをニーナは知っていたので*6消去法によりハーディンと結婚せざるを得なかった。
その際、ニーナに想い人が既にいる事を知っていれば自ら潔く身を引く=結婚を断る。ハーディンはそんな男だったため、ボア司祭にカミュへの想いや未練を明かさぬよう言われる。
606年、まだ戦乱冷めやらぬ頃に行われた2人の結婚……それが後の王国はおろか、アカネイア大陸の運命さえ揺るがす最悪の事態を招くことになる……。

ハーディンは意中の女性と結婚出来たことを喜んだのもつかの間、勘の鋭く有能な男だったため
口止めされていたにも関わらずニーナの心が自分に向いていない事を知ってしまう。フォオオオ!
そのことに苦しんだ彼は皇帝の責務も放棄し、酒に溺れて部屋に引きこもるようになり、
そこをガーネフに付け込まれ、商人に化けた彼から闇のオーブを手渡されたハーディンは瞬く間に支配されて冷酷非情の暴君と化した。

変貌した彼がグルニア反乱の鎮圧にマルスを呼びつけようとした607年の初め*7、ニーナはファイアーエムブレムをリンダに渡しマルスに託すように密命を与える。
しかしそれを知ったハーディンは怒り、ニーナを部屋に監禁。計画通りマルスを反逆者に仕立て上げ英雄戦争を始めてしまう。
ニーナも密かにボア司祭と通じて情報を得、オレルアン王に密書を送り狼騎士団を撤退させるなど影からマルスを支援していたが、
それに気付いたハーディンによってボアは致命傷を負わされ、ニーナはガーネフに渡された。

608年2月、ハーディンはマルスにより討たれ英雄戦争は終結。

一方捕まったニーナはガーネフによって洗脳され、メディウス復活の生贄にされてしまう。*8
その魂は砕けてしまい、メディウスに仇成す者を排除するかただ虚しくハーディンへの謝罪を繰り返すのみであった。
最早洗脳した張本人であるガーネフでさえも元に戻せなくなってしまったのだが、カ……シリウスの説得で正気に戻る。

戦争終結後はマルスによる統率を強く希望。
翌年のアカネイア暦609年、アカネイア王家に代わる決意を固めた彼に統治権を譲渡し、ニーナはどこかに姿を消したという……。




ちなみに暗黒皇帝を封印の盾完成時に倒すとニーナに変化したガーネフが現れる。
しかし封印の盾未完成時ではガーネフはニーナ達4人が倒した事になってエンディングになる。もっともこの時のニーナはおそらく…*9
DS版では未完成時の場合、マルスとマイユニの後日談が変わり、さらにマルスは万全な状態で復活したメディウスに立ち向かう内容に変わるため、本物でも偽物でも変化はない。
ただし、ファルシオンがないため、間違いなく絶望的な戦いになるだろう……。

性能

○初期値と成長率
紋章の謎
司祭 LV3
HP-18(10)
力-4(10)
技-4(10)
速さ-10(10)
運-18(10)
武器-14(30)
守備-4(10)
魔防-7(3)
移動-6
E:トロンの書

新・紋章の謎
司祭 LV7
HP-25(45)
力-1(0)
魔力-6(40)
技-6(50)
速さ-10(45)
運-18(45)
守備-4(10)
魔防-9(40)
移動-6
魔C/杖A
E:トロン リザーブ

FC版及び『暗黒竜』ではセリフ要員としてのみ登場するが、『紋章』では終章の最終パートでユニットとしても登場する。
前述の通りガーネフに洗脳されて敵として立ちはだかるが、他の3人のシスター共々あまり強くはない。
しかし無視するとメディウスの残機、もとい生贄に使われてしまう。
カミュシリウスで説得可能であり、それまでにうっかり倒してしまわないように注意すべきポジションである。
説得するとその場で加入。クラスは司祭、初期レベルは3(DS版では7でレナと入れ替わっている)。
だが彼女が仲間になるのは最終章。状況的に成長させる時間も余裕も必要性も全く無い。
一応トロンの魔道書を所持しているが、敵ユニットはダメージの通らないメディウスと何もしなくても1ターンで消える地竜しか出てこない状況であり、攻撃役としては全く役に立たない。
シスターたち共通で武器レベルがカンストしていないのでアゲイン役としても使えないため、回復係が限界だろう。
とはいえ周囲からは凶悪な地竜がどんどん出てくるので、説得したターン中に最後の決着をつけるのが望ましい。
DS版では封印の盾の効果が及ばない他の竜も出てくるので猶更である。
特に増援が出現と同時に行動するようになるハード以上で説得してから敵ターンを迎える事は即ち彼女の死を意味する。
ただしこちらでは(マリア以外のシスターもだが)アゲインを使ってメディウス討伐に参加できるようになった。

成長率は『紋章』ではなぜか病人レベル。武器レベル30%、他は10%しかない。
『新・紋章』ではアカネイア戦記での成長パターンが流用されているのでまともに成長するが、育てる機会がないことには変わりない。
しかし作中でもマルスやシリウスにその身の上の不幸さを哀れまれる程の彼女がどうして幸運が高いのやら……

ちなみにカ…シリウスの説得で最後に別れを告げられ、彼女も受け入れているためか『紋章』時点ではシリウスがいても支援効果が発生しない。*10
むしろ支援効果があるのはシリウス側である。カミュからニーナへの愛の方が重かった…
『新・紋章』では終章の4シスター共通で説得対象と相互支援Aになった。リンダとも支援Cがある。

新・アカネイア戦記(共通)
司祭 LV1
HP-18(45)
力-1(0)
魔力-4(40)
技-5(50)
速さ-8(45)
運-17(45)
守備-4(10)
魔防-7(40)
移動-6
魔D/杖D
E:リライブ(1章)ライブ(4章)

新・アカネイア戦記では1章・4章で使用可能。
この頃から上級職の司祭であり幸運も突出して高い。(逆に言えば本編で運が1しか上がっていない)
装備は杖のみで魔法を持たず、どちらも基本的に護衛対象である。
ただし、1章では魔道書が入手できるので姫様自ら戦うこともできる。
登場アイテムは使えるのだが、地味に武器レベルが魔法・杖ともにDと悲惨なことになっている。

なお4章ではメディウスがニーナを生け捕りにしろと言っていたのにHPが尽きると普通に死ぬ。話聞いとんのかブルザーク。

台詞

  • えっ、ハーディン本当ですか。じゃあ、マルス王子がやっと来てくれたのですね……。
  • ああ……わたしは罪を犯しました。わたしが愚かゆえ……ハーディンを苦しめて。
    あそこまで……追いつめてしまった。ああ……わたしは……いったいどうすれば……。
  • あ……! あなたは……カミュ……!? カミュなのね!! 
    何故……何故あなたが……わたしは夢を見ているの? あなたが生きていたなんて、ああ……本当に……。
  • マルスよく来てくれました。うれしく……グワ!!(ガーネフ)
  • いいのです。彼は野心に取りつかれ自分を失ってしまった。滅びるのは当然です。
    さあマルスあなたは国にお帰りなさい。皆も心配して待っていますよ。そして残された時間をせいいっぱい生きるのです。
    あなたの名はこの世界に人がある限り決して滅びることはないのだから(正体不明)
  • 神剣ファルシオンの英雄、アンリの血を引くアリティアのマルス王子が来てくれた……まさに、闇に光が射す思いでした。
  • ドルーアとグルニアの連合軍に襲撃され、アカネイア王家のものは私以外の全員が戦死、あるいは処刑されてゆきました。
    私も自ら死を選ぼうとしたのです……ですが、彼がそれを止めてくれました。生きて王族としての務めを果たすべきだと……。
    それがカミュ……グルニアの黒騎士でした。アカネイア攻略で一番の功績を立てた、いわば最大の仇に、私は救われたのです。
    こうして私がパレスを脱出できたのも、ハーディン殿に保護されたのも、彼のおかげ。
    ドルーアへの反逆すら問われるなかで、命を顧みず、私を救ってくれた黒騎士……カミュ将軍のことが心配でならないのです。もう一度だけ、会って話したい……。
    カミュ……私は…………ごめんなさい、おかしなことを話しました。どうか胸にしまっておいてください……。


私はニーナ……アカネイアの王女。 いまこそ手を取り合い、立ち上がりましょう。

ドルーアを討ち、聖王国を再興するのです!


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2022年11月にハーディンと共にようやく参戦。イラストは鈴木理華氏。
無属性の杖・歩行ユニットで声優も初代から引き続き続投。
時系列としてはマルスに『ファイアーエムブレム』を託した直後くらい。
なのでまだカミュに再会しておらず、『想いを集めて』ではカミュを探そうとするニーナが見られる。
そんな時にダグちゃんと遭遇し……。
エリスと同じく星4からの参戦なので、イラストの豪華さの割に入手しやすい。


武器スキルは周囲2マスの味方は戦闘中、守備、魔防+2、かつ、敵の奥義発動カウント変動量-1の『サンクチュアリ+』

Bスキルはターン開始時、敵同士が隣接していて、かつ、魔防が自分より3以上低い敵の速さ-7『速さの混乱3』
Cスキルには周囲2マスの味方は戦闘中、守備+3になる『守備の大紋章2』

味方の戦闘サポートに重点を置いた杖ユニットらしい補助型。
サンクチュアリはクリスマスセフェランが持つ『聖樹の杖』と全く同じ効果。つまりレギュラー入りを果たしている。
味方の守備と魔防強化+キャンセル、敵の速さ弱化でアシストする。

ステータスは速さと魔防は高水準。



追記・修正は王族の責任を果たしてからお願いします。

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最終更新:2026年08月05日 01:33

*1 ブラックナイツ・カミュの章でニーナはドルーアが自分を殺すつもりだったと言っているが、メディウス本人は後述のブルザークにもニーナを殺さないように厳命している。カミュが言うには人質にするため。

*2 『新・暗黒竜』ではカミュが討たれず、行方不明になるルートも存在する。

*3 他にも『紋章』以外ではガトーをアカネイアに招聘したり、リメイク版ではホルスを貴族に復帰させている。設定が変更される前の『暗黒竜』では王になる前のハーディンの助けを受けながら復興に尽くしていた。

*4 100年前、王家の唯一の生き残りだったアルテミス王女も夫を王として迎えたことからもアカネイアには女王制がないと思われる。

*5 カミュとの死別が605年、暗黒戦争終結がその年末、結婚が606年の上旬という無茶な日程だったりする。『紋章』ではマルスからも「あまりにもニーナ様がお可哀想では」と言われている。

*6 と言うより紋章、新・暗黒竜の終章クリア後の会話でマルスにシーダへの告白を後押しした張本人である。

*7 608年2月の戦争終結が一年足らずのため春頃になる。同時に一年余り前とされる605年の暗黒戦争終結は年末だったことが分かる。

*8 ガーネフは、竜族の目覚めを早めるには「けがれなき高貴な女性の生命力」つまり「高貴なシスターの血」が必要であることを知り、王族でシスターのニーナにはかねてから目をつけていた。

*9 下記の台詞にもあるように発言が不穏、皮肉げな上盾完成時のストーリーを考えると本物である可能性は限りなく低い。そもそもマフーを所持しているガーネフをスターライト無しで一体どうやって倒したというのだろうか。

*10 後日談もシリウスの生死で変わらず、彼女は失踪する。