キュアン(FE)

登録日:2018/10/24 (水) 19:53:04
更新日:2024/12/14 Sat 11:37:12
所要時間:約 4 分で読めます






私にはこのゲイボルグの槍がある。この槍がある限り、私は負けはしない。

シグルドをきっと助けてみせる。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

概要

『キュアン』とは『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』登場人物。
トラキア776』の主人公・リーフの父親でもある。


北トラキアに位置するレンスター王国の王子。
聖戦士ノヴァの血を受け継いでおり、地槍ゲイボルグの継承者。
登場時点で妻がおり、妻は親友でありゲーム前半の主人公である・シグルドの妹エスリン
第1回英雄総選挙総合部門270位、第2回英雄総選挙総合部門111位。


シアルフィ公国のシグルドとノディオン王国のエルトシャンとは親友同士。
二人とは少年時代に王都バーハラの士官学校で知り合っており、そこで友情を育み「どんな時でも助け合っていく」と誓い合った。

その後シグルドの妹であるエスリンと結婚、長女アルテナを授かる。
しかしシグルドがヴェルダンと戦争を始めたと聞いたため、妻と見習い騎士フィンの三人だけで挙兵する。
というのもレンスターにはランスリッターという最強の騎士団がいたものの、当時レンスターはトラキア王国に狙われていたため、主力部隊を連れ出せるような状況ではなかった。
そこでキュアンは娘を母国に残し、妻と目をかけているフィンの三人だけでシグルドの元に行かざるを得なかったのだ。

合流後はフィンを鍛え上げたり、勇者の槍をプレゼントしたりしている。

しかしこの戦争はヴェルダンとの争いだけで留まらず、戦火が拡大しシグルドは汚名を着せられる事態にまで発展する。
そこでキュアンは自国のランスリッターを連れてくるために4章開始時に妻とフィンと離脱する。


前述したとおりレンスターはトラキアに狙われており、しかもシグルドは大国グランベルを敵に回しており、
ランスリッターを連れてシグルド軍に回る事はレンスターがトラキアとグランベルに攻め入る口実を与えるようなものだった。
しかしキュアンの父であるレンスター王は「これが正義の戦いならば、たとえ滅びようとも悔いはない。心置きなく戦え」とキュアンにランスリッターを与えた。
国民「おい」
もっともグランベルの主流派閥*1世界征服しようとしていると思われても当然の情勢であり(※実際アルヴィスレプトールランゴバルトらもその気だった)、
静観していてもどの道抗えられるものではないという非常に険しい外交関係という前提で見ると、
シグルドが汚名を晴らすことに成功すれば自然とグランベル内の穏健派も息を吹き返す手助けになる可能性もあった分だけ、政治的にも意外と悪くなかった判断だったりもする。

そしてトラキアに備え半数の部隊と生まれたばかりの息子リーフをレンスターに残るフィンに預け、出発。
エスリンと彼女から離れようとはしないアルテナは、エスリンの意思の強さからキュアンを見送るために予想される戦場のギリギリまで同行。

シグルド軍はイード砂漠を南下していたのでキュアンは砂漠を北上することで合流しようとする。
しかし密かにキュアンをつけていたトラキア軍が強襲。
ランスリッターは騎馬隊で砂漠ではまともに戦えないのに対し、トラキア軍は竜騎士団であり砂漠でも活動可能だった。
(またトラバントは神器グングニルを持ち、他は全員ナイトキラー装備とランスリッター絶対殺す騎士団となっている。)
キュアンはゲイボルグを手に奮闘していたが、エスリンを殺されアルテナを人質に取られてしまったため、ゲイボルグを捨てなくてはならなくなり、殺されてしまった。

性能

○初期値と成長率
デュークナイト LV4
HP-34(70+40)
力-16(30+20)
魔力-0(5)
技-10(30)
速さ-10(20+20)
運-5(10)
守備-10(30+20)
魔防-3(5)
移動-9
武器LV-槍★
血統-ノヴァ直系
スキル-連続

初期武器は『鋼の槍』『手槍』
初期上級職で、同時期のユニットの中では攻撃力と守備力を中心にステータスは高い。
自軍の騎馬兵には珍しく『追撃』がなく確率発動の『連続』のため、不安定だがハマれば強いプレイヤーフェイズ向けのキャラ。
だが、彼が加入する序盤では斧使い中心のヴェルダン軍が相手となるため槍使いのキュアンは戦いにくい。
第二章以降になれば『銀の槍』が手に入り、攻撃を当てやすい槍使い・剣使いの敵も増えるのでそこでフィン共々活躍させていこう。

途中でエスリンが実は地槍ゲイボルグを持ってきていたことが判明する。
レックス以上に固くて強い騎馬兵となり親世代では苦手な魔法系の敵も少ないことから十二聖戦士の武器の強さを実感できるひととき。
しかし、その章のクリア直後に離脱してしまうので、無双を楽しむばかりでなく持ち物整理はしっかり済ませておこう。
ゲイボルグ以外で戦うと斧よりマシとはいえ槍の重さもあり、回避率の高い嫁の方が強く感じることも。

とはいえ神器持ちは伊達ではなく、しっかりと育てていると上述の死亡イベントでも特効武器を持った竜騎士相手に本当に善戦してくれる。
…が、トラバントは所持するリカバーリングによって毎ターン全回復してしまうので、勝つ事はほぼ不可能。
一応ステータスを最大限吟味した上で乱数調整をすれば生存させることは可能だが、砂漠途中にある城を制圧するとやっぱりキュアン達は全滅している扱いになっている。


…ちなみに再登場時のキュアンは指揮レベルが設定されているのだが、そのレベルは1
ゲームバランス上の都合だが幼馴染3人の中で最低値となっている。

台詞

  • 礼など無用だ、エスリン。シグルドは私にとっても、大切な親友。
    まして、お前を妻にした今では、彼は私の義兄でもある。お前一人を戦わせはしない。
  • おまえは、私の部下であるだけでなくレンスターに仕えてくれる大切な騎士だ。この戦いで失うわけにはいかない。
    私が今してやれるのは、これくらいだが受け取ってほしい。
  • …ゲイボルグにまつわる悲しい話か…しかし私は信じてはいない。そんなものは、ただの伝説さ。
  • なに!? トラキアの竜騎士団だと! くっ、しまった! トラバントに後をつけられたか! エスリン!!  逃げろ! 砂漠の中では、我らは戦えない!
  • 死ね! ハイエナどもめ!! このゲイボルグある限りお前達には、負けはしない。
  • なに! アルテナが……そうか……エスリンは……わかった……もはやこれまでだな……。
    ゲイボルグは捨てる。だから、娘に手を触れるなと言え!



私はレンスターの王子キュアン。

聖戦士ノヴァの末裔にして地槍ゲイボルグを継ぐ者だ。


スマホゲーには妻のエスリンと一緒に参加。イラストはあおじ氏。
演じる鈴村氏は息子リーフとの兼役である。
青属性の槍使い、騎馬ユニット。
キュアンの参戦にてついに士官学校の親友三人パーティが作れるようになった。
さらに同時開催の戦禍の連戦でのシグルド・エルトシャンと繰り広げる会話劇はファンにはたまらない仕様。

武器スキルは敵が歩行、重装、騎馬の時、戦闘中、自身の攻撃、守備+5になる『ゲイボルグ』
見ての通り飛行ユニットには効果が発動しない。いずれ来るであろうトラバントに殺されるためか……。

Aスキルに敵から攻撃された時、戦闘中、速さ、守備+4『飛燕金剛の構え2』
Cスキルは周囲2マスの味方は戦闘中、攻撃+3『攻撃の大紋章2』




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最終更新:2024年12月14日 11:37
添付ファイル

*1 各派閥の規模や勢力の移り変わりは不明だが、5章までの間にアルヴィス・レプトール・ランゴバルトが策謀で敵対派閥を滅ぼしたり弱体化させたので主流派になったことは確実