ビデオマン(ロックマンエグゼ)

登録日:2018/12/02 (日) 09:54:56
更新日:2024/04/08 Mon 10:01:15
所要時間:約 5 分で読めます





ロックマンエグゼシリーズ』に登場するネットナビの一種。属性は無。

CV:西村知道(アニメ版)


かつてコロコロコミックで開催された「第3回ボスナビコンテスト」で準グランプリをとった作品を元にデザインされたキャラクター。
VHSビデオをモチーフにしたネットナビ。黒く細い体の所々に緑のラインが入っている。
RCA端子状の頭部は映写機になっており、そこからナビの映像を映し出し攻撃する事も出来る。

ビデオモチーフのナビなので映像の編集が得意。
ビデオにまつわる技を相手にかける事で、相手の動きを停止させたり逆にしたりする事も出来る。

VHSビデオはもう時代遅れと感じているからか(前作でフロッピーディスクが現役だったが)、いつかスタイルチェンジして「デジタルビデオマン」になれる事を夢見ている。
だがスタイルチェンジは「チェンジ.bat」を組み込んだ特別なナビにしか発現しないため、恐らくこの事に気づいていないものと思われる。


【本編での活躍】


ロックマンエグゼ4
自称新進気鋭の演出家・ナルシー・ヒデのナビとして登場。
イーグル/ホークトーナメントを勝ち進めれば「デジタルビデオマン」にスタイルチェンジする……かもしれないと考え、ナルシーと共にトーナメントに参加する。
ナルシーの作戦でロックマンをパークエリアに誘き寄せた後は、ナルシーの指示でロックマンに「マキモドシ」という動きが全て逆になる技をかける。
そしてマキモドシを解除する「かいじょビデオ」3巻をインターネット上にばら撒いて退散した。

ちなみにマキモドシをかけられている状態のロックマンは、フィールドでは前後左右の動きが全て逆になるが、ウイルスとのバトルでは普通に動いてくれる。
またかいじょビデオ付近の道には巻き戻しボタンが配置されており、それに乗ると前のチャプタ…つまり各エリアのスタート地点まで戻されてしまう。

試合開始時刻になっても熱斗達が空中スタジアムに現れなかったので不戦勝を確信するが、あと少しのところで熱斗が到着。
当然マキモドシも解除されており、ネットバトルをするもあえなく敗北した。
敗北後はナルシーに「ダメナビ」と罵られ、「いつまで経ってもスタイルチェンジしないじゃない!」と文句を言われる。
するとお返しとばかりにナルシーの演出について今まで溜まっていた不満を爆発させ、大喧嘩しながらスタジアムを去った。


【主な技と強さ】


・テープライン
両エリアの最前列にテープを張り防御する。
テープのHPは1。テープに触れると弾かれてしまう。

・ワインドカッター
ビデオテープのリールを相手エリアに出現させ、高速回転させて攻撃する。
多段ヒットするうえに縦横4マスを攻撃するため避けるのが難しい。

・ロクガサイセイ ワイドソード
頭部の映写機から相手ナビの映像を映し出し、ワイドソードで攻撃する。

・ロクガサイセイ エナジーボム
頭部の映写機から相手ナビの映像を映し出し、3マス前方にエナジーボムを投げ込む。

・ロクガサイセイ トルネード
頭部の映写機から相手ナビの映像を映し出し、2マス前方にトルネードを撃つ。

・ハヤオクリ
素早く移動するようになる。

・マキモドシ
イベントでロックマンにかけた技とは別物。
徐々にHPが回復するようになる。


AV機器の機能にまつわるトリッキーな攻撃をする。
バトルが始まるとすぐに2本のテープを前方に張り防御してくるので、常にバスターを連射するかテープの影響を受けないチップを使う必要がある。
HPが少なくなってくるとハヤオクリで移動速度をアップさせ、マキモドシでHPを回復してくるので、そのような状態になられた時には早めに決着をつけるようにしたい。
エリア内をワープして移動するので攻撃が当てにくいが、ワインドカッター使用時は動きが止まるのでそこを狙っていくと楽。

彼のナビチップは、前方を2つのワインドカッターで攻撃するというもの。
範囲は、1つめが2列前方と3列前方の上側4マス、2つめがその1つ下の4マス。
1つのワインドカッターにつき3ヒットするが、中央の列にいる相手には合計6ヒットする。
ただし、2つのワインドカッターで攻撃するには中央の列で発動させる必要がある。上か下の列だとワインドカッターは1つしか出現しない。
数値付加系のチップと相性がよく、上手く当てれば大ダメージが期待できるので、1周目でこのチップがゲットできればラスボスデューオ戦で貴重なダメージ源となり得る。
特にレッドサンの場合ガッツソウルがあるので無属性強化とあいまり使いやすい。
無論SPナビ戦の記録更新にも向いている。最大威力のこのチップのSPにアタック+を付けてフルシンクロ状態でダブルポイントに繋げば大半の敵は蒸発させられる。
ちなみにこのチップコードの「V」は、その他にもスーパーバルカンやバリアブルソードやエアホッケー3のように全体的にチップがローパワーな4の中では強力なチップが多く揃っており、全体的に使いやすいチップが多い。



配信限定のメガクラスチップ「グランプリパワー」に、他のグランプリ入賞のレーザーマン、ケンドーマンと共に登場。
ロックマンのいるマスにビデオマンが出現し、その目の前のマスにレーザーマンを映写出現させる。ビデオマンの出番はこれだけ。


【本編以外の活躍】


アニメ版
AXESSで初登場。
こちらでは本作の敵勢力であるダークロイドの一員として登場する。
湿気はビデオテープの大敵であるので水属性が苦手という設定になっている。
性格にそれほど変更はないが、バブルマンと同じくどこかユニークな面も持っている。それでも基本は悪役なので、ダークロイド特有の冷酷な面もある。

録画能力で相手の分身を作り攻撃するのが得意だが、一度に大量に分身を作ると個々のサイズが小さくなってしまう。
ビデオにまつわるネットテロを度々起こすが、最後はCFロックマンとCFブルースのコンビネーションに破れデリートされた。

Streamではアステロイドとして蘇り、ナルシーの持っていた一般ナビに上書きされる形で彼のナビとなった。
ナルシーと組んで前作以上の奇怪な事件を起こすが、ナルシーのセンスについてゆけずドン引きする事もある。
最後はCFロックマンのムゲンバルカンを浴びてデリートされてしまった。

BEASTではビヨンダードの存在として登場。体のラインが赤くなっている。
こちらの世界でもナルシーと組んで悪事を働いていたが、温泉街で暴れまわっていた時にサーチマンの攻撃によって吹き出た間欠泉で録画再生機能がダメになってしまい、
最後はテングマンの攻撃でナルシーと共に吹っ飛ばされていた。


ちなみにアニメ版の世界ではディスクメディア以外にVHSも現役であった。




追記・修正は今でもVHSビデオを愛用している方にお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2024年04月08日 10:01