登録日:2019/01/17 Thu 01:05:38
更新日:2025/07/19 Sat 08:58:38
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ヒーローズのオリジナルストーリーである「宇宙争乱編」において、主要敵役を務める。
定義的には
ゲーム出身のキャラだが、宇宙争乱編が短編
アニメ化しているためにDBのアニオリキャラクターとしても分類される。
解説
監獄惑星における「コアエリア」に封印されていた戦士の一人で女性。弟に
オレンと言う人物がおり、双子の姉。
監獄惑星が崩壊しかけたことでコアエリアの封印が解放され、
ザマスやオレンなどと共に姿を世に現した。
ハーツや
ザマスとは共闘関係を結んでおり、彼らと共に各宇宙とそこに居住する人間を滅ぼそうとする。
ただし、
ザマスに関しては、
ザマスのオレンに対する反応を見る限りではこころよく思われていないと見られる。
外観は、純白な肌と分け目のあるショートヘア、そして青い目が特徴的。
眼の色や眼の上にある模様のデザインは、
ドラゴンボールGTにおける
ツフル人の機械生命体・
ベビーを想起させる。
服装は、黒いボディスーツ丈の短い赤色のジャケットを上に着用しており、腕などには
カンバーや
ザマスも付けていた物と同デザインの
拘束具が見当たる。
後述する出身経緯も影響しているのか、性格は極めて好戦的で、戦闘中の相手を煽る場面も見られる。
また、肉親である弟との信頼関係は強い様で、弟のオレンからは「姉さん」と呼ばれている。
アニメ版では自身の戦闘相手を弟の要求に応じて素直に交代するなど、弟に対しては狙った獲物の独り占めはしないタイプのようだ。
上述したベビーにも通ずる外観から察しが付いた人は多いだろうが、その正体には
ツフル人が関与している。
実は、第六宇宙にも存在していた
ツフル人が最強の生命体として作り上げた女性型の人工生命体。
しかし、想定以上の戦闘力を持っていたカミンは弟と共に抹殺処分をされそうになってしまった。
抹殺されかけた後、どのようにしてフューによる監獄惑星への封印にまで至ったのかに関しての経緯は不明。
身勝手な理由で殺害されかけたことで人間全体を憎むようになり、全人類の抹殺を誓うようになった。
抱いた思想や作られた経緯こそは危険人物でしかないが、その思想が身に付いた経緯に関しては同情できる面はあるだろう。
戦闘力
最強の生命体として作られただけあってか、戦闘力は
ヒットすらも上回る第六宇宙最強クラス。
肉弾戦が得意だが、自己再生によってダメージを受けても順次に回復できるため、攻撃の手が緩むことはない。
更にベビーと同タイプと思われる寄生や洗脳能力という厄介極まりない手段も持つ。
弟とも息の合ったコンビネーションを見せ、姉弟によって相手を楽しみながら甚振っていく。
作中の活躍
ゲーム版
監獄惑星から帰還して地球に戻ってきた
ベジータ一行の前に、
ザマスと共に登場。
暇潰しと称して
ベジータ達を消そうとするが、ハーツの提言でそれは後回しにされる。
そして、故郷の第六宇宙の
サイヤ人を狙う事を提案したオレンの提案に乗って、惑星サダラへと向かう。
界王神によって惑星サダラへと
ベジータ達が案内されるまでの短期間で惑星サダラの侵略が完了。
弟と一緒に寄生能力を用いて、惑星サダラの
サイヤ人を次々と手先に変えてしまった。
なお、惑星サダラ侵攻の際に
サイヤ人相手に
自分語りでもしたのか、第六宇宙の
サイヤ人であるキャベに身分に関しては把握されていた。
双子達の出身をキャベから把握した
ベジータに、カミンが何故故郷の滅亡を狙っているのかを尋ねられる。
質問に対して、「冥土の土産」と称した
自分語りで人間への憎悪を剥き出しにしたカミンは、
ベジータを仕留めようとする。
結果として
ベジータこそ仕留め損ねたが、ハーツによる第六宇宙壊滅が完了すると、彼の指示によって第11宇宙へ移動したのだった。
第11宇宙移動後に
ベジータ達と再度対面するが、
ベジータ達に同行して付いてきた
ケールを狙って「遊び」と称して彼女に寄生。
ケールカミンと化したケールは、困惑するトランクスに倒すように指示する
ベジータ達と再度交戦するが、結局寄生が解けてしまった。
その後は第3宇宙に移動し、第3宇宙の科学力を利用して宇宙解放装置を作製した事をハーツに告げるのだった。
最期は究極カミオレンとして超ハーツと共に
身勝手の極意に挑んだが敗北して沈黙し、宇宙の種がハーツの進化に使われることになった。
アニメ版
監獄惑星編最終話となる第6話において、
ザマスの後ろにシルエット姿のみ登場。
そして、宇宙争乱編1話となる第7話で弟と共にアニメに初登場。
第6宇宙を壊滅状態に追い込み、ヒットを始めとする第6宇宙の戦士達と戦闘を繰り広げていた。
ヒットを肉弾戦で圧倒していたが、ヒットの強さに興味を示した弟の要求に応じて相手を入れ替え、カリフラ&ケールと交戦する。
ケールとの力量差を見せつけ、カリフラ達を相手に圧倒的な戦闘力を見せつける。
一時はケールとカリフラのコンビネーション攻撃による一撃を浴びるが、自己再生によって瞬く間に持ち直した。
更にクラッシュブレイクをカリフラを相手に使い、彼女を大きくぶっ飛ばす。
その後、救援に駆け付けた
ベジータ親子にも弟と共に関心を抱き、
超サイヤ人へと変身した彼らと激突。
ベジータとの戦闘を楽しむオレンが何かしらの策の披露を提案し、同じことを考えていたと不敵な笑みを浮かべ……。
直後の第8話、第6宇宙の女性
サイヤ人コンビを狙って彼女達に寄生。
カミンはケールカミンへと変貌を遂げ、クラッシュブレイクでキャベに大ダメージを与える。
この際、自身達姉弟の出自とそれによる怒りを
ベジータに語りだす。
しかし、第6宇宙の戦士と
ベジータ達の連係プレイによって、寄生状態から分離させられるが、相も変わらず余裕の態度を見せる。
後にハーツが乱入して
ベジータ達を葬ろうとするが、まだ
ベジータ達との交戦を望んだ姉と共にハーツに提言を行い、それを中止させた。
第9話では、第11宇宙に移動してスーパーオレンに変貌したオレンと引き続き行動を共にしていたが、後に参戦してきた
悟空の
身勝手の極意・兆に一方的に圧倒されてしまったのだった。
第10話では、悟空に一方的に弄ばれ続ける末にオレンに提案を行ってカミオレンへと合体。
悟空がラグスに倒された後は、
超サイヤ人ブルーを経て
超サイヤ人ブルー進化へと覚醒した
ベジータと激突する。
しかし、直後の第11話において
ベジータのファイナルフラッシュの一撃を浴び、合体を解除させられてしまった。
第12話で第7宇宙に移動してからは
ベジータ達と再戦をするが、カミオレンへの合体を遂げてもピッコロと17号のコンビネーションに追い込まれてしまう。
追い込まれて感情を高ぶらせていたカミオレンはハーツに「らしくない」と評されると、宇宙の種を取りこませられたことで究極形態へと暴走進化。
一気に形勢を逆転させて第7宇宙の戦士達を追い込んで悟空も絶体絶命に陥れるが、これが悟空の
身勝手の極意・兆発動のトリガーになってしまう。
身勝手の極意・兆に苦戦を強いられる最中に巨大な気功波を叩き込むことに成功するが、今度はこれを受けた悟空の
身勝手の極意が完全になってしまう。
第7宇宙の戦士達のアシストも受けている最強形態の悟空相手には最早究極カミオレンですらどうしようもなく、最後は悟空の拳で宇宙の種の中心を打ち砕かれ、宇宙の種の完成体を残し消滅した。
宇宙の種は悟空との戦闘を見物していたハーツが回収して利用することとなり、「死は決して無駄にはしない」とこそ言われたものの、実質使い捨ての駒だったと言える。
形態
通常のカミンの姿。この時点で戦闘力は恐ろしいレベルで高い。
第6宇宙の女性
サイヤ人・ケールに寄生した姿。外観はベジータベビーのケール版を想像すれば分かりやすい。
ケールはカミンを下回る戦闘力だが、ケールにカミンが寄生した姿は大幅に戦闘力は上がっているらしい。
オレンが
ベジータに寄生した際に「スーパーオレン」なる姿に覚醒したことから、カミンも理論上は「スーパーカミン」なる形態に覚醒する可能性はあると考えられる。
弟であるオレンと合体した最強形態とも呼ぶべき姿。合体の原理こそ大きく違うが、
ツフル人版フュージョンと言っても良い。声もそれらの合体と仕様が同じ。
天と地の程の戦闘力の差があった
身勝手の極意・兆にも簡単に圧倒されなくなっており、アニメ版の台詞から戦闘力の差は結構縮まっている模様。
ベジータの
超サイヤ人ブルー相手には優勢であり、
超サイヤ人ブルー進化への覚醒を見せてもその気に動揺するどころかむしろ余裕の態度を見せる程…だったが、流石にブルー進化には敵わなかった。
超ハーツによって宇宙の種を投入されたことで進化した究極形態。大猿のような巨体を持つ怪物のような姿になってしまった。
その巨体が示すだけのパワーを誇り、アニメ版では第7宇宙の戦士達をまとめて圧倒する程の戦闘力を見せ、
超サイヤ人ブルー進化の
ベジータと互角以上の強さを見せた。
しかし、流石に
身勝手の極意の戦闘力に届くには至らなかった。
使用技
高速で敵の真正面に向かって直進した後、体を赤い光の球体に包ませて爆発を起こす。
超サイヤ人のカリフラを大きく吹き飛ばす威力を持つ。
スーパードラゴンボールヒーローズにおけるケールの
必殺技だが、ケールカミンになると使える。
従来のケールのレジストキャノンと異なる点としては、あちらと違ってスムーズな流れで光弾を発射する。
身体を赤白く光らせて傷をいやす。回復後は傷で汚れた痕跡が見られない程の再生力を持つ。
ベビーも用いた他者への寄生能力。オレンと共に惑星サダラの
サイヤ人に寄生して支配下に置いた。
この能力でケールへの寄生にも成功する。
余談
本キャラの声優を務める
津田美波氏は、カミンと同様のヒーローズオリジナルキャラであるプティンも担当している。
ただし、プティンが現状アニメ作品に出演してないことを考えると、本格的な戦闘キャラをドラゴンボールの映像作品で演じたのはカミンが初めてだろう。
一応、津田氏は『
ドラゴンボール改』で
モブキャラ役を務めているため、ドラゴンボールの映像作品への出演は宇宙争乱編のPVアニメが初ではない。
だから全ての誤字を追記・修正するわ オレンも同じ気持ちよ
最終更新:2025年07月19日 08:58