ミカン

登録日:2009/10/25(日) 03:47:41
更新日:2025/01/16 Thu 21:55:07
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へっへっへ丁寧に剥いてやるぜ……


それはちょっと小ぶりで手のひらに乗るかわゆくてちょっと甘酸っぱいあの子の事…

服をぬぎぬぎさせると恥ずかしそうに染まった身体があらわれて

ついつい僕になまつばをのませるんだ…ゴクリ…

その手のひらサイズのかわいい丘を

舌でそっと舐め舐めすると、甘酸っぱい恋の味が口の中いっぱいに広がり

それは仄かに初恋を思わせる…



















そう、蜜柑の項目であります。
一般的に良く食される果物の代表格としてリンゴバナナ、ブドウ辺りと共に良く名前が挙げられる。


蜜柑は全国的に知名度の高い果物で、主な名産地は「愛媛」「和歌山」「広島」「山口」「静岡」、である。

有名な品種に「愛媛蜜柑」や「温州みかん」があり、どれも糖度が高く大変美味しいのである。みかんという名前も密のように甘い柑橘からきていると言われている。

初夏の時期には3センチほどの小さくキレイな白色の花を咲かせてとても可愛らしい。花言葉はその白色から連想されたのか「純潔」「清純」「親愛」「花嫁の喜び」など清楚極まっている。

その口に広がる酸っぱさと甘さは「冬」の代名詞であり、蜜柑は主に冬に収穫されている。

収穫される時期によって名称は以下のように異なる。
極早生(9~10月)、早生(10~12月)、中生(11~12月)、普通・晩生(1月~)

もっとも、温室やビニールハウスなどの育成技術が進歩した現代では、
食べちゃいたいという欲求が抑えられなくなったら一年中いつでも美味しくいただくことができます(決して性的な意味ではない)。夏でも蜜柑に千両払う必要はない。

味・香りも良い上に人を選ぶ癖がない、包丁要らずで子供でも皮を向いて食べられる、種がなく果実も柔らかくて食べやすい、小腹を満たすのに大きすぎず小さすぎずの大きさ、房ごとに小分けにすることも可能、手頃な値段と、家庭で食べる果物としてかなり優秀。
しいて挙げるなら薄皮と白い筋だろうか。あの食感は気になる人は気になるし、デザートには邪魔である。ちなみにみかんの白い筋をアルベドという。

冬に見られるジャパニーズコタツと蜜柑のコンボはあの有名なマイクタイソンですら一撃でノックアウトさせてしまうほどの威力を持ち、
この魔力に勝てる人種はほぼいないと言っても間違いでは無いだろう。(人間だけでなく人外であるすらも魅了してしまうから恐ろしい。)


ちなみに昔は長時間コタツに入っていると火傷をしていたのだが、
今のコタツはその心配が無い優しい設計となっているので安心して蜜柑+コタツのコンボを身に浴びる事が出来る。
(おじいちゃんやおばあちゃんの家では未だに使っているかもしれないので注意が必要)
後、いくら温かいと言っても電源を落としたコタツの中で寝てはいけない。電源を落としたコタツは急激に温度が下がり、気付いたときには寝冷えしてしまう恐れがあるからだ。

どんなに気持ちよくてもコタツの使い方には充分に気をつけよう。


みかんを沢山食べていると手のひらが黄色くなる経験があるのではないだろうか。これはみかんの皮に含まれるカロテンという色素が原因であり、柑皮症(かんぴしょう)という正式名称もある。
色が変わったからと言って人体に害がある訳ではないので安心してみかんをいっぱい食べてほしい。


冷凍みかんとして給食に出されることもしばしば。
余った冷凍みかんをかけて壮絶なジャンケン大会を経験した方もおられるだろう。

キーンと冷たい歯触りと、口の中に入れてから程よくほぐれてきた頃にジワッと染み出てくる甘さとのコンビネーションはまさに絶妙の一言。
しかし冬の寒い時期に限ってよく献立に登る気がするのはきっと気のせいではないはず。
その場合は手でしっかりともみほぐし、氷を溶かしてから美味しくいただきましょう。
お残しするのはダメ、ゼッタイ。


みかんの皮を向く時、ヘタから剥くかお尻側から剥くかの2派閥がある。これはたい焼きやチョココロネをどちらから食べるか論争に並ぶ人類永遠の議題である。
またみかんの皮を綺麗に剥くコツとして「みかんを数十回揉んでから剥き始める」という方法があり、しっかりと揉むと綺麗に1枚の皮として繋がった状態で剥くことができる。


みかんは食べるだけでなく、皮を利用して色々作ったり、楽しむ事が出来る。
例えば、
灯油ストーブに蜜柑の汁をジュッってして匂いを楽しんだり
灯油ストーブに蜜柑の皮をポイッってして匂いとか楽しんだり
剥いた蜜柑の皮をお風呂に入れて身体がチクチクしたり(乾燥させてから入れようネ)
蜜柑の皮を潰してピュッってでて来る汁を友達にかけて遊んだり(ただし目に入ると大ダメージ)
乾いていない油性マジックなら黄色い方を擦れば消せたり
皮を煮立った水は洗剤の代わりになり、ワックスのように使えたり
綺麗に剥いたみかんの皮を頭に乗っけて帽子にしたり
皮を煎じてお茶にして飲んだり
萌えキャラにしたり

とにかく凄いのである!


こんなに凄いって事を知ったらもうみかんちゃんのぬぎぬぎさせてお洋服は捨てられないよね。
今日からきみもお洋服をくんかくんかしたりなめなめしたり、煮た汁をごくりごくりしたりする作業に移るんだ!!

登場する作品や関連のあるあれこれ

○アニメ、マンガ、ゲーム、特撮作品などにおいて

  • 『みかんぼうや』
主人公であるみかんぼうやは当然みかん。冷凍ミカンに憧れている。

果物としてのミカンそのものは登場していないが、『金・銀』に同名のジムリーダーがいる。シャキーン!
また、ミカンをモチーフとしたきのみとして『ルビー・サファイア』からオレンのみが登場した。ただし色は橙ではなく青。性能としてはオボンのみの劣化なのであまり活躍しない。

  • 『とびだせどうぶつの森』
5種類の特産の一種として登場し、本作では上位種の「おいしいオレンジ」がある。
他、『amiibo+』のミニゲーム、『無人島脱出ゲーム』では寝だめスキルを持つ、ウサギ住民、ワニ住民、レイジ、コトブキ、ぴょんたろうの好物フルーツである。尚、ミカンではなく「オレンジ」表記である。

『MASKED RIDER DECADE EDITION -オーズの世界-』にて、ナツミカンアームズという装備が登場。使用武器は本家鎧武同様、無双セイバーと大橙丸であり、それを使った二刀流で戦う。
オレンジアームズの色違いで、黄寄りのカラーリングとなっているが、
頭部デザインは夏海が変身する別ライダー、仮面ライダーキバーラを模したデザインとなっている。
光夏海葛葉紘汰という役割を演じる事になったために手に入れた戦極ドライバーとナツミカンロックシードで変身した仮面ライダー鎧武 ナツミカンアームズが使用。

  • 『ウゴウゴルーガ』
CGアニメーションコーナーのキャラクターとして「ミカンせいじん」という宇宙人が登場。
独特の顔のあるミカンから腕と脚が生えたような姿で、毎度シュールなことになる。

俺達の明さんが木片を見つけた時偶然発見したんだ! おおっでかした!
歪な木片をみかんに挿すことで打ちやすい形に変え、バットで巨大な邪鬼の目ん玉に命中させたんだぜ! 凄ェ! さすが明さんだ!

みかんが三つ描かれた段ボール箱から手足の生えた「ダンボールマン」が登場。
みかん園を営んでおり、お近づきの印にはハウスみかんを差し出し、敵には腐ったみかんを振り上げて警戒する。
ミカンを使った攻撃としては90km/hくらいでビシィと投げつけ、怒るとヒュンヒュンと連撃する。殺る気の場合には冷凍みかんを持ち出すことも……
どこからともなく大量のミカンを出したり口から冷気が出ることがあるので、体内にミカンを貯蔵しているようにも思えるが、箱の底がないような描写もあって不明。
オレンジと間違われると傷つく他、スイカを目の敵にしている。
入門すると一個のへそみかんの描かれた段ボールを渡し、一人前と認められるとへその文字が消される。

花騎士に登場するキャラクター。
花言葉は「寛大」「気前のよさ」ということで人に物を買い与えたがる悪い癖があるがあるがそれ以外は花騎士としては常識人。
背格好も普通の女アーチャーと言った感じ、一応髪色はミカンの皮っぽい。
☆5で比較的手に入りやすく、レアリティ昇華をすれば「反撃クリパ」の要となる。
総じて花騎士の中では癖のないキャラクターとなっている。同じ果物代表のリンゴちゃんが余りにもアレすぎるとも言う。
ちなみに彼女は「オレンジ隊」という部隊に所属しており、リーダーかつ姉のオレンジに加えブンタン、レモン等柑橘類は全員ここの所属。どのキャラクターも癖のない良い子揃いである。

主人公一行の一人であるナミの好物がみかん。
ミカン農家だった亡き養母との大切な思い出であり、海賊船には譲り受けたミカンの木を植えて大切にしているほか、左肩にはみかん(と風車)の刺青を彫っている。

みかんをモチーフにした魔法少女の陽夏木ミカンが登場する。
髪色も橙色でミカンを彷彿とさせるお団子ヘアがトレードマーク。変身後の服装もオレンジと白がメインで可愛らしい。
基本的には常識人ポジでツッコミ役なのだが、みかん含む柑橘類への愛が異常に深く料理などにも隙あらばレモンを掛けたりしている。塩レモン焼きなど合いそうな時もあれば、ももジュースやたこ焼きなどどう考えてもレモンが合わないものにもぶっこんでいく奇人。

また主人公シャミ子の父親が封印されている段ボールもみかんの箱である。


○現実

  • 『みかんの花咲く丘』
1946年に発表された川田正子歌唱の童謡。
作詞者は『かわいい魚屋さん』の加藤省吾。作曲者は『あのこはたあれ』の海沼實。
元は海沼の作詞作曲でラジオ生放送で発表する予定だったのだが、放送前日になっても歌詞が浮かばず、たまたま川田を取材に来ていた加藤に急遽依頼、30分で書き上げられた歌詞を手に(GHQの検閲を済ませてから)列車の中でこれまた30分で曲を完成させた。
そんな慌ただしい逸話を持つ童謡だが、童謡ブームもあって大ヒットし、今なお歌い継がれている。
みかんの花がテーマなのは発表の場が静岡県伊東市だったから。


異常、いや以上蜜柑ちゃんの項目でした~。
この項目はまだ未完成です。追記・修正お願いします。

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