ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

登録日:2019/06/10 Mon 18:29:50
更新日:2020/03/29 Sun 17:13:06
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※この項目は、一部ネタバレ要素があります。ご注意ください。※













LONG

LIVE

THE

KING.

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(原題:Godzilla: King of the Monsters)』は、2019年5月31日公開の映画。
2014年の『GODZILLA ゴジラ』の続編で、『キングコング 髑髏島の巨神』に続くモンスターバースシリーズの第3作である。


●目次

【概要】


2014年7月、レジェンダリーエンターテイメントはサンディエゴ・コミコンにて
東宝からゴジラに並ぶスター怪獣であるモスララドンキングギドラを登場させる権利を得たことを明かした。
そして同時に企画発表された『キングコング 髑髏島の巨神(原題:Kong: Skull Island)』が2017年に公開され、
エンドロール後の映像ではゴジラに加え上記三大怪獣が登場することが示唆されていた。

当初は前作に引き続きギャレス・エドワーズが監督を務める予定であったが、
エドワーズ自身は「小規模な映画の製作に取り組みたい」として降板。
代わって監督に起用されたのは『X-MEN2』や『スーパーマン リターンズ』の脚本を手掛けたマイケル・ドハティで、脚本家の一人としても参加している。

2018年7月のコミコン・インターナショナルにおいて予告編が解禁され、主演俳優陣やドハティが登壇する一幕もあったが、
この時からドハティはゴジラシリーズへの並々ならぬこだわりを口にしていた。

後のイベントにおける発表や、公開後のインタビューなどでも自身のゴジラ及び怪獣像、
それらへの愛を熱く語っており、作品にもその情熱は見事に反映されている。
映画を観た人をして「金と権力をもったオタクが映画を撮るとこうなる」「狂人の所業」「もはや怪獣達を神と仰ぐカルトムービー」と言わしめる始末。

ギャレゴジでよく不満点として挙げられていた「ゴジラの出番、というか怪獣のシーンが少ない」というのは今作ではかなり解消されているといえ、
モンスターバース2作目である『髑髏島の巨神』にも負けない激しい怪獣バトルと"人類は最弱"っぷりが描写されている。
主役・ゴジラとその最大のライバル・キングギドラは勿論のこと、15年ぶりに映画に本格的に登場するモスラ、ラドンの活躍ぶりも反響を呼んだ。
演出面でも、劇中BGMとして「モスラの歌」、そして伊福部昭によるあの「ゴジラのテーマ」といった名曲も流れるのは、多くのファンなら何よりうれしい事だろう。
ちなみに、日本語吹き替え版のエンディングテーマは[ALEXANDROS]の「Pray」。

なお、2019年5月21日には本作と2014年版の間の時系列に位置する(とされる)コミック『GODZILLA AFTERSHOCK』が刊行されている。
こちらには前作でゴジラと対戦したムートー族の長「ムートープライム」が登場。
ただし、このコミックの内容は映画内の描写とは矛盾する点も多く、所謂パラレルワールド的な存在であるとする見解が多いようだ。

【あらすじ】


2014年、ゴジラとムートーの出現により、世間に「タイタン=怪獣」と呼ばれる巨大生物の存在が知らしめられて5年。

2体の怪獣の戦いによってもたらされた多大なる犠牲や被害もあって、
それまで怪獣を極秘に調査してきた機関「モナーク」に対し、
政府や世論からは被害の責任や怪獣への対応を追求、そして非難や組織の解体を求める声が挙がっていた。

その頃、中国の雲南省のモナーク基地にて保管されていた巨大な卵が孵化。
モナークの科学者エマは自ら開発した、生体音による怪獣との交信を可能にした装置「オルカ」により、
娘マディソンと共に卵から生まれた怪獣・モスラとの交信を試みていた。
しかしその最中、環境テロリストが現われ基地を襲撃。
エマとマディソンは彼らに拉致されてしまい、オルカも持ち去られる。
事態を知ったモナークは、元メンバーでエマの夫でもあるマークに協力を要請する。

やがてテロリストたちの居場所を突き詰めたどり着いたのはモナークの南極基地だったが、
そこでは「モンスター・ゼロ」と呼ばれる、正体不明の怪獣が氷漬けになっていた。
マークはエマ、マディソンと再会し、二人の救出を試みようとした矢先、エマが氷塊に設置された爆弾を起爆させたことでモンスター・ゼロが覚醒。
マークやテロリスト達は崩壊する基地から逃れるも、再び家族は引き離されてしまう。

その時、モンスター・ゼロの復活を察知した者が南極に現われた。

その名は……ゴジラ。神(GOD)の名を持つ怪獣。

怪獣達の戦いの末に、世界はどのような運命を迎えるのか―。

【登場人物】


■マーク・ラッセル
(演:カイル・チャンドラー 日本語吹替:田中圭)
元モナーク所属の動物学者。
かつては4人家族で幸せに暮らしていたが、5年前のゴジラとムートーの戦いで息子・アンドリューを亡くしてしまう。
それがもとでゴジラ及び怪獣を憎むようになり、モナークを抜けた。
現在は妻エマや娘マディソンと離れて野生動物の生態を調査しながら暮らしている。
ただし、電子メールで連絡は度々取り合っている模様。
エマとマディソンが攫われたという報せを受け、モナークの軍事部門・Gチームに同行する。
演じるカイル・チャンドラーと吹き替え担当の田中圭氏の実年齢は離れており、公開後は声のミスマッチに対する批判もあったが、
演技やアフレコそのものに関しては概ね高評価を得ている。



■エマ・ラッセル
(演:ヴェラ・ファーミガ 日本語吹替:木村佳乃)
モナークの幹部で古生物学者。息子を亡くした悲しみは味わっているが、
人類と怪獣は共存していくべきとも主張している。
音波で怪獣と交信できる装置「オルカ」を開発した。
序盤でアラン率いるテロリスト一味にマディソンと共に誘拐され、南極基地で夫マークと再会を果たすが、直後にモンスター・ゼロを復活させるという予想外の行動に出る。
やがて明かされる誘拐事件の裏に隠された真実と本当の目的とは…


■マディソン・ラッセル
(演:ミリー・ボビー・ブラウン/レクシー・レーブ(幼少期) 日本語吹替:芦田愛菜/大地葉(幼少期))
マークとエマの娘。12歳。
2014年のゴジラ襲撃以降は父と離れ、現在は母と共に暮らしているが両親のことは大切に思っている。
テロリストにさらわれた際にしれっと中指を立てたり、作中後半ではある決心をしてオルカを持ちだし脱走するなど、
年齢からは想像できないメンタルとバイタリティを持つ。


■芹沢猪四郎
(演・日本語吹替:渡辺謙)
前作に引き続き登場。モナーク幹部の生物学者で、実質的なリーダー。
勿論今回もゴジラの事は「Godzilla(ガッズィーラ)」とは呼ばず、しっかり「Gojira(ゴジラ」と発音する。
怪獣とは共存していくべきであると常に訴え、特にゴジラに対する想いは誰よりも強い。
本作では後半、ある大きな決断を下す……。



■ヴィヴィアン・グレアム
(演:サリー・ホーキンス 日本語吹替: 高橋理恵子)
前作に引き続き登場。芹沢の補佐を務める古生物学者。


■サム・コールマン
(演:トーマス・ミドルディッチ 日本語吹替:小林親弘)
モナークの技術統括官で、芹沢らと行動を共にしている。
話術が巧みであり、それを活かして外交役を担当している。


■アイリーン・チェン/リン
(演:チャン・ツィイー 日本語吹替:甲斐田裕子
モナークの考古人類学者で双子の姉妹。
親子三代で研究者として活動しており、神話や伝承及び古代人の記録を基に人類と怪獣の関係を探っている。
主に登場するのは姉のチェンで、妹はモスラが羽化するところを目にする様子が描写されている。


■リック・スタントン
(演:ブラッドリー・ウィットフォード 日本語吹替:安原義人)
モナークの生物物理学者。
やや気難しく皮肉屋な性格だが腕は確かで、分析能力に長けている。


■ダイアン・フォスター
(演:アイシャ・ハインズ 日本語吹替:斉藤貴美子)
Gチームを指揮する丸刈りの黒人女性。階級は大佐。
怪獣相手に一歩も引かない姿勢を持ち、時に自らも前線に立ったりするなど勇敢な女傑である。


■ジャクソン・バーンズ
(演:オシェア・ジャクソン・Jr 日本語吹替:松尾諭)
Gチームの隊員で、ダイアンを補佐する海軍兵曹長。
言動はやや軽いが、それが緊迫した状況においてはムードメーカーとして活きている。
物語終盤の彼の、とある台詞の説得力は異常。
吹替担当の松尾諭氏は『シン・ゴジラ』で泉ちゃんこと泉修一役で出演しており、本作への出演は公開直前に発表された。
残念ながら本作に例の名台詞はない。


■アラン・ジョナ
(演:チャールズ・ダンス 日本語吹替:土師孝也)
元イギリス陸軍大佐だが、現在はエコテロリズムに傾倒し、傭兵部隊を率いるテロリスト集団のリーダーとなっている。
作中序盤でモナークの雲南省基地を襲撃し、エマとマディソンを連れ去る。


■ウィリアム・ステンツ
(演:デヴィッド・ストラザーン 日本語吹替:佐々木勝彦)
前作に続いて登場。階級が大将に上がっている。
メキシコ周辺の海でゴジラとキングギドラが交戦中に、あるトンデモない代物を開発したこと血を吐きながら悲しいマラソンを続ける気かアンタは)
そしてあろうことか、2大怪獣を撃滅させるためそれをぶっ放したのを事後報告してきた。
その後も、ある理由で怪獣達が同時覚醒した際には前回ムートーに対して行ったように放射性物質を使っておびきだそうとしていた。いい加減にしろ。


■ヒューストン・ブルックス
(演:ジョー・モートン 日本語吹替:高岡瓶々)
地質学者で地球空洞説の提唱者。
かつて髑髏島の調査に赴き、無事生還した過去を持つ。
中国でモスラを見守っており、羽化の瞬間に立ち会うことになる。


【大いなる怪獣(タイタン)たち】


本作では怪獣達の総称が「MUTO(未確認巨大陸生生命体)」から、ギリシャ神話に登場する神と同様の「TITAN(タイタン)」に改められている。
また、監督のドハティからは「ゴジラ他4体以外にも、怪獣達はまだまだいる」と言われており…。

伝説の四大怪獣


ゴジラ GODZILLA

身長:119.8メートル
体重:9万9634トン
御存じ怪獣王。2014年以来「ムートーから人類を救った救世主」と称されていた一方で
彼によって(意図せずとはいえ)失われた人命も決して少なくはなかったため、マークをはじめとした多くの人々から憎まれている。
今作では復活したモンスター・ゼロ及びギドラと激闘を繰り広げる。

大まかなデザインは前作と共通だが背鰭が巨大化して形状もより日本版ゴジラに近くなり、足が太くなり尻尾の先も丸みを帯びている。
形態の変化については、公式で前回より進化していると説明されている。
また、アトミック・ブレスは前作よりもパワーアップしており、パルスによる弱体化を仕掛けてくるムートーを倒した事で使ったらバテるという弱点も解消されている。体調万全、ギドラ迎撃の準備は整った。
身長・体重も増大し、『シン・ゴジラ』のゴジラ(第4形態)を上回る大きさとなった。




体長:158.8メートル
黄金に輝く身体と巨大な翼、三つの頭を有する怪獣。
モンスター・ゼロと呼ばれており、南極に封印されていたがテロリストたちによって覚醒した。
戦闘では棘のついた尾で打ちのめしたり、体内に溜められた膨大な電力を口から破壊光線として放ったりする。
ゴジラとは数度に渡って対決する。

人間に向けて破壊光線を放つなど、性質は凶悪そのもの。
太古の時代からゴジラと覇権を争い、戦い続けていたらしいが、
古代の人々からはその存在を忘れたいほどに恐れられていた故か、記録はあまり残っておらず不明な点が多い。
また、「気象を変化させ、ハリケーンを纏いながら移動」したり、「無酸素の状況下でも無問題」だったり、
「体の部位が切断されても僅かな時間で再生しきる」「そもそも複数の頭部を有する」など、地球生物としてはあまりにも異常な特性を持っているが…。

VFXによって細やかな描写が可能になった結果、「頭同士で相談する」「真ん中の首が左右の首に指示を出す」など今までの躁演ではなしえなかった動作も見せる。
現時点では左首(向かって右の首)のアホの子ぶりと、リーダー格とされる真ん中がそれを嗜めようとする仕草が可愛いと評判。




体長:15.8メートル
翼長:244.8メートル
(※共に成虫のデータ)
中国の雲南省にて発見された、蛾に似た怪獣。
作中冒頭で基地にて孵化したが、テロリストの襲撃以降は基地を脱走し滝の中へと逃げ込んでいた。
そこで蛹、そして成虫へと変態していく。
幼虫・成虫共に日本版モスラに比べるとリアルな昆虫然とした姿をしており、デザインの変化具合は最も大きい。
特に成虫は蛾のみならず蟷螂や蜂のモチーフも組み込まれている。

怪獣達の中では比較的温和な性格のようで、マディソンに興味を示し息を吹きかけるなどしていた。
流石に自分に危害を加えようとするものに対しては口から糸を吐き付けて反撃したりもするが、
それでもあくまで拘束して無力化するに留めており、命まで奪うようなことはない。
成虫になると糸*1に加えて前脚の巨大な鎌を武器として使用する。

また、その翅は常時まばゆい光を放っており、非常に神々しい。
このことで鑑賞者からは「女神」の他、そして作中でも最重要となる立ち位置にいたことや
その活躍からほぼ満場一致で「本作のヒロイン」と呼ばれている。

ちなみに本体は歴代モスラで最も小柄だが、翅は初代の成虫(250m)に次ぐ大きさとなっている。




体長:46.9メートル
翼長:265.5メートル
メキシコの火山島「イスラ・デ・マーラ」を巣とする、翼竜に似た怪獣。
現地からは「炎の悪魔」と呼ばれ恐れられている存在。
火山にて眠り続けていたが、エマ博士がオルカを起動させたことで復活。
メキシコに壊滅的被害をもたらしたうえモナークの戦闘機部隊を瞬く間に全滅させるが、
上手く誘導されたことでギドラと空中戦に突入する。

溶岩に浸かっても平気な皮膚を持ち、翼の下部は常に燃え続けている。
更に飛行時には周囲に強烈なソニックブームが発生し、これによってメキシコの市街地に甚大な被害を及ぼした。
また、モナークの戦闘機部隊に対してはきりもみ回転しつつ翼を叩き付けるという攻撃を披露している。

監督のドハティのお気に入りであり、火山から出現するなど初代ラドンを思わせる要素が多い。
翼を除いた体躯は歴代ラドンの中でもっとも小さく、なんと50mの昭和版ラドンを下回る。
また、ゴジラとのサイズ比で半分以下というのも初めてのことである*2
一方で翼はぶっちぎりで大きく、それまで最大だったFW版ラドンを上回っている。






LONG

LIVE

THE

ANIWOTA.




































この世には、まだヤツが残っている。







2020年秋、巨神再び。






GODZILLA

VS.

KONG


2020.11


ONE WILL FALL





最後に勝つのはゴジラか、コングか。


世紀の大決闘が待っている。



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