ドダイトス

登録日:2009/11/14 Sat 19:15:00
更新日:2022/05/13 Fri 16:32:38
所要時間:約 7 分で読めます





大昔の人々は大地の下には巨大なドダイトスがいると空想していた。



出典:ポケットモンスター ダイヤモンド&パール、166話『発進!ナギサタワー!!』、
2006年9月28日~2010年9月9日まで放送。OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon





■データ


全国図鑑No.389
分類:たいりくポケモン
英語名:Torterra
No.:389
高さ:2.2m
重さ:310.0kg
タイプ:くさじめん
タマゴグループ:怪獣/植物
性別比率:♂87.5♀12.5

特性:しんりょく(HPが1/3以下になるとくさタイプの技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:シェルアーマー(相手の攻撃が急所に当たらない)

HP:95
攻撃:109
防御:105
特攻:75
特防:85
素早さ:56
合計:525

努力値:攻撃+2、防御+1

4倍:こおり
2倍:ほのおひこうむし
1/2:じめん/いわ
無効:でんき

Lv.18でナエトルからハヤシガメに
Lv.32でハヤシガメからドダイトスに進化


■概要


シンオウ御三家のくさタイプ。
見た目は巨大な陸亀のようなポケモン。その甲羅には樹が生えた小さな山らしきものを乗せている。

群れで移動すると、まるで「森そのもの」が移動しているかのように見える。
背中に住みつくポケモンもおり、中には「生まれてから死ぬまで」即ち「一生」をドダイトスの背中で全うするポケモンもいる。

グラードン同様「たいりくポケモン」に分類され、第四世代の時点ではじめんタイプの中でもグラードン、ハガネールに次ぐ3位の重さである。
また、くさタイプのポケモンの中では最も重くて大きい。なんと2位のユキノオーの2倍以上の重さ。*1
第五世代ではボールから出るとき、着地と同時に地響きを立て砂埃を舞い上げる。かなりカッコイイ。

シナリオでは比較的早めに最終進化を終えるうえに、ドダイトスへの進化直後に「じしん」と思い出しで「ウッドハンマー」を覚えるため、歴代草御三家では破格の火力を持つ。
スモモ(というかルカリオにな)デンジキクノ戦で大活躍してくれるが、「じしん」が通用しない敵(メリッサ戦やドーミラー)には一転火力不足となりやすい。
こおり4倍がスズナ戦やアカギ戦等で効いてくるのでやはり草御三家特有の不安定さもある。
みずタイプ使いのマキシ戦では有利に戦える…と思って調子に乗ると、フローゼルに「こおりのキバ」でしばかれる。
攻撃面は優秀な代わりに搦め手は「やどりぎのタネ」くらいとやや貧相なのもネック。

リメイク作の『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では最序盤から威力40のくさ物理技「このは」を覚えること、わざマシンで覚える「タネマシンガン」のおかげでシナリオ攻略中でうざったい『がんじょう』持ちの一撃突破がしやすくなったこと、
XY以降のあく技がはがねタイプに等倍で通る仕様のおかげでドーミラー系を「かみつく」「かみくだく」で突破できるようになったことなど攻撃面で大幅な強化を受けており、使い勝手が向上した。

草御三家の中ではそのデザインとじめん複合タイプもあり、そこそこ人気ではあるが
第四世代御三家では対戦でもメジャーな格闘家のサルペンギンの王にかなり押されがちで不遇感が否めない。
アニメでの扱いの差が酷すぎるのも原因だと思われる。

だけど一致「じしん」で弱点を突いてサルにもペンギンにも勝てる!

…といいたいところだが、自身が遅いのでどちらとタイマンしても先手取られて一致「だいもんじ」や4倍「れいとうビーム」で倒されるという散々な扱いである。ということにされがちだが、後述の通り育成上の関係でエンペルトには先手を取れることが多い。


■対戦でのドダイトス


高い物理耐久と攻撃が魅力。物理関連の種族値は、全御三家と比較してもやや高め。
H振りだけでファイアローのA特化ブレバを耐えられる。珠やハチマキがあるとさすがに無理だが。
その代わり特殊方面と素早さは平均以下で、特に素早さは全御三家中最低。

くさとじめんの複合という唯一のタイプを持ち、くさタイプが苦手とするほのおタイプとはがねタイプにタイプ一致「じしん」を撃てるのは魅力。

第五世代までは最高威力の「ウッドハンマー」使いだった。
今ではオーロットカプ・ブルルに抜かれている。
反動ダメージが痛いが、アイテムの補正があればスイクンミロカロスといった高耐久の水ポケモンの多くを突破出来る。
さらにくさ・じめん技と相性の良いいわ技「ストーンエッジ」を覚えさせれば攻撃面はなかなか優秀。ナットレイサザンドラ対策に「ばかぢから」もよし。


欠点はやはり弱点が多いのと鈍足なこと。耐久は並以上だが、こおり4倍のため、めざ氷ですら致命傷になる。
また、一撃で落とされる事は少ないが役割破壊の「だいもんじ」等もそれなりに痛い。
はがねタイプやドラゴンタイプのメジャー所の弱点と被っているのでついでに狩られてしまうことも多い。
特に本来有利なはずのみずタイプに不一致こおり技で返り討ちにされやすいのはあまりにも痛い。
速攻アタッカー向きのタイプなのに種族値は重火力型という複合タイプのマイナーポケモンにありがちな能力。

しかし「ロックカット」を使えば130族を抜ける素早さと化し、後はその優秀な高火力広範囲攻撃で蹂躙できる。
積まなくてもS実数108と素早さに振ってない耐久水あたりに先制できるのが強み。

最速にしてスカーフを巻くのも有効。
ゴウカザルテラキオンデンチュラをギリギリ抜ける絶妙な素早さになる。
やや火力不足を感じるが、元々攻撃範囲は広いため、これもなかなか強い。
無論ファイアローには要注意。

御三家最低の素早さを逆手に取りトリパ投入も良いかもしれない。
最鈍にすれば十分許容範囲内である。


この様にドダイトスは遅い癖に素早さ調整が熱いポケモンである。
HAベースでもランターンぐらいは抜いておくと安心かもしれない。具体的には無補正個体値Vの時100振ると無補正6振りランターンを確実に抜ける。

また物理アタッカーに多いじめんといわに耐性を持つのは珍しい。四倍弱点が足を引っ張るが、積み技が豊富で壁も張れるので耐久型の素質はある。


亀がモチーフのポケモンにも関わらず「からをやぶる」を覚えないのが残念な所。
同じ亀モチーフであり御三家であるカメックスが『ソード・シールド』で習得したため、ドダイトスもワンチャン…と期待されたものの、BDSPでも結局覚えられず。


■進化前 ハヤシガメ


甲羅は 土が固まったもの。樹木になった実を ついばみにやってくるポケモンもいる。

全国図鑑No.388
分類:こだちポケモン
英名:Grotle
No.:388
高さ:1.1m
重さ:97.0kg
タイプ:くさ

  • 種族値
HP:75
攻撃:89
防御:85
特攻:55
特防:65
素早さ:36
合計:405

努力値:攻撃+1、防御+1

2倍:ほのお/ひこう/むし/こおり/どく
1/2:くさ/みず/でんき/じめん


体長はドダイトスの半分、重さは約1/3ほど。
この頃にはまだ地面タイプが付いていない。

進化前としては高い耐久力を備えており、『しんかのきせき』持ちで使われることも。
特性は急所への攻撃を防ぐ『シェルアーマー』一択。

ドダイトスに比べると、最大HPが低い分「やどりぎのタネ」による回復力が高い点や、こおりが4倍弱点でないのがメリット。
耐久強化の「たくわえる」「ドわすれ」「のろい」「リフレクター」「ひかりのかべ」、回復技「やどりぎのタネ」「こうごうせい」を覚える。
どくどく」も勿論有用だが、ドダイトスと違ってはがねタイプを呼びやすいので注意。
他にも「やどりぎのタネ」と相性の良い「みがわり」「まもる」。特に「まもる」は「トリック」「すりかえ」警戒の様子見にも使える。

残念ながらドダイトスと違って「ほえる」は覚えない。

同じ草御三家の中間進化で速さの勝るハリボーグに比べると「ステルスロック」「すなじごく」でサイクルを回せるのがメリット。
もっとも、ハリボーグは「いかりのまえば」等でを覚え、受け出し「みがわり」で起点にしようとする相手に強いため、一長一短である。
というか、「ステロを撒いて終わり」という事態が少なくない。
物理耐久は元々十分なため、最低一発は「だいもんじ」等苦手タイプの特殊を耐えるためにHPと特防を中心に努力値を振る方が安定する。


■アニメでのドダイトス


サトシのナエトルがハヤシガメに進化し、その後ロケット団との戦闘中に進化して以来活躍。
ちなみに「エナジーボール」に「リーフストーム」とサトシのドダイトスは特殊型のようだ。
恐らく「じしん」が大人の事情で使用できず、「ウッドハンマー」の描写が難しいためだろう。
あなをほる」も習得できないため、サトシのドダイトスはじめんタイプを上手く活かせていない。
ニャースの通訳によると一人称は「オイラ」でべらんめえ口調。

当初はサトシのエースだったが、ヒコザルをゲットしてからエースの座を奪われ、進化する度に勝率が下がる事態に。
ハヤシガメの時点でスズナのニューラにしか勝利できず、ドダイトスに進化してからは試合で勝った(倒した)ポケモンが 1匹もいない という悲惨な状況である。
対してゴウカザルはオーバのゴウカザルに負けた以外は無敗である。とてつも無い差が出来てしまった。
対戦相手が悪いのか、上述の技か、とよく言われるが、ぶっちゃけて言えば単にトレーナーであるサトシの采配ミスである。

ドダイトスは「エナジーボール」と「リーフストーム」によって、基本的に得意の遠距離戦の土俵においては強敵相手だろうと終始優位に立っている。
にも拘らず、サトシはちち短い脚の所為でリーチも短いドダイトスに「ロッククライム」を指示して突っ込ませて接近戦を仕掛けて、案の定リーチが短い所為でカウンターで返り討ちに遭う。この繰り返しだった。
メタ的には噛ませ犬役として適任だったのが禍したのであろうが、ドダイトス自身のスペックは申し分ないのに、常に割を食う形になってしまっていた。


ライバルのシンジも使用する。サトシのハヤシガメに体格や重量を生かしたバトルスタイルを教えてあげるなど、結構イイ奴。
シンジが一番最初に手に入れたポケモンらしく、シンジからの信頼はあるが、ラストのフルバトルではメンバーから外されている。サトシのドダイトスと被って分かりづらいという製作側の配慮だろう


その他、『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』にはカツミというトレーナーのパートナーとして登場。
本作はポケモン☆サンデーとの連動企画としてポケサンに出演する人物が声優を勤めるゲストキャラがいるが、
このドダイトスもロバートの馬場氏が声を充てている。
同じロバートの山本氏、秋山氏、しょこたんこと中川翔子氏は人間キャラの声を充てていたため唯一のポケモン役であったが、
馬場氏本人はドダイトスが好きだったため結構喜んでいた。



ポケットモンスターSPECIALでのドタイドス


ダイヤモンド手持ちとして登場。
遅い素早さを補うため、発射枚数を絞る事で攻撃速度を上げたオリジナルの必殺技、「はっぱカッターダイヤスペシャル・マッハ・ワン・アンド・オンリー」を習得。


■映画「名探偵ピカチュウ」でのドダイトス


ポケモン初の実写映画にも登場。
ミュウツーを研究していた研究所で「成長実験」の対象として飼育されていた。その割には通常のドダイトスと同じ大きさであり、「まだ実験途上なのだろう」とティムたちは解釈したが……

その後、研究所から脱出する際、襲ってきたゲッコウガの集団を撃退するためにルーシーのコダックが放った念力に反応して、なんと山と完全に一体化していた超巨大ドダイトスが覚醒
特に害意はなかったが、大地が揺れ、ティムたちが地面から振り落とされそうになり、地割れまで生じるなど、完全に地殻変動レベルの大災害を巻き起こした。
これだけのスケールなので、一体化した山の上では沢山のフシギダネネマシュが暮らしており、彼らと合わせて後々につながる役目を果たしている…。
全景はハッキリ写っていないので正確な大きさは不明だが、推定全長は恐らく最低でも体長は数百メートル、体重は数百トンはあるかもしれない。間違いなくゲーム・漫画・アニメなどひっくるめたポケモン関連のメディアで登場した中でも最大クラスのスケールを誇るポケモンである。
同年に公開された制作会社が同じ某怪獣映画にも似たようなのが出てた。ただの他人の空似だろう。


■ポケモンGOでのドダイトス


進化前のナエトルが高確率で出現するためシンオウ御三家の中では比較的入手は容易。


性能面では攻防共に安定した実力を持っている。
通常技は「はっぱカッター」、ゲージ技は「ソーラービーム」、「じしん」、「ストーンエッジ」、コミュニティ・ディ限定技だが「ハードプラント」等が候補に挙がる。
同ゲームにおいては技の選択肢が狭い点もあっていわタイプとじめんタイプには鬼神の如き強さを発揮できる。特にジム戦で需要の高いドサイドンの「なみのり」以外の技を半減できるのが強み。

耐久は高いが原作同様こおりに弱い点は相変わらずで、カイリューといったドラゴンタイプのついでに氷技で狩られてしまうためジム防衛には向かない。

同ゲームにおける同じ御三家のゴウカザル(バシャーモの劣化版)、エンペルト(扱いが難しい)と違って明確な強みがあるため、現状シンオウ御三家の中では一番扱いやすい位置に落ち着いている。



ニョロトノ「うはwwwwwドダイトスとかwwww先手取って冷Bで一撃の雑魚じゃないすかwww」

ドダイトスの ウッドハンマー!


    \メメタァ!/    

ニョロトノ「うっ……ぐぺぺぺぺーーっ!」


ドダイトス「ローズバトラー×ギガンテス?何ですかそれ?」

追記・修正は背中から木を生やしながらお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2022年05月13日 16:32

*1 第8世代現在ではフォルムチェンジ・メガシンカ・ダイマックスを除外すると、くさタイプでアローラナッシー(10.9m・415.6kg)、じめんタイプではゴルーグ(2.8m・330.0kg)、ジガルデ(50%時点で5.0m・305.0kg)、バンバドロ(2.5m・920.0kg)と、ドダイトス以上の体長・体重を持つポケモンが登場している。