吾郎/仮面ライダーG

登録日:2019/09/17 Tue 22:07:24
更新日:2025/03/01 Sat 13:09:03
所要時間:約 6 分で読めます







僕の体をどれだけ悪に染めようとも、僕の心は僕だけのものだ!

愛がある限り……。




吾郎とは『仮面ライダーG』の登場人物で、同作の主人公である。
ここでは変身後の姿である仮面ライダーGについても解説する。


演:稲垣吾郎



概要


シェードの一員としてテレビ朝日へのテロ事件に参加した青年。苗字は不明で、組織内では「No.5」と呼称されている。
テロのリーダー格として行動していた織田大道とは対照的に寡黙な雰囲気の青年だが、一般人の命を奪う事に躊躇しない冷酷な性格である。
生放送のテレビ番組に乱入した際、番組に出演していたシェフで元恋人の日向恵理と対面するが、記憶がないのか彼女の言動に反応しなかった。

しかし、収録現場に置かれていたワインを恵理の頼みで飲んだことによって、過去の記憶がフラッシュバック。
かつてはソムリエだったが、物語開始時の3年前にシェードに非検体として拉致され、改造人間となってしまうまでの経緯を思い出した。
こうしてシェードに取り込まれる前の優しい青年としての記憶を取り戻した吾郎は、恵理を救うために戦う決意をする。
記憶を取り戻した後の吾郎はシェード時代から一転、ワインネタと多少クサい台詞を吐く、キザだが熱く勇敢な青年としての人格を取り戻した。

改造人間なだけあって戦闘力は並の人間より高く、テレビ朝日本社の屋上から投げ飛ばされても着地可能な上に傷一つ付かない頑丈さを誇る。
因みに、着地した瞬間に地面に巨大な「G」の文字の地割れが発生している。
また、テロ組織の一員として3年間活動した影響もあってか、記憶を取り戻した後でも重火器の扱いに長けた様子を見せる。

昭和ライダーを思い起こさせる改造人間の設定や恋人の存在もあってか、短編作品の主人公にしては印象に残りやすい人物でもある。
まあ仮面ライダーの変身者を演じる俳優が当時の国民的アイドルなのが一番印象に残るのだが


仮面ライダーG



今、僕のヴィンテージが芳醇の時を迎える!

変身!!


スーツアクター:渡辺淳


吾郎が、専用ワインボトルの力で変身する仮面ライダー。

設定の詳細は不明だが、物語の設定的に考えてシェードが吾郎の特性に合わせて生み出した改造人間と考えられる。
実は作中では吾郎自身は仮面ライダーとは名乗っておらず、『G』の世界(?)に訪れた仮面ライダーディケイド率いる平成ライダー達に、
「愛のために戦うライダー…G!!」と呼ばれたことでその称号を得た。

ウィング型コルクスクリューを模したベルトに専用のワインボトル型ツールを装着することで変身する。
なお、変身の際は上記の決め台詞と共にベルトの変身動作に入りだす。
変身後には、決めポーズと共に後ろの建築物に爆発を起こして巨大な「G」の文字を刻むという周辺にとても迷惑な仕様を持ち、テレビ朝日の本社に大損害を与えた。
だが、しばらくするとテレビ朝日本社の外観が元に戻っていた事から、文字を刻む演出は幻覚を見せる演出的能力だった可能性もある。

黒いアンダースーツの上から赤とメタリックライトブルーを基調としたアーマーを被せたシンプルなシルエットで、複眼は黄色。
配色や、身体に走ったラインにエネルギーが循環する演出は仮面ライダーファイズに似ている。
身体の各部分に「G」や「O」のアルファベットを意識したデザインが施されているのが印象的。
また、平成ライダーとしては珍しく、昭和ライダーのような形でのマスクオフ機能を持つ。

戦闘においては、専用武器を用いた剣術を活かして敵を蹴散らす戦闘スタイルが得意な模様。


◆装備

本編で装備に関する説明がなく、その後も詳細な設定が判明していないので地味に謎が多い。

  • 変身ベルト(仮称)
吾郎が仮面ライダーGに変身する際に使用する変身ベルト。ウィング型コルクスクリューを模したデザイン。
変身時は専用のワインボトルを右側にセットするとレバー部分が上がり、それを引き下げることでワインボトル部分が発光。
すると五郎の身体に輝くラインが浮かび上がり、ワインのような液体が身体を包んで変身を完了する。

ベルトの左側のパーツを押し込む事で、必殺技の発動を可能とする。
パーツを押し込んだ際にはスーツのラインからプロテクター部分に光を帯びるので、理屈は不明だが何かのエネルギーを流していると考えられる。

  • ワインボトル(仮称)
ベルトと連動して使う変身用ツール。何とリアル風のワインボトルの外観をしたアイテム。
ベルトの動作を見るに、中には変身に必要な何かしらの成分を含んだ液体が入っていると推測される。
専用のラベル「GORO」が貼られているのでワンオフだと思われるが、仮にGがTVシリーズならば同型のアイテムが複数出てきたのかもしれない。
製造年は「1973」となっているので、作中から36年前に製造された相当旧型のアイテムの可能性がある。メタな視点で言えば稲垣吾郎の誕生年なのだが

  • 専用剣(仮称)
仮面ライダーGの唯一の専用武器で、柄にコルクスクリューが付いたソムリエナイフ型の大剣。ベースカラーは赤。
胸部の「G」の形状をしたプロテクターから瞬時に形成される。
攻撃範囲が非常に広く、囲んできた多数の敵を瞬時に撃破する威力を持つ。


◆必殺技



受け取ってもらおう……。

僕の、悪と正義のマリアージュ……!


スワリング!ライダーキィック!!

  • スワリング・ライダーキック
Gが使用するライダーキック
発動時は技名を叫んで身体を回転させながらしゃがんだ後、横回転しながら錐揉みキックを叩き込む。
技の直撃を受けた敵が爆発する際、爆炎の中に巨大な「G」の文字が浮かび上がる。

「スワリング」とはワイン用語の一つで、ワインを空気に触れさせて味の変化を楽しむためにグラスを回すように揺らすこと。
キックに回転が加えられているのもそれが元ネタであり、ワインをモチーフにしたGらしいキックと言える。


◆G専用バイク(仮称)


ベース車:HONDA XR250Motard(モタード)
全長:2195ミリメートル
全幅:805ミリメートル
全高:1205ミリメートル
最高速度:時速600キロメートル
馬力:900キロワット
ジャンプ力:40メートル

恐らくG専用のバイク。テレビ朝日の近くに置かれるように用意されていた。

分かる人は分かっただろうが、実態は『仮面ライダーTHE NEXT』の仮面ライダーV3の専用マシン・ハリケーンをそのまま流用した物。
そのため、上記カタログスペック表はそのハリケーンと同様の数値を記載しているが、実際のカタログスペックは不明である。

作中では恵理を連れ去った織田を乗せるヘリを追撃する際に使用され、上空から打たれるロケットランチャーの攻撃を回避する運動性能を見せた。
最後は跳躍しての体当たり攻撃を仕掛けてヘリを破壊したが、この描写からかなりのジャンプ力を持つことが分かる。
しかし、体当たり後のバイクの動向は不明。


シリーズでの活躍


◆『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer
初の他ライダー作品への出演と同時に初の劇場版作品への出演。ただし、稲垣吾郎氏は出演していない。
ウォズが逢魔降臨暦を破り捨て、平成ライダーの歴史が溢れだした事で現れた平成ライダーの1人として登場。
本編で印象的だった建造物に「G」の文字を刻む演出も披露し、クォーツァーの送り出したカッシーン軍団と戦った。
なお、クォーツァーの一員である仮面ライダーゾンジスがGの存在を把握出来ていない様子を見せた事から、
クォーツァーは『仮面ライダーG』の時間軸を認識していなかった可能性がある。


余談

  • TV作品の仮面ライダーの主人公としては南光太郎以来の改造人間となる。

  • 仮面ライダーディケイドに「君」と呼ばれているが、彼にそう呼ばれたライダーは珍しい。


  • 一応公式公認の平成時期に作られた仮面ライダーなのだが、公式媒体での再登場は上述した『ジオウ』の夏映画が初めてであり、ファンは令和の時代まで待たされることとなった。






受け取ってもらおう……。

僕の、追記と修正のマリアージュ……!

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最終更新:2025年03月01日 13:09