クォーツァー

登録日:2020/01/02 Thu 18:27:32
更新日:2024/09/13 Fri 18:35:45
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【注意】この項目には『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』及び『仮面ライダージオウ』本編の重大なネタバレを含みます。

























俺達はクォーツァー。

“クォーツァー”…!?

歴史の管理者だ。


「クォーツァー」とは、映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』に登場する敵対勢力である。
英語表記は「Quartzer」


概要

上記の台詞の通り、「歴史の管理者」を自称する謎の集団。
平成という混沌の時代と平成ライダーの存在を全否定しており、一から「美しい歴史」を作り直そうと目論む。
実はレジスタンスの隊長からオーマジオウの側近と、様々な役職を転々としてきたウォズの真の所属元である。

なお、歴史の管理者とは言ったが、今回の主目的を省いて他に動いていたと思われる描写や言及は一切なされておらず、他にも構成員全員の出自も明かされていない。
一種の神仏の類なのか、はたまた時間警察の様な人為的に結成された組織なのかも不明と、実のところその正確な詳細は一切分っていない。
……まあ、彼らのやってきたことを考えると、前者ならとんだ疫病神に荒神、後者ならテロリスト集団と、どっちみち一般人にとっては悪しき存在である事に変わりはない訳だが。

歴史の管理者を名乗ってソウゴを影武者と見下していたが、講談社キャラクター文庫『小説 仮面ライダージオウ』にて、その実態が『ソウゴがオーマジオウになる正史に後から干渉し、捻じ曲げようとした僭称者』である事実が判明。
タイムマジーンやダイマジーンも彼らとは無関係に誕生した謎の存在で、レジスタンスもオーマジオウに接触する過程でウォズが潜り込んでいたに過ぎなかった。

ちなみに、『仮面ライダージオウ超全集』には「実はオーマジオウがクォーツァーを裏から操っていた」説が記載されている。
もしこれが事実だった場合、彼らもまたオーマジオウの掌の上で踊らされていたに過ぎなかった事になるが……。


構成員

全員ウォズと全く同じ、またはその意匠がある装いをしている。

クォーツァーのリーダー仮面ライダーバールクス


平成の世に生まれし者達よ!その生命(いのち)、この王に返上するがいい!

演:ISSA(DA PUMP)

クォーツァーを率いる、茶色がかった短髪に顎髭、ピアスが特徴の壮年の男で、仮面ライダーバールクスの変身者。
服装は他のクォーツァーと類似したデザインだがストールが無く、色が濃い紅色になっているのが特徴。

傲岸不遜な性格で、チグハグでバラバラな世界設定や歴史の矛盾を忌み嫌い、唾棄する潔癖な面を持つ。
そのため、『仮面ライダークウガ』から始まった平成仮面ライダー達が駆け抜け、伝説を塗り替えた「平成ライダー」の歴史を「醜い」「凸凹で、石ころだらけの道」と露骨に見下し、根本から否定している

劇中では全てのライドウォッチを手に入れ、遂にとなった常磐ソウゴの前に玉座に座りながら突如出現。
彼が座るはずの玉座に着くとソウゴを見下しながら蹴落とし、他のクォーツァーのメンバーを率いて自分こそが王であると宣言する。

「それ自体にシナリオ上の大きな意味がある」という理由で公開まで本名が伏せられていた。
なお、「お前達の平成って…醜くないか?」という台詞は一部のファンに受けたのか改変されて使われている。
誰が呼んだか愛称は「平成アンチおじさん」

終盤ではバイオライダーとJのライドウォッチを起動し、ぼくのかんがえたさいきょうのライダー液状のまま巨大化
ジオウ オーマフォーム率いる最強フォームになった全平成ライダー達を圧倒する。斬撃や弾が全部奴の体をすり抜けてしまうぞ!


お前ら…!おかげで平成ライダーの歴史は無茶苦茶だ!

折角美しく纏めてやろうとしたのにぃッ!!

勝手に纏めるなよ!

何ィ!?

俺も!ゲイツも!平成ライダーのみんなも!瞬間瞬間を必死に生きてるんだ!

みんなバラバラで当たり前だ!それを無茶苦茶とか言うな!!

しかし、総勢20名(+ゲイツ)のライダー達が各々の番組タイトルを背負い、更に「平成仮面ライダー20作品記念 20thロゴデザイン」を背景に放った「平成ライダーキック」を防ごうとバリアを張って両手で構えるも、押し負けて敗北。
奇しくも「平成」の形に貫かれたバリアを見て驚愕し、まるで新元号発表のようなポーズになったまま、盛大に爆発四散。
続け様に爆炎の中から、先ほど平成ライダー達が背負っていた『クウガ』~『ジオウ』までの番組タイトルが放送順に次々と飛び出す…という最期を迎えたのだった。
え?「でたらめを言うな」?「言ってる意味が分からない」?いや全部本当なんですよこれが……





平成ライダーズ!

馬鹿な…!?


ヌオッ…グウッ…!グオオオオッ!ウアァアアアアアッ…!!



ジョウゲン仮面ライダーザモナス



行くよ~、武田軍のみんな。
信長と一緒にいる南蛮の女を殺したら、好きなもん(な~ん)でも買ってあげる!

演:斉藤秀翼

クォーツァーの一員の美青年仮面ライダーザモナスの変身者。
服装はウォズと同様だが、マフラーの色は茶色になっている。
端正な顔立ちのイケメンながら非常に軽い性格で、飄々とした言動が目立つ。

クリム・スタインベルトの自宅跡地を襲撃した後、1575年にタイムスリップすると武田軍を扇動し、クリムの先祖であるクララ・スタインベルトを消す事でクリムの存在、並びに『仮面ライダードライブ』の歴史そのものを抹消せんと目論む。
戦国時代ではボウガンを武器にゲイツと合戦を繰り広げ、終盤の現代での決戦ではゾンジスと共に平成ライダー軍団と戦うが、
集結した平成ライダーの最強フォームの必殺技を立て続けに受けてその他大勢のような扱いで撃破された。

ちなみに初登場時の服装は鷹山仁オマージュ
女好きのクォーターもとい弾丸の勇者ではないし、武器は関係ないはず。
また、髪型のせいなのか一部ファンからはアナザー翔太郎と言われることも。

名前の由来は恐らく月の満ち欠けの呼び方の1つである「上弦」。


カゲン仮面ライダーゾンジス


スタインベルト、俺が殺してやる…!

演:パパイヤ鈴木

クォーツァーの一員である中年男性で仮面ライダーゾンジスの変身者。
服装はジョウゲンと同じものを着ている。

ぽっちゃりアフロというファンキーな見た目とは裏腹に寡黙な性格で、「〇〇、〇〇する!」という端的な言い方を好む好戦的な人物。そのせいで変身すると痩せるというおかしな現象が起きる。
中の人的にジョウゲンとキャラ逆でも違和感がなさそうである

1575年でクララを消すために忍者部隊を率いてソウゴ達と対峙し、クォーツァーのライダーの中で最後まで生存。
バールクスの敗北後、なおもその使命を果たそうと戦いが終わった裏で暗躍を目論むが、そこへオーマジオウの未来が否定されたために生まれた、旧時代の歴史を塗り替え、新時代の幕を開ける令和の象徴が現れ、交戦。
ロボライダーライドウォッチによるミサイルで対抗するも、翼を広げ、力を備えた相手には全弾かわされてしまい、最期はその必殺技を受けて爆死した。
また、この生存ルートから「本来の歴史でも生き残ってレジスタンスを扇動した」とする考察もある。
ちなみに初登場時の服装は麻生勝のオマージュであり、変身時に指で「J」ポーズを見せる。

恐竜モノと獣王モノのED振り付けを担当してはいないし、「まいう~」とも言わない。

名前の由来は恐らく月の満ち欠けの呼び方の1つである「下弦」。


クォーツァーのメンバー



もう一度『平成』という歴史を、一から作り直す!
今度の主役は、こいつらだ!

王の前だ、跪け!!

演:DA PUMP(YORI、TOMO、KIMI、U-YEAH、KENZO、DAICHI)

リーダーに付き従う者達で、服装はウォズと同様。
リーダーからは上記のように評されている。
戦闘には参加せず、最後まで生き残ったが、披露しなかっただけで彼らも変身出来たのかは不明。
もしくは上記にあるリーダーのセリフから察するに、いずれは変身する予定だったのかもしれないが。
ラストシーンのソウゴとの問答は見所。

演じる6人も全員DA PUMPのメンバー。
『ジオウ超全集』によれば、名前はそれぞれQ(キュー)-YORI(ヨリ)Q-TOMO(トモ)Q-KIMI(キミ)Q-YEAH(イヤア)Q-KENZO(ケンゾー)Q-DAICHI(ダイチ)*3


ウォズ仮面ライダーウォズ



……私は私だ!君達過去の遺物とは違う!!

……世界を新たな時代に導く側の人間だ……!!

演:渡邊圭祐

ご存じ我らが祝福の鬼。
彼が肌身離さず持っている「逢魔降臨暦」の正体は預言書の類いではなく、平成ライダー達の歴史をライドウォッチとしてソウゴ=“記念のライダー”たるジオウ一人に収斂するための計画書に過ぎなかった。
ソウゴが全てのウォッチを集め、自身の目的が完遂された頃合いを見計らうとソウゴ達を裏切り、ウォッチをリーダーに献上してクォーツァー側に戻ってしまうが、
ゲイツに諭された事で知らず知らずの内にソウゴを真に王と認めていた事、そして自らもまた「『平成ライダー』の歴史の一部となっていた」事を悟ると、再びソウゴ達の元に帰還。
ジオウ達と共に「『平成ライダー』の一員」としてクォーツァーに反旗を翻した。
しかし、リーダー=バールクスに裏切り者とみなされてしまい、背後から長剣で腹部を貫かれ、死亡してしまった。


その他戦力

  • カッシーン
以前『ジオウ』TV本編にもオーマジオウの配下として登場したロボット兵。
オーマジオウが消滅したにも拘わらず、機能停止に至るだけで済んだ為、かねてより別勢力の産物である可能性は示唆されてきたが、それが正しかった事が証明された。
今作では量産され、玉座の周囲に配置されていた他、ソウゴが捕らわれた牢獄の門番も務めていた。
終盤では大量の機体が解き放たれたが、全て溢れ出した平成ライダー達に倒された。
なお、TV本編と違って津田健次郎氏の声は充てられておらず、戦闘時の掛け声や叫び声を上げる程度で終始無言。
鹵獲された際に言語機能を搭載されたのか、あるいはTV本編の個体は指揮官機かハイエンドモデルの類いだったのだろうか?

オーマの日に世界を破壊した大型破壊兵器。
オーマジオウの消滅によって機能停止し、地中に待機していたが、リーダーの合図で起動。
複数体が合体して「平成生まれの存在だけ」を吸い込む巨大なタイムゲートを開いて世界を飲み込もうとしたが、ウォズが破り捨てた逢魔降臨暦のページで破壊され、未遂に終わる。
その後、墜落してきた残存機体がジオウ オーマフォームに襲い掛かるも、オーマフォーム及びドラグレッダー巨大アカネタカ、キャッスルドラン、ウィザードラゴンによって全て破壊された。


所属ライダー

今回の悪のライダー達。ジクウドライバーと専用のライドウォッチを使って変身を行う。

全員平成に制作・放映されながら「平成ライダー」の枠組みに入っていないライダーのデザインが盛り込まれているのが特徴*4
ジオウゲイツ同様にライドウォッチによりライダーの力を使うが、オーマジオウのようにウォッチを起動するだけで能力を引き出す事ができる。
ジオウのアーマータイム同様、能力には多少のアレンジが加わっており、中には原典と全く関係ない能力を発揮しているパターンも。
全体的に元ネタの要素を「枠にはめ込んだ」ような造形となっているのがミソ。
また全員に金の歯車のような意匠が施されており、同じく時計の内部構造のような金の歯車をあしらった肩アーマー、レトロ感のある革バンドがデザインに取り入れられている。

それぞれの名前は元ネタとなっているタイトルのアルファベット表記からのアナグラムになっている*5
映画本編の演出を手掛けた田﨑竜太監督曰く「マスコミからは名前の由来を聞かれたが、今ここで答えなくてもファンならすぐピンと来ると思った」「写真と名前が発表された瞬間、もう秒殺」とのこと。


仮面ライダーバールクス



お前達の平成って…醜くないか?

まるで凸凹で、石ころだらけの道だ。

……“醜い”?

俺が『平成』という道を、綺麗に舗装し直してやろうってこと…。


\バールクス!/

変身!


ライダータイム!

仮面ライダー!バールクース!


SINGULAR
0000

ライダ-

平成ライダー自体に意味が無いからな。

さらばだ、ジオウ!替え玉の王よ!!

身長:200cm
体重:112.5kg
パンチ力:60t
キック力:126t
ジャンプ力:一跳び81m
走力:100mを0.7秒

スーツアクター:中田裕士*6


クォーツァーのリーダーがジクウドライバー「バールクスライドウォッチ」によって変身する仮面ライダー。

詳細は個別項目を参照。


仮面ライダーザモナス



へぇ……。先手打って加勢を呼んだんだ…。流石クリム・スタインベルト。

……仮面ライダードライブの生みの親……。


\ザモナス!/

変身…。


ライダータイム!

仮面(カ・メ・ン)ライダーザモナスー!


SINGULAR
0000

ライダ-

所詮俺達には敵わないんだよねぇ~。

身長:198.0cm
体重:125.4kg
パンチ力:49.3t
キック力:72.7t
ジャンプ力:一跳び96.0m
走力:100mを1.3秒

スーツアクター:神前元

ジョウゲンがジクウドライバー「ザモナスライドウォッチ」によって変身する仮面ライダー。
オメガアルファネオシグマの『仮面ライダーアマゾンズ』のライダー4人を継ぎ合わせたようなデザインで、右肩のマントカラスアマゾンの翼も彷彿とさせる。
フェイスガードの複眼部分はカタカナの「ライダー」の4文字が図案化されたものとなっている。見ようによっては「テイダー」にしか見えないとの声もあるとかないとか
名前はアマゾンズ(AMAZONS)のアナグラム。
カラーリングは映画『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』と同時期に放送され、かつ同じ役者が出演していた『仮面ライダービルド』のビルド ラビットタンクフォームを思わせる*7
「宇宙船vol.165」よると、
  • 頭部:アマゾンオメガ(時計の針を角に見立てている)
  • 左半身:アマゾンアルファ
  • 右半身:アマゾンネオ
  • 全身のディテール:アマゾンシグマ
がモチーフとなっているとのこと。

所持するライドウォッチもオメガ、アルファ、ネオという使ったらヤバそうなもの。そのせいか劇中では使用シーンが見られなかった。
変身時に背後に現れる時計は変身後の頭部に似た形状であり、『アマゾンズ』系のライダー達と同様に激しい爆炎に包まれる事で変身する。やはりというか、ちょっと周囲に燃え移っている
また、「変身」のコールも仁や『アマゾンズ Season2』の水澤悠同様、呟くだけになっている。

野性味あふれる強力な格闘術とボウガンを主武装としており、密林を戦場とした強襲作戦を得意とする。
オーラのものと同型のキャッスルドランタイプのタイムマジーンも使う。
なお、シグマやネオアルファのウォッチを所持している様子は確認出来ないが、あくまで『アマゾンズ』の主人公があの3人だからだろう。

ちなみに胸部の革バンドを解いてマントを脱ぐと、肩アーマーが外れたシンプルな外見になるが、こちらは映画本編ではなく、『降臨 仮面ライダージオウ特写写真集』の方で判明している。

装備(ザモナス)

  • ボウガン
ザモナスの主武装。
見た目はただのボウガンだが光の矢を連射でき、これで精確に得物を射抜くことができる。
だが長篠合戦で紛失して以降は使用していない。
各アマゾン達とは全く関係ないボウガンを武器にしているのは、恐らく中の人がかつて弾丸の勇者として銃を武器に戦っていた事に由来するネタと思われる。
アマゾンネオのニードルガンや、ネオアルファのネオアルファスイーパーのような飛び道具もあるにはある為、そこら辺も元ネタなのかもしれない。

後に『仮面ライダーギーツ』に登場する武装「アームドアロー」にリペイントされた。

必殺技(ザモナス)

  • ザモナスタイムブレーク
右足に赤・青2色のエネルギーを纏った飛び蹴りを放つ。
ゲイツリバイブ剛烈に対してゾンジスとのダブルライダーキックという形で放った。


仮面ライダーゾンジス



ジオウか…。俺が潰す!


\ゾンジス!/

変身!


ライダータイム!

仮面(カ・メ・ン)ライダーゾンジスー!


SINGULAR
0000

ダ-


ヌゥゥ…!ハァ!!

身長:207.1cm
体重:129.2kg
パンチ力:46.2t
キック力:86.8t
ジャンプ力:一跳び92.2m
走力:100mを1.6秒

スーツアクター:浅井宏輔

カゲンがジクウドライバー「ゾンジスライドウォッチ」によって変身する仮面ライダー。
シンZOJネオライダードラス*8を組み合わせたような姿をしており、上に着脱可能なマントを羽織っている。
名前はシン(SHIN)、ZO、Jのアナグラム。

所持するライドウォッチもネオライダー3人のものである。
背後に現れる時計は変身後の胸部に似ているが、望月宏が所持していた懐中時計も連想させる。
変身時はZOと同じ緑の光のエフェクトに身体が包まれ、変身を完了するが、よく見るとZO特有のクラッシャーが一瞬開閉する芸コマな演出も挟まれている。

首から下までのデザインはシン寄りだが、戦闘スタイルはZOやJと同様に武装を持たない徒手空拳による生粋のパワーファイターで、緑のエネルギーを纏ったシンを彷彿とさせる引っ掻き技も繰り出す。
また、ジオウの攻撃も意に介さないどころかパンチを叩き込んだはずのジオウが逆に痛がるなど、パワーのみならずボディの耐久力も目を見張るものがある。
さらに全身各部に備わる頑強な刃を生かし、素早い連続格闘攻撃で敵を切りつけることも可能。


必殺技(ゾンジス)

  • ゾンジスタイムブレーク
右足に緑色のエネルギーを纏った飛び蹴りを放つ。
ゲイツリバイブ剛烈に対してザモナスとのダブルライダーキックという形で放った。

バールクスが落としたロボライダーライドウォッチで発動。
胸部の装甲を展開し、無数のホーミングミサイルを乱射し爆撃する。ロボライダー要素全く無いとか言ってはいけない。
これに関しては「ロボライダーの愛機ロボイザーのミサイル発射能力の再現」「ロボライダーのハッキング能力の再現」や「ドラスが金属生命体だった事に由来している」「フォッグ・マザーのミサイルのオマージュ」などと考察されているが、未だ確証には至っていない。


余談

彼らの登場により、明らかになった情報からオーマジオウの背景が浮かび上がってきたが、
それ以上に白ウォズのいた「オーマジオウの消えた未来」についても興味深い考察が出て来ている。

白ウォズと黒ウォズは人間性こそ違うものの、概念的には同一人物である。
そのため、白ウォズもクォーツァーのメンバーであると思われるが、注目すべきは彼は黒ウォズと異なりクォーツァーとは違う服装を纏い、
更に自らが仮面ライダーであり、何よりも「替え玉の王」であるソウゴではなく、そのソウゴを倒す為にゲイツを「救世主」として担ぎ上げていたという違いがある。

この時点で白ウォズの行動はリーダーの思惑からは完全に外れており、
正確には「元メンバー」、ウォズがリーダーを見限り、劇場版よりも前に組織を離反した場合に行きついた可能性が白ウォズだと思われる。

そして、白ウォズが自身のいた時代について「この時代と同じ刻が止まったかのような平穏」と述べていたのは、
劇中において仮面ライダーキカイアナザーキカイの時同様に、ソウゴがゼロワンのを見、実際にゼロワンが現れた点を踏まえると、
ゲイツによってソウゴが倒されたことで「平成ライダーから令和ライダーへの橋渡しであるジオウがいなくなり、平成のリセットは防がれたが令和も始まらず、平成のまま推移した時代」であると考えられる。
実際、『仮面ライダーギーツ』のスピンオフ『ギーツエクストラ 仮面ライダータイクーンmeets仮面ライダーシノビ』において、『仮面ライダーシノビ』の世界及びそれが放映されている世界の2023年は令和5年ではなく平成35年であるとされる。

ちなみに当然DA PUMPはジオウと敵対する役を演じたわけだが、『ミュージックステーション』では仲良く共演して本映画の主題歌「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」を踊っていた*9

ジョウゲン役の斉藤秀翼氏は自身の演じるキャラが鷹山仁がモチーフ(特に初登場時の服装)だと知ると生卵を自前で用意してくれば良かった」と冗談めかしていたり、
カゲン役のパパイヤ鈴木氏もパワータイプの悪役ライダーということで、
「自身の子供の頃の憧れであった本郷猛を始めとした昭和初期の仮面ライダー達のような、力強く厳格な喋り方を意識した結果、あんな感じになった」
……とコメントを残していたりと、『Over Quartzer』らしい愉快な裏話も豊富。

バールクスは後に『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』にて「デモンライダー」の1体として再登場。
何気にバイスが変身した元ネタのBLACK RXと戦っており、あちらが慣らし運転もせずぶっつけ本番で装着していたこともあって勝利している。


お前達のアニヲタWiki(仮)って…見にくくないか?

まるで凸凹で、石ころだらけの内容だ。

……“見にくい”?

俺がアニヲタWiki(仮)の項目を、綺麗に追記・修正し直してやろうってこと…。

編集!


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最終更新:2024年09月13日 18:35

*1 吸い込まれたものとしてわかりやすいものでは、東京スカイツリーは飲み込まれ、東京タワーは飲み込まれていない。食料や着ている衣服など、どこまで対象なのかは不明。

*2 そもそも過去の地球を破壊すれば、現在の地球は存在しないことになる為、平成どころか世界そのものが無くなってしまう。それか「タイムパラドックス」が生じて全て無駄になる可能性とて否めない。

*3 それぞれ、現実のDA PUMPメンバーの名前にそのまま「Q-」を付けたもの。ただし元々ハイフン付きの「U-YEAH」のみUをQに変えている。ちなみに『超全集』ではQ-YORIの読み仮名が「ユリ」となっているが、Blu-ray / DVDのバリアフリー日本語字幕ではきちんと「ヨリ」となっているため、誤記の可能性大。

*4 厳密には『BLACK RX』は昭和に開始した作品だが、放映途中で平成に元号が変わっており、放送期間は平成のほうが長い。

*5 BLACK RX→「BARLCKX」、SIN+ZO+J→「ZONJIS」、AMAZONS→「ZAMONAS」……といった具合。

*6 元々は原典でRXを演じた岡元次郎氏を予定していたが、岡元氏のスケジュールが調整出来なかったため、断念したエピソードがある。

*7 フィギュア王でのインタビューによれば、「アマゾンオメガの緑色を入れると、ゾンジスと被ってしまう為」とのこと。

*8 ゾンジスの両肩から伸びる突起物などはネオライダーには見られない特徴である一方、ドラスのデザインと通じているため。

*9 しかもダンス繋がりなのか、電王と鎧武も登場した。