レアリティ(Battle Spirits)

登録日:2020/01/11 Sat 01:20:32
更新日:2025/01/24 Fri 01:32:37
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ここでは、バトルスピリッツにおけるレアリティについて語る。

●目次


概要

通常ブースターに収録されているのはC(コモン)UC(アンコモン)R(レア)M(マスターレア)X(エックスレア)XX(ダブルエックスレア)の6段階
…だったのだが、15年目からXV(エックスブイレア)が、16年目にはNX(エヌエックスレア)が登場した。(XXレアは7年目から登場しており、XVレアやNXレアが収録される場合XXレアは収録されない)
8期からはアンコモンが廃止され、全5段階となる。
その他、プロモーションカードとしてPX(裏Xレア)や、SJ(最強ジャンプ)KC(ケンタッキー)、EX、LM(リミテッドパック)などのナンバーも存在する。
また、パックによってはパラレルレアやシークレットレアも収録されており、どのような形になるかはそのパックごとにコロコロ変わる。


各レアリティ解説

裏Xレア

公認大会優勝賞品及び公式大会連勝景品のカード。所謂プロモカードの一種。カードナンバーではPXと表記される。
凶龍爆神ガンディノス、甲蟲武神ギラファ・ランドウ、鳥獣烈神ガルード、蜂王フォン・ニード、アルティメット・ギガ・ガルレイヴ、アルティメット・ダ・ゴンなどの強力なスピリット、アルティメットが多く、特にガンディノス時代は「ガンディノスを持っている奴がガンディノスを持っていない奴を蹴散らしてガンディノスをゲットする」という地獄絵図を作っていた。
配布から時間の経った裏Xはちょくちょく再録されているが、再録版は加工が微妙に異なるので判別できる。
(裏Xはホイルが虹色、再録版はホイルが銀単色)
6期からはダブルチャンスの抽選により優勝者以外にも追加で1枚配られるようになったため、以前よりは値段も落ち着いてきている。

アニメ2期激覇異界王がトーナメントの優勝景品として用意していたが、ダンが異界王とのバトルを望んだことでカードとしての登場はしなかった。
後にアニメ7期烈火魂にて、蜂王フォン・ニードが宝緑院兼続の序盤の主力として登場。なにげにカード発のスピリットのアニメ用CGを後から作るというかなり珍しいパターンである。
かつて公認大会を血で血を洗う蜂争奪戦に変えたフォン・ニードを、バトスピ界隈の治安を正した兼続が使うという展開に微妙な顔になったカードバトラーも割といたとかなんとか。

XX(ダブルエックス)レア

7期のブースターパックで登場した、Xレアを上回るレアリティ。
4箱に1枚しか入っていない上に、収録後2年は再録されないという制約があるため、希少。
……なのだが、全体的にカードを5枚引いて手札が20枚あったら相手のコアをすべて外すだのコアが30個あったら疲労効果が破壊効果になるだのBP30000を超えたらみんなトリプルシンボルだの妙にロマンすぎるカードばかりのため、需要が低く値段もそこまで高くない。
しかしながら、1年に1枚くらいずつは実用レベルのカードが登場しており、それらは希少性も相まってかなりの高額となる。
(白では初の0コスト「六絶神 鉄壁のクロム・リゼルファー」、黄のアクセルデッキの潤滑油「黄の起源龍デルフィニュート」、強力なブレイヴ対策カード「道化神メルト」など。)
というよりも需要が高まると、バトスピは中古市場の基盤が弱いため地方では流通すらしてないような状態になる。

「天魔王ゴッド・ゼクス-破ノ型」「天魔王ゴッド・ゼクス-終ノ型」はアニメにも登場し、XXレアとしても収録。
こちらはゴッド・ゼクスデッキの主役となるカードであり、どれも高値で取引されている。
やっぱりロマンすぎるこいつら使わずとも、進化前のゴッド・ゼクスと漫画付録のゴッド・ゼクスソウルドラゴンノ型だけで十分勝てるとか言ってはいけない。

コラボブースター デジモン超進化!ではコラボ初となるXXレアとしてオメガモンが収録されたのを皮切りに、各種コラボ(デジモン、仮面ライダー、アイカツ!ウルトラマン、ガンダム)にも登場するようになった。
デジモンは主人公の最終進化形態、仮面ライダーは参戦作品の中でも印象的なライダーやキャラクター、アイカツ!は作品内の伝説的アイドル、ウルトラマンはウルトラ族の英雄または人気マスコット怪獣、ガンダムは作中の主人公が操るガンダムの最強形態といった顔ぶれ。後に詩姫も詩姫シリーズの人気キャラクターがXXレアとして登場することになった。

Xレア

6期までの通常パックでの最上級レア。全体にレリーフ加工が行われており、非常に手触りが良い。
(再録版はレリーフが省かれることも多いが、省かれない場合はレリーフ加工のデザインが変化する場合もある)
また、Xレア以上は枠を飛び出したイラストで描かれ、効果欄背景のマークが「X」になっている。

背景ストーリーやアニメにおいても特別な価値を持たされていることが多く、アニメ第1期に至っては公式大会への参加条件が「Xレアカードの所持」だったくらいであった。
それ以後もアニメ3期ブレイヴではキーカードの名前が12宮Xレア、4期覇王では覇王(ヒーロー)Xレアであったほどアニメに根付いていた。
なお、プロモ専用カードにもXレアを関するものがあり、5期以降はスターターデッキにもXレアが入るようになったため、Xレアは順調にバーゲンセール中。

アニメ6・7期ソードアイズ最強銀河究極ゼロからはキーカードが「ソードブレイヴ」や「アルティメット」となり、Xレアという単語も殆ど登場しなくなった。
アニメ7期烈火魂に至っては主要キャラの切り札がレアやマスターレアであることもザラ。拙者のフーリンはコモンだし要は愛でござるよ、愛。

4期の【バースト】を持つ「覇皇」は、全体的に金色の加工が成されており非常にゴージャス
……なのだが、加工がイラストを含めた全体にかかっている上に暗く、金というか黄色いため、黄ばんでいるといわれて敬遠されることも多々。
カードショップで黄カードコーナーに黄以外の覇皇が並んでいることも割とある。
バーストを持たないXレアはレリ加工こそ無いものの全体的にホイルが明るく美しいため、本来プッシュするべき覇王Xレアの評価が低く、それ以外のXレアが人気という本末転倒な事態になっていた。
再録された際にはそれぞれ通常のXレア加工に戻っている。

M(マスター)レア

Xレアに次ぐレアリティ。カード全体に銀色のホイルがかけられている。

いろいろな意味で遊戯王でいうスーパーレアにあたる。
【赤緑連鎖】が登場したアルティメットバトル04が顕著で、強力なMレアを3種類×3枚積む必要があるため、Mレアの価格が跳ね上がる事態となっていた。
逆にMレアの封入率が異様に高いアルティメットバトル07のような例もある。

Xレアほどではないが豪華……なはずなのだが、カードにホイルシートを貼っているだけという都合上、全体的に色が暗いという欠点が目立つ。要はイラストもテキストも非常に見辛い
また、オールキラブースターなどの全てのカードにキラ加工がかかっているカードはこのMレア加工が基準となる。
そのため、オールキラという名前の通りキラキラでその上で絵が異様に暗い。

第5期剣刃編第1弾では、全体的に水玉状のキラ加工が行われて登場した。
が、本当に全体にキラ加工がかかっているためにイラストもテキストも全く見えず、明るさは従来のMレア準拠で暗いという前期覇皇の加工を更に超える見づらさでユーザーから大不評を買い、2章からは覇王編で評価の高かった非覇皇Xレア用のホイル加工となった。
アルティメットバトル以降は従来のMレア加工に戻っている。残念。

余談だが剣刃第1弾の青のMレアメイズ・ハイドラ
  • 前述の水玉Mレア加工のため見えづらい
  • 金弾からR以上のカードはカード全体にイラストが描かれ、イラストの上に直接テキストが書かれて読みづらい
  • 深海の青黒い怪生物というイラストのため、イラストが真っ黒で見えづらい
という見えづらい三重苦とでも言うべき状態になっており、イラスト的な意味でもテキスト的な意味でもとにかく見えづらい。
気になった君は「メイズ・ハイドラ」でググってみよう。
スキャンや撮影してネットにあげようとした各種ショップ涙目状態。

R(レア)

Rと書いてレアと読む。ここからが光りだす。
Mレアと違い、ホイル加工はイラストのみとなっている。
剣刃編~十二神皇編ではR以上が全体イラストで描かれるようになり、そのため見た目的にMレアと見分けが付きづらくなった(テキスト欄が半透明になっているのでそこを意識すると良い)。
煌臨編ではRはテキスト欄までイラストが広がらない覇王編までの仕様に戻り、パラレル版でも統一されている。

UC(アンコモン)

前述のように第8期まで存在した。キラ加工はないが、コモンよりも入手しづらく、強力。
剣刃編時のみタバック加工された特別版が封入された。

C(コモン)

ブースター/スターターの最低レアリティ。キラ加工はない。
特に特色のないものもいれば、デッキの基幹になるものや、R以上に比べパワー不足ではあるもののユニークな効果を持ったもの、ついやらかしてしまった超性能なものまで様々。
調査員などのフレーバーテキストの主人公格や詩姫、コラボカード等はコモンでも全体イラストとなっている。

SECRET/パラレルカード

パックに封入されている、通常のカードのイラストまたは加工違いバージョン。公式で両方の呼び名を使っている。
星座編&覇王編では一部のXレアに存在し、遊戯王OCGのホログラフィックレアのように全体に銀のホイル加工が行われている
……のだが、絵に銀ホイルを貼っただけの仕上げのため、遊戯王以上に何を描いてあるか全くわからないとイマイチ評判は良くなかった。
剣刃編ではアニメでソードブレイヴを使うXレアスピリットの絵違いイラストをパラレルとして収録。こちらはイラストの格好良さから人気が高いものが多い。

アルティメットバトル~烈火伝では存在せず、十二神皇編の再録パック「オールキラブースター 究極再来」でXレアのパラレルが久々に復活。
煌臨編ではパックごとにパラレルの仕様が変わっており、加工も様々で統一性がない。
神煌臨編~超煌臨編では創界神とその化神にパラレルカードが存在するようになり、加工もある程度固定化されるようになった。

詩姫は一部詩姫の衣装違いがXレアと同等の加工で低確率で封入されている。
選出はXレアに限らず、またXレアでもパラレルが無いものも居る。

コラボブースターではゴジラ第2弾から実装。
ウルトラマン、デジモン、仮面ライダーと各作品に存在するが、仕様はどれもバラバラ。
特にデジモンは毎回変わっているため、パックをまたいだ際の統一感が一切無い。
仮面ライダーは第1弾のXレアライダー*1の顔アップ&ライダーズクレスト仕様が好評を博したことで、第2弾以降も統一されている。

10th(テンス)X(エックス)レア

バトスピ10周年キャンペーンとともに登場したレアリティ。10周年だが2年間やっていた。
神煌臨編第1弾~第3弾では過去のカード2種以上が合体したものが新カードとして登場。
神煌臨編第4弾と超煌臨編ではバトルスピリッツ サーガブレイヴとの連動枠となり、光導の新カードや12宮Xレアのリメイク版が登場した。

XV(エックスブイ)レア

バトスピ15周年を記念したレアリティで、第1弾~第5弾:皇騎に登場したXレアのスピリット達をリメイクしたものとなる。
効果や系統は特定の契約スピリットを意識したものとなっており、共通して龍皇ジークフリードであれば、龍皇ジークフリードXVと言ったように元となったカード名の最後に「XV」と付き、フレーバーテキストも元となったスピリットのものをオマージュした形となっているものの、効果は元の面影を残すものもあれば、逆に似ても似つかない効果になったものもある。
Secret版も存在するが、何と他のレアリティのSecretと違い完全新規のイラストであり、バトスピ初参加のイラストレーターが手掛けたものとなっている。
また、XVレアが通常弾で収録されている間には獅龍王レオン・ハウルXV、異海王ダ・ゴンXVといった、裏XVレアのカードも登場した。

NX(エヌエックス)レア

こちらは契約創界神ネクサスの本格登場と同時に登場したレアリティで、名前のNはNotorious(悪名高い)を由来としている。
情報が初公開された際は「グラン・ロロの世界で悪名高い奴らがNXレアで登場」とされており、かつて環境を破壊したカードや、背景世界のかつての黒幕がリメイクされるのでは…?と予想されていたが、蓋を開けてみればフレーバーテキストで指名手配犯だったりお尋ね者だったりと設定的に悪名を持っている完全新規のカードであった。
なお、カードとしては同色の契約創界神ネクサスのデッキを強化できるカードでありつつ、先述のXVレアより他デッキに出張採用がしやすい効果となっている。


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最終更新:2025年01月24日 01:32

*1 Mレアから昇格したり、怪人でもパラレルが存在することもある。