ナカナカ…ヤルジャナイカ……
ハハハッ…!オチロヨォ!
「私、頑張るから…見捨てないでぇ~!」
「ほら!もう一発!」
「お子様言うな!」
勝ち戦であったはずの戦いは予想外の局面へとシフトする。
敵の迅速な反撃はさらに勢いを増し、因縁の地、鉄底海峡での決戦へともつれ込む。
お札は『決戦部隊』。
乙作戦以下では札付き艦も出撃できるが、甲作戦は専用札となる。温存してきた戦力をすべて注ぎ込もう。
基地航空隊は3部隊の出撃が可能。
輸送/戦力のダブルゲージだが、特に後半の戦力ゲージの難易度は猛烈に高い。
単純に資源消費が恐ろしく嵩むゲージ削りに加え、極めてクリアの難しい装甲破砕条件があるため相当な戦力が要求される。
E-5同様乙作戦では難易度が凄まじく下がるので、もしクリアできそうにないなら迷いなく下げてしまおう。
E6-1/輸送ゲージ
編成は高速統一の水上打撃部隊が基本。本イベントはほぼ空母機動部隊を使わないイベントであった。
第一艦隊は高速化Nelson+霧島or比叡+高速水母+重航巡or輸送用駆逐軽巡3、第二艦隊は軽巡1+雷巡2+駆逐3あたりがテンプレか。
前回に引き続きNelsonは八面六臂の活躍を見せる。高速化を忘れると逸れるので要注意。
第二艦隊は雷巡と軽巡に対潜装備、駆逐艦に輸送装備を詰め込めば無駄がない。
道中は対潜戦闘1回、水雷戦隊1回、夜戦1回、水上打撃部隊1回。
対潜戦闘はE-5に引き続いて潜水新棲姫。
とはいえ今回は一戦のみなので東海を集中した上で先制艦をある程度確保していればさほど脅威にはならない。開幕雷撃での事故も起こる(そこまで防ごうとすると戦力が落ちすぎる)がそこは基本的に諦め、閉幕までに中破させて閉幕雷撃のみ防ぐのがセオリー。
夜戦は基本的に第二艦隊は全員単発攻撃しかできなくなっているはずなので、警戒陣で祈るのみ。
水上打撃部隊はタ級flagshipとツ級flagshipが2隻づつの鬼畜編成となる事がある。
ボスのA勝利はほぼ確実にできるので、陸攻隊を1隊こちらに集中して数を減らしてしまうのもアリか。
ヤクニタタヌ……イマイマシイガラクタドモメッ……!
ボスは戦艦水鬼改。さっきも見た
硬いのでS勝利はちょっと難しいが敵艦隊の制空値が0であるため陸攻隊を1隊集中すれA勝利は間違いなし。
A勝利で削っていくのであればNelson Touchは水上打撃部隊で切ってしまうのも手。
それが終われば戦力ゲージが出現する。
E6-2/戦力ゲージ・ギミック解除
ようやく最後の戦いが始まる…が、ここから先の過程はE-5、というよりE6-1までを含めた全てを含んだ上で余裕で上回る消耗戦。そもそも前段はほとんど消費なくクリアできるからだが
時間もさる事ながら資源消費も激しく、特に装甲解除ギミックの難しさはこれまでの大規模でもトップクラスとも言える。
ボス撃破難易度そのものはさほど難しくもないのだが、とにかくそこに辿り着くまでがあまりにも長い。
友軍でだいぶ所要時間が減った上でとてつもない時間を食うマップなので、瀬戸際になった場合は大人しく乙以下に撤退しよう。
また、防空ギミックの関係でロケット戦闘機を1機も所持していない場合は甲クリアはほぼ不可能。
わざわざ甲に挑む提督が前回のイベントのE-1を丁ですらクリアしていないというのはまずないだろうが。
もし所持していない場合は乙作戦に落とそう。
戦力ゲージもボスへのルートも出現済みなのでその気になればそのまま攻略できるが、ボス編成(下記参照)はギミック抜きで当たるのははっきり言って無理ゲー。
という訳で、まず第二ボスへの追加ルートを出現させなければならない。
必要な手順は以下の通り。
- 輸送ボスでS勝利
- NマスでS勝利
- E・H・Mマスで航空優勢
- VでA勝利2回
- 防空で航空優勢2回
輸送ボスは通常艦隊か輸送護衛部隊でしか辿り着けないが、火力の問題でほぼ通常艦隊で行く事になる。
高速戦艦+航巡1+雷巡2+軽巡1+駆逐1で最短となる。この場合は潜水新棲姫を通過しないため、東海隊は陸攻部隊に変えておくとよい。
Nelsonを高速化し、道中・決戦支援を惜しまなければあまり苦労はしない。
Nマスは1ゲージ目で通過した水上打撃部隊のマス。Nelson Touchをぶっ放せばほぼS勝利だろう。不安なら陸攻の集中を。
Eは低速戦艦+低速軽空母+正規空母3+練習巡洋艦で、第二艦隊は駆逐艦を2以下にし、かつ低速艦を編成すれば機動部隊で到達できる。
Hは高速統一の機動部隊に正規空母を3隻入れるだけでOK。EとHは派遣する戦闘機隊を流用できるので組み替えなくてもよい。
Mマスは潜水艦隊で到達可能。水上戦闘機を大量に搭載し、陸戦部隊を送り込めばOK。
Vは正規空母2+高速軽空母の機動部隊で到達できる。A勝利はあまり難しくはないが、航空隊や道中支援での援護を怠ると失敗もある。要注意。
防空優勢はロケット戦闘機と対爆に優れる陸戦を並べるのみ。ロケット戦闘機の数が3機以上ある場合は2部隊で防空可能。
前述したとおり甲難易度ではロケット戦闘機を所持していなければ優勢を取れないのでほぼ攻略不可能と言える。乙ならば不要なので難易度ダウンを推奨。
上記のギミックをこなすとXマスが出現し、同時に全艦に第二ボスマスへの特効が追加され本格的な攻略開始となる。
編成は秋津洲または明石入りの水上打撃部隊が基本。低速縛りは無いが、ルート分岐の関係上戦艦は3隻まで。
第一艦隊はNelson+霧島+比叡+特効持ち重巡or航巡2+秋津洲or明石、第二艦隊は軽巡+雷巡2+駆逐3がテンプレと言えるか。
ボスBGMが「比叡と霧島の夜」なのに第一艦隊……スマン、あのBGMタイトルはウソだったっぽい
道中含めて敵に航空戦力が一切存在しないため、誰かに水戦1機でも乗せておけば制空権は奪取できる。秋津洲を使うなら彼女に適当なものを持たせるのが良いだろう。
航巡を使うのなら最大スロットに瑞雲改二(六三四空/熟練)を載せれば滅多に全滅しないのでこちらでもいい。潜水新棲姫の削りで中破に持っていく一助にもなるし。
またボス前の分岐で水上電探3基が要求されるため、重巡や秋津洲、駆逐艦等で分担して搭載しておきたい。
秋津洲の枠を明石にもできるが、その場合Dマスの分岐で水上電探が別途4つ必要。
道中は最後を除いてほぼ1ゲージ目と同じ。
駆逐艦は魚雷カットイン装備にするのもいいが、削り中は主砲2門+照明弾などの方が夜戦マスが安定する。
問題は新たに通過するSマスで、重巡ネ級改が2隻出る。しかも全難易度で確定。
これだけならダブルダイソンだのケツベロスだのを潜り抜けて来た提督にはさほどでもなく見えるが、甲のネ級改は特効戦艦前提のかなりの装甲、高火力、高命中を誇るため脅威度は互角以上。
というのも、数値にして+31という法外な命中補正を持ち、無傷~小破でターゲットにされればこちらは戦艦であろうと、T字不利であろうとおおよそ中大破してしまう。
前のマスで数に限りのある緊急修理資材を使って緊急泊地修理をしたのに、ボスにたどり着く前にここで帰らされるという切ない事態も多発する。
相手を大破に追い込んでも第2艦隊に回ると駆逐がワンパン大破する事さえある。
かなり危険な相手だが、このマスでも比叡と霧島は高倍率の特効を発揮するのが救い。
Nelsonが最初の一撃で中破させ回避、続く霧島と比叡で迅速にトドメ、という理想的な流れになれば無傷で突破もできなくはない。
特に削り段階ではNelson touchをここで発動させたり、電探が足りているなら司令部施設での退避も一考である。
道中支援や先制雷撃で随伴艦を減らすほどこのルートも辿りやすくなるため、1ゲージ目以上に道中支援は必須と言える。
削りの時や乙以下の難易度はHP360、装甲222の火力も命中率も硬さも弱いタイプが出る事もあるため
削りでネルソンタッチは本命の任務を果たせない事もありえる。安易な突破重視も考えものかもしれない。
アタシ……メンドウナノハ……キライ…ナノニサッ……!
ボスを務めるのは防空巡棲姫。
防空の名を関する姫だけあって圧倒的な対空と鉄壁の装甲値を誇る。
対空が高すぎて、基地航空隊が熟練度の落ちにくい野中隊でさえも一発熟練度消滅という事態が起きるのがきついところ。
一応、高角砲持ちの敵艦は12隻中防空巡棲姫とツ級の2・3隻だけのため、対空砲火担当にさえならなければ、甚大な被害を被る事は少ない。
戦闘BGMの歌詞は敵と味方の判別がつかない最中、探照灯を点灯した事で味方から集中砲火を受けたモチーフ艦と、ソロモン海戦の壮絶さを物語る。
一応削り段階では前回のラストよりもほんの少しだけ脆いのだが、それ以上に随伴艦がめちゃくちゃな布陣なのでまったく救いになっていない。
具体的には
防空巡棲姫:HP777/装甲295
戦艦水鬼改:HP800/装甲245
戦艦水鬼改:HP800/装甲245
重巡ネ級改:HP390/装甲255
重巡ネ級改:HP390/装甲255
軽巡ツ級flagship:HP130/装甲108
である。見てわかる通り昼戦火力キャップ以下の装甲の艦が1隻しかいない。
大規模史上でも類を見ないほどのとてつもない堅牢さを誇り、陸上型でもないので対地装備も無効。
無策で挑むと比叡と霧島の弾着観測射撃とNelson Touchによる攻撃以外は全てがカスダメージと化し、陸攻隊も第二艦隊の掃除以外はほぼ期待できない有様。Xマス解放後は多少マシなダメージが入るが、有効打になるとは一言も言っていない。特効発動後でさえ比叡と霧島のTouchが発動してもネ級改くらいしか処理できない。
火力および命中率も凄まじく、こちらの攻撃が通りにくいのもあって、砲撃で一方的にボロボロにされていく。
ゆえに夜戦突入時に5隻残存がありうるという凄まじい状況になりがち。友軍艦隊もこの装甲を貫けるのが実質的に雪風しかおらず、択を減らす事は難しい。
しかしこれら自体はあくまでこの艦隊の強さを誇示する事実でしかない。
最大の問題点は、この陣容相手に撃破6回分のダメージをボスに与えなければならないという事。
前述したとおりボスの随伴艦隊を減らす事はほぼ不可能である。というか庇えなくなる小破以上のダメージを満足に与える事も難しい。
友軍艦隊のおかげで大幅に状況は改善されているものの、ターゲット自体は減らせないため攻撃がどうしても吸い込まれる事は避けられない。
3回到達してボスへのダメージが合計200などは日常茶飯事で、あまりの削れなさに「D勝利」「虚無削り」という単語まで生まれてしまうほど。
ゆえに、文字通り資源をドブに捨てる勢いで出撃を繰り返さなければ削り切る事はできない。
比較的資源消費の少ない艦艇のみで構成されていながら、資源消費がこの削りのみで数万に達するのがそう珍しい話ではなくなっているほど。
空襲に対する備えができないのも拍車をかける。
なお、乙になると戦艦水鬼が2隻ともタ級になるため、夜戦までには落ちている場合が大半。残ってしまっても友軍で十分に落とせる。
ダブルネ級改は続投するがこちらも装甲が落ちるため、特効組が仕事をすれば夜戦でボス集中砲火もそう難しくなくなる。
やっとの思いでゲージを削り切ったのちに装甲破砕のギミックが可能になる。
厳密には破砕しなくてもクリア自体は可能だが、求められる幸運の水準が青天井になるため解除を推奨する。
条件は以下。
- SマスでS勝利
- QマスでS勝利
- VマスでS勝利
- Mマスで航空優勢
- 防空優勢2回
SマスS勝利はここまで削り切っているのであれば編成をそのまま使えばOK。
QマスS勝利は正規空母3の高速機動部隊でどちらも到達可能。Qの敵は弱いので航空隊は道中と対潜に振ってしまおう。
Mマス優勢及び防空優勢はXマス出現とまったく同じなので省略。一緒にこなすと無駄がない。
ここで立ち塞がるのはVのS勝利。
下手をするとゲージ削りより手こずる可能性すらあるとてつもない難易度を誇る。空母機動部隊の出番は実質ここしかないので、空母に自信のある提督には腕の見せ所でもあるが。
空母棲姫改の耐久力はもちろんの事、A勝利時では問題にならなかった前衛艦隊の殲滅が非常に困難。友軍艦隊もこのマスには来ない。
特に空母ヲ級改flagshipが登場するパターンでは制空値629、航空優勢制空値が944と凄まじい高さになってしまい、攻撃力と優勢奪取の両立が極めて難しくなる。
前記した通り正規空母2+軽空母1、高速戦艦3以下で最短ルートだが、1戦(ヌ級改が2隻出てくるため事故率も高め)追加覚悟で正規空母3・高速戦艦4を投入し、制空権と敵前衛艦隊の撃破率を高くするのも手である。
五航戦改二甲に噴進爆撃機+艦戦3を搭載、派遣する航空隊の制空値を高めて劣勢削りを複数回行うなどの対策を取った上でトライしよう。
実はVマス限定で比叡・霧島よりも金剛・榛名の方が特効倍率が高め。いっそ姉妹4人一気に投入する手もある。
他にも駆逐艦では磯風や浜風、空母では瑞鶴など特効艦が大きく入れ替わっているようである。
特に金剛改二丙は夜戦火力が戦艦の中でも高めなので第二艦隊に投入する事を強く推奨する。
ジェット機保有なら瑞鶴に乗せるのがいい。特効も乗っているのでナ級やタ級くらいなら噴式強襲で葬る事も出来る。当たればだが…
また道中支援は必須。支援キャップである火力150を達成した上で限界まで命中を盛り、とにかく前衛艦隊を始末できる体制を整えておきたい。
Fletcherや照月を持っているなら空襲マスやヌ級改からの防空役に起用できる。特効要員の磯風浜風も乙改なら任せられるだろう。
すべてのギミックを解除すると装甲破砕ギミックが作動し、Xマス解放後特効と合わせてようやくまともに攻撃が通るようになる。
E6-2/戦力ゲージ・破壊
オコラセタンダネェ!……コッカラ……カエサナイ……カラァ!
最後の相手は防空巡棲姫-壊。
更に装甲値が強化され、ついに355まで到達。ギミックを解除していなければ手も足も出ない。
また随伴艦がさらなる強化を受けている。
防空巡棲姫:HP777/装甲355
戦艦水鬼改-壊:HP800/装甲265
戦艦水鬼改-壊:HP800/装甲265
重巡ネ級改:HP390/装甲255
重巡ネ級改:HP390/装甲255
軽巡ツ級flagship:HP130/装甲108
昼戦キャップどころか装甲250以下の敵艦が1隻だけというもはや笑うしかない状況。
彼我の空母戦力がないため手軽なキャップオーバー攻撃手段であるFBAカットインが使用不能、敵艦が中大破しても止まらないという点がさらに超高耐久の牙城を鉄壁と化している。
これらを打ち破る手段としてはやはりNelson Touch、そして特効艦たちの夜戦となるだろう。
Nelson Touchは特効倍率追加の影響を大きく受けており、比叡と霧島に補正が乗ればネ級改は一撃で撃破、戦艦水鬼改や防空巡棲姫にも有効打を与えられるようになっている。
第一艦隊は削り時同様Nelson+比叡+霧島+重巡級2隻+秋津洲or明石がベスト。というかこれ以外にするだけで縛りプレイになってしまう。
重巡は衣笠であれば有効打を与えられるが、基本的に第二艦隊に配置した方がフィニッシャーとして活躍できるため非推奨。
またゲージ破壊時は対潜装備を施す余裕がない事が多く、航巡に瑞雲を積んで潜水新棲姫の閉幕雷撃を確実に阻止できるようにしておくと非常に捗る。
但しどっかしらでツの餌食になってボスマスで単発しか飛ばせない事もあるが、前述の通り瑞雲改二(六三四空/熟練)ならボスまで大体は生き残ってくれるはず。
第二艦隊は4スロット軽巡or阿武隈+特効カットイン駆逐艦2~3+雷巡1~2+衣笠という編成が主流か。対潜艦が欲しい場合はカットイン駆逐艦か雷巡を減らして投入か軽巡に担当させればOK。
特効カットイン駆逐は綾波が確定。追加でカットイン重視&E5で使っていないなら時雨、運改修済みなら夕立、対潜役を兼ねさせたいならFletcherとなる。雪風も高倍率特効を持つが友軍を阻害するため非推奨。
夕立と綾波は2スロットで夜戦キャップに到達するため、熟練見張員や照明弾を装備しておくと発動率を多少は補える。
特に夕立は運が綾波の半分以下なので、旗艦に置いて見張り員を装備し、味方が照明弾を発動すれば、運未改修でもカットインがそこそこ発動する。
ただ運改修が済んでいるなら見張員を積むくらいであれば電探係に回したいところ。
暁も同じく特効持ちだが、運が低いので魚雷2積みカットインは非推奨だが、D型魚雷電探の主魚電カットインならば運未改修でも有効打が望めるのでこちらがオススメ。
夕立綾波とケッコンしてLvを99から大きく上げており、ソナー1個で対潜ができるのであれば随伴潜水艦の排除用にソナーを積むと良いだろう。そのための+15ソナーです。
雷巡は道中安定と第二艦隊の殲滅に役立つ。甲標的丙型を装備していれば連撃でもほぼ夜戦キャップで安定した火力となる。
軽巡枠は4スロット軽巡に対潜装備か連撃装備を施した上で夜戦装備を担当させる事が多い。どちらの運用でも火力役としては扱わないため、ダメコンを併用して探照灯を装備する手もある。
阿武隈も道中安定方面では使えなくはないが、カットインが発動した上で雷巡と同等なのでだいぶ分が悪い。採用するなら甲標的と対潜装備を積んで露払いとなるか。
4スロ軽巡をこれまでのマップで使い切っていなければそちらでいいだろう。大淀は対潜が低いが、対潜がそこそこ高く吸引力の高い大型探照灯を装備できるGotlandの採用率が比較的高い様子。
イタリア軽巡は対潜も並くらいあり、うっかり特効がないゴトを前半戦で切ってしまった場合には有効。
それでも夜戦装備を減らすのを覚悟の上で軽巡を火力担当に回したいのであれば、特効艦の川内か長良を使う手もある。もちろん運改修済みである事が望ましい。
天龍も一応ソロモン組なので特効はあると推測はされていたが、対潜を始めとして本人のスペック的にはこの海域では採用の猶予が無かったせいか特効倍率不明のまま終わった
なお、川内はあれほどの夜戦馬鹿なのに今回のイベントでようやく友軍担当になっているものの、彼女が参戦する友軍には雪風がいないので雪風を呼び込むために入れる手もある。
但し、三水戦友軍は基本的に川内が旗艦なので真っ先に行動してくれるという雪風にない利点もある。魚雷装備だった時にカットインが発動する可能性?そうねぇ…
重巡は衣笠が連撃で安定した高火力を発揮するため非常に強力。敵の前衛艦隊の殲滅にも活躍するほか、夜偵を飛ばして電探も担当できる。
敵艦隊の精強ぶりは甚だしいが、ギミック完全解除後は極論を言ってしまえば夕立か綾波の魚雷カットインが刺されば一発撃破可能である。
また雷巡や衣笠の連撃でも安定して装甲を貫通できるため、夜戦にさえ持ち込めれば友軍艦隊の削りも相まって撃破の目は十分にある。中には中破した暁の魚雷カットインで仕留めたなんて報告もある。
友軍で現れた川内が真っ先に防空巡棲姫を粉砕して去っていったなんて報告も…
大規模作戦の締め括りに相応しい強敵であるものの、適切な戦力を投入できていれば必ず勝利を掴めるだろう。
逆に言えば、工夫できる点が少なく沼ってもひたすら回数を重ねるしかないというところでもあるが…
共通クリアボーナスはAtlanta級軽巡洋艦 Atlanta。
本項目と同日に別の世界線のAtlantaの項目が作成されていた。
イラストレーターはしずまよしのり氏、CVは名塚佳織氏。
実艦はAtlanta級軽巡洋艦のネームシップ。
6000トン級という中型の船体ながら、
5inch連装両用砲8基・
28mm4連装機銃4基・
20mm機銃6門というヤケクソのような対空装備を施された防空巡洋艦。
名前でググればその異様なまでのハリネズミぶりが堪能できる写真が何枚も出てくる事だろう。
本来は艦隊防空を担う艦種であるが、優れた射撃管制装置とレーダーを見込まれて水上戦闘に参加した艦艇も多く、このAtlantaもその一隻であった。
史実においてはミッドウェー海戦にて任務部隊の護衛を務めたのちにソロモン海海戦に参加。
第二次ソロモン海戦においては
Enterpriseへの防空支援を成功させる活躍を見せるが、第三次ソロモン海戦でサーチライトを使った事で敵
味方から集中砲撃を受けて大破。
「味方…味方?」
海戦終了後に曳航を受けたものの浸水を止められず、爆薬で自沈処分となった。
なお、防空巡棲姫の随伴艦として
いつもの最終海域ボス編成に比べて異様に弱いPT小鬼群が場違いのように1匹第二艦隊の中にいるのだが、
これは
史実でAtlantaがルンガ岬で自沈するまでたった1隻で曳航した掃海艇USS Bobolinkとする説が濃厚。
外見は明るいワインレッドの巨大なツインテール、暴力的なサイズの胸部装甲が目を引くダウナー系。でかい龍驤
またしずま艦の例に漏れず服の構造が謎。透けレオタード+ワイシャツ+超ミニエプロンスカートというなんとも形容しづらい服装をしている。
性格は外見通りのダウナー系であるが、滅多打ちにされた経験からか夜に非常に強い苦手意識を持つ。
それに関連してか、他の米国艦と違って日本艦への苦手意識もやや強め。ソロモン海戦で相対した暁や夕立に対しては特にやりづらそうなセリフが目立つ。
それどころか、時報で他の米国艦にも一切触れていないため、味方に撃たれた事も恨んでいるのではないかという説も。「敵意?敵ッ!」
また、比叡カレーを普通に完食するというとんでもない味覚を持つ。一応金剛がサポートしたとの事だが…
なお、イベント終了後の節分ボイスではまたも暁と夕立に絡まれており、怒ると口調が無茶苦茶悪くなる事が判明した。
性能に関しては超一点特化型。
とにかく対空性能に全振りしており、秋月型に比べても頭3つ分は飛びぬけた圧倒的な防空能力を発揮する。
複数の専用対空カットインを所持しており、そのどれもが高性能&高発動率。
- GFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)+5inch連装両用砲(集中配備) 固定ボーナス+10、変動ボーナスx1.7
- 5inch連装両用砲(集中配備)+5inch連装両用砲(集中配備)+GFCS Mk.37 固定ボーナス+10、変動ボーナスx1.7
- 5inch連装両用砲(集中配備)+5inch連装両用砲(集中配備) 固定ボーナス+9、変動ボーナスx1.65
甲限定装備を含んだパーフェクト状態(GFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)+5inch連装両用砲(集中配備)+GFCS Mk.37)であれば4種類の対空カットイン判定を単独で行う事が可能。
ほぼ100%に近い確率で対空CIを発動し、そのうち3種は上記の強力な専用カットインであるため敵機を凄まじい勢いで叩き落としていく。
持参装備である5inch連装両用砲(集中配備)×2+GFCS Mk.37でも3種の条件は満たせるためやはり強力な事に変わりはない。
またこれらの装備は加重対空値も例外なく高く、補強増設でボフォースを搭載して補強すれば理論上は単独で250機までのスロットを枯らす事ができてしまう。
その威力は掘りでも遺憾なく発揮され、E5-2の掘りにおいて投入すれば空襲マスをほぼ無力化、ヌ級改や空母棲姫を枯らして行動不能にするなどやりたい放題。
通常海域でももちろん強力で、3-5や、5-2、6-5でも敵の陸上型や空母をかなりの確率で沈黙させられる。
特に運用上でほぼ確実に対空CIが発動する(フル装備で凡そ94%)と認識できるのは非常に大きく、今後の戦略にも大きく影響を与える艦なのは間違いない。今までは対空CIが強い秋月型を発動させるには邪魔しないように他の艦で対空CIが発動しないように装備に注意しないといけない他、秋月型の対空CIは強いが発動率が高いとは言えなかったが、Atlantaは上記で書かれたように独自の判定且つ優先で発動されるため、他の艦の装備を気にする必要が無くなったのは非常に楽である。
演習でも遺憾なく猛威を振るい、有志の検証によると、搭載数上位の正規空母6隻に撃墜耐性のあるネームド艦攻を全スロットガン積みでAtlanta単艦に挑んだ場合9割が消し飛んだ。
また、南雲機動部隊に撃墜耐性のない流星・流星改をガン積みしてAtlantaに挑んだ場合は撃墜率87.55%、補給時に消費したボーキサイトは驚愕の2180。演習でAtlantaがいた場合は注意が必要。
アプデで演習時の艦載機熟練度が喪失しないようになってなかったら熟練度が間違いなく剥げてた
但しその法外な対空性能と引き換えに他はそこまで高くない。
耐久・装甲・火力・雷装はいずれも周りの改ニと比べると低水準であるほか、対潜に至ってはレベル99でも32という極端な低さ。また水上機も搭載不可。
一応Gotlandとはだいたい似たような数値だが、Atlantaの方が新しい艦でガタイも大きいと考えるとあんまり高くはない。
なので装備は前述した甲装備込みor持参装備+GFCS Mk.37でほぼ固定となり、実際は甲限定装備があっても無くてもあまり変わらなかったりする。
ただ、装備に高いフィット補正がついているので火力は言うほど低くはない。
連撃装備が出来ないので有効とは言えないが…
他のクリアボーナスは丙作戦で勲章が追加。
乙作戦ではGFCS Mk.37と補強増設、甲作戦ではそれに加えて甲種勲章とGFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)が獲得できる。
GFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)は前述したとおりAtlantaの性能を100%引き出すために必要になる。
また単独の性能も中口径主砲扱いの高性能高角砲であり、摩耶改二が昼夜連撃を維持しつつ対空CIを撃てるようになる。
非常に強力な装備であるのは間違いないのだが、海域の突破がかなり難しいので無茶は禁物。
GFCSさえあれば持参装備で対空CIは複数種発動できるので、乙に退く判断のタイミングを逃さないようにしよう。Atlantaを逃してしまっては元も子もない。
他のレアドロップはE6-1で伊401や国後、E6-2でSaratoga、藤波、早波、浜波、岸波、照月、福江と新規艦は一切無し。あっても困るが。
特にSaratogaや伊401は、ここで掘るくらいなら大型艦建造を回した方がよっぽど建設的だろう。ただ、A勝利でもドロップするので運が良かったらお迎えできる。
なお照月は今イベントはこの海域のみのドロップであるのでどうしても欲しいなら素直に難易度を落して掘るのが賢明。
……ここまで読んで来た方々ならお分かりいただけるだろうが、前段作戦当初予想されていた「セイロンでの機動部隊戦」はなく、
それどころか本イベントにおいて正規空母がまともに使えた場面自体がE-6のVマスギミック以外になかった。
ついでに言うとあきつ丸も名指しで出撃規制がかかったり、ルートで空母として含まれ羅針盤が荒れるなど、かなり冷遇されていた。
これでは仮に19冬、19春、19夏に新空母が実装されていても、コタツでミカンを食べさせられるだけか、ひたすらE-3のレベリングへと連れられていった事だろう。
それでいてボーキサイトは空襲などでかなり飛んでいくのも辛い所である。