進撃!第二次作戦「南方作戦」(艦隊これくしょん)

登録日:2020/01/12 Sun 13:03:00
更新日:2024/08/29 Thu 01:24:43
所要時間:約 63 分で読めます





思いっきり、暴れるっぽ~い!


艦隊これくしょん -艦これ-の2019年秋に開催された期間限定イベント正月は秋だった…?
イベント規模は約1年半ぶりの大規模。というか、第二期初の大規模作戦である。
前回同様戦間期が短かったほか、秋刀魚の開催もあって規模はコンパクトになると予想していた中の不意打ちであった。

開催は11月8日、運営Twitterにて11月下旬に開始と告知。
告知時期が前回より大幅に遅かった事に加え、直前まで規模についての情報が無く不安視する提督もいた。
そして迎えた運営の宣告は今年度最大規模という無慈悲なもので、各鎮守府は準備に奔走する事となった。
後日、イベント開始2週前の11月18日にて11月29日開始と正式に告知。

開始時刻は23時であったものの、1年半ぶりの大規模イベントという事で派手に遅延。
なんと11月30日の11:00まで実装がずれ込み、ついに24時間メンテを達成してしまった。

イベント終了日時は当初1月8日と告知されていたが、横須賀鎮守府DBサーバーがダウンするトラブル等が原因で1月14日までの延期が決定し、猫が出たのは時間にして1時間も満たない程度だったのだが*1同日午前11時に終了した。

なお、年明けから毎年恒例の新春期間限定任務も通常海域で実装されているが、こちらもイベント終了と同時に終わると告知されている。



イベントのモチーフは蘭印作戦。スラバヤ沖海戦、バタビア沖海戦が含まれる。
太平洋戦争序盤におけるオランダ領インドへの侵攻作戦であり、ミッドウェイ以前の充実した戦力もあって大きな損害も無く成功している。
また、空母・戦艦はセイロン沖航空戦にほぼ全てが駆り出されており、戦力は水雷戦隊中心であった。
…の、はずだったのだが…

当初は朝霜改二の実装、後述するアメリカ重巡のランカー装備配布などでルンガ沖海戦と予想されていたものの、まったく予想が外れた形となる。



主な新要素

大規模イベントとしては非常に珍しく、新要素はなし
作戦開始前の大規模トラブルによって無かった事になった可能性もなくはないが、ほぼ今までのイベントセオリーで攻略可能なのはプラスか。


出撃制限


連合艦隊・海域ごとの出撃制限札は6枚
実際は後段作戦の2つで使う艦をあらかじめ分けておけば十分…だが、
イベント開始から後段海域解放まで1週間もあり、後段作戦のモチーフが誰も予想していなかった海戦だったため、そうもいかなかった提督も多かった。
また、甲難易度のみ制限を受けるとはいえ大規模作戦の最終海域で札が付くという異例の事態となった。
実のところ第二期に入ってからはイベントの最終海域だろうと必ず札が付いてたので予測していた提督も多かったのだが
大規模という事で最終海域に札が付くはずがないと高を括って後段海域発表時に悲鳴を上げる羽目になった提督もいた模様。慢心、ダメ、ゼッタイ。


新規実装艦娘


今回実装された艦娘は7隻。

  • De Ruyter級軽巡洋艦 De Ruyter(デ ロイテル)
  • Perth級軽巡洋艦 Perth(パース)
  • Northampton級重巡 Houston(ヒューストン)
  • 陸軍特種船(強襲揚陸艦) 神州丸
  • 択捉型海防艦 平戸
  • 夕雲型駆逐艦 秋霜
  • Atlanta級軽巡洋艦 Atlanta(アトランタ)

ランカー装備では米重巡の実装のみが仄めかされた状態であり、NorthamptonとHoustonのどちらが実装されるか曖昧であった。
後にPerthの実装を仄めかす装備が実装されたものの、事前情報はほぼ全て前段作戦に集中していた形となった。
De Ruyterはオランダ、Perthはオーストラリア海軍所属。新たな2か国の艦娘の参加により、艦これの艦娘の国籍は日本を含めて2桁の大台に乗った。*2

今回の新装備は6inch連装速射砲 Mk.XXI、Bofors 15cm連装速射砲 Mk.9改+単装速射砲 Mk.10改 Model 1938、8inch三連装砲 Mk.9 mod.2、5inch連装両用砲(集中配備)、
GFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)の5つ。すべて新艦に関連する砲となっており、8inch三連装砲 Mk.9 mod.2とGFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)以外は持参装備として持ってくるため希少品は少ない。
また長らくランカー装備限定であった、対潜HF/DF+Type144/147 ASDICがついに報酬として設定されている。

なお、今回のイベントで空母級が実装されなかったため、2019年は史上初めて新空母の実装が0の年となった5スロの赤城改二という特大の新要素実装があったけど。
この為、後述する今回の機動部隊編成の冷遇、19年の全体的な機動部隊編成の不遇も相まって、空母機動部隊の提督の多くは悲しみに暮れたのであった。

BGM


E1~E4・マップ:南方の戦闘哨戒
E1~E3・道中:八駆の迎撃
E1~E2・ボス/E4・道中:不明
E3~E4・ボス/E5・道中:八駆の迎撃 改(instrumental)
E5・ボス/E6・道中:激闘!第三次ソロモン海戦
E5、E6・マップ:ダバオ沖の夕雲型
E6・ボス:比叡と霧島の夜(origin)


八駆の迎撃のボーカルバージョンや最終海域の沈メタルは鎮守府新春ライブでさっそく熱唱されている。
八駆の迎撃が朝潮ボーカルなのに内容がアイドルソングだった事に驚いた提督も多かった


海域解説


海域数は久々の大規模イベントに相応しい6。
前段作戦4、後段作戦2の配分で、後段作戦は1週間後の解放とかなり間が空いた実装となった。

イベントタイトルに含まれる作戦が全て前段で終了するのも大きな特徴。
事前情報、イベントタイトル、ランカー装備、運営のツイート等のほぼ全てが前段に関するものしかなく、後段作戦は開始するまで完全に謎に包まれていた。

そして始まった後段作戦は、何故か突然ソロモン海海戦がスタート。
場所も時間も完全に別物の海戦が差し込まれた事で、前段作戦で主要な艦を切った事になっていた事態に直面する提督も。
タイムスリップだとかジパングだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
幸い特効艦のエース格である夕立と綾波は入手はたやすいため、そこらでドロップした夕立や綾波を大急ぎで改二まで育ててリカバリした提督も多数。

え?アイツそもそも吹雪がE4特効組なので来られても困る

今回の難易度は前段作戦に限れば低難易度。
特にE1は全イベント史上最低クラスの難易度を誇り、E1-1に至っては対地装備さえあれば全艦Lv1でも攻略可能とまで言われている。
またE2~E4も従来のイベントに比べて難易度が低く、前段作戦は友軍を待たずして攻略を完遂した提督も多数存在した。
難易度選択も圧倒的に甲難易度攻略が多かったとの事。

流石に後段作戦ともなれば従来の大規模相応の難易度上昇を見せており、友軍未達でのE5甲突破はほぼ不可能とも目されていた。
但し友軍来訪後はさほど極端な難易度でもなく、最終海域も激しい消耗戦を強いられる事を除けば友軍無しでも突破可能であった。来訪後は尚の事である。
E5の突破率は甲限定報酬がさほど美味しくない事もあってか乙丙がトップ。
E6の突破率は甲乙丙がほぼ同率という事であった。
出撃した提督の完走率は95%である。

詳細な解説

※解説は甲作戦選択時の難易度を基準にしています。
また便宜上、戦力ゲージ1本目をEx-1、2本目をEx-2と呼称します。


E-1『八駆見参!バリ島沖海戦』-マカッサル沖/バリ島沖海戦-


E-2『強襲!第二次ジャワ沖海戦』-ジャワ海/ダーウィン沖-


E-3『激突!スラバヤ沖海戦』-ジャワ海/スラバヤ沖-


E-4『バタビア沖海戦』-バタビア沖-


これより先は後段作戦となり、甲作戦の難易度が跳ねあがる。
ここからが本当の地獄だ…


E-5『ダバオ沖哨戒線』-ダバオ沖/太平洋南西部-



E-6『激闘!第三次ソロモン沖海戦』-ソロモン諸島沖-



余談



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最終更新:2024年08月29日 01:24

*1 一応今後のサーバートラブルがあった場合も込みの延期と告知されている。

*2 日本・ドイツ・イタリア・アメリカ・イギリス・ロシア・フランス・スウェーデン・オーストラリア・オランダ

*3 今回壊にならないので実際には言わない。

*4 最初から3つ配置されているスタート地点といい、何か色々と撤去された跡がうかがえる

*5 排水量的にはほぼ重巡であり、設計の参考にしたのも重巡のExeter

*6 オランダは女性の平均身長が世界トップクラス(175㎝)なので、それを反映した可能性がある

*7 命中率に極悪なマイナスがかかる輸送護衛部隊のみで到達可

*8 ボスに会う必要はなく、戦力ゲージが一定ライン以下であればOK

*9 計算式的には(敵装甲)÷(特効倍率)で実質装甲を計算可能

*10 日向は2019年1月カレンダーで改二になっており、謹賀瑞雲やCMでも実写で改二になってたが改二実装は2019年3月であった。

*11 「揚陸艦」というコンセプトを世界で最初に実現したのがこの艦である

*12 神州丸だけでなく多数の僚艦が巻き込まれて撃沈している。

*13 こう言うと4コマのあきつ丸の心が狭いように見えなくもないが、上記の通り陸軍艇が多数沈んだ上に神州丸も犠牲者が多数出ている。おまけに今村中将が海軍への配慮として真相を秘匿したにもかかわらず、神州丸乗組員側が自力で海軍の誤射である事まで真相に辿り着いている。4コマのあきつ丸が最上を恨むのも真相を秘匿された下士官側の感情が反映されていると考えればやむを得ない点はある。

*14 無印は★MAXまで餌が20.3cm連装砲だけで済み、Mod.2も★6までは20.3cm連装砲が餌と恐ろしく餌が集めやすく必要な改修資材も少なめ。無印→Mod.2への更新とMod.2の★6以降の更新の餌が2号砲になり、餌の貴重性が高くなるため足柄牧場に勤しむ提督もいたが、2020/2/7のメンテナンスでまさかの2号砲が開発できるようになったため餌の面では何の苦も無く改修できるようになってしまった。

*15 但し3号砲の装備ボーナスがない海外重巡にとっては最強の主砲である。

*16 陸戦部隊による均衡削り二回で390弱

*17 友軍前は「3回到達してダメージ0」が普通に起こっていた。筆者は2回ほど経験している

*18 但し、金剛旗艦の友軍に参加しているパターンもある。

*19 赤城改二・加賀改・大鳳改・翔鶴改二甲・Saratoga Mk2、Intrepid改

*20 赤城改二・加賀改・蒼龍改二・飛龍改二・瑞鶴改二甲・翔鶴改二甲

*21 厳密にはE-2のルート解放ギミックにも使えるが、情報の集積と共にメリットが小さい事から無視されるようになってしまった