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伏黒甚爾(呪術廻戦)

登録日:2020/08/11 Tue 15:21:00
更新日:2026/08/08 Sat 10:36:09
所要時間約 7 分で読めるだろ


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※父親です やぎ座 ろくでなし イレギュラー ギャンブラー ゴリラ スカーフェイス ステルス ダメンズ ダメ人間 ダメ親父 トリックスター パパ黒 パワーファイター ヒモ フィジカルギフテッド ラスボスの風格を持つ中ボス ワイルド系 伏黒甚爾 名勝負製造機 名場面製造機 名悪役 呪術廻戦 呪術界御三家 外道 大晦日生まれ 天与の暴君 天与呪縛 天逆鉾 妻帯者 子安武人 子持ち 存在自体がバグ 強敵 復活 怪物 悪党 愛すべき外道 愛妻家 既婚者 暗殺者 残忍なイケメン 殺し屋 殺人マシン化 毒家族の被害者 毒親 無職 父親 狡猾 異端児 禪院家 禪院甚爾 筋骨隆々 細マッチョ 美形悪役 自害 術師殺し 負の連鎖 超人 透明人間



気にすんな俺も苦手だ

男の名前覚えんのは


伏黒(ふしぐろ)甚爾(とうじ)(旧名:禪院(ぜんいん)甚爾(とうじ)とは『呪術廻戦』に登場するキャラクターである。



●目次


プロフィール


誕生日:12月31日(やぎ座・大晦日)
趣味・特技:ギャンブル (特技…?)
好きな食べ物:肉とモツ
嫌いな食べ物:酒(全く酔わないため)
ストレス:禪院家


概要


劇中最強の特級呪術師・五条悟の学生時代篇のラスボスポジション。
「術師殺し」の異名を持つ裏社会の住人であり、伏黒恵実父
出身は呪術界御三家の1つ「禪院(ぜんいん)家」。そして伏黒は亡くなった最初の妻(恵の母)の苗字*1。作中では禪院甚爾と呼ばれることの方が多い。
息子である恵を禪院家に売り払った張本人だが、恵と名付けたのも彼である。

作者や読者からの通称は「パパ黒」
劇中ではとある人物の暗殺依頼のため学生時代の五条ならびに夏油らと対立した。


人物像


ビジュアルは細身ながら極めて筋骨隆々な細マッチョのイケメン
髪は黒い短髪で、右の口元に古傷があるのが特徴的。恵とは五条が初見でドン引きするレベルで顔が似ている。
服装は戦闘時は黒無地の肌にフィットしたTシャツと白のカンフーパンツというラフな格好で、普段着はダボついた黒のスウェット上下にサンダル。
禪院家時代は家風故か和装姿で描かれている。

普段は競馬などのギャンブルに手を染めてやる気のない態度が目立つ飄々とした人物だが、本質は非常にダーティかつ狡猾。
仕事の邪魔になる人間には一切容赦しない冷酷な殺し屋。五条曰く「僕が引くレベルのろくでなし」
ギャンブルなどは好きなようだが博才はなく、知人である仲介業者・孔時雨からは「楽して稼ぐのは向いてない」と言われている。


お金が無いので普段は複数の女性の所を転々として渡り歩いており、一度の仕事で大金を荒稼ぎした後、一気に使いまくって無一文になるサイクルを繰り返しているまごうことなきダメ人間
一応稼いではくるので、作者曰く「リターンのあるヒモ」「プロのヒモ」
そんな生活を送っているので、女性相手には例えクッソ失礼な暴言であっても言い回しが(本来のキャラに比べると)若干優しくなる……らしい。

「呪霊を祓えない」という理由で禪院家からの扱いは非常に悪く、呪霊の群れに放り込まれる(口元の傷はその時についたもの)などといった虐待に晒され出奔したが、恵の母親と出会ったことで丸くなる。
しかし恵を産んで間もなく妻が亡くなり、そのことによって再びやさぐれて今に至る*2

禪院家26代目当主である禪院直毘人は叔父に当たる。
甚爾の父は直毘人の兄かつ25代目当主で、甚爾の兄としては禪院甚壱がいる。
また禪院真希真依とは従兄妹同士ではあるが、互いに面識は無い*3

禪院家に対して無抵抗だったわけではなく、禪院扇からは「忘れるよう努めたあの恐怖」、禪院蘭太からは「今の禪院家が在るのは甚爾さんの気まぐれ」とかなりのトラウマを残すほどの反撃を成し遂げていた模様。一方で、直毘人とは実子に術式が発現した際に身柄を売る取引を交わしており、好条件での快諾を得るなど交渉相手としてそれなりの信頼を置いていた
彼が禪院家を滅ぼすまでに至らなかったのは自尊心を砕かれて全てを諦めたためか、それとも直毘人が居たためか。
今では真相は闇の中である…。

唯一、従弟にあたる禪院直哉からは、幼少期に初めて甚爾を目にした時から五条悟と同じ「アッチ側」の純粋な強さへの羨望と憧れを抱かれており、会話でも頻繁に甚爾を引き合いに出すが、甚爾の側が直哉を認識していた描写は特にない。


戦闘能力



だがその恵まれたオマエらが 呪術も使えねえ俺みてえな猿に負けたってこと

長生きしたきゃ忘れんな


天与呪縛で得た超人的肉体と様々な呪具、直接戦闘に依らない狡猾な戦術・策略を使いこなして標的を仕留める柔剛共に備わった武闘派。
呪具以外にもナイフや拳銃といった近代兵器も武器として使う。
学生時代とはいえ当時の五条や夏油を単独で圧倒したトリッキーなパワーファイター。
恐らく五条が「基礎でゴリ押しするタイプ」が苦手になった元凶と推察される。

超人といえども呪力がないため、呪具がなければ四級呪霊すら祓えないが、適した呪具さえあれば特級呪霊すらほぼ一方的に祓う事が可能
対人戦でも2級術師程度なら呪具を持たず策略に依らずとも素手だけで叩きのめして致命傷を負わせられる程。
ただ、術式を持った相手とのアドバンテージの差はやはり大きいので、劇中では謀略を駆使して「徹底的に相手の精神力を削いで致命的な隙を作るように暗躍し、作られた隙を突いて仕留める」という戦術を駆使した。
未熟な学生時代だったとはいえ、本気の夏油相手に正面からの勝負で完勝できるのだからその実力は折り紙付きである。
加えて劇中の戦いが異端だっただけで、普段ならば依頼を達成すれば一目散にスタコラ逃げ出すクレバーな戦術を取っている様子。


天与呪縛(てんよじゅばく):フィジカルギフテッド

生まれながらに強制的に肉体に「縛り」が課されるある種の特異体質。
先天的に重い身体障害を持つ代償に強力な呪力を、逆に一般人並みの呪力しか持たない代償として超人的な身体能力を得るケースが多い。
これも術式の範疇なので、呪縛の内容を説明した場合ステータス強化が見込める。

彼の場合呪力が完全にゼロ*4となった結果一際超人的な身体能力を得ただけでなく、呪いに対する耐性をも獲得
五感が研ぎ澄まされた事で呪具無しで呪霊を認識*5できる上に、呪霊を体内に取り込んでも平然と行動できる規格外の逸材である。
また一切の呪力を持たない為呪力による探知、結界を完全に無効化可能な常時ステルス状態となっている。


この規格外の呪縛が産んだ身体能力は桁違い。
指3本を取り込んだ段階の両面宿儺を上回る身体能力を持ち、いざ戦闘となればドラゴンボールじみた超高速移動からの強襲を難なくこなし、呪力ゼロ故のステルス効果も合わさったその動きは五条の六眼を掻い潜り気配すら捉えられない
格納呪霊や呪具を展開すれば感知も可能だが、その状態であっても(学生時代とは言え)六眼を操る五条でさえ完全に捕捉しきれず「動きがまるで読めねぇ!!」「速すぎんだろ!」と内心で悪態を吐く凄まじい域に達している。
復活後はワープじみた速さの空中ジャンプさも当然のように難なく水面をダッシュで駆け抜け移動するというとんでもない真似まで披露した。

パワーとタフネスも圧倒的の一言。
同じフィジカル強化の天与呪縛を受けた禪院真希を圧倒する怪力と術式反転「赫」によるダメージすら軽微に抑えることが可能な耐久力を持つ。
五感も呪縛で強化されており、残穢に頼らずとも足跡と臭跡だけで標的を追尾し居場所を探り当てられる。
おまけに上述の通り、天与呪縛の特性ゆえに呪縛を解説すれば超人的な身体能力が更に強化されてしまう。

特級術師の九十九曰く「呪力が完全に0なのは世界中探しても彼1人だった」「正に超人」


格納呪霊

自身の体内に格納して使役している呪霊。
等級は3級レベルでしかないが、甚爾との間に主従関係が成立しているため当時の夏油の呪霊操術で取り込めなかった。
外見は蛇のように長い体と人間の顔・頭を持つ不気味な紫色の芋虫で、体外から出ると甚爾の身体に巻き付く。

攻撃力こそ皆無だが口を介して体内に物を格納できる武器庫の様な珍しい呪霊であり、格納した呪具の呪力は探知不可能で、質量も加算されない為非常に便利。
更に尾を飲むような形で自身を格納してビー玉程度のサイズを落とす事もでき、この状態で甚爾の体内に収納されればこの呪霊も同様にステルス状態となり、あらゆる呪具を携帯したまま結界を素通りできる*6
呪具や武器以外にも人1人程度なら容易く呑み込んで体内に格納できるので、死体運搬にも使えるため利便性に富む。
ただし生きた人間を丸呑みにして格納できるかは不明。

戦闘では天逆鉾を筆頭とした各種呪具、更にはチャフ兼目晦まし代わりに夥しい数の蠅頭まで格納。時には格納呪霊そのものを鞘代わりにして居合斬りの真似事までできる。
状況に応じて武器を使い分けるが、体内に格納している呪具は5億もの値が付く呪具も平然と存在する。
+ ネタバレ
甚爾の死後は夏油に取り込まれた。
その際に言ってた言葉は原作だとぼかされてて不明だったもののアニメでは花御同様逆再生で収録されていてセリフは「抱っこしてお母さん…」となんとも物悲しいものであった。
恐らくだが幼い子がなんでも物を口に運んでしまい誤飲する事から産まれた呪霊だと思われる。
少なくとも『呪術高専』時点まではそのまま彼に使役されていたが、夏油死後の動向は不明。


装備

  • 拳銃
オートマチック式の拳銃。牽制や標的の暗殺などに用いる。
呪具でも何でもなく呪霊には全く効かないが、初見の不意打ちであれば術師に感知される事なく先制できるメリットがある。

  • 釈魂刀(しゃくこんとう)
鍔にファーのような装飾がある以外はシンプルな形状の日本刀。等級は不明。
あらゆるものの硬度を無視しその魂を切り裂く力を持つ。
ただ、その効果を十分に発揮するには、無生物の魂すら観測する目がいる。
劇中では、当時の夏油が持っていた呪霊でも最高硬度だった虹龍を斬り裂いた。
なんと価格は最低でも5億円以上にもなるらしい。

  • ナイフ型の呪具
鋭利な刀身を持つナイフのような短刀型呪具。名称や等級は不明。
天逆鉾で致命傷を負わせた後五条悟にトドメを刺す為使用したが、逆にこの呪具でトドメを刺そうとしたことが五条悟に回復のチャンスを生んでしまい、そのまま自身の敗北に繋がった。

  • 天逆鉾(あまのさかほこ)
術師殺しの要となる特級呪具。
見た目は二又の分厚い短刀(元は三ツ又だったようだが外側の一つが根元から折れており二又になっている)。
刀身に触れた発動中の術式を問答無用で強制解除させる効果を持つ為、術式による攻撃・防御を無効化できる。
扱うタイミング次第では術式による遠距離攻撃を防ぐ盾にもなる様子。
唯一の欠点はリーチの短さだが、甚爾の場合は柄頭に万里ノ鎖を連結させることで鞭のように振るい欠点のリーチを補っている。
作中に登場する呪具の中でも特に強力な効果を持つ代物であり、対五条悟戦でも切り札となった。だがその効果故に異質な呪力を纏っており、甚爾も六眼と天性の勘の良さを持つ悟に警戒されることを見越して攻撃を当てられるまで多くの布石を要した。

後にミゲルの黒縄と並んで獄門彊の封印を解除できる希少な呪具と判明。しかしその行方は天元すら知らず、悟の手で海外に封印されたか破壊されたと見られている。

  • 万里ノ鎖(ばんりのくさり)
鎖状の特級呪具。
どちらか一方の末端が観測されない限り何処までも鎖が伸びる効果を持つ伸縮自在の鎖。
使役する呪霊の体内に片方の末端を飲み込ませておくことでデメリットを帳消しにして運用している。
作中では上記の通り先端部に天逆鉾を連結し、甚爾の腕力を活かした中距離攻撃に用いられた。
詳細が明らかになったのは単行本のおまけページ。

  • 游雲(ゆううん)
蛍光灯を三本繋げたみたいな赤い三節棍の特級呪具。
釈魂刀程ではないが、こちらも5億はくだらない呪具。特級呪具の中では唯一術式効果を一切持たないが、しかしそれ故に特級呪具クラスの呪力を内包する純粋な力の塊。
故に所有者の膂力に破壊力と殺傷力が大きく左右される性質を持つ。
超人的な身体能力を持つ甚爾とは極めて相性のいい武装だが、暴走した彼の場合、更に末端同士をぶつける*7ことでわざと破損させ両端を鋭利な槍のように研ぎ澄ませて牙突めいた攻撃を披露するなど、殺傷力を飛躍的に高めて運用した。

渋谷事変でオガミ婆の降霊術により復活した際に真希から強引に奪う形で使用するが、実は元々格納呪霊の体内に保管されていた代物。
甚爾の死亡後夏油の手に渡り、更に禪院家に回収されていたものを五条の介入により禪院真希の手に渡った*8

最後は鎖を引きちぎって分解された挙句、甚爾の自害に伴い放棄。渋谷事変後に回収されたかは不明。


劇中での活躍


懐玉

もう禪院じゃねぇ 婿に入ったんでな

今は伏黒だ

いいぜ その話受けてやる


2006年、盤星教「時の器の会」から3000万円の報酬で「星漿体・天内理子の暗殺」の依頼を受け暗躍。
以前に幼少時代の五条悟と出逢った経験から五条を徹底的に危険視し、五条の能力を出来る限り削ぎ取る作戦を立案し実行に移す。
まず天内の護衛をする五条の神経を削らせるために、同化の2日前から当日まで闇の匿名掲示板で天内に3000万円*9の懸賞金をかけて呪詛師を呼び寄せる餌に使い、五条と夏油を賞金目当ての呪詛師と闘わせて消耗させていく。

そして天内理子の同化当日を狙い
  • 「懸賞金の失効後」という最も警戒心が薄れたタイミング
  • 呪術高専の結界内に入り、安全と考えて五条が術式を解除した状態
  • 天与呪縛により呪術高専の結界を素通りできる特異体質者
の3点を利用し、自ら単身で高専に潜入し五条に奇襲を仕掛ける。
天内と天元の同化の時間稼ぎを図る五条と交戦し、特級呪具「天逆鉾」で五条を殺害。
そのまま自身の嗅覚と夏油らが残した僅かな足跡を頼りに夏油達を追い、高専最深部「薨星宮」で天内の従者だった「黒井美里」と天内本人を殺害。親友と守るべき人を奪われ怒り狂う夏油をも負かし、天内の遺体を回収して撤収した。
そうして盤星教に天内の遺体を引き渡してまんまと報酬を手にしたが……


よぉ 久しぶり

……マジか

大マジ 元気ピンピンだよ

反転術式か!!*10

正っ解っ!!


死の淵で反転術式を体得し復活を果たした五条と再会。新たな領域へと至り現代最強の術師となった五条と再戦、激闘を繰り広げる。
当初は五条の各攻撃に対する万全の想定もあり勝機を十分に見出していたが、その際自身の行動に違和感を覚えながらも無視して戦闘を続行させる。
だが五条家の奥義と言うべき「無下限呪術 虚式・茈」の存在は知らなかったため対策が取れず、最終的に左半身を抉られ致命傷を負う。
そして死の間際、違和感の正体が「自身を否定した禪院家と呪術界の頂点を捩じ伏せて否定したかった」という屈折した自己肯定感情によるものだと気付く。


(自分を肯定するために いつもの自分を曲げちまった)
(その時点で負けていた)

自尊心(それ)は捨てたろ

(自分も他人も尊ぶことない そういう生き方を選んだんだろうが)

最後に言い残すことはあるか?

……ねぇよ


亡き妻の姿を思い浮かべ皮肉を込めて自嘲し死のうとする甚爾だが、最後に息子の顔が浮かんだ瞬間ある言葉を口にする。


2、3年もしたら俺の子供(ガキ)が禪院家に売られる。好きにしろ


最後の最後で息子を案じる本心を零し、天与の暴君は息絶えた。




……はずだった。























2018年10月31日 渋谷




帳 上がっちゃったね どうする?婆ちゃん…

ど ど ど… どど ど  ど… どうする?



オガミ婆 五条悟はおらんに越した事は無い お前は下に降りて 術師を殺せ


……。


孫?






誰に命令 してんだよ

ババア


渋谷事変


術師は殺せか…

テメェも術師だろ


時は流れ作中2018年10月31日、未曾有の呪術テロ・渋谷事変が勃発。テロ実行犯の一人である呪詛師・オガミ婆の降霊術により伏黒甚爾の肉体が顕現する。
依代であるオガミ婆の孫に操られるまま呪具の素手だけで2級術師・猪野琢真を瞬殺するが、規格外の天与呪縛の影響により「降ろされた甚爾の肉体」が霊媒だった「孫の魂」を打ち負かすという常軌を逸した逆転現象が発生。本来呼び込む筈の無かった「禪院甚爾」の魂の情報までをも獲得。
果たして伏黒甚爾は現世への完全復活を果たした

復活直後、想定外の事態に震撼し動揺していたオガミ婆に反逆し、容赦なく殴殺。
本来であればオガミ婆の術式はそのまま消えるはずだったが、天与呪縛で呪力を一切持たないが故に術式発動中も呪力を一切消費せず肉体を維持できるバグじみた現象が発生し、依代であるオガミ婆の孫の肉体が破壊されない限り顕現し続ける状況に陥る。
その結果術式が暴走して自我を失った甚爾は、誰にも制御できず常に強者に戦いを挑む殺戮人形へと変貌した。

そうして禪院真希+伏黒恵+七海健人+禪院直毘人VS特級呪霊・陀艮の戦いに突如乱入。
恵が開いた陀艮の領域の穴から無理矢理割り込んで参戦すると、真希から強奪した游雲を駆使して陀艮を一方的に叩きのめし遂には陀艮を滅多刺しにして祓ってしまう

結果だけ見れば圧勝だったが、穴により領域の発見が容易になるとともに、継戦能力を保っていた直毘人が陀艮の空中への逃走を阻止したから*11こそでもある。
そういった意味では恵の領域展開などの奮闘は無駄ではなかったといえる。最初で最後の親子共闘といえるかは微妙だが

だが、後に呪力ゼロのフィジカルギフテッドは(一般的な)領域展開に自由に入れてかつ必中無効というという性質、つまり仮に恵が倒れても陀艮は必中効果なしでの戦いを強いられていたことが明らかになった。呪具さえあればタイマンでも遅かれ早かれ陀艮が祓われていた可能性が高かったことになる。哀れ陀艮……

陀艮との戦いを終えるとそのまま標的を息子である恵に定め、意思なく猛攻を仕掛け恵を圧倒する。
しかし恵の姿を見て突如直毘人に息子の受け渡しの取引をした過去の記憶を想起させる。


(俺にとってはゴミ溜めでも術式(さいのう)があれば幾分ましだろ)

(もうどうでもいい。どうでもいいんだ)




オマエ 名前は

……? 伏黒……

……禪院じゃねぇのか



よかったな




恵の答えを聞き、どこかほっと安堵したような皮肉げな笑みを浮かべながら、自分の頭を游雲で自ら刺し貫くことで破壊
父の顔も何も知らず終始困惑する恵を置いて、再び天与の暴君は息絶えた。



死滅回游



だが11年前予期せぬ事が起こった。禪院甚爾の介入だ


呪術高専の地下にある高専の中心部、薨星宮(こうせいぐう)にて、天元が偽夏油の正体と目的について語る中で、伏黒甚爾と11年前の事件についても言及される。

曰く、天元自身、天元と同化する事が出来る星漿体(せいしょうたい)、そして六眼を持つ術師は因果によって繋がっているとのこと。事実、過去に偽夏油は天元と星漿体との同化を阻止すべく星漿体と六眼の術師を前もって排除した事もあったが、同化当日には別の星漿体と六眼の呪術師が再び揃って現れており、偽夏油は目的を果たすことが出来ないでいた。
しかしながら完全に(・・・)呪力から脱却した存在」であった甚爾は呪力によって結ばれた因果の外にいた為に、同化当日に星漿体の暗殺に成功してしまう
かくして甚爾は星漿体・六眼・天元の運命を破壊し、天元は星漿体と同化する事が出来ず、結果として望まない肉体の進化を果たしてしまい呪霊に近い存在へと変化してしまう。


呪術界に疎まれ行き場の無かった彼は、皮肉にも呪術界の根幹を支える者の運命を左右していたのだった


その後「葦を啣む」では直哉の回想などの形で存在感を示す。
ここで兄の甚壱たち禪院家中心人物の人格や内情が判明したことで、「あの家にいたらろくでなしに育つのは無理もない」「ろくでなしの自覚と妻や息子への愛情があっただけマシ」等と、相対的に株が上がることに。
まあ後で後悔していた節こそあれ、育児放棄したりそんな家に一度は恵を売りつけたのもこの人なわけだが。


あっちにはアニヲタ民がいるんだぞ
うん百年ぶりの追記と修正の抱き合わせ

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最終更新:2026年08月08日 10:36

*1 孔時雨との会話から、津美紀の母の方の姓の可能性もある

*2 妻と出会う前の状態に逆戻りしたのか、更に面倒臭いやさぐれ方をしたのかは不明

*3 恵の年齢などを考えると真希・真依が産まれる頃には既に禪院家を離れていたと思われる。

*4 似たような呪縛を持つ真希はあくまでも「一般人並」であり、完全にゼロというのは後述のように全く前例の無い超レアケースである

*5 後に呪力0の者が至る境地に開眼した真希が周囲の空気の密度などに関することも言及しているので、天与呪縛レベルになればそこに空気以外の『何か』が在ることを逆に感知出来るが故と思われる

*6 原理としては、甚爾曰く「透明人間は臓物まで透明」との事。この場合は「透明人間は体内に取り入れた物(食事など)も本人同様透明になる=甚爾が飲み込んだ物の呪力も同様に感知できなくなる」といった意味合いかと思われる

*7 原作の絵では叩きつけているように見えるが、アニメ版では「研いでいる」という台詞を強調するためか、こすり合わせるような動きになった(「游雲同士をぶつけて」という台詞はそのまま)

*8 所有権があるのはあくまで五条家であり、真希が必要な時は許可を得て持ち出している

*9 金の出所は暗殺の手付金

*10 劇場版では差異があり、悟ったかの様に「反転術式…!!」と発言している

*11 甚爾には空中への移動手段も攻撃手段もないので、甚爾には手の届かない空中に逃げられたら負けずとも勝ち筋がなくなる