お兄ちゃんはおしまい!

登録日:2020/10/10 Sat 02:21:02
更新日:2024/07/01 Mon 10:36:31
所要時間:約 9 分で読めます




ある日 目が覚めたら女の子になっていた



■概要

『お兄ちゃんはおしまい!』とは、ねことうふ氏(代表作:魔法少女リリカルなのはViVidLIFE)*1によるweb漫画である。略称は「おにまい」。
元々は2017年2月よりpixivに投稿されていた同人作品であったが、2018年6月には商業版第1巻が発売。2019年4月からは月刊ComicRexでの連載も始まっている。
同人版は23巻+特別編等、商業版は8巻まで発売中で、本編だけならばpixivとニコニコ漫画で全話公開中。
ついでに同人版にはドラマCD付きの特装版だけでなく、ドラマCDそのものも発売されている。
また、商業版5巻と同時に本作初の公式アンソロジーコミックが発売。執筆陣もかなり豪華。

WEBマンガ総選挙2019にて第9位にランクイン、AnimeJapanの「アニメ化してほしいマンガランキング」にて2020の第3回では第3位、2021の第4回では第7位と2年連続でランクインしている。
そして、2023年の1月からアニメが放送されている。
余談だが、アニメの制作会社が無職転生を作ったスタジオバインドと発表された際、ねことうふ氏が「こちらは無職転で勝負!」と発言している。

作品内容は下記のあらすじ含め王道のTSFモノだが氏の絵柄も相まって、どちらかと言えば日常系漫画に近いためTS好きじゃない人にもお勧めできる内容となっている。

■あらすじ

引きこもり青年・緒山真尋(おやままひろ)は妹・みはりに怪しげなクスリを飲まされて、女の子にされてしまう。
トイレにブラジャー、女の子の世界は知らないことがいっぱい!!
女の子の楽しさに触れて、お兄ちゃんのままでいられるのか!?
(公式より引用)


■登場人物

  • 緒山(おやま)まひろ
CV.高野麻理佳
本作の主人公。
約2年間引きこもっていた自宅警備員であったが、みはりの開発したクスリによって女子中学生の体にされてしまった。
誕生日は3月6日で、元々の年齢は不明だが、18歳は越えている模様。
基本的にぐうたらな性格で家にいるときは大抵ゲームをしているか寝ているかのどちらか。
特別編1巻でまひろの1日の過ごし方が描写されたが、それはまさしく自宅警備員と呼ぶにふさわしいものであった。

女体化されてすぐの頃は、初めての女性経験やまひろを社会復帰させようとするみはりの行動に戸惑っていたが徐々にそれにも慣れてきており、幾度かの外出や人との交流を経てついには中学生として学校に入学することになった。
ただし、トイレの限界は未だに掴めておらず作中で何度もおもらししてしまっている。

対外的には「みはりの妹」ということで生活しているが、みはりに妹扱いされるのは不満な面も見せている。
他の人がいる前でもほとんど名前で呼んでいるが、お小遣いが絡む時は積極的に「お姉ちゃん」と呼んでいる…。

趣味はエロゲだったが、女体化してすぐ性活にいそしもうとした際に「男の100倍ぐらい強い女の快感を急に体感したらショックで頭がパーになるから気を付けてね」と言われ、その恐怖からまともにプレイできなくなる羽目に…*2

「ご無体なぁ……!」

以降はMMORPGなど普通のゲームを楽しんでいる。

エロゲのほかにも自室に段ボール2箱分のエロ本が並ぶなど完全に下半身で生きていたエロ人間だが、親しい友人相手ではなるべく気を遣おうとする一面があり、流石に妹相手では「妹の裸には興味無いです」と真顔で言い切るなどわきまえている。
自身の体についても前述の理由から性的な事に手を出してこそいないものの、揉み心地を良くするために胸を育てようとするなど、まったく興味が無いわけでもないらしい。
なお、エロ人間であることは男としての自分のアイデンティティにすらなっているようで、時折女子中学生としての自分に順応してきていることを自覚すると、リアルJCの服の匂いを嗅いだりエロオヤジみたいなことを言い放ったりして必死に男の本能を呼び覚まそうとしている。
しかし、一時的な記憶喪失の影響で一部のエロ本がトラウマになってしまっている…。

引きこもりになる前は良く出来たお兄ちゃんだったようでみはりにも慕われており、その名残りか人の頭をよく撫でる。
また、みはりが風邪で寝込んでいた時は自分のぐうたらな生活とみはりの頑張りを比較して、自らを「ゴミゴミの実のゴミ人間だぁ~~~!!」と卑下したうえで反省し家事や看病を自分から行うなど、良識のあるニートでもある。ワンピース知ってるらしい。
一方で優秀な妹と比較され続けた挙句、周囲の期待に潰されたトラウマ*3から「期待される事」を苦手としており、自己評価はかなり低い。

自分の外見には無頓着で、5日間風呂に入らなくても平気なほどだったが枝毛を気にするようになったりと徐々に改善されてきており、パーマのふわもこ具合を気に入ったり色付きリップを塗ったりと、むしろ女の子としてお洒落を楽しんでいる節もある。
ワンピースは着ていて楽なこともあってお気に入り。
長い髪を結んで遊ぶこともあるが、乾かすのが面倒だし暑いので短くしたいと思っているものの、みはりに止められている。
また、普通の中学生程度には胸があり、どうせならもっと大きくても・・・と少々不満げ。
しかし、中2になってからは川遊びのハプニングに紛れ、みよにスポブラから大人ブラにしていたのがバレた原因で、ランジェリーショップに連れて行かされる。まひろ自身も成長を認めている。

ハロウィンやクリスマスといったイベントは嫌いと口では言ってはいるが、ハロウィンパーティに仮装して参加したりクリスマスにはサンタ帽を被ったり、文句を言いつつもちゃんと学校に通ったりと素直じゃないところもある。
ツンデレ?

  • 緒山(おやま)みはり
CV.石原夏織
まひろの妹。
夕食に自作のクスリを盛り、まひろを女体化させた。ようは全ての元凶。
誕生日は4月22日で、年齢は17歳→43話以降は18歳。
飛び級で大学に進学*4し女の子になるクスリを自作するなど頭はとても良く、中学では陸上の大会で記録を残すなど文武両道の天才。
詳細は不明だが、緒山家の両親は海外にいるため家事は料理も含め全てみはりが行っており、それに加えて大学での研究も進める完璧超人である。

かなりのブラコンで、自分の裸に無反応なまひろに不満気であったりと、実兄を異性として見ている節すらある。
勉強やスポーツを頑張ったのもまひろに褒めてもらいたい一心であったが、逆にそれが重圧となってまひろを追い詰め、引きこもる原因となってしまっている。
ただし本人がそれに気づいている様子はなく、まひろを女体化させたのも優しかったお兄ちゃんを取り戻すためである模様。

まひろと2人だけの時は「お兄ちゃん」と呼んでいるが、他の人がいる前では「まひろちゃん」と呼んでいる。なお、2人だけの時でもまひろが女の子っぽい行動を取っている時に、わざと名前で呼ぶことがある。
対外的にはまひろが兄ではなく妹ということにしているため、立場上は逆転している。とはいえ、まひろから「お姉ちゃん」と呼ばれた際に何かに目覚めてしまった感じであり、姉という位置付けもまんざらではなさそうである。

まひろに可愛い服を着せたがるが、自分は基本的にいつも同じ服装(白衣+Yシャツ+ループタイ)をしている。
お洒落に疎いというわけではないが自分に可愛い服は似合わないと思っており、まひろに着せている服の中には自分が買ったものの可愛すぎて着れなかった服も含まれている。
髪型はツインテールで、中学生のときまひろに貰った髪留めを今でも着けている。

泣き虫であり、まひろが引きこもりらしからぬ行動・兄らしい行動をするとよく泣く。
具体的には、まひろが(アニメのクリアファイル欲しさに)自発的に早起きしてコンビニに行くことを知っただけで泣く。
また、未成年だが酒乱であることが発覚しており、アルコールを飛ばしてあるはずの甘酒一口で酔っ払いキス魔と化した。

「おに~~~ぃちゃぁ~~~ん……(ちゅっちゅー」

本人は酔っぱらった時のことを一切覚えていないためたちが悪い……。

  • 穂月(ほづき)かえで
CV.金元寿子
みはりの同級生でもみじの姉。高校2年生→39話以降は高校3年生。
誕生日は9月12日。
明るい性格で面倒見が良く料理上手。実はみはりの料理の師匠でもある。
中学まではもみじとお揃いのおかっぱだったが、高校デビューを果たしウェーブのかかったポニーテールに髪型を変えた。
見た目は完全にギャルのためまひろと出会った当初は苦手意識を持たれていたがすぐに打ち解け、以降はまひろから優しいお姉さんとして見られている。
みはりとまひろにマッサージをした際には、素人ながらまひろに「もうお嫁に行けない…」とまで言われるほど良かったようで、エステティシャンとしての才能がある様子。
また、作中ではたびたび胸の大きさについて言及されるほどの巨乳の持ち主。アニメ版ではさらに盛られて凄いことに。
ハンバーガーショップでバイトをしており、あさひに何度も奢らされている。


  • 穂月(ほづき)もみじ
CV.津田美波
中学生になったまひろの同級生でかえでの妹。
誕生日は10月20日。
おつかいに駆り出されたものの、人の多いスーパーに1人で入る勇気が出ず立ちすくんでいたまひろに声をかけ、一緒に買い物に付き合ってくれたり食材選びのアドバイスをしてくれたりするなど優しい性格。
まひろのことを友人以上として見ている素振りがあり、まひろと仲良くしているあさひやみよに対し、ヤキモチを焼くことも。
まひろの胸や一時的に復活した息子を触ってしまうなど、ラッキースケベな描写も多い。
温泉旅行の際には、まひろに対して男の子疑惑を持っていたとはいえ、夜這いを仕掛けており挙句浴衣をひん剥くという大胆な行動を見せることもある一方、夜に一人でトイレに行けなくなるほど怪談が苦手という一面も見せる。この時に一回もらしている。クリスマスの日、一緒に出かけたまひろにゴスロリの服を着せられた際に厨二病に目覚めてしまい、初詣に「かっこよくない?」という理由で振袖ではなく紋付きの袴を着てきたり、占いのラッキーアイテムとはいえ学校に眼帯をしてくるなど、徐々に悪化している様子。
ボーイッシュな服装*5を好み、おかっぱを後ろで結んだ短めの髪型に加え胸がぺたんこなため、まひろとあさひには初対面で男の子と思われていた。
そして特別編3巻では…。

  • 桜花(おうか)あさひ
CV:優木かな
中学生になったまひろの同級生。
誕生日は5月5日。
初対面のまひろに対して「ぐうたらでポンコツで人見知り!」と聞いた話からまとめた印象を言い放つなど、活発で無邪気な性格。
友達にはあだ名を付けたがり、まひろを「まひろん」と呼んだりみはりを「ハカセ」と呼んだりする。
もみじとは小学校からの友達で、最初は男の子と思っていたことや、もみじの結んだ髪をチョンマゲに見立てたことから「もみじろう」と呼んでいたが、もみじが恥ずかしがってやめさせた。
元気なキャラのお約束として頭は良くなく、テストの日はしおしおになっていた。
ファッションや自分の見た目はそこまで気にしておらず風呂上がりに兄の前でも裸でうろつくほどだが、みよの胸に触れた時は自分のぺたんこな胸と比較して少しショックを受けていた。
まひろによく諭される行動をしてしまうが、意外な一面も…。

  • 室崎(むろさき)みよ
CV:日岡なつみ
中学生になったまひろの同級生。
誕生日は6月18日。
少し恥ずかしがりで穏やかな性格。
筋金入りの姫女子で、GL漫画などに加え友達同士のナマモノもイケる強者。
あさひがまひろともみじにハグをしただけで尊死するほど興奮していた。
GL趣味を本人は隠せていると思っているが、少なくともまひろにはバレバレで年中発情期*6と思われてしまっている。
中学生にしては大きい胸がコンプレックスで、体育の授業で着替える際も誰かに見られないように1人でコソコソと着替えている。
そのせいもあって、目の前で尊い光景を見ても決して混じろうとはせず見る専を徹底しており、あさひに胸を触られた後にまひろから体のラインが出る寝間着の大人っぽさを指摘されると、「私は見る方専門なの~~~ッ!!」と、若干パニックに陥っていた。こちらもかえで同様、アニメ版で胸を盛られている。
また、料理がとてつもなく下手で、まひろが来る前の調理実習では料理とは言えない何かを作り上げており、もみじから気の毒に思われている*7
一方、「手芸も得意」という発言にみんな不安がっていたが、こちらはちゃんとした腕前を持っている。
度々胸を見られるのを嫌がっているが、下着選びはまんざらでもないようだ。

  • 天川(てんかわ)なゆた
中学2年生になったまひろたちの新しいクラスメイト。
誕生日は11月23日。
常にタブレット端末を持ち歩いており、「~なのです」と語尾に付ける一風変わった子。
まひろの正体を知っており、まひろの中学生活をサポートする指示を「おねーさん」から受けている。
あさひに友達認定され、「なゆたん」というあだ名を付けてもらえたことは素直に嬉しいらしく照れていた。
中学生にして大学の研究の手伝いをしていることから、実は大人なのではとまひろから疑いをかけられたが、「…ヒミツです♪」とのことで現時点で真相は不明。
だが、ちとせが「同世代に人見知りする子だった」と言っていることから年齢変化はない可能性が高い。
もみじ、あさひに次ぐ3人目のぺたんこで、「ぺたんこ同盟」を組まされたときは微妙な顔をしており、まひろに胸のサイズで負けていることも思うところがある様子。
川遊びではいろいろ盛大にやらかす…。

  • 吾妻(あづま)ちとせ
CV.真城まゆ
みはりの大学の先輩で、なゆたの言う「おねーさん」とはみはりではなくこの人のこと。
初登場は特別編1巻。
先輩とは言うものの学生ではなく大学の偉い人で、完璧超人のみはりからもなんでも出来そうと思われている。
みはりの研究を面白いと思っており、まひろの様子を見に素性を隠して学校の健康診断に医師として参加した。
その際、診断と称してまひろのパンツを覗き込んでおり、「いやぁいいもん見たなぁ!」と言い放つ変態淑女。
授業参観の時にまひろと正式に対面。みはりから説明された際、「黒幕」とか「研究室が悪い秘密組織」などと疑惑を持つことに…。


  • まひろのクラスメイト
いわゆるモブだがキャラが立っており、いつも寝ているねむちゃんと仲良しののどかちゃん、
派手目なみやこちゃんとまいちゃんなど、名前が判明している子もちらほら*8
他にも、何かとまひろと関わりのある男の子二人組(ゆうた君とみなと君)や、何かとその二人組に食って掛かる女の子二人組(さつきちゃんとみのりちゃん)などがいる。

■余談

  • 作者ねことうふ氏のTwitterでドイツkindle1位を獲得したツイートしたことで大きな話題になった。お堅いドイツのイメージとのギャップやワンピースとヒロアカをおさえてランキング入りした驚きから検索するとサジェストでドイツと出る。
  • ねことうふ氏のアイコンに使われているのはオオサンショウウオでアンドリアス・ジャポニクスという名前が付けられている。アニメや漫画などでも縫いぐるみなどでカメオ的に出演している




追記・修正は朝起きたら女の子になっていた方がお願いします。

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最終更新:2024年07月01日 10:36

*1 東方二次創作『深夜雀食堂』シリーズやまどマギのブラックジョーク漫画、今でいうチアリング上映の草分け的存在である劇場版なのはの絶叫上映会の発案などが有名

*2 この状況をどうにかしようと過去に間違えて買ったBLゲームで遊んでみたが、ちょっと興奮してしまい逆効果となっている。

*3 明言されていないが、これが引きこもった主原因である可能性が高い

*4 なお、飛び級前はかえでと同じ高校に入学している。

*5 スカートが苦手で、制服以外でスカートを穿く場面がほとんどない。

*6 ちなみにまひろがやったアニマル占いでは、ウサギと言われている。

*7 しかし、何故か指示を出すのは的確という謎…。

*8 ねことうふ氏のpixivFANBOX内にキャラ図鑑があり、男女十数名と先生の名前が判明している。ただし、有料プラン必須。なお、アニメ版EDでキャストは全員フルネームで出ている。