Nx-17

登録日:2020/12/27 Sun 00:17:11
更新日:2022/07/05 Tue 08:16:50
所要時間:約 8 分で読めます




Nx-17はシェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するネクサスである。
エリアクラスはBriar。



まずネクサスってなんだよ、ウルトラマンか?

ネクサスは財団が定める、活発に異常な地域。
要はそこいらを歩けばアノマリーをいくらでも拝める地域である。
また、住人もそれらをごく普通のものとして認識している。

普通の地域であれば財団はそれらを収容することになるが、ネクサスではあまりに多すぎるために収容が困難だったり、
そもそもコミュニティが形成され、必ずしも収容活動を行えない場合もある。
そこでその地域そのものを封鎖して他地域からの注目を反らすという方向でヴェール崩壊を防ごうというわけだ。

エリアクラスはネクサス版のオブジェクトクラスであり、
今回のBriarは閉鎖的で、隠蔽をほとんど必要としない。

Nx-17とは

Nx-17はオレゴン州ボーリングという名前の地域。「Boring」という名前に反して退屈しない、というかできない地域である。
なにしろ、1平方キロメートルあたり平均およそ350%の異常な動物相を生成/内包している。
そのうえ、オレゴン州はスリーポートランドというオカルティストのための天国とも近く、
かつアンダーソン・ロボティクスの本拠地でもあるなど動物を除いても不安要素の山。
幸い、ネットが遅くて超田舎なので、動物系アノマリーがいることを知らない人からの注目はせいぜい地名が面白いね、程度。

この地域は在来種、外来種、各種GoIどもに改造された可愛そうな子たちがわんさか集まってくる。
かつ財団も予算の削減を行いたいし、異次元国家や異常なロボティクス企業にも対峙したい。
そこでウィルソンズ・ワイルドライフ・ソリューションズ(略称WWS)とのタッグで異常生物に対処しているのである。
なおNx-17において財団とWWSが直接的に協力する背景には、
北極熊事件という財団の失敗と、それに基づくボーリング協定という協定が関わってくる。

財団側のNx-17を管轄するサイトはサイト-64。UIUの呼称はTHUS-1221。

Nx-17で出会える楽しい仲間たち

SCPオブジェクト報告書に認められているアノマリーはWWSの記載を参照のこと。
こちらはWWSの生き物プロフィールに乗っているアノマリーを紹介する。

ホッキョクグマ

反エントロピー特性を有し、周囲の熱源から熱を奪ってしまうホッキョクグマ
熱源が強ければ強いほど反エントロピー特性も強力になるという特性を持つ。
このホッキョクグマはWWSやUIU、ボーリングの町に被害をもたらし、財団にとっても苦い経験となった。

ビジー

アフリカピグミーゴート。WWSがたまたまピクニックに出かけていた際に彼女に躓いて発見。
どうやら反ミーム特性を有するらしく、ビジーを知らない人にはいくらでも忍び寄ることが可能だが、知っている人には無力な模様。とはいえ、知らない人は見つけられない=目撃情報が集まりにくいため、一度逃走されると捜索は難しい。

どうやら『何者でもない』と関連がある模様。

リンゴ

オオカンガルー。彼が危機を感じた際、跳躍で地震が起きたかのような振動が起きる。
どうもカオス・インサージェンシーが対財団兵器として運用しようとしていた模様。
WWSは財団に苦い顔をされながらも頑張って収容をしようとしたものの、
他のカンガルーと林檎のスライスを取り合って喧嘩し、周辺を壊滅させるなどWWSには手に負えず、
財団の収容下に収まることになる。

ワブルス

クモハダオオセ(サメの一種)。触ったりなでたりしようとするとそれを弾くという特性を有するオオセ。
更に攻撃されたくないのか、自分のプライバシーを尊重してほしいのか、周囲に擬態する特性を有する。
人間が手をにぎると(餌を掴むためであっても)泳いで逃げようとする。

このためにSPCの興味を引いてしまったらしい。

シガスタン

一見すると普通の馬だが、この馬の隣で探しものを念じると見つけてくれる。
ポーランドでフレデリック・フランソワ・ショパンゼミが出現した事件の際にWWSが動物保護活動のためポーランドに遠征した際に、
MC&D物流部門Gpエクスプレスが、闇寿司宛に配送しようとしていた馬をトラック内で発見。
運転手はすでにおらず(おそらくセミのごちそうと化した)、配送されても食われるばかりの馬を憐れみWWS保護下となった。
その馬の産地にシガスタンなるものが書いてあるため、WWSはとりあえずシガスタンと名付けた模様。
結果として、こいつはWWSの手によってオレゴン州ボーリングにやってきたことになり、かつまさかの同郷の馬と結ばれた。
……異世界のシガスタンからさえ異常生物がやってくるボーリングってすげえ。

その結果、二頭の間に生まれた仔馬たちはみなペガサスであり、かつシガスタンの持つ捜索能力を受け継いだ。
財団にこの馬たちは貸し出され、空を飛びまわりアノマリーを日夜追いかけている。

ルストライプ

当初電線をついばんで、感電していたアカゲラ。電線や電化製品を餌として好む。
JOICLEが生み出した模様であり、Gpエクスプレスが輸送中に誤って逃してしまった模様。
ボーリングなんて通ろうとするから……
WWSはこのアカゲラを守ろうと保護していたが、Gpエクスプレスは取り返した模様。
JOICLEが生み出したということもあり、アカゲラくんの行く末が懸念される。





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最終更新:2022年07月05日 08:16