キャップ革命ボトルマン

登録日:2021/01/02 Sat 14:58:46
更新日:2025/03/28 Fri 14:08:48
所要時間:約 5 分で読めます





ボトルマン

それは、世界に革命をもたらした、新たなエンターテインメント!

仮想空間であるここ、「ドリンクワールド」では、

ボトルマンを使った真剣勝負「ボトルバトル」が繰り広げられている!

最強のボトルバトラー、「ボトルキング」を目指して!


「キャップ革命ボトルマン」とは、タカラトミーから発売された玩具及び、それをテーマにしたメディアミックス作品である。
この項目では、主にアニメに比重を置いて解説する。

概要

2020年10月から発売。
二頭身の人形型ホビー「ボトルマン」にペットボトルのキャップを装填して発射し、様々な形式で勝敗を付けるのが主な遊び方。
...と、書くと往年のファンならお気づきかもしれないが、この玩具はかの有名な「ビーダマン」を彷彿とさせる要素が強く、そのかいあってか商品発表の直後から大いに注目を集めていた。
そして、いざ発売されると、その前評判に違わず各店舗・サイトにて完売が続出し、一時期買いそびれた難民が後を絶たない激レア玩具となっていた。*1

この玩具のプレイヤーは「ボトルバトラー」と呼ばれる。
「ボトルバトラー」であって、断じて「ボトラー*2」ではない。この点はタカラトミー公式Twitterでも強調されている。

アニメは同年同月よりタカラトミー公式YouTubeチャンネルにて配信開始。
1話5分ほどのショートアニメとして、毎週金曜16時に更新されている。
また、同チャンネルではボトルマンの遊び方やテクニックを紹介する動画も更新されている。

2022年4月から第2期「キャップ革命ボトルマンDX」が放送中。
世界観や一部キャラは一新されている模様。

キャラクター

登場人物の名前は全員飲料水の名前からとられている。

  • 甲賀コータ CV:平田真菜
ボトルマン:コーラマル
本作の主人公で、通称「灼熱の火の玉ルーキー」指の力だけで飛ばしたペットボトルキャップを壁にめり込ませるくらいには強い。
元々はボトルマンを持っていなかったが、リョウが捨てたコーラマルを拾って以降はそれを愛機とし、ボトルキングを目指すべくライバルたちとのボトルバトルに挑んでいく。
この手の主人公の例に漏れない熱血バカで、バトルスタイルは兎に角パワー重視だが、柔軟な発想も持ち合わせており、奇策で相手を驚かせることも少なく無い。
とは言え、ボトルバトラーになりたての頃はルールもあまり理解していなかったのか、練習では反則技を使うこともしばしばあった。
最近はゴエモンの指導もあって少しずつだが確実にボトルバトラーとして成長している。
なお、ボトルバトラーとしては「あの帆狩リョウと引き分けた凄いヤツ」として一目を置かれている模様。
家の仕事としてペットボトルをキャップ付きで集めているが、具体的にどういった仕事をしているのかは不明。
因みに実家にはテレビもパソコンラジオもスマホも無いという前時代的過ぎる生活を送っている模様。
好きな飲み物は勿論コーラ。
名前の由来は「コカ・コーラ」から。

  • 帆狩リョウ CV:KENN
ボトルマン:アクアスポーツ
本作のライバルキャラで、通称「蒼龍の連射プリンス」
常にクールで冷静沈着。
やや冷めた部分もあり、自分に合わないと感じたボトルマンを捨ててしまうような一面もあるが、その分強さを求めるストイックさとそれに見合うだけの実力を誇る凄腕ボトルバトラーであり、次期ボトルキングと名高い。
今までは百戦錬磨であったが、初めて自分と引き分けたコータにライバル心を燃やす。
結構なお坊ちゃまらしく、SPに常に守られている他にも自動運転の自動車も乗り回している。
好きな飲み物はスポーツドリンク。
ブラックコーヒーは苦手なようで、予告コーナーで飲み干した後に苦しそうにしていた。
名前の由来は「ポカリスエット」から。

  • 大井ゴエモン CV:福原かつみ
ボトルマン:ギョクロック
最近コータ達の近所に引っ越してきた男児で、通称「精密射撃の侍」
二人称が「お前さん」であったり、時折歌舞伎の見栄を切るかのようなリアクションを取る等どこか時代がかった態度の持ち主。
コータに負けず劣らずの熱さを持ち、コータとの試合では既に勝負がついているにもかかわらず、彼とのバトルを楽しむために試合を続行させた程。
ボトルバトラー歴はコータよりも長く、ド素人だったコータに技術を伝授する等面倒見も良い兄貴肌の持ち主。
実力者だが、ボトルバトルカップではユキジに敗れてしまう。
敗北後は眼帯を着用するようになっているが、目を怪我したのか隻眼になったのかは不明。
好きな飲み物は緑茶。
名前の由来は「おーいお茶」と「伊右衛門」から。

  • 峰崎ハンタ CV:岩崎諒太
ボトルマン:ワンダーグレープ
縦回転を布教するには手段を選ばない集団「場惡地狩」のリーダー。
鬣にも見える白いリーゼントと紫の特攻服姿という不良然とした姿が特徴。
自称「縦回転を愛し、縦回転に愛された男」で、笑い方も「タッテテテテ」等、兎に角何から何まで縦尽くし。
素行はやや粗暴だが、意外と涙もろい。
当初は不当に公園を占拠したり、横回転を蔑ろにしていたずらに縦回転を押し付ける等悪い意味で不良らしい面が目立ったが、コータに敗れてからは性格も軟化し、良きライバル兼戦友となる。
しかし、ボトルバトルカップではジョージに敗れてしまう。
過去にリョウとも戦ったことがあるそうだが、本人には忘れられていた。
名前の由来は「ファンタグレープ」から(グレープ→ブドウ→巨峰で峰崎と思われる)。

  • 武闘ユキジ CV:今井文也
ボトルマン:ライジングミルク
大人気ヘヴィメタルバンド「メタミルハイウェイ」のドラマー。
筋骨隆々としたマッチョマンで、ハイテンションな性格。
常にノリノリで対戦相手にも気さくに接し、自分が倒した相手にも敬意払う等ド派手な見た目に反して武人肌の持ち主。
英単語を多用して会話する。
名前の由来は「雪印メグミルク」から。

ボトルマン:フウジンブラック
「メタミルハイウェイ」のギタリストで、ユキジの双子の兄。
弟とは正反対に長身矮躯で寡黙だが、バトルとなると性格が豹変。メタルロックシンガーらしい叫びまくる中の人の十八番な熱い男となる。
好きな飲み物はブラックコーヒー。
名前の由来は「ジョージアコーヒー」から。
恐らく苗字も「無糖」に掛けていると思われる。

コータの親友で、帽子をかぶっているのがミツヤ、眼鏡をかけているのがイロハ。
名前の由来はそれぞれ、「三ツ矢サイダー」と「いろはす」から。

  • ジャッジーナ・ナツ CV:松井恵理子
  • ジャッジーナ・モモ CV:結城光
ドリンクワールドで試合の司会進行を務める女性型AI。
ギャルのようにノリの軽い方がナツで、どこかアンニュイな方がモモ。
試合の幕間では漫才じみたやり取りを見せてくれる。
名前の由来はナツが「なっちゃん」、モモが「桃の天然水」から。

リョウの祖父で、ボトルマンを作った会社「BMBC」の創設者。
大のキャップ好きで、普段は冷静だがキャップを目にすると途端に素っ頓狂な言動に走ってしまう。
「幻のキャップ」を探している。
EDではボトルキャップのプールで泳ぐという奇行をしている。
名前の由来は「ポカリスエット」から。

コンビニ「デューヤマート」の店長。
しかし、ボトルマン好きが過ぎて頻繁に店を抜け出してはドリンクワールドに現れて勝手に解説している。
名前の由来は「マウンテンデュー」から。
彼の登場シーンでは毎回必ず「※この人はデュー山本です」と注釈が入る仕様になっている。

中の人(の中の人)はタカラトミーでボトルマンを作っているボーイズ事業部の山本修平氏。
「デュー山本」名義で宣伝なども担当しており、ホビーものにおける、いわゆる「名人」ポジションの人であり、おはスタ等にも出演してボトルマンのマーケティングを行なっている。

ボトルマン

今作の重要アイテム。
大体は概要の通りだが、更にその中でも「パワータイプ」「スピードタイプ」「コントロールタイプ」に分類される。
ワンダーグレープを除いて、全てキャップを横向きに発射する。
アニメでは、ボトルバトラーをドリンクワールドに転送する機能を持つ。

  • 轟発射不死鳥 コーラマル
パワータイプ。
鳳凰などの不死鳥を模した姿が特徴。
ホールドパーツを内側へ締め付けやすい「締め打ちウイング」、両手で押し込みやすい幅広のトリガーと締め打ちに特化した機体となっており、右側にラバーが組み込まれているホールドパーツと合わさり強力なスピンショットを発射する。

  • 連射海龍 アクアスポーツ
スピードタイプ。
青い竜を模した姿が特徴。
キャップを3つまで装填できる「ロングマガジン」をアームパーツによって装着しており、ローラー付ホールドパーツによってスムーズな高速連射を実現している。
ロングマガジンの装着方法の関係でホールドパーツが固定されるため、実は発射されるキャップの威力も高め。

  • 狙撃侍 ギョクロック
コントロールタイプ。
2本の刀を持った鎧武者のような姿が特徴。
前方に弾道を軌道修正する「バレル刀」を装備し、アームパーツの鞘が接地することで安定性も確保している。
兜の先がスコープのようになっており、覗き込むことで目標を狙いやすい。

  • 縦回転氷狼 ワンダーグレープ
パワータイプ。
四足歩行の狼のような姿が特徴。
全ボトルマンの中で唯一キャップを縦に発射でき、長いリーチと衰えぬパワーが武器。
下ホールドパーツの先がギザギザの形状になっており、発射したキャップにトップスピンがかかるようになっている

  • 超連射雷神 ライジングミルク
スピードタイプ。
白く光る雷神のような姿が特徴。
太鼓を模した「インフィニティマガジン」によってキャップを8つまで装填でき、ローラー付ホールドパーツも合わさり怒涛の8連射が可能。
インフィニティマガジンはアクアスポーツのロングマガジンと異なり、ボトルマン本体後部に直接差し込むアタッチメント式になっている。
ドリンクワールド内では帯電させた複数のキャップを2列のレール上に配置し、その間を通るキャップをリニアモーターカーのような原理で威力を上げることが可能。

  • 超強化風神 フウジンブラック
パワータイプ。
漆黒に佇む風神のような姿が特徴。
ストロークが長い「ロングトリガー」でキャップを長時間押し込むことでパワーショットを放ち、脚部にメタル製のツメを装着している「ヘヴィメタアーマー」により発射時のブレを抑える。
ローラー付ホールドパーツとなっているが、アクアスポーツやライジングミルクのものと比べてローラーの外径が大きめ。
ドリンクワールド内ではフィールドを金属化する能力を持つ。



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最終更新:2025年03月28日 14:08

*1 商品展開が開始されて1年くらい経った後以降は出荷量も増えており、「キャップ革命ボトルマンDX」と共に展開されたDXシリーズがスタートしてからは普通に店頭でも買いやすくなった。

*2 ペットボトルで用を足す人の事。当然だが小の方である。RTAやネトゲといった、椅子から離れられない状況におかれたゲーマーが催した際にペットボトルを使う事があることから、このプレイスタイルをするプレイヤーの事を指す事も多い。