来島また子

登録日:2021/05/09 (Sun) 20:48:15
更新日:2025/04/09 Wed 21:27:21
所要時間:約 4 分で読めます




晋助さまー‼攘夷浪士はやっぱこうッスよね‼また子は一生ついていきますッス‼


来島(きじま)また()とは『銀魂』の登場人物。

誕生日:1月8日
身長:165cm
体重:48kg
声優:早水リサ
実写:菜々緒


【概要】

鬼兵隊幹部の紅一点。
『紅い弾丸』の異名を持つ二丁拳銃使い。

年齢は推定で20代前半ぐらい。
ツリ目で長めの金髪をサイドテールにまとめている*1。へそ出し仕様の和服とミニスカートというギャルっぽいかなりセクシーな服装をしている*2
胸は割とある信女よりも小さいらしい。

かなり勝ち気な性格で、主である高杉に似たのかかなり攻撃的。
語尾に「~ッス」とつけて話す口癖がある。
異名の通り戦闘ではリボルバー式の二丁拳銃を扱う。

上記の見た目や口調に反して生真面目な質であり、高杉を「晋助様」、武市を「武市先輩(変態)」と呼ぶなど上司にあたる相手にはそれに則した呼び方をしている。
 また、『春雨』の都合に振り回される鬼兵隊の行く末を案じるなど、見かけによらぬ慎重さも持ち合わせている。ただし、嫌な予感を抱くばかりで行動には起こさない億劫な面があり、活かせない事が多い。
一方、その真っすぐ過ぎる性格から相手の挑発に簡単に乗ったり、高杉に扮した武市に気付かず話しかけていたりと間の抜けたところも多く、武市には猪武者扱いされている。
というか鬼兵隊内で万斉に次ぐ常識人ポジションであると同時にその高杉が基本的にツッコミを放棄しているため、周囲が変人だらけな事もあって周囲のボケのしわ寄せを喰らってツッコミ役に回らざるを得なくなっている。
万事屋との接触時もそれは変わらず、神楽に染み付きパンツと挑発されたり、銀時や信女に「ま〇子」「ち〇〇」とわざとやってるだろとしか思えない猥褻物との呼び間違いをされるなどやや残念な扱いをされがち。

隊内でも高杉への忠誠心は厚く一途に慕っているが、あくまで敬愛止まりなのか恋慕の域なのかは判断が難しいところ。一応本編中において明確に恋慕の域に達するような言動は無かったものの、見ようによってはそうと思えるほど彼の背中を追いかけているのは確かである。
もっとも『春雨』に奇襲された時に万斉の命令であったとはいえ、寝たきりの彼を見捨てて敵の中に置き去りにするあたり、尊敬以前にむしろ生きるための依存対象にしていた可能性が高い(天涯孤独で身よりも他に生きる目的がないために固執していただけとも言える)

そもそも出番が少なめな*3うえ高杉と揃って登場する場面は意外と少なく、まともな会話シーンが出たのは本編が佳境に差し掛かった頃(それも回想シーンに限るため、厳密に言うと現代シーンにおいては話してる描写は一つもない)。
そのため登場以降は専ら腐れ縁である武市相手との夫婦漫才めいたやり取りが主である。
ただし、キャラ人気自体は高く、人気投票では20位台を維持するなど出番の割にはかなり高順位に食い込んでる。立場上仕方ないとはいえ「超パフューム」には入れてもらえなかった。


【本編での活躍】

本編では紅桜篇にて他の鬼兵隊の幹部らと共に初登場。
鬼兵隊の戦艦に潜入してきた神楽を捕らえるが、一派や万事屋の乱入を受け脱走される。
その後神楽と交戦していたが直後に暴走した似蔵が乱入しその無差別攻撃に巻き込まれる形で気絶する。
この後年賀状回で登場するまで音沙汰が無かったため、武市共々半ば生死不明扱いだった(一応アニメでは毎回OPに出ていたので生存は判明していた)。


将軍暗殺篇で鬼兵隊や春雨第七師団が喜喜の裏切りにあい、春雨からも粛清の刃を向けられたため一同は反撃を試みるも失敗。
武市と共に地球に逃れ信女の手引きで銀時達と合流し、成り行きながらも高杉救援のため共々洛陽へ向かう。
春雨や奈落の襲撃にあいながらも無事高杉と合流する。










以下、銀ノ魂篇とその結末に関わるネタバレあり










実は現在の鬼兵隊が再興するきっかけとなった張本人
彼女の父親は攘夷志士だったが幕府に殺され、母親も迫害を受けて亡くなったため孤児として育った。(得物の拳銃は父親の形見。)
そんな折に高杉と偶然出会い、幕府への復讐の協力を求めた。
最初はにべもなくあしらわれてしまったが、彼女が幕府に囚われ処刑されそうになったのを救った万斉と高杉が捕らえられたため、今度は彼らを救出するため奉行所に侵入し、当時役人だった武市を脅すが、高杉に通じていた武市の手引きにより囚人達の暴動が起きる。
その後は一緒に奉行所を脱出して行動を共にするようになり、今日に繋がる新たな鬼兵隊が再結成される事となった。


銀ノ魂篇では他の鬼兵隊隊士達と天鳥船船内に突入し、解放軍の兵器・火之迦具土神の発射を阻止すべく天鳥船の中枢部を目指す高杉に付き従う。
しかし、あと一歩のところで爆発に巻き込まれ離れ離れになってしまい、彼女は武市に救出されたものの、高杉はその後の混戦の中で行方をくらましてしまう。

その後、2年間武市と共に高杉を探していたが、銀時と出会った直後奈落の襲撃を受けている最中に高杉を目撃するも、銀時と共に船に乗って去ってしまう。
後を追おうとするも、かつて自分達には見せなかった高杉の表情を見てそれ以上踏み込む事ができなかった。

全ての戦いに決着が着いた後、贖罪のためかつて銀時が松陽を探していた時と同じように各地の龍穴*4をめぐる旅に出た。
そして、とある土地の龍穴にて彼女は一人の赤ん坊と出会う。

それがかつての主の生まれ変わりか否かはわからない。
だが、その正体を確信していたのか彼女は赤ん坊を抱きあげ涙を流していた。
どうかその後の二人に幸あって欲しいものである。


【余談】

名前の元ネタは幕末の長州藩士で禁門の変の主導者・来島又兵衛。
また、高杉晋作の妻・雅子(雅)の要素を含んでいるとする説もある。萩城下一の美人と呼ばれ、晋作が倒幕運動に奔走していた事や早逝した事もあり夫婦生活は短かったが仲は良好だったらしい。

最後の赤ん坊との対面については作者曰く、「あえて明確にせず曖昧にしたが希望を持たせる表現にした(意訳)」と劇場版『銀魂 THE FINAL』のショートコーナーで語っている。
少しでもギャグを挟みたかったとかSEKIROにハマってたとかの事情はこの際抜きにしよう。


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最終更新:2025年04月09日 21:27

*1 回想及び二年後はポニーテール

*2 原作は赤、アニメ版ではピンク寄り。また、原作、アニメ、映画でそれぞれデザインにも当初違いがあった。

*3 高杉が単身で動くことが多く、鬼兵隊単位での出番が少ない。

*4 惑星の生命エネルギーであるアルタナが龍脈から噴出する場所。