ビリーザ星人 ヴィーノ

登録日:2021/05/12(Thur) 20:00:07
更新日:2021/06/01 Tue 16:47:28
所要時間:約 6 分で読めます





こいつに誓って宇宙が平和になるまで戦おうぜ、ホージー!

ビリーザ星人ヴィーノとは、『特捜戦隊デカレンジャー』Episode.11「プライド・スナイパー」に登場したキャラクターである。

演:郷本直也

概要

全ての住民がせっかちな性格だというビリーザ星出身のスペシャルポリス。
ホージーとはかつての警察学校の同期で様々な分野でトップを競い合ったライバル兼親友でもあり、警察学校を卒業した時にはお揃いのブレスレットを付けて誓いを立てた。

射撃の腕はホージーから敵わないと評されるほど高く、その射撃の腕前を買われ現在はビリーザ星の宇宙刑事として配属された。
その2年後捜査中の事故で記憶を失い行方不明となっていたが、何とか記憶を取り戻して復帰した。

凶悪犯との追跡劇の果てに相討ちとなり宇宙船地球に不時着してしまうが、謎の墜落物が地球に向かっているという報せを聞き駆け付けたホージーと再会。親友との再会に喜ぶ中地球署のボスであるドギー・クルーガーへ挨拶するためにデカベースに向かうが、その裏でドギーの命を狙う謎の殺し屋・ギガンテスがデカベース内部に侵入する事態が起きる。


関連人物

  • ホージー/デカブルー
ヴィーノの親友にして地球署のデカレンジャーのリーダー。
宇宙本部の対策会議に出席しているドギーの代わりにデカベースの責任者の代理を務めることとなった。
今まで見せてきた堅物なイメージと打って変わって親友のヴィーノとの再会に喜ぶ姿を見せる。

  • ギガンテス
出身星と本名が謎となっている殺し屋のアリエナイザー
ある人物からドギー・クルーガー暗殺の依頼を受け、デカベースに侵入する。









ここからは「プライド・スナイパー」のネタバレになります。













ヴィーノ…お前!何故ボスを!?

金さ、金で雇われたからだ

何故だ!?あれほど正義に燃えていたお前が!!

お前は納得しているのか?デカの仕事に…

実はギガンテスの正体はビリーザ星人ヴィーノ(CV:郷本直也)。
スペシャル・ポリスであることは嘘であり、現在の彼は金のためならどんな人間も殺すアリエナイザーに成り下がっていた。


真の概要

ビリーザ星のスペシャル・ポリスに配属された後は金に目が眩み殺し屋に転向。
ギガンテスとしての姿は肉体の強化改造で得たものであるが、副作用として発作的に起こる殺人衝動が抑えられなくなる欠点を抱えてしまう。
ドギー・クルーガーに怨みを持ったある人物の依頼をエージェント・アブレラ経由で請け負い、宇宙刑事でホージーの親友ということを利用してデカベースに侵入しドギーの命を狙う。


劇中の活躍

ホージーに犯罪者を追って地球にやって来たという作り話をでっちあげて、チェックなしでデカベースへ入ることに成功し惑星間通信を妨げ宇宙警察本部に報告するフリを装いながら狙いのドギーと接触しようとするが、肝心のドギーは現在対策会議に出席して宇宙警察本部にいうことを掴む。

その後はゲストフロアヘ入るも副作用の殺人衝動が発症してギガンテスの姿に変わって第3動力室で暴れ出してしまう。
駆け付けたデカレンジャーを相手に肉体改造で得た怪力と獰猛さで返り討ちにして姿を消す。
正気を取り戻した後は地球署へ帰還したドギー・クルーガーを物陰から狙撃。

ドギーの狙撃に成功したヴィーノはその場から逃走するが、ホージーに追いつかれついに彼の前でギガンテスから本当の姿へと戻して正体を表す。
そしてホージーにどんなに危険な任務を行っても警察だから当然だとされ感謝どころか憎まれ恐れられてしまうデカの仕事を割に合わないと感じたこと、自分の中の悪魔が射撃の腕を自分の幸せのために使えと囁きデカよりも最高の金が儲けられる仕事…即ち殺し屋であると辿り着いたこと、その過程で宇宙の殺し屋・ギガンテスとなったことを明かす。

犯罪者に身を下ろしたヴィーノにホージーは怒りに震えながらも説得しようとするが、ヴィーノはホージーの腕を誓いの証であるブレスレットごと撃ち抜く。
「お前は甘い。俺には絶対に勝てない」と告げヴィーノは去って行く。
腕を撃たれたホージーは犯罪者となった親友の名をただ叫ぶことしかできなかった。

だが、ドギー・クルーガーはスワンが開発した最新式の防弾チョッキのおかげで生き延びていた。
その後の捜査でゲストルームから電波の妨害装置が発見したこと、本部からの情報でヴィーノが2年前にスペシャル・ポリスを退職していたこと、第3動力室を襲ったのが副作用の殺人衝動によるものということが判明。
これらの情報からビリーザ星人ヴィーノは宇宙最高裁判所の判決でデリートが確定し発見次第デリートすることが決定された。

すると、アブレラからドギーの生存を聞いたヴィーノは女性を人質に取り、地球署に通信してドギーをおびき出そうとする。

しかしそこに現われたのはホージー。
ホージーは「俺を倒せばボスがやってくる」という約束をしてヴィーノに勝負を挑む。ヴィーノは人質を連れて姿を現す。

いいだろう、だがその腕でこの俺に勝てるか?

そのままヴィーノはアリエナイザー・ギガンテス、ホージーはスペシャルポリス・デカブルーへと変身。
緊迫した空気が流れ、それぞれの銃声が響き渡る。そして…

何故だ…!!その腕で……この俺に勝つなんて…!!

撃ち合いに勝ったのはホージー。敗れたギガンテスは倒れ込み人質もバン達によって確保される。

今のお前には分からないだろう…この腕で支えているものがなんなのか

デカの、誇りだ

ハ、ハ、ハハハハハ…笑わせるなぁ!!

誇りだけで生きていけるか…!金以外に正義なんかないんだよォォォォ!!!

ヴィーノは最後の手段としてアブレラから購入した生命力増大薬を大量に摂取して巨大化。それによってヴィーノが付けていたブレスレットは弾き飛んでしまう。

薬の影響のせいか理性が無くなったような状態で暴れ出すがデカレンジャーロボによって叩きのめされる。そしてホージーは怪物に成り果てたかつての親友にシグナルキャノンの銃口を向ける。

Goodbye forever…and ever…!

ジャスティスフラッシャーを放たれたヴィーノはそのまま倒れ込み爆発四散する。

全てが終わった後、ホージーは親友の形見でもあるブレスレットを拾い上げ右手にはめ街に昇る朝日を見つめるのであった…。

スペシャルポリスの世界は、時として非情だ
それが、犯罪に立ち向かうプロフェッショナルのライセンスなのである...

余談

  • ビリーザ星人は地球人とほぼ同じ姿・能力を持つが、西部劇さながらの環境で、銃が一番発達しており剣という武器を使うことはアリエナイらしい。そもそも星の歴史自体が(地球人から見れば)西部劇そのものだという。

  • 本編にて登場した宇宙警察の関係者である敵キャラは彼が初。
    その後はスワンに嫉妬してアリエナイザーになったポッペン星人 ハイマルにVシネマ『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』では宇宙警察銀河系管区警察局局長でありながら犯罪者と癒着し甘い蜜を吸っていたカイト・レイドリッヒとその手駒となっていたアサム・アシモフ&ムギ・グラフトンなど元スペシャルポリスの犯罪者が出ており、これによって「宇宙警察も完璧な正義の組織ではない」というつらい現実が突きつけられている。
    またデカレンジャーと深い繋がりがある宇宙刑事シリーズにはヴィーノと同じく刑事としての誇りを捨て悪となったセイギ/宇宙刑事エステバンがいる*1

  • 本エピソードでは今回のドギー・クルーガー暗殺の依頼人は不明であったが、次々回にてその依頼人本人が業を煮やして自ら復讐を果たそうと動き出す。

誇りだけで生きていけるかぁ...!追記・修正以外に正義なんてないんだよぉ!!!

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最終更新:2021年06月01日 16:47

*1 奇しくもこちらもかつての親友である二代目シャリバンこと日向快との対決が繰り広げられている。