スケプティック(僕のヒーローアカデミア)

登録日:2021/08/26 Thu 16:26:12
更新日:2025/03/29 Sat 18:47:23
所要時間:約 3 分で読めます




おまえは1と聞いたら「1ィ?」とオウム返しするタイプだ
連想が出来ない想像がつかないニューロンがつながってないんだ
1から10まで言われなきゃ把握できないくせに楽しようとするな

スケプティックは漫画『僕のヒーローアカデミア』の登場人物。


●目次

【人物】

本名近属友保(ちかぞくともやす)
大手IT企業Feel Good Inc取締役
異能解放軍幹部の後に、超常解放戦線にて開闢行動情報連隊長に任命された。

ひょろ長い細身は全身黒ずくめで、カットしていない昆布を頭に被ったようなロングヘア。
伸ばしきった髪の隙間から覗くギラついた目が特徴的。
神経質なまでの完璧主義で陰険な性格で、相手が愚問と思える質問や意見を述べた相手には、ネチネチネチネチと理詰めで反論しながら罵倒し倒す。
それでも、質問されればネチネチネチネチ言いたい放題言った後に懇切丁寧に回答もしており、厭味ったらしくも面倒見は良い。

解放軍においては情報工作・解析を一任されており、その分野において絶対の自信がある。
プロの手で消去されたデータのサルベージはおろか、全国の放送局やネット配信をジャックするのも造作も無い。
内外における対諜工作や技術・情報収集で異能解放軍を支えてきた立役者である。

そんな彼も若い頃には、自らの手でくみ上げたセキュリティを突破されたことはあった。
その時の失態は今もトラウマになっていて、その件や新たな失敗を犯したと指摘されると、頭が沸き暴走する悪癖を抱えている。
これが彼自身が語る、「過去一度だけ犯した失敗」である。
もっとも、彼のミスと思しき案件が浮上すると、憤慨しながら猛烈に自己弁護と責任転嫁を始めるので、過去の失敗が本当に一度だけだったのかは不明である。

なおSkeptic(スケプティック)とは、「懐疑的な~」という意味の形容動詞、もしくは名詞で「無神論者」を意味する。
ただ、上述したように彼の性格自体は、決してSkepticとは言い切れない。
もしくは、彼のヒトガタを作り出す異能を、かつて粘土からアダムを創造したという神と比している可能性もある。

異能:人形(ヒトガタ)】

冷蔵庫や机等、人間サイズのものであれば、手で触れることで操り人形に変えられる。
顔等の造形はスケプティックの思うままに作れるようで、触れた途端に物体が溶けて別の形に固まるように変形していく。

この個性だけだとどの程度の精度や距離で操れるのかは不明。
スケプティックはデトネラット社製のマイクロチップを埋め込み、専用デバイスを活用することで、遠距離からの指令かつ複数の人形に対し本当の人間と大差無い精密な挙動を実現している。
ただし、人形一体の身体スペックは常人と大差無い。
遠隔操作はリアルタイムの高速タイピングで行っているので、同時に操作出来る上限数はスケプティックの情報処理能力に依存している。


【作中の活躍】

顧客データを抹消した義爛の手際に多少梃子摺らされながらも、さして時間をかけずにデータを復元。敵連合の対策を立てるのに貢献した。

再臨祭では、リ・デストロの影武者を作れるメリットから、トゥワイスを仲間に引き込むことを優先事項として立ち回った。
トゥワイスを模した人形にトゥワイスをリンチさせて、彼のトラウマを刺激することで無力化する作戦を決行……したまでは良かったが、詰めでしくじった。
逆にトゥワイスがトラウマを克服してしまい、奮起と本領を引き出す失態を犯した所為で絶対的な数的優位を失ってしまう。
自分のミスだと認められないスケプティックは目を血走らせて一層トゥワイスに粘着するも、無尽蔵に増え続けるコピーの山脈を前にどうにもならず。
更にはギガントマキア登場により完全に手立てを失い、そうこうするうちに再臨祭が終結した。

敵だった敵連合メンバーの加入、とりわけその頭たる死柄木が最高指導者の座に就くことに対しては青筋を浮かべていたものの、渋々ながら認めている模様。
情報連隊長となった後は、有用だが危険なホークスを特に警戒し、徹底した監視網を敷いた。
しかし、幼少期から諜報・破壊工作員として訓練されたホークスに一歩上を行かれたことで出し抜かれてしまう。

群訝山荘での会議中にヒーロー軍団の奇襲をいち早く察知するも、ヒーローの怒濤の攻勢を前に妙案は浮かばず。
戦線がほぼ総崩れになってそのまま彼も逮捕されるかと思われたが、荼毘に無理矢理連れられてギガントマキアに乗り脱出した。
決戦の場に辿り着いた際に、荼毘が撮っておいたカミングアウト動画を電波ジャックで流布してヒーロー社会を崩壊させた立役者の一人となる。
直後復帰したベストジーニストが操るワイヤーによっていつのまにかマキアの身体との間に縛られていたが、Mr.コンプレスの「圧縮」によって拘束から解かれ、同じく圧縮した荼毘と共にスピナーのマフラーに収められた。

超常解放戦線がほぼ崩壊した後も生き延びた数少ない一人であり、持前の情報工作能力が健在の彼は潜在的な脅威になっている。

最終戦

残党をかき集め、スピナーを異形型ヴィラン集団の象徴にさせるように構成員をあおる。
自身は洞窟内で過去に自身を懲戒解雇した会社のシステムをハッキングし、人工衛星を掌握。
雄英側の用意した天空の棺の墜落させようと目論むが、ラブラバに居場所を特定されて逆ハッキングで乗っ取られてしまう。
前述した過去の失敗とは「ラブラバにFeel Good Inc社のシステムをハッキングされた」というもの*1
「革命の火はまだ潰させない」とコンピュータを持って逃亡するが、既にハウンドドッグ、Ms.ジョーク、真堂揺が出入り口に待ち構えており拿捕された。


【余談】

名前・外見の元ネタは吉本興業所属のお笑い芸人「金属バット」の友保隼平。
見た目もほぼそのまんまで、ヒロアカ本編で元ネタが存在する貴重なキャラクターでもある。
また彼の登場から十数話後には別のお笑い芸人がモデルになった解放戦士のキャラクターも登場している。


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最終更新:2025年03月29日 18:47

*1 しかも彼女から「コーティングの癖が抜けてないから容易に突破できた」と吐き捨てられていた。