真島浩二

登録日：2021/09/10(金) 04:42:44
更新日：2025/06/17 Tue 21:59:23
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真島浩二とは、特撮ドラマ『仮面ライダーアギト』の登場人物。
演:小谷嘉一

【人物】

新潟県豊栄市出身。あかつき号事件の生存者の一人で、最年少の高校生。医者の家系の家に生まれたが、医の道を強要する両親に反抗してテストを白紙で出して勘当された。単純な反発だけでなく親の期待に応えられない自身への劣等感も発言からしてあった模様で、それらが合わさって船ではぶつかった翔一や親切にしてくれた木野にも過剰に突っ掛かる程荒れていたが、白い青年の遺体発見後に木野から諭された事で大人しくなった。
この為か、はじめの頃は軽い態度こそは目立ったものの劇中では情緒不安定な者が多かった生存者達の中では精神的に落ち着いている。
船に弱いのか船の中では乗客の中で唯一船酔いしていた。

他の生存者同様アギトの力を白い青年により巻き添えで与えられている。力については目覚めたら周りを見返すと、誉められた方向性ではないが割と前向きに捉えていた。その事で涼と会話した事や木野がアギトに覚醒してもアギトとしても医師としても人の為に戦う決意を聞いた事から彼等と共に戦うと考えを変えた。しかし木野の豹変を目にした事で「自分にはアギトは荷が重い」と結論を出し、力を放棄した。
一定の住所は無く事件以降は仲間の家を転々としていた。

【来歴】

31話で初登場。真魚の事を聞いて彼女が軟禁されている関谷の家に来訪してきた。
相良が死んだ時は彼の能力でもアンノウンに対抗出来なかった事実もあって流石に堪えたが、何処に行っても同じなのは解っていたので衝動的に逃げ出した関谷に呆れていた。

関谷に憑依していた水のエルに襲われた後涼と沢木と出会う。アギトの力を秘めていたので数々のアンノウンから命を狙われたがギルスやG3-X達に助けられ生き延び続け、変身能力の兆候として発熱を催したが、突然暴走した木野に殺されかけ、庇った涼が重傷を負ってしまう。
看護の後、手書きの地図を頼りに美杉邸に出向き、真魚に治してもらおうとするが彼女が治癒能力を失ったのを知ると彼女と翔一と共に涼を病院に連れていくも、病院は涼の手術を木野に依頼しており、木野はそれにかこつけて殺そうとしていた。それは右腕の突然の不調により失敗、意識を取り戻して逃げ出した涼を連れて隠れて看護を続ける。
二度目にシニストラに襲われた時、彼を捜していた氷川と翔一と一緒に駆け付けた小沢に助けられる。涼の介抱が手詰まりになった時現れた沢木の助言で涼を助けるべく力を譲渡し、普通の人間に戻った。その後木野に映画館でアギトの力を捨てた事と自身の心境を話して説得するも聞き入れてもらえず、それどころか「自分の可能性を捨てた腰抜け」と罵られた。

エクシードギルスに進化した涼によって決着が着いた後木野と和解をし、木野を尋ねて来た翔一達に彼の過去を話した。

力を捨てたのでアンノウンから襲われる理由は無くなった後も木野と同行する。リクォールに襲われた真魚と涼と遭遇し、ファルコに木野が頭突きを受け、翔一がリクォールの針を打ち込まれる。アンノウンの攻撃で何が起こるか解らないとして木野は痛みを堪えつつ針を抜く手術を決行、翔一の手足を押さえ、手術を見届けた。
その後二人と共に闇の力とリクォールのいる廃工場へ行き、真魚と一緒に四人の戦士達の戦いを見守った。

戦いが終わって、木野に翔一へ懸命に手術を行う姿を見て自分の意思で医者を目指す事を決めた事を告げた。

最終回にも登場し、将来の目標の第一歩の医大の合格へ向けて勉学に励んでいるが勉強が苦手と言っていたように真魚から心配されていた。義彦や太一とも親しくなったようである。

【関連人物】

木野薫

生存者達のリーダー格。強く優しかった彼を尊敬し父のように慕っている。しかし彼への依存が大きいあまり彼の判断に無条件に追従し、自己思考、判断を半ば放棄する傾向があった。
襲われた事はショックが大きかったものの敬意は捨てておらず、力を捨てた後必死で説得したり、涼に殺さないよう嘆願したり、力を奪われ意気消沈している彼を励ましたりしていた。
自棄になっていた自分を諭し、自分の進路を見出だす機会をくれた彼は人生の師と言える。

風谷真魚

年が近いのもあって互いの身の回りの話をしたりして親しくなった。翔一を呼ぶ時は彼女に電話している。
事件以降も交流があり、最終回では美杉家で共に受験勉強に励んでいる。少なくとも数学は彼女のが学力は上の模様。

葦原涼

アンノウンから何度も助けられたのもあり初めから好意的で、良き話し相手でもあった。
生き方に悩んでいる事に疑問を投げ掛けると「力を持てばいいというものじゃない。目的が無ければ意味がない」と返され、はじめに力が覚醒した後やろうと思っていた事について先を見据えていない事を遠回しに指摘された。
前述の考えの変化については「仕返しするよりずっといい」と肯定的だった。
彼との交流もまた良い影響を与えていて、もう一人の人生の師と言える。
和雄曰く当時の彼は水泳を始める前の涼と比べたらまだまし。