桶谷彩夏(仮面ライダーリバイス)

登録日:2021/10/03 Sun 00:00:46
更新日:2023/07/05 Wed 00:41:24
所要時間:約 7 分で読めます





美春、今日は雑誌の撮影なんだ……。


桶谷彩夏(おけたにあやか)とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーリバイス』のゲストキャラクターである。

演:内海誠子



【概要】

第3話「人質トラブル、どうする兄弟!?」、第4話「足りない愛情、アブない悪魔誕生!」に登場。

主人公・五十嵐一輝の高校時代の同級生。
当時から仲が良く、放課後には一緒に遊んでいたらしいが、今でも一輝は彼女に会うと何やら思わせぶりな表情をしており、どうやら「そういう気持ち」がある模様。
また、一輝の妹の五十嵐さくらの親友でもある。

家族は母親の妙子(演:遠藤久美子)と高校生の妹・美春(演:清水香帆)の3人暮らし。
そして、その美春は大人気アイドルユニット「小悪魔ランデブー」のセンターを務める有名人でもある。
母親はそんな妹のマネージャー代わりをしているが、多忙な妹に掛かりっきりなためにあまり構われておらず、彩夏は何処か寂しげな表情を度々見せている。


【劇中での行動】

美春の送迎ついでに、母親の車でさくらと共にショッピングモールに行き、そこで買い物を楽しんでいたが、そこへギフジュニアやコング・デッドマンを従えているらしき強盗犯・吉田浪夫の襲撃を受ける。
一輝やさくらが足止めしている間に逃げようとするも、そのどさくさにまぎれた吉田に捕まってしまい、更に彼の脅しを受けたさくら共々人質として拘束されてしまう。

実はこの吉田はデッドマンズの幹部・フリオと繋がっており、彼の指示の下に彩夏を狙っていたのだ。
更に吉田の籠城地点にはコング・デッドマンの他にも怪人態になったフリオまで現れ、さくらと彩夏の身柄と引き換えにバイスタンプを要求。
仮面ライダーリバイ仮面ライダーバイス、そして五十嵐大二は迂闊に手出しが出来なくなってしまう。

一方、彩夏は身代金を要求する吉田に脅され、母親に電話させられるが、そんな差し迫った状況にもかかわらず、スマートフォンを握る彩夏は何処か恐怖よりも不安の強そうな表情をしていた。
それでも意を決して母親に電話する彩夏だったが、美春の仕事を見守っていた妙子はかかってきた通話をそのまま切ってしまう。
それを見た吉田にも「何だ、お前の母親?愛情ねえのかよ」と嘲笑されてしまう。


私なんかに、興味無いから……。


と、まるでこうなる事を分かっていたかのように諦めの表情を見せる彩夏。

その後、密かに拘束に使われていた結束バンドを破ったさくらが吉田を蹴り飛ばした事でどうにか助かり、フリオやコング・デッドマンも、大二が持ってきたマンモスバイスタンプで変身したリバイス マンモスゲノムに倒され、事件は解決したのだった。


追記・修正は、人質にされても友人が助けてくれた人にお願いします。














































と思われたが、フェニックスの事情聴取にて吉田はプロトバイスタンプを持っておらず、単に金で雇われただけだったと判明する。

続く第4話。
事件の未解決によって不安が未だ晴れぬ中、美春のライブに出かけた彩夏は妙子に自分が誘拐・監禁されても一切電話に出なかった事を問い詰めるが、
当の妙子は「そんな大変な事になってるとは思わなかったのよ…。彩夏だって、電話出ない時よくあるでしょ?」と、どこか冗談かつ笑い事のようにあしらおうとしてしまう。

その姿に、とうとう我慢の限界を迎えた彩夏は……


ママ!私の事も見てよ!!


コング!


ほら見て、ママ!






登録日:2021/10/03 Sun 00:00:46
更新日:2023/07/05 Wed 00:41:24
所要時間:約 7 分で読めます





【真実】

実は彼女こそがコング・デッドマンの真の契約者であり、フリオと共に籠城事件を引き起こした黒幕の一人だった。

あの時、既にデッドマンズによって心の中に眠る母と妹への憎悪を見抜かれてギフの生贄「ギフテクス」候補に選ばれていた彩夏は、
母親の愛情が本当なのか確かめる事も含めて、自作自演の籠城事件を画策し、吉田が自分を襲うように仕組んでいたのだ。

しかし、そんな自分に目もくれないどころか、自分がデッドマンを生み出してもそれに対して「化け物!!」と怯えるばかりで一切眼中に無い事に絶望。
そんな彩夏にアギレラが背後から現れ、悪魔の囁きを吹き込んでいく。


あのデッドマンと上級契約を結べば、あなたは次のステージへ行ける。

“次のステージ”…?

あんな親捨てて、ギフ様の子供になろ?


それはデッドマンとの上級契約の誘いだった。
悪魔と上級契約をしてしまうと、もう人間には戻れない。
しかし、微かながら信じていた全てに裏切られた彩夏に、もう人間としての未練はなかった。
ゆっくりとコング・デッドマンに迫ると、その体に現れた赤黒い契約書に押印してしまう。
そして……


【コング・デッドマン フェーズ2】



今度は私がママを苦しめる番ね。フフフフフフ……!


バイスタンプ:コングプロトバイスタンプ
身長:197.9cm
体重:88.4kg
特色 / 力:パンチ力 / 跳躍力
契約者:桶谷彩夏
クリーチャーデザイン:久正人


桶谷彩夏がコング・デッドマンと上級契約を結んだ姿で、人間とデッドマンが融合したフェーズ1の上を行く存在でもある。
契約前のような折り紙状の装甲は無くなり、代わりに白いダウンジャケットを着たような姿に変化し、側頭部からは角が生えている。
また、両手を組んだかのような形状の頭頂部や赤い鬣のような頭髪など、さながら山姥のような悍ましさも漂わせる。

戦闘能力が上級契約前から格段に上昇した結果、ビルをも破壊する程の衝撃波を放つパンチを繰り出せる並外れたパワーに加えて、
ビル群を縦横無尽に飛び跳ねながら移動する「ナックルウォーキング」を行う運動能力、そして瞬間移動じみた高速移動すらも可能とする。


【その後】

上級契約を果たした彩夏は、怒りに突き動かされるままに妙子と美春を襲撃し、リバイス マンモスゲノムすらもその圧倒的な力で蹴散らしてしまう。


やめろ彩夏!お前の家族なんだぞ!!

もう違うわ。今日から私は…ギフ様の子供。

とリバイの説得も一蹴し、美春に怪我を負わせると、彼女を抱えて立ち去ってしまった。


家族だろ…?何で憎むんだよ……!?

ハハッ…。一輝君、幸せな家族だけじゃないんだよ?

という捨て台詞を残して……。

翌日。
美春を人質にしたコング・デッドマン フェーズ2……もとい彩夏はそのままとあるビルの屋上を占拠し、妙子を連れてくるよう要求。

フェニックスが手をこまねく一方で、一輝はその妙子を連れて来た。
一輝は「思っていることをはっきりと話せば必ず仲直り出来る」という根拠のない確信…だが彼自身の確固たる思いの下に、妙子に声をかけたのだ。

俺は、日本一のお節介だからよ!

そんな相変わらずお節介な一輝の姿に高校時代のひと時思い出す彩夏だが、爆発する怒りのままに妙子に襲い掛かろうとする。
リバイに取り押さえられる中、漸く彩夏と向き合えた妙子は、その心中を語り出した。


彩夏!!……ごめんね……!

美春の事ばかり気に掛けて、あなたの事を見て見ぬふりをしていたのかもしれない…。

その瞬間、母子の心は確かに繋がった。



でもね……彩夏は私の大事な娘。大好きに決まってるじゃない…!

もう遅い!!この醜い姿からは戻れない!!

そんなの関係ない!!


どんな姿だって、彩夏は、私の……大事な、愛する娘……!

彩夏……一緒に帰りましょう?

ママ……。

求め続けたその言葉。母親の愛を確認した彩夏は泣き崩れた。

しかし、ギフテクスの本能からは逃れられない。
たちまち力に飲み込まれた彩夏は暴走し、屋上の一部を破壊して逃走してしまう。

だが、プテラゲノムとなったリバイとバイスの奮闘に押されて行き、最後はレックスゲノムの「レックススタンピングフィニッシュ」で撃破され、彩夏もデッドマンから切り離されたのだった。


イエ~イ!愛の勝利で~す!!素晴らしい!
ねぇ、ちょっといつまで抱っこしてんの?

その後、フェニックスの更生施設での入院を余儀なくされてしまう彩夏だが、それを妙子が優しげな表情で見守っていた……。


【余談】

  • 角のモチーフはヤギ

  • 出番そのものは少ないながらも、後の展開を考えると彼女の事件は五十嵐三兄妹にとってのターニングポイントになったと言える。


今度は私が項目を追記・修正する番ね。フフフフフフ……!


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最終更新:2023年07月05日 00:41