政府特務機関フェニックス

登録日:2022/01/23 Sun 16:43:38
更新日:2022/05/15 Sun 10:08:16
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政府特務機関フェニックスとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーリバイス』に登場する組織である。



【概要】

悪魔崇拝組織デッドマンズに対抗すべく結成された、政府直属の武装組織。

名前の由来は言わずもがな「不死鳥」を意味する外国語だが、英語の綴りが「phoenix」なのに対し、こちらはスペイン語の「FENIX」と全く異なり、
組織のエンブレムも上下二段になった「FENIX TRIBE」という文字を逆三角形状にし、両端には翼の意匠を加えるなど、やはり不死鳥を意識したようなもの。
制服は白を基調としており、司令官のものは裾が膝あたりまで伸びたロングコート調になっている。
拠点は巨大な空中戦艦「スカイベース」で、基本的に燃料補給以外では着陸せず、常に空中を浮遊している。

なお、デッドマンズが公に悪事を働く関係上、こちらも一般人に広く認知されている。


【業務内容】

設立目的の通り、主な役目はデッドマンズの鎮圧及び将来的な殲滅。
デッドマンズのテロ行為が始まると直ちに分隊を派遣し、デッドマン及びギフジュニアに立ち向かう。
しかし、第1話開始以前まではガンデフォン50以外にろくな武装が無かった為、分隊長の任命式をデッドマンズに奇襲された際には直前までそれに気付けなかった上に、
いざ乱闘が始まってもほとんど太刀打ち出来ずに一般人の負傷者も出すなど、お世辞にも戦力的に見て万全とは言えなかった。

その後、リバイスを始めとした(ジョージ・狩崎の予想外もありながらだが)仮面ライダーの各システムが実装・確立されていくにつれて戦力も向上・安定していき、最終的にはデッドマンズを一時壊滅に追い込む程にまで成長した。

他にもプロトバイスタンプ使用者の更生・治療プログラムも行ってはいるが、その実態は「スカイベース内の更生施設に収容する」というほとんど刑務所同然の対処となっている。
この実態については公にされていないらしく、第13話ではニュース番組内で更生施設の実態が明らかになっていない点を批判されている。


【構成員】

上層部

  • 赤石(あかいし)英雄(ひでお)

その短絡的な思考には、同意しかねるな。

アギレラ、オルテカ、フリオの抹殺が最優先だ!

演:橋本じゅん

第17話から登場したフェニックスの長官。
常に白いスーツにレザー製の黒い手袋と、これまた黒のネクタイを身に付けた人物で、会話の中に「人間万事塞翁が馬」などといった故事成語やことわざを織り交ぜる事が多い。
雰囲気に違わぬ厳格な人物で、回収したギフの破壊よりもアギレラオルテカフリオの抹殺を優先させている。
しかし、その一方では狩崎はおろか、密かに面識があるオルテカすらも利用してギフの復活を目論んでいる危険人物。
その上、フェニックスの隊員達すらも内心では「替えの利く手駒」程度にしか考えておらず、行方不明になったヒロミの捜索も疎かにして五十嵐大二に怒りと戦慄を与えている。


一般層の認知度が高かったり、特撮ファンにはお馴染みの俳優が事前告知なしで度々出演している『リバイス』だが、
橋本氏も第17話での登場を以って出演情報が解禁され、同時にオープニング映像にも登場している。
ちなみに橋本氏も実はかなりの仮面ライダーマニアであり、悪役とはいえ出演が決まった時には本人曰く小躍りしたり、現場でも毎回ノリノリで挑んでいるとか。
登場する度に何かしらの格言を用いてるのも橋本氏のアイデアからであり、そうした言葉に対する氏の造詣の深さもあって木下半太氏を始めとした『リバイス』の脚本家達は「橋本氏が出演するようになってからは辞書が手放せない」との事。
服装に至っても橋本氏の希望で、自身の一番お気に入りの悪役であるアポロガイストの人間態の服装がモチーフとなっている。

  • 若林(わかばやし)優次郎(ゆうじろう)

“悪魔を以て、悪魔を制す”か……。

演:田邊和也

フェニックスの司令官。
門田ヒロミの憧れであり、相当な人格者だったらしいが……。


開発担当

  • ジョージ・狩崎(かりざき)

遂にこの時がやってきた……。

毒を以って……毒を制しましょう。

演:濱尾ノリタカ

フェニックス専属の天才科学者。
隊員の中で唯一正装をしておらず、基本的には私服と黄色いサングラスという出で立ちである事が多い。
父親は海外でギフを発見・発掘した張本人である狩崎真澄。

一人称は「私」で、それぞれバイスからは「カリちゃん」五十嵐さくらからは「カリさん」の愛称で呼ばれている*1
常に飄々としたマイペースな人物であり、どこか子供っぽい気まぐれな言動の数々は憎めない一方で、同時に本音が見えないある種の腹黒さも感じさせる。
基本的には明るく、しばしば英単語混じりの口調で話す陽気な人物であり、社交性も人並み以上にはあるものの、
自分の期待に応えられなかったり、自身のアイデアを悪く言う相手には容赦なく毒舌を振るうなどして辛辣に接する傍若無人な部分も多く、時にはその態度を若林に咎められる事もある。
その一方で万全を尽くしても問題を解決出来なかったり、しっかりとしたシミュレーションや事前訓練をした上で及ばなかった場合は、自身の至らなさや相手を巻き込んだ事を反省して謝罪するなど、完全に自分勝手な人格破綻者というわけでもない模様。
しかし、デモンズドライバーの変身者の生命力を奪って自我を得ていく特性を知っていながらヒロミに黙っていたり、赤石と共にギフを使って何らかの計画を推し進めるなど、やはりお世辞にも善人とは程遠い。
……かと思えば第21話にてヒロミがフェニックスを辞職した際には、「よかったじゃないか。これで君は……死なずに済む」とどこか安堵したかのように呟いたり、
仮面ライダージャックリバイス誕生時には五十嵐一輝とバイスを元の状態に戻そうと策を練るなど悪人とも言い切れない行動も多く、やはりその真意は本人以外誰も分からない。

父の研究を一部受け継いでいたという事もあって、まだ若いながらもいくつものバイスタンプやリバイスシステムを始めとする仮面ライダーのツールを開発した技量は確かであり、一輝達も素直に認めて度々頼りにしている。
また機転を利かせたり、相手の裏をかいてわざと罠に嵌ったフリをして水面下で反撃の準備を進めるなど、抜け目ない策略家としての一面も併せ持つ。
加えて普段から筋トレに励む描写もあり、単なる頭でっかちというわけでもない。

プライベートでは大の仮面ライダーマニアであり、自室にはDX玩具やCOMPLETE SELECTION MODIFICATIONといった歴代仮面ライダーの玩具やS.H.Figuartsなどのフィギュア類がずらりと並んでいる。
その影響かは不明だが、どうやら「相手の首を折る」事に並々ならぬ執着とこだわりがあるらしい。
ちなみに演じる濱尾氏の方も、父親の影響で幼少期から仮面ライダーシリーズのファンであり、大量のグッズを収集している様子が氏のTwitterで確認出来る。


戦闘部隊

第1話でリバイスへの変身に失敗した挙句レックス・デッドマンを生み出すという失態を犯した事で分隊長にまで降格されたが、後にデモンズドライバーを託されて仮面ライダーとなった他、デッドマンズ壊滅を境に新司令官に任命された。
だが、ある時を境に体に異常をきたしていき……?
詳しくは個別項目参照。

第1話にて分隊長に昇格。
当初はリバイスの正規変身者候補だったが、ヒロミの失態を見たことによる恐怖心から変身出来ず、不本意ながらその座を兄・一輝に譲る事になる。
その後、自身の内に宿る悪魔・カゲロウに体を乗っ取られてしまう事態に陥るも、一輝と共に乗り越えると同時に仮面ライダーの力を手にした。
詳しくは個別項目参照。

  • 田淵(たぶち)竜彦(たつひこ)

お前は若林司令官を守れなかった!
デッドマンズに入れ替わられている事に気付かないなんて、一番そばにいたのはお前だろ!?

そんなお前に司令官や仮面ライダーになる資格はない!デモンズドライバーを渡せ。俺が代わりに……

演:宇治清高

フェニックスの分隊長で、ヒロミの同期。
若林を助けられなかったヒロミを激しく糾弾し、デモンズドライバーを取り上げようとした。


  • 山桐(やまぎり)千草(ちぐさ)

かなり危険な状態かもしれない…。2人とも、ヒロミ君に無茶はさせないで。

演:奥山かずさ

フェニックスの隊員で、竜彦と同じくヒロミの同期。
竜彦に糾弾されたヒロミが倒れた事を受け、彼の身を案じて一輝と大二の下を訪ね、ヒロミに無理をさせないように釘を刺した。
現在はデッドマンズの信者を装い、オルテカの下で潜入調査を実行しているらしいが……?



医療部門

  • 御子柴(みこしば)朱美(あけみ)

今日から仮面ライダーの変身は禁止!いいわね?

演:藤岡沙也香

スカイベース勤務の女医。
一応白衣を身に着けてはいるが、その下はタイトミニスカートのスーツ姿で、おまけに髪には末端部に赤のグラデーションが施された、医者らしからぬ派手で煽情的なビジュアルが特徴。
しかし、その外見に反して医者としての仕事はしっかり行っており、突如体に変調をきたしたヒロミを診察した際には、彼の身を案じて変身禁止令という形でドクターストップを掛けている。

東映公式サイトの「第18話 あとがき」によれば「某近未来SF警察アニメに登場する金髪にくわえ煙草の似合う分析官をイメージしたキャラクター造形(by杉原輝昭監督)」らしい。


外部契約

第1話にてリバイスドライバーを使用した事で仮面ライダーとなった後、桶谷彩夏の事件を境に外部契約を果たした。

リベラドライバーを手にした事を境に半ば自動的に協力者となった。
当初は未成年という事もあって母・五十嵐幸実の猛反対にあったが、ヒロミの説得によって承諾された。
詳しくは個別項目参照。


【余談】

  • 現状はまだ正義の味方として機能している彼らだが、新作発表会ではアギレラ役の浅倉唯氏から「アギレラの両親を人体実験で廃人にした」という裏設定が語られているだけでなく、劇中でも「フェニックスの真実」なるものが仄めかされていることもあって、平成ライダーシリーズにおける組織及び企業の前例もあって早くも視聴者の間で「きな臭さを感じる」という声が多く挙がっている。
    • そもそも名前の由来にもなっているフェニックスは、「不死鳥」という意味から神聖なものとして扱われる事が多い一方で、神話によってはフェネクス」の別名で「ソロモン72柱」に属する悪魔として扱われる事も少なくない。
      「神聖な姿の裏にどす黒い本能を隠す」と考えると、ますますこの組織のきな臭さを感じられるかもしれない。



気合を入れろ!

俺達が先頭に立って、項目を追記・修正しなくてはいけないんだ。


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最終更新:2022年05月15日 10:08

*1 なお、意外にも「狩崎」という苗字は2022年現在で実在していない。