GⅠ優駿倶楽部

登録日:2021/10/11 (Mon) 09:07:29
更新日:2025/03/31 Mon 16:05:01
所要時間:約 15 分で読めます






めざせ、最強馬!



GⅠ(ジーワン)優駿(ダービー)倶楽部(くらぶ)は、KPE(現・コナミアミューズメント)から2017年に登場したパチスロ。実在する競走馬の調教とレースがテーマ。シリーズ化しており、2021年現在はパチスロが3作にパチンコが1作登場している。
この項目ではパチスロの初代と、それをベースに作られたパチンコをメインに取り上げていく。



概要

本機は純増約2.0枚のART「GⅠロード」で出玉を増やしていく純ART機で、MBはあるがボーナスはリアル・疑似含め搭載していない。
実在の競馬をテーマにしているだけあって演出面に力が入れられており、競走馬は特徴を捉えたリアルなCGで描写され、レース前に流れるファンファーレも実際のレースで用いられているものを使用している。
一方で、主人公となるキャラクターは「ピンク髪の巨乳美少女」と非常に萌え萌えしており、競走馬がメインの本機の中でも存在感が強いので、それらに興味が無いユーザーでも取っ付きやすいデザインとなっている。
このキャラ関連の演出も多いので、本機を分類上「萌えスロ」と見る人もいる。
新規タイトルで出荷台数も多くなかったが、一定の人気を得たのかその後シリーズ化しパチンコも登場。が、パチンコの方は…詳細は後述。



登場キャラクター

☆競走馬
シンボリルドルフトウカイテイオーオルフェーヴル、ミホノブルボン、サイレンススズカ、シンボリクリスエス、オグリキャップ、ナリタブライアン、テイエムオペラオー、ブエナビスタ

本機の主役。彼らがいなくては始まらない。上記10頭が「主役馬」と称され、この中から1頭が選ばれ調教、そしてレースで戦っていく事になる。この他にも時代を彩った名馬たちが多数登場しており、その数は100頭近くにも及ぶ。


羽生(はにゅう)まこ(CV:悠木碧
競走馬に並ぶもう一人の主役で、本機の主人公。
作中の調教師養成施設「ダービーアカデミー」を卒業したばかりの新米調教師。ピンクのポニーテール巨乳が特徴。腰まで下ろしたピンク色のツナギと、胸元に「UMA!」とデカくデザインされたタンクトップを着ている。どっかに似たような人がいたような…
アカデミーを首席で卒業し凄腕の調教師として活躍している姉のような調教師になるのがで、日夜努力に励んでいる。勉学は苦手であるが調教に関しては光るものを持っており、そこに目をつけた「オーナーさん」に競走馬を託されるのが物語の始まりである。競走馬に対してはかなり親身に接しており、一緒に温泉に入ったりもする。
オーナーさんに対しては好意的で、一定以上の感情を向けている節が見受けられる。そんな彼女の気持ちは凱旋門賞勝利後のエピローグで…
ここだけ切り取るとギャルゲーっぽく見える
愛称は「うまこ」であるが、この名で呼ぶと本人はとても嫌がる

明言はされていないがコスプレが趣味のようであり、本機の演出で様々なコスプレ姿を拝める。次作以降では、版権的にヤバそうな中の人が演じた別のアニメキャラをイメージしたコスプレを披露する事も。


☆羽生まどか/姉鬼
まこの姉。アカデミー卒業後、数々の名馬を世に送り出している凄腕の調教師。界隈では、まこを初めとする調教師たちの憧れの的でファンも多い。
優れた指導者としての顔を持っており、その際は普段の物腰柔らかな雰囲気から一変、通称「姉鬼」と称される文字通り鬼のようなスパルタ教育を行う事で有名。イメージを気にしてか姉鬼の時は変装しているが、この変装某超A級スナイパーの変装ばりにお粗末なもので周囲にはバレバレ。が、何故か妹のまこにだけは気付かれていない。
演出的にはチャンスキャラの位置付けで、通常時は高確示唆、ARTのセット開始画面で登場すれば上位シナリオ濃厚。パチンコ版では大当たり終了後に表示される一枚絵で登場すれば保留連濃厚となっている。


☆うまぽん
ダービーアカデミーのマスコットキャラ。マスコットとしてかなりの人気を誇り、多数のグッズが発売されている人気者。まこはうまぽんのグッズ収集が趣味の一つで、新作が出る度に買い漁っているらしい。
演出上のありとあらゆる所で出現するので認知度が高く、ある意味本機のマスコットであるとも言える。ART中は特殊シナリオの示唆も行っている。


☆実況アナウンサー
実際の競馬でもお馴染みの、レースの実況を行うアナウンサー。メガネにスーツという出で立ち。興奮するとメガネの色が変わる
主にレースパートにおいて実況さながらにチャンスアップの示唆を行う。レース敗北後に実況する「次走に期待しましょう」は彼の代名詞。


☆オレンジマン
オレンジ一色のシルエットに身を包んだ謎の男。まこからは「オレンジの人」と呼ばれる。格闘家のような姿をしているが…?
その正体は同メーカーから出ているパチスロ「麻雀格闘倶楽部」に登場する、プレイヤーの分身となるキャラクター。本機では登場すれば何かしらが濃厚になるプレミアキャラの位置付け。



ゲームフロー、通常時の演出

ART当選までの流れは周期による抽選、CZ経由、特殊アイコンやロングフリーズによる直撃などがあり、基本は周期抽選がメイン。周期の流れは以下のようになっており

調教する競走馬の決定


競走馬の育成(一週8G×最大11週まで)


新馬戦レースに出走

以上が1周期で、新馬戦に勝てばART、負ければ周期の最初に戻る。これをART当選まで繰り返すのが通常の流れとなる。レースの勝敗は育成レベルに基づいたガチ抽選なので育成パートが当選のメインではあるが、それ以上に最初に選択される競走馬が非常に重要で、育成のしやすさや勝率、果てはARTの性能も違ってくる。


☆育成パート
競走馬決定後に移行する通常時のメインパート。最初のゲームで1週間のスケジュールアイコンを決め、その後アイコンの内容と成立役に応じて競走馬を育成していく。その週の最後のアイコンが「出走」でなければ次の週に移行し、出走が出るまでは育成を続けられる。基本的に8~10週消化するが、5週以下の短い週で出走するとチャンス。7、11週目で出走すると新馬戦勝利濃厚かつ高設定の期待が高まる。
この間にチャンス目(MB)が成立すると「(鬼)調教ゾーン」に突入し、8Gに渡り育成レベルが上昇。鬼調教だと更に効果が上がる。

☆スケジュールアイコンの種類(一部)
調教:小役成立で育成レベルがUP。レア小役なら更に効果UP。
蹄鉄:小役成立でART当選時のゲーム数を決める「蹄鉄レベル」がUP。銅<銀<金<虹と色が変わる毎に大量ゲーム数に期待。虹到達で育成レベルに関わらずART濃厚+300G獲得。尚、蹄鉄レベルは周期が変わる毎にリセットされる。
新聞:その周期のARTのシナリオの示唆。
運:全役でARTの直撃抽選。
うまぽん:天井示唆。
トランペット:プレミアアイコン。銀と金の2種類がある。ロングフリーズの示唆で、金はフリーズ濃厚。銀はフェイクもあるが、その場合でもレア小役成立ならフリーズが濃厚になる。


☆温泉ゾーン
ART終了後や周期開始後に突入の可能性がある、調教の高確率状態。全役で育成レベルUPの抽選を行っており、規定ゲーム数消化まで継続。ART当選契機の一つであるCZの抽選はこのモードでしか行われない。

☆まこチャレンジ
温泉ゾーン中のチャンス目成立時の一部で突入するCZ。8GのART高確率で、トータル期待度50%。最終的にコスプレ成功でART濃厚。2回成功や特殊なコスプレの場合はARTの複数セットも濃厚。


☆ファンファーレフリーズ
本機におけるロングフリーズ演出。通常時の主に確定役の一部で発生。伝説シナリオ濃厚となり、海外レースまで濃厚。但し、海外レースは勝利濃厚とならない



ART「GⅠロード」

純増2.0枚のゲーム数+セット数+シナリオのトリプル管理型のART。ART開始時はまずゲーム数決定パート「蹄鉄アタック」に突入し、蹄鉄レベルに応じたゲーム数を獲得する。
ゲーム数を消化するメインパートと継続をジャッジするレースパートの2つで構成されており、レースパートで勝利すると次セット継続。通常ARTは10セットまであり、それを突破すると上位ART突入を賭けた「海外レース」に挑戦出来る。
レースは継続率管理で、継続率は周期開始時に選択されたシナリオによって変化。継続に漏れていても、レース中のレア小役による書き換えやV揃いによるストックがあれば継続濃厚になる。
シナリオは全11種類。ロングフリーズ経由など特別な状況を除き、シナリオは通常時の競走馬決定パートで設定される。


【各シナリオの特徴】
☆早熟系
早熟:初回75%と高いが、セットが進むごとに下がっていき6セット以降は10%固定。
超早熟:初回は継続濃厚。早熟よりも下がり幅が大きく5セット以降は10%固定。

☆ムラ駆け系
ムラ駆け:奇数セットは10%固定で、偶数セットは80%固定。
超ムラ駆け:ムラ駆けの逆。

☆晩成系
晩成:初回10%だが、セットが進むごとに上がっていき、後半は80%で固定。
超晩成:晩成と同じく初回10%で、そこから10%ずつ上がっていき6セット以降は継続濃厚。
大器晩成:初回はたったの1%しかないが、そこを突破すれば2セット以降は継続濃厚。

☆特殊系
普通:全セット50%固定。
名馬:全セット80%固定。
三冠:5セットまで継続濃厚で、6セット以降は50%固定。
伝説:全セット継続濃厚。


レースパートでは、GⅠ~GⅢまでの実際にあるタイトルのレースに出走。セットごとに出走するレースタイトルは全馬固定だが、サイレンススズカ・オグリキャップ・ブエナビスタの3頭は内容が異なる。
各馬には「メモリアルレース」という項目が設定されており、そのレースに出走する場合はシナリオの継続率に関係なく継続率が88%に書き換わる。

【サイレンススズカのレース(出走順)】
朝日杯フューチュリティステークス
弥生賞
皐月賞
ダービー
神戸新聞杯
天皇賞(秋)
マイルチャンピオンシップ
宝塚記念
毎日王冠
天皇賞(秋)*1
香港カップ(海外レース)

メモリアルレースは宝塚記念と毎日王冠。


【オグリキャップのレース】
朝日杯フューチュリティステークス
毎日杯
NHKマイルカップ
安田記念
毎日王冠
天皇賞(秋)
ジャパンカップ
有馬記念
安田記念
宝塚記念*2
凱旋門賞(海外レース)

メモリアルレースは有馬記念。ただしモデルは走る順番からすると1988年度のものか。


【ブエナビスタのレース】
阪神ジュベナイルフィリーズ
チューリップ賞
桜花賞
オークス
ローズステークス
秋華賞
エリザベス女王杯
有馬記念
ヴィクトリアマイル
宝塚記念*3
凱旋門賞(海外レース)

メモリアルレースは桜花賞とオークス。


【上記3頭以外のレース】
朝日杯フューチュリティステークス
弥生賞
皐月賞
日本ダービー
神戸新聞杯
菊花賞
有馬記念
阪神大賞典
天皇賞(春)
宝塚記念
凱旋門賞(海外レース)
※完全に一致する参戦馬がおらず、だれがモデルになっているのかは不明。
某美少女擬人化ゲームに先駆けて「参戦馬全員に凱旋門賞勝利の可能性がある」をやっていたことになる

☆各馬のメモリアルレース
シンボリルドルフ:無し
トウカイテイオー:有馬記念
オルフェーヴル:有馬記念
ミホノブルボン:日本ダービー
シンボリクリスエス:有馬記念
ナリタブライアン:朝日杯フューチュリティステークス
テイエムオペラオー:皐月賞、阪神大賞典、天皇賞(春)、宝塚記念

シンボリルドルフのみメモリアルレースが設定されていないが、シナリオが三冠or伝説のどちらかしか選ばれないので、トータルの期待度は最も高い。
テイエムオペラオーはメモリアルレースが全馬中最多の4レース存在するが、大半が終盤に固まっている上にシナリオもほとんど晩成系が選ばれるので相性が悪く、そこまで継続は良くない。

ナリタブライアンの場合、初戦がメモリアルのため初戦突破が濃厚。もしシナリオが大器晩成だった場合、
本来の継続率(1%)が88%に書き換えられるため、凱旋門賞へのチャンスとなる。早熟系シナリオだと・・まあちょっとだけお得程度かな。


【凱旋ロード】
海外レース勝利後に突入する上位ART。ARTの流れは通常と変わらないが、継続率はシナリオが無視され全馬共通で88%で固定となる。Vストックによる継続は有効だが、メモリアルレースによる継続はこのモードに限り無効。
海外レースの勝利期待度はシナリオによる継続ではなく、各馬に設定されている独自の継続率が参照される。期待度は高い方から順に

サイレンススズカ>オルフェーヴル>シンボリルドルフ>それ以外

となっている。
海外レース中に限りVストックを持っていても継続濃厚とはならないので、レース中に書き換えが無い限りは純粋に継続率によるガチ勝負になる。上位3頭以外は勝利期待度が10%しかない狭き門であるが、恩恵も大きいので本機一番のレバーの叩きどころである。
Vストックがある状態でレースに敗北し通常に転落した場合は、前兆を経て再度ARTに突入するのでストックは無駄にはならない。その場合は、当然ながら競走馬とシナリオは再抽選され通常ARTの最初からになる。


【まこ☆まこたいむ】
本機唯一の上乗せ特化ゾーン。ゲーム数とセット数のW抽選で、リプレイを含む全役でゲーム数の上乗せ抽選、V揃いでセット数の上乗せを行う。V揃い確率は通常ARTから大幅にUPしており期待値が高い。
ゆるいネーミングとは裏腹に優秀な特化ゾーンではあるが、突入率が非常に低い事と設定差がモロに出やすいのが難点。低設定域は一日打っても全く突入しないなんてのもザラにある。



ぱちんこ GⅠ優駿倶楽部


概要

2020年に同メーカーから登場。設定付きのライトミドルと遊タイム付きの甘デジの2スペックが出ている。珍しい(というか唯一?)STタイプの小当たりRUSH機(市場に出ている小当たりRUSH搭載機は確変ループ式がほとんど)。小当たりRUSHて何ぞや、という人はこちらを
「初当たり後は必ずSTに突入」「ST継続率は80%OVER」「小当たりは15賞球でアタッカー優秀」と数字だけ発表された時はそこそこ期待されていた。しかし、只でさえ評判があまり宜しくない小当たりRUSH機である事と、そもそもパチンコが主ではないメーカー故に何か罠があるのでは、と警戒する意見も多かった。
そして、いざホールに登場するとやはりそう甘くはなかった。以下解説。


スペック(ライトミドル)

低確率:1/199.8(設定1)/1/191.6(設定6)
高確率:1/89.9(設定1)/1/86.2(設定6)
確変突入率:100%(150回まで)
大当たり振分:
[ヘソ]
10R確変:0.2%(1,500発/ST150回)
4R確変:99.8%(384発/電サポ無し※)

[電サポ]
10R確変:17.5%(1,500発/ST150回)
6R確変:2%(900発/ST150回)
4R確変:8%(600発/ST150回)
2R確変:5%(300発/ST150回)
3R確変:67.5%(450発/ST150回)

ヘソ4R確変以外の大当たりは、全て電サポあり
※電サポ動作中の大当たりに限り電サポあり


2段階設定付き。設定差は、気にする程大きくないので無視してもOK。
前述の「必ずSTで継続率80%OVER」というのは嘘では無いのだが、初当たりのほとんどは潜伏確変となり電サポは付かない。潜伏中に当たっても振り分けは変わらないので、0.2%の直撃を取らない限りは永遠に潜伏ループにハマる事になる。
ではどうするのかというと、初当たりの4R確変後は「潜伏解除までの回数」がセットされており、その回数まで当たりを回避出来れば電サポが貰える。規定回数未満で当たりを引いたら(直撃でない限り)また新たに回数がセットされる。要するに電サポを取る為には大当たりを引かないヒキが要求されるという変わったシステム。
解除までの規定回数や振り分けは解析が一切出回っていない為に詳細は不明だが、概ね0~99回で且つゾロ目が多いとされる。
開発的には「100%STで高継続率の小当たりRUSH」を実現させる為の変則システムであると思われるが、やはりと言うかデメリットが目立ち

  • (示唆はあるものの)具体的な回数が分からないので続行にしろヤメるにしろ判断が難しい
  • 「大当たりを回避する」というシステムが遊技者の心情に噛み合っていない(本来ならば大当たりとは嬉しい事である)
  • ようやく電サポを取っても、大抵はSTの半分程を消化した後になるので、フルで性能を発揮する為には残りの電サポ回数で大当たりを取らなければならない

…などの意見があり、結果として本機は決して性能は悪くないものの「不遇」の烙印を押される事になった。
肝心の小当たりに関しても、アタッカー周りは良好だが右のゲージの作りが足を引っ張っており、小当たりRUSH機では大半が有効とされる「止め打ち」が有利に働かないようになっている(これに関しては、そもそも止め打ち自体がホール的には宜しくない打ち方なので決して間違いではない)。なので打ちっぱなしが最も有効なのだが、小当たり確率が約1/3と重めなので運が悪いと減ってしまう。一応、小当たり時は画面で図柄が揃うのでタイミングは分かりやすいが、揃ってから打ち出したら100%間に合わない

色々と中途半端な作りが散見されるが、それでも電サポの性能は小当たりRUSH機の中でも屈指なので、もし台を見かけたら挑戦して頂きたい。
心が折れても責任は取らないが


スペック(甘デジ)

低確率:1/99
高確率:1/54
確変突入率:100%(50回まで)
遊タイム:通常時を250回消化で時短379回
大当たり振分:
[ヘソ]
10R確変:1%(1,000発)
3R確変:99%(300発)

[電サポ]
10R確変:50%(1,000発)
6R確変:3%(600発)
4R確変:6%(400発)
2R確変:6%(200発)
3R確変:35%(300発)
※全ての大当たり後に電サポ50回

ライトミドルの受けが悪かったせいか甘デジはオーソドックスなSTになった。全ての大当たり後に電サポが付き、右打ち中は半分がMAXラウンドと遊びやすく出玉もそこそこ狙える仕様。
パチンコ版の天井である「遊タイム」を搭載しており、本機は通常を250回消化する事で時短379回の「温泉ゾーン」に突入する。但し時短は左打ち消化であるが*4

一応小当たりRUSHというカテゴリーだが、ライトミドルより小当たりの性能は格段に良くない(おそらく小当たりRUSHワーストの性能)ので普通のSTと考えた方が良い。打ちっぱなしだと、まず間違いなく上皿は崩壊する。
設置台数が少ないので置いてあるホールを探すのが難しいかも知れないが、ライトミドルに比べ格段に遊びやすいので今パチンコGⅠを打つなら甘デジをオススメする。



演出など

演出面はほとんどパチスロ版の移植で、パチンコ用の新規演出は数える程しか無い。手抜きとか言わない
金系演出がほぼないので、濃厚系を除いて煽りは基本的に赤系が最大。じゃあ赤が強いのかと言うとそんな事はなく、赤保留以外の赤系はほぼ空気と捉えて良い。本機の演出バランスは端的に言うと「激熱系が一つでも絡めばどうにかなる」といった感じで、赤系のガセ煽りは非常に多いが激熱は数字通りにちゃんと激熱と期待出来るようになっている。勿論ハズレる事もあるが、他の機種程バンバンハズレるという事は無い。昨今のパチンコでは珍しいバランスと言えよう。

【主な激熱演出】
☆保留系
鬼保留、まこ保留、ウマラッキー保留(赤・紫)、うまぽん保留

赤保留も充分アツいが、展開が寒いとよくハズレる。
ウマラッキー保留は最終的に色保留に変わるが、リーチ発展までに変わらなければ大当たり濃厚になる。

☆背景カットイン各種
☆まこメモリアルカットイン
☆まこボタン
☆「肉球柄」演出
☆「激アツ」文字

他にも色々あるが、上記演出が絡んだ場合は要注目。


【リーチ演出】
弱SPと強SPがあり、どちらも素では頼り無いので激熱演出絡みを待つ事になる。

☆弱SPリーチ
  • まこルーレット
パチスロにもあった演出。「激アツ」や「もう一回」のアイコンがあるとややチャンスになる(実際はそんなに変わらない)

  • まこお祈り
夢を語るものと、うまぽんグッズをねだるものがあり後者がややチャンス(実際はry)

  • ウマラッキーリーチ(海◯語のマリ◯リーチを想像すれば大体合ってる)
横スクロールのダブルラインリーチ。まこのアクションで信頼度が異なるが、実際ry

  • ファンファーレチャレンジ
ボタン連打でファンファーレを鳴らせば大当たり。

  • 伝説馬(レジェンドホース)チャンス
ボタン連打で競走馬が登場すれば大当たり。当否が分かりやすく、赤カットインを出せればほぼ当たる。


上記のリーチは、そのまま当たる事は稀なので発展に期待。


☆強SPリーチ
  • 併せ馬
  • タイムトライアル

ここからようやく期待出来るリーチに。とりあえずチャンスアップが一つでも絡めば大丈夫。

  • まこチャレンジ
内容はパチスロ版のCZとほぼ同じ。コスプレ成功で大当たり。カットイン赤までいけばそこそこアツい。

  • まこセクシー3択リーチ
タイトルからは伝わりづらいが一応本機最強リーチ。胸か、脚か、尻かを選んで最終的にまこが図柄を止める事が出来れば大当たり。言葉で説明するとピンとこないかも知れないが、実際に見ても多分よく分からない。繰り返しになるが最強リーチで、デフォでも期待度80%ぐらいはある。
カットインが重要で、赤だとちょっと不安だが肉球柄なら安心。


☆温泉ゾーン(遊タイム)
甘デジ版における救済機能。低確率を250回消化する事で時短が発動(大当たり間1回のみ)。379回消化出来るので、かなりの確率で大当たりに期待出来る(必ず当たる訳では無いので注意)。
スペックの所で少し触れたが、時短は左打ちで消化するので初打ちの際は忘れずに。時短中はヘソ下のチューリップが開く。ヘソと同じく3賞球で、1回の解放が長いタイプなので、ホールの扱いによっては現状維持もしくは玉が増える…かも。
演出面では、ガセ煽りが極端に減るので何か演出が起きたらチャンス。大当たり時は先読みが絡みやすいので保留変化などが発生すれば更に注目。基本的に静かなので、当たるまでは延々とまこの入浴シーンを眺める事になる。
眼福。


【右打ち中(GⅠロード)の演出】
見た目はパチスロ版の「GⅠロード」のメインパートとほぼ同一。背景、保留が結構重要で、特に保留変化は大当たりに絡みやすく青保留でも期待出来る。
開始時に出走する競走馬を選択可能。パチスロ版からラインナップが変わり、シンボリルドルフ・トウカイテイオー・オグリキャップが抜け、新たにキタサンブラックが追加の計8頭。どれを選んでもリーチの期待度は変わらない。
リーチは3つしかなく、しかも発展するのはほとんど出走リーチでバリエーションは壊滅的。

☆出走リーチ
「出走」図柄テンパイから発展。パチスロ版のレースパートをなぞっており、チャンスアップも一緒。最終的にレースに勝てば大当たり。

[主なチャンスアップ]
☆発展時の扉【通常<赤<金】
☆新聞の予想【青<緑<赤<虹。メモリアルレース時は更に期待度UP(濃厚では無い)】
☆レース実況【黄<青<緑<赤<虹。恐らく最も重要で、ここが黄止まりだと他が強くても不安】
☆競り合い前のカットイン【無し<まこ<まどか】
☆ゴール直前のボタンの有無【ボタン有りなら濃厚】
☆敗北後の実況【「次走に期待しましょう」以外なら復活濃厚】


☆まこチャレンジリーチ
通常時と全く一緒。一応高信頼度だが過信は禁物。

☆ジャッジメントロデオボーナス煽り
専用図柄でテンパイを煽る。テンパイすればそこそこアツい。図柄揃いでカウントアップボーナスの「ジャッジメントロデオ(2~6R)」へ。







追記・修正よろしくお願いします。


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最終更新:2025年03月31日 16:05

*1 史実で走ったのはここまで。

*2 史実で走ったのはここまで。実際のローテーションではこのあと秋の天皇賞とジャパンカップで惨敗→引退レースで奇跡を起こしたのはご存じの通り

*3 史実通りなのはここまで。実際には秋の天皇賞→ジャパンカップ→有馬の国内秋古馬三冠に行っている

*4 本機の場合、電サポは状態問わず小当たりが付くので、規則の「低確率の出玉増加はNG」に引っ掛かる為致し方無いと思われる。