ランゴスタ(モンスターハンター)

登録日:2021/12/18 Sat 15:08:20
更新日:2025/01/13 Mon 01:59:59
所要時間:約 4 分で読めます




ランゴスタ(Vespoid)とは、『モンスターハンター』シリーズのモンスターの一種。

概要

シリーズお馴染みの小型甲虫種で、突然変異によって巨大化した蜂。
個体によっては2mを超すものもおり、たかが小型モンスターと言えども一般人にとっては脅威となる存在である。

ブナハブラクンチュウ同様生息域が広く、普通の虫ならまず寄ってこない雪山や火山や砂漠にも普通にいる。できればいなくなってほしい
狩りの方法は、主に腹部の針を刺して獲物を麻痺させて仕留める。

戦闘能力

ぶっちゃけ雑魚だが、多くのハンターからは「お邪魔モンスター」として嫌われている。
理由は腹部の針に含まれる麻痺効果。
攻撃力そのものは低く体力が多い内は影響は無いのだが、麻痺状態になると動けなくなってしまう。
これが採集中ならまだしも、大型モンスター戦で起こったら地獄。
追撃を受けて呆気なくネコタクの世話になったハンターも少なくない。

「じゃあ倒せばいいじゃん」と思う人もいると思うが、ちょこまか飛んでいるので動きが読みづらく中々攻撃が当たらない。
その上、集団で(エリアによっては無限湧き)発生することもあり、大型モンスターの狩猟に集中したいハンターにストレスをじわじわ与えていく。
ランゴスタの鬱陶しさに頭を抱えたランサー・ガンナーもいるだろう。
卵系の運搬アイテムを扱っている際に視界に入ったら心拍数と手汗がお祭りになること間違いなし。

幸いにも体力と防御力も低く、攻撃を受けるとバラバラになる。
剥ぎ取りたい場合は、毒けむり玉や毒属性の武器で状態にしておこう。
……排除したいときは当たってくれず、素材が欲しいときは原型を留めず散る。やだもうコイツ。

クイーンランゴスタ

甲虫種では初となるボスモンスター。
読んで字のごとく女王蜂。ハンターズギルドからは「女王虫」と呼ばれている。
通常のランゴスタより遥かに大きく、彼女を中心とした「コロニー」を形成する。
「親衛隊」と呼ばれる大きなランゴスタに護衛されている。

見た目はというと、単刀直入に言って気持ち悪い。
画像検索をしてもらえば分かるが虫がそんなに嫌いじゃない人も思わずゾッとする。
さらに討伐して死んだ後も足をピクピク動かしていて怖気が走るレベル。
虫嫌いな人にとってはこいつの狩猟は拷問に等しいだろう。

当然戦闘能力も大幅に向上し、麻痺だけではなく防御力を半減させる腐食液を出したり、予備動作無しで体当たりをしたり、ランゴスタ達を統率したりと女王の名に相応しい実力を見せてくる。
しかし、閃光玉を使えばあっさり地面に落ちてただのピクピク動く的と化す。それはそれで動きがイヤ
ガンナーだと散弾も有効なので、対策をして挑めば楽に倒せるモンスターでもある。

ちなみに、クエストによってはランゴスタを30匹討伐しないと出現しないので、それを知らなかったハンター達は中々クイーンランゴスタに出会えなかった。
また、「クイーンランゴスタ」として登場するのはメインシリーズではMHP2Gのみ、外伝作品で『ぽかぽかアイルー村』にしか出現しない超不遇モンスターでもある。
ドスギアノスドスジャギィですらもっと出ているのに。
MHFでも遷悠種として登場させるモンスターの選択肢には入っていたのだが、没になっている。
拒絶反応を示すユーザーがサソリより多くなりそうなので英断だったかもしれない。
モーションが普通のランゴスタとそこまで大差が無いので、再登場するならば大幅にテコ入れされると思われる。

シリーズ毎の活躍

MHP2GまでのメインシリーズやMHFでは、あらゆるフィールドに登場。
良くも悪くもハンター達の記憶に残る小型モンスターになった。

MH3で後輩のブナハブラが登場すると、そちらに出番を譲る形でしばらく登場していなかったが、MHXで復帰。
なお、危険度はブナハブラより低い★1。
麻痺針はむしろブナハブラの方がよく空振りするのだが、腐食液攻撃も併せ持つあちらの方が危険性は高いという判断だろうか。
MHX/MHXXのライゼクスの生態ムービーにも登場。
ライゼクスの放電で駆除されるという、小型モンスターあるあるのやられ役だったが。

MHWorldではスリンガー松明弾のやヒカリゴケのに反応する習性が明らかとなり、光に夢中になっている隙に一網打尽にされるランゴスタの群れが多発した。
ちなみにランゴスタ自身にヒカリゴケを当てて発光させると、光っている個体に群がりなぜか上空へ消えていくという珍事が発生する。スリンガー松明弾を当てるとダメージが大きすぎて普通に死ぬのでこの現象は起きない。
また、「昆虫標本の達人」というスキルが登場し、Lv3まで発動すると武器攻撃でも確実に死体が残るようになるため、剥ぎ取りやすさが格段に向上した。
MHW:Iで追加されたクラッチクローもなかなか有効。動き回るランゴスタを撃墜するのは大変かもしれないが、前述のスキルが発動出来ない下位ではこちらも候補になる。

『ストーリーズ』でも登場しているが、色で頭数稼ぎしているブナハブラの方が勢力が大きく、ランゴスタが生息するエリアは限られる。

余談

ランゴスタとはスペイン語で「ロブスター」を意味する語でもある。

また、現実の生物と同じような生態系や系統樹の設定があるモンハンにおいて、珍しく「既存の生物の突然変異」という理由付けがされているモンスターでもある。
ただ、初期からあったためか近年のメインシリーズではその設定は表に出ることは皆無で、事実上「死に設定」となっていた。
ところで、MHST2では「異変が起きて出現モンスターが変化する」場所があり、ランゴスタは異変が起きた後のその場所に出現するのだが、その場所には異変前からハチミツの採取ポイントがある、すなわち普通の蜂が存在している場所である。
「変異」の設定がまだ死に設定になっていなかったことの証明もさることながら、生態に関する描写がルーズ気味な『ストーリーズ』シリーズで、ここまで設定に忠実な形で周到な伏線が張られているのは極めて珍しい。





「……よし、ここまでくれば大丈夫だろう。ついでに体力少ないから回復しておくか。」

ランゴスタ「Langosta Sting」プスッ

【力尽きました】



追記・修正は害虫退治の後にお願いします。

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最終更新:2025年01月13日 01:59