遷悠種(モンスターハンター)

登録日:2015/12/19 Sat 15:06:45
更新日:2023/12/28 Thu 22:19:44
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モンスターハンターフロンティアZ』(MHF-Z)に存在するモンスター区分の一種。



概要

大型アップデート『G8』から登場した、モンスターの新たなカテゴリ。
ランク別にHR5(G9以前の旧HR100)~、G級の2種類の個体が用意されており、後者は「GR100以上」の受注条件が設けられている。
(2017年4月以前はGR500だった。参考として通常G級クエ、及びラヴィエンテ猛狂期などは全部GR1。ただしMHF-Zで実装の辿異種は最低でもGR200から)



その実態はMHFから見て「本家」にあたるメインシリーズから輸入されたモンスター達の総称。
雷狼竜ジンオウガや恐暴竜イビルジョーなどといった、多くのハンター達ならご存知であろうシリーズお馴染みの顔ぶればかり。
専用曲が存在する場合はそちらが流れるし、クエストクリア時のファンファーレ音楽も出身作のものが採用される。
勿論、ハンターとモンスターのインフレが激しいMHFの環境にバッチリ適応してかなりの強化が施されている。
このチャレンジングな試みは、運営が開発チームのスタッフを大幅増員したことで実現可能になったものだとか。

初登場がMHP2のティガレックスアカムトルムは、シーズン時代というMHF最初期に既に登場しており、今では大昔の話である。
どちらかと言えば、G8以降にメインシリーズから輸入するモンスター達とそれらを区別するためのカテゴリ、という意味合いが大きい。



知っている人は知っての通り、MHFとメインシリーズの間では(ヒプノックヴォルガノスがゲスト参戦した)MHP2Gを最後に微妙な空気が漂い始め、種族や細かな要素の輸出入*1はあってもお互いのモンスターを輸入することは一切無くなってしまっていた。
当時は互いの開発チームが険悪な関係だからではないか、メインシリーズにとってMHF産のモンスターが世界観に合わず難色を示したからではないか*2、などと色々な憶測を呼んだが、真相は分からず終い。
少なくとも、モンスターの開発方針や世界観の違いによる今更の融和の難しさや、裏にあるだろう大人の事情が暗い影を落としていたことは確実とされた。
ともかく両者の関わり合いがいやに消極的だった為、ハンター達からは「メインシリーズの要素を取り入れることはあっても、モンスターそのものの輸入は絶対に有り得ない」と、長きに渡りそう信じられてきたのである。
それだけに、「G8PV第1弾のラストを堂々と飾るジンオウガ」という絵面の衝撃は大きく、メインシリーズ・MHF民を大いにザワつかせた。


勿論、足掛け数年にして突然のイレギュラーな展開にはかなりの賛否があった(今もある)。
まず、MHFの環境下でメインシリーズのモンスターと戦えることを喜ぶ声が上がったのは当然の事であるが、
半分ほどが有名な面子であること、かつ致命的ダメージを負った過去から一部では「どうせ客寄せパンダ目的ではないのか?」と辛辣な見方も出た。
更に本格的な実装後は、前述した両者の違いがとても顕著に現れたことで
「メインシリーズからの輸入はMHFに今更必要なのか?」と輸入自体を疑問視する声も一時期出た(後述)。
しかし賛否はともかく、そもそも不自然なまでに数年間モンスターやシステムの直輸入が行われてこなかった事を考えれば、モンスター参戦に漕ぎ着けたこと自体がMHF史上前代未聞の快挙とも言える出来事である。



遷悠クエスト

「遷悠クエスト(G級ではG遷悠クエスト)」という専用枠が設けられていた。
G級は全て難易度★8。つまりG級の防御減算式で言えばマイナス1050の下方補正がかかる。
MHF側で同列の難易度に設定されているのは天廊の番人と辿異種だけである。


遷悠クエストは共通して元気のみなもと使用不可という若干厳しい制約が設定される(別要因でのみなもと効果発動は有効)。
従って、大幅に被ダメージを軽減してゴリ押すという手はまず使えない。素直にガチンコで狩猟することになる。


なお『MHF-G』時代は、メタな話になるがビジネス的な側面から報酬制限が課されていた
  • 非G級、G級それぞれで一日に3回目のクリアまではブースト効果で報酬枠10枠固定
  • 4回目以降は報酬枠が4枠に減り、回数を重ねるごとに徐々に減少してしまう(部位破壊や捕獲、剥ぎ取りで得られる素材は減少しない)
  • ブースト効果はハンターライフコース有効時、ショップで毎日特典を受け取ることによって回数が復活
  • 上記制限は狩人応援コースで無効化可能
この設定でもブースト効果のおかげで3戦もすれば相当量の素材が集まるのと、捕獲報酬といった抜け穴もあった。
とは言え、一部からは露骨な制限要素とさも課金前提であるかのような狩人応援コースでの制限無効化を快く思わない声も出ていた。
その後は『MHF-Z』への移行、及び新コンテンツである辿異種の実装などに伴い制限が撤廃された。



遷悠武具

生産可能な武具はもちろん、殆どがメインシリーズでもよく知る名前やデザインそのままである。
これらもMHFでは「遷悠武器」「遷悠防具」という特別なカテゴリを与えられており、
デフォルトで自動発動スキルを1つ備えるという特殊効果を持つ。
また、共通して該当モンスターの素材だけで最終強化に辿り着けるという特徴もある*3
上記の高い難易度とランク・報酬制限の見返りという事でか、武具共に総じて優秀な性能を持つ。


遷悠武器

HR5から生産可能で、上がりたての身では即戦力になるほどの超優秀な性能を持つ。

自動発動スキルは一律「早食い」
早食いはあると色々な局面で便利なスキルであり、様々な独自の自動発動スキルを備える辿異武器に比べると地味だが、彼らに挑む準備の選択肢としては悪くない。

生産時点で見慣れない形のスロット穴が開いているが、これは装飾品とシジルのどちらも装着可能なユニバーサル仕様のスロットになっている。
シジルについてはG級武器を参照。
どの武器も最終強化で必ず3つ全て開く。

穿龍棍のみ、当然だがMHFのオリジナルデザインである。


最初から強力なためか、生産素材にほぼ確実に宝玉系のレア素材が1個紛れ込んでいることに注意。
また、強化に関してもG級では通常のG級武器と比較して桁違いのGzを要求される。


遷悠武器とは違うが、GR800以上で狩猟すると貰える「遷悠○」という素材を使い、一部のG級武器を「改G級武器」に派生強化することができる。
(○に当てはまる時は遷悠種によって違う。「殻」とか「玉」とか)
改G級武器の特性はG級技巧武器と同じ。



遷悠防具

こちらも生産時点で防御力・スキルともに優秀な性能を誇る。
属性の耐性値のメリハリが強烈で、プラスとマイナスの落差が非常に大きく一式装備での運用には向いていない。
これは特にゴア・マガラ以降の防具で顕著。

自動発動スキルは防具のシリーズごとに異なる
ジンオウシリーズなら雷属性攻撃強化【大】、ブラキシリーズならボマー、といった具合。
遷悠武器の早食いもそうだが、これらは防具のスキル枠の上限に影響されない利点があるため、スキル構成の幅が広げられる。


生産難易度は遷悠武器に比べると高くは無いが、強化に関しては部位破壊限定の素材などをふんだんに使う。



遷悠種のメンバー

現状の、モンスターとしての共通設計は以下の通り。
  • エフェクト等は一から作り直し
  • あくまでも通常(G級)クエストの延長線上なので防御力は機能する(※即死コンボが全く無いとは必ずしも言い切れない)
  • 中身は主に出身作とそれ以降の作品とのハイブリッドが基本
  • 通常個体の変化度合いは差があるが、ブラキ以降は通常・G級共凄まじい魔改造が施される(ただし、ハンターの性能もメインシリーズより断然高いことに注意)
  • 素材名・素材テーブルはメインシリーズ準拠。モンスターによって部位専用素材が無い、捕獲の方がレア素材率が高い等の特殊ケースも
  • 「○属性やられ」の導入。基本的に属性耐性値での対策だったが、G10でウチケシの実も輸入されてきた。
  • 専用BGM持ちはそのまま専用BGMが流れ、専用BGMを持っていない場合はランクに合わせた汎用BGMが流れる
  • ハンター発見時のBGM、クエストクリア時のBGMは、MH3Gに登場していたモンスターはMH3G、MH4以降で初登場のモンスターはMH4のものになっている。専用クエストクリアBGM持ちのアマツマガツチはMHP3の仕様をそのまま引き継いでいる。


ジンオウガ

自動発動スキル:雷属性攻撃強化【大】
状態異常:雷属性やられ(気絶しやすくなる)


記念すべき1番目の遷悠種。
2015年7月のG8アップデートから1週間遅れての実装であったが、G8のプレミアムパッケージに付属する「先行狩猟チケット」を使えばアップデート当日から挑むことが可能だった。


他の遷悠モンスターにも言えるが、既存モーションから派生する引っ掛けのような新行動が多い。
ジンオウガの場合は通常の威嚇と見せかけて周囲を放電で一掃する攻撃を持っており、何も知らない初見ハンターは大抵引っ掛かる。
G級にもなるとダイナミックお手の途中から切りもみアッパー(ファミ通では「昇牙竜撃」)でカチ上げ、そのままプレスで追撃する根性殺しコンボも備えている凶悪ぶり。
メインシリーズ以上に雷光虫を活用しまくる様子も見られ、G級では雷光虫飛ばしの物量が大幅に増えるだけでなく、タックル時にも雷光虫が飛ぶ。
周囲に拡散させて咆哮で起爆する技もある。


中でも危険極まりないのが、体力が25%減少するごとに繰り出す超弩級の大技。
不意に跳ねたかと思うと、周囲に大量の雷光虫を拡散させて幻想的な光景を生み出した次の瞬間、咆哮と共に開放したまばゆいほどの稲妻が広範囲にほとばしり続ける。
これは俗に「ニフラム」のアダ名で呼ばれる根性貫通コンボの一種で、ガルバダオラのアレと同類。
最初の一撃で宙に舞い上げた後、超高速スリップダメージで一気に削り殺すという極悪な攻撃内容になっている。
その威力たるや、体力が0になっても全回復で復活する「根性札グレート」が手元にあっても、それを上回る合計ダメージ量でほぼ意味を成さないレベル。
G8先行体験会では大多数のハンターがこの技によって葬られ、クエスト失敗が多発したという逸話すらある。




イビルジョー

自動発動スキル:餓狼+2*4
状態異常:龍属性やられ(MH3G以降の属性遮断仕様)


G8アップデートから1ヵ月後の2015年8月に登場した。
メインシリーズと違って仕様と作業量の問題から乱入システムは実装できなかったが、一時期2頭クエストが配信されていたことがある。
MHFのこやし玉は発覚状態では使い物にならないが、拘束攻撃が輸入されてきたので…と思ったら、拘束攻撃の解除はMHFの独自アイテム「ランダムボール」がその役目を負うことに。

他の遷悠種に比べると無骨なモーションが多く、跳んで踏みつぶす、尻尾で岩を飛ばす、大顎で岩盤を咥えて叩きつける、など肉弾戦に磨きをかけたものが殆ど。
おなじみの龍ブレスには360度回転する新技が加わり、背後であっても安全とはいかない。
更には四股踏みでハンターを打ち上げた後、そのままMH4の怒り喰らうイビルジョーのようにガブリと咥えて攻撃を続行するという行動もある。


…正直言って、MHFでのこいつは特筆できることがそれぐらいしかない。
それもそのはずで、G級遷悠種の中では魔改造度合いがかなり薄い方となっており、結果的に地味な印象が拭えなくなってしまっている。
特に根性スキルや、MHFの独自スキルでは屈指のぶっ壊れとも評される「絶対防御態勢*5対策が無かったのは非常に痛手で、遷悠種最弱という屈辱の低評価を頂戴するハメになってしまった。

しかし何よりまずかったのが、メインシリーズの獣竜種が嫌われる原因となっていた車庫入れバックステップ多用ルーチンや、攻撃の緩急の少なさまでそのままMHFに持ち込んでしまったことであった。
MHFの獣竜種代表にしてターンファイトの象徴でもあるアビオルグと比較注目され、概要で触れた「メインシリーズとMHFの差異」がここにきてハッキリと表れる格好に。
これがきっかけとなり、MHF側のプレイヤーから遷悠種自体への明確な否定意見が出るようになってしまった。
無論、イビルジョー自体に何ら罪は無いのだが…

また、以降の遷悠種に対してはイビルジョーの件もあってか、アレンジによる新鮮さだけでなく、
MHFのターンファイト環境にどこまで適性が高いか、あるいは魔改造でどこまで適性が高くなったか」という点を注目する空気が高まる事となった。


その後、年の暮れである2015年12月には強化個体として「餓え喰らうイビルジョー」を実装。
メインシリーズの怒り喰らうイビルジョーに相当する個体であり、四股踏みで龍属性オーラを噴出して打ち上げコンボに繋いだり、その四股踏みで遠距離に地割れが発生するようになったりと、しっかりMHFらしい魔改造が施されている*6
しかも2頭イベントクエスト「双頭襲撃戦」専用の個体なので、当然2頭まとめて相手をすることになる。
ただ、原種時点で指摘されていた長短は据え置き(どころか大岩落としオミット)のため、良くも悪くもイビルジョーらしさはそのままである。

同時に、遷悠種では最速の「MHFによる独自のメインシリーズモンスター特殊個体」登場となった。





ブラキディオス

自動発動スキル:ボマー
状態異常:粘菌やられ


3番手の遷悠種。
ブラキディオスとは切っても切れない関係にある「爆破属性」導入に長い準備期間が必要だった為、イビルジョーから2ヶ月遅れての実装になった。


前2体はベースがMH3G準拠だったのだが、ブラキディオスはMH3G~MH4Gまでのハイブリッドとなっている。
つまり、咆哮モーションの順序が逆だったり、猛ダッシュしたりする。

元々ブラキディオスは圧倒的なフットワークと爆発粘菌を交えた攻撃が持ち味のモンスターなのだが、MHFでもその強みは健在。
HR5~の時点から中々の凶悪ぶりで、例えばメインシリーズだと高レベルギルドクエストやG級クエストでしか行わなかった2連続直線爆破を、
この段階から使用してくる。
それも、メインシリーズより更にハイペースなモーション速度で。メインシリーズのブラキに慣れた人でも全く油断できない。

既存モーションもさることながら、新モーションの厄介さも極まっている。
よく見る攻撃の一つである「サイドステップ→横殴り」の後、不意にいきなり両前脚で地面を隆起させ、爆発で追撃する、なんて派生行動は完全に初見殺しである。
いわゆる根性貫通コンボだが、元からブラキディオスの攻撃は根性殺しになりうるものが多く、あくまでも氷山の一角に過ぎない。

地味に粘菌等の爆発が複数ヒット判定になっているため、前述した絶対防御態勢はかえって危険にさらされる。
その代わり、例のジャンピング土下座時の爆風は本体と同時発生になっているなど、一部メインシリーズよりかわしやすい面も。


G級ではジンオウガと似たニフラム的大技を有しており、頭部の角をゲリョスみたいに光らせると
地面に叩き込んだ瞬間におびただしい量の粘菌が周囲一帯に広がり、非常に長い溜め時間の後に超大爆発を引き起こす。
この粘菌は触れても粘菌やられにはならないが、罠を強制的に破壊する性質がある。
爆発ダメージは最初に打ち上げ、次に瞬間的な超高速スリップダメージという具合。
溜めが長いので見てから対処は容易だが、回避ミスが許されない攻撃なので慣れないうちは範囲外に避難してしまうのがいい。
爆発直前になると地面が揺れ始める。



ベリオロス

自動発動スキル:氷属性攻撃強化【大】
状態異常:氷属性やられ(MHFの凍傷状態と似た効果だが、凍傷と違ってアイテムでは打ち消せない)


第4の遷悠種。G9時代の2015年12月中旬に実装。
G8アップデート時に発表された↑3体がG8.1で全員出揃った後、次の遷悠種は誰か?と噂される最中に登場した。

メインシリーズでは出れば出るほど弱体化と不評が相次ぎ、MHXXで復活するまで長いこと出演させて貰えなかった不遇なモンスターの1体であるベリオロスだが、
遷悠種としての彼に関してはそんな鬱憤を晴らすかのようにめいっぱい魔改造が施されている。
これは先の3体への評価をもとに運営が決めた方針であり、「魔改造した方が反響が大きい」と認識した為。
(ちなみにこの発言が出たインタビューでは、とうとう「魔改造」の単語が公式で使われてしまっている)


まず、元来の特徴である縦横無尽な動きはそのままに、ダイナミックな新技が多数投入された。
氷ブレスで発生させた氷竜巻に自ら飛び込んで無数に拡散させたり、引っかきや超低空滑空と共に大量の氷の棘を展開したり、と視覚的な派手さが増している。
また、ベースがMH3~MH3Gのハイブリッドであるため、MH3だけの行動だったナルガ式跳びかかりや、捻りながらの噛みつき攻撃を用いてくるのが特徴。
その一方で、エリア移動直後にハンターが待ち伏せしていた場合に行った超高度からの強襲は使わない。


G級の大技もこれまたダイナミックに、恐らくMHFに登場するモンスターとしては初の4段コンボ攻撃
最初に1回転してハンターを打ち上げるのが1段目で、
次に後ろへ飛びながら地面を隆起させて打ち上げるのが2段目
更にブレスで巨大な氷竜巻を発生させて打ち上げ、竜巻のスリップダメージを入れるのが3段目
最後はベリオロス自身が回転しながら突撃してトドメを刺すのが4段目となる。
この手のコンボにありがちな「個々の攻撃力は低い」といった慈悲は一切無く、どれでも大ダメージ。
まさにハンター絶対殺すマンを体現した必殺技である。
だが、終了後は息切れしたのかやや長めの隙ができる。



ちなみに、元のベリオロスは前脚の翼のスパイクを破壊すると弱体化するという性質があったのだが、
MHFでは部位判定がシビアになっていて、厳密にスパイクを狙って攻撃しないと簡単には破壊できなくなっていた。
この異様な難易度の高さと、前述のG級大技の使用頻度に問題があるという意見が多数寄せられた為か、実装日から程無くしてその後のアップデートで修正・緩和された。
(※ちなみに棘素材そのものは部位破壊限定ではなく普通の素材扱い。限定素材の剛爪が手に入りにくいことが問題だった)
モンスター自体に明確な修正が行われたのは近年のMHFでは異例の事だが、後にG9.1で全剛種モンスターの調整が行われたことを考えると、本件はある意味その先駆けだったのかも知れない。



ウラガンキン

自動発動スキル:ガード性能+2(剣士)、最大弾数生産(ガンナー)
状態異常:火属性やられ


第5の遷悠種でメインシリーズお馴染み炭鉱夫達の現場主任。G9.1アップデート後の2016年3月9日に解禁。
何気に遷悠防具では初めて、剣士とガンナーとで自動発動スキルの内容が異なっている。
事前のヒント「暑い」もしくは「熱い」からコイツかアグナコトルかで予想が分かれていたが、まさかの主任出張である。
モンスターとしての設計思想はイビルジョー同様に無骨な方向性であるが、先のイビルジョーの反省もあってか見事なまでに魔改造済み。

MH3G基準なので咆哮スタンプに攻撃判定は無い。
HR5の時点からMH3GのG級個体相当なのでローリング顎スタンプは健在。


武器の顎による攻撃は更にパワーアップしており、スタンプしながら岩を抉り飛ばして火薬岩も撒き散らし、
同じ溜め動作から3種類に分かれる強烈なスタンプ攻撃を行ったりする。
特に、溜めスタンプは既存のゆっくり頭を持ち上げる方のとは別物で、2段階目以降の溜めになると打ち上げ→噴火のコンボに変化。
3段階目に至っては規模がかなり広く、かつ噴火後も周囲に小規模の噴火が大量発生する。


もう一つの得意技であるローリングもバリエーションが増加。
終了時に丸まり体勢を解かずに停止そのまま後方のハンターめがけてすっ飛んでくる事がある。
遠距離だろうと一瞬で潰しに来る恐ろしい攻撃だが、本来のネックであった「ローリングによる追いかけっこ」が相対的に減っている上、攻撃後は少しの間ひっくり返って隙だらけなので反撃しやすい面も。
ただし、G級では直撃でハンターの体が埋まる&通った軌道上に噴火が発生する点に注意。


そして、遷悠種恒例となったG級大技は顎スタンプからの打ち上げ…ではない
その場でジャンプして丸まり、地面にめり込みながら高速回転して前方のハンターを吸い寄せるのが彼の切り札である。
よもや主任がダイソンを体得するなんて誰が予想できたというのか。
高速回転中は白い風の範囲に入ると吸い寄せられ、直撃したが最後死ぬまで延々と削りダメージを浴びせられてしまう。
根性札グレートも魂の再燃*7も一気にぶち破られる極悪な超多段ヒット技であり、ウラガンキンがダイソンというシュールな光景も合わせて見る者の度肝を抜いた。

この大技の怖い所は、吸い寄せ範囲に踏み入れると脱出が困難になる所。
更に吸い寄せから逃れても、中途半端な距離ではウラガンキンの後方から断続的に射出される岩(震動付き)に当たりかねないため、予備動作を見た時点で早急に離れる必要がある。
幸いな事に、避けさえすれば終了後は物凄く隙だらけになるため、MHF特有のターンファイト環境に噛み合っていると言える。



ナルガクルガ

自動発動スキル:回避性能+2


第6の遷悠種にして、ついにメゼポルタの地に降り立った有名飛竜種モンスター。
G10で満を持してのMHFデビューとなった。解禁は2016年4月27日。
元々運営も実装を仄めかしていたので、すぐでなくともいつかは実装されるだろうという見方は多かった。

なお、こいつが住む狩猟フィールドの樹海はMHP2Gにも輸出されたフィールドで、ある意味古巣に帰ってきたと言えなくもない。
(メインシリーズでは未だに樹海が復活していないので)


遷悠種の中ではビジュアル上の変化が大きく、メインシリーズが怒り状態になると目から赤い光を引くのに対し、
MHFでは体毛が青白く変化、目から青い光を引き、一挙一動のたびに体全体が残像を出すようになる
残像を残しながら跳ねまくる青白いナルガは異様な光景である。


MH3Gの原種~希少種ハイブリッドで、G級は各種尻尾攻撃に毒棘がつく。
もちろんそれ以外の動きの変化も大きい。
尻尾から周囲に大量の毒針を降らせてビターンで仕留めたり、砂埃を立てて姿をくらませてから一瞬で奇襲したりとトリッキーな新技を会得している。
更に振り向きながらのブレードで真空波すら引き起こす。吹き飛ばないが地味にいやらしい。
更に更に、バックジャンプと思わせていきなり飛び込みながら尻尾回転で打ち上げ追撃するコンボも。


そして、ナルガクルガの俊敏性を極限に活かした必殺技も存在する。
亜種のように2連続で回り込みジャンプを仕掛けた直後、ミドガロンを彷彿とさせる瞬間移動攻撃で軌道上のハンターを膝崩れ気絶に追い込む。
その瞬間移動を2連続でやった後、生成される風の渦を咆哮でかまいたちに変え、ハンターをズタズタに切り裂く。
本当にミドガロンと比べても遜色ない瞬間移動であり、直撃でかまいたちを続けてくらえば当然命は保証されない。
忍者のような新技といい、まさにハンタースレイヤーの如し。
ナルガクルガ=サンにニンジャソウルが宿った可能性が微レ存…!?

唯一の難点は、発見時BGM&クエストクリア時BGMがMH3仕様で、原典である2G仕様ではないところだろう。

作れる武器は無属性ではなく毒属性で、切れ味や改心率はランク帯相応に落ち着いている(攻撃力も同様)。
防具は先述の通り回避性能+2が自動発動するため、非常に人気が高い。
その代わり火耐性-5、雷耐性-10は無視できる数値ではなく、他防具との組み合わせ次第となるだろう。



ジンオウガ亜種

自動発動スキル:龍属性攻撃強化【大】
状態異常:龍属性やられ、蝕龍やられ


第7の遷悠種にして、初の亜種遷悠種。
G10.1時代の2016年8月に登場、蝕龍蟲を操る黒い狼がメゼポルタにもやってきた。
帯電状態(龍光まとい状態)では爪や角に赤いラインが走り、毛が黒く染まるなどの変化がある。

新規やられの『蝕龍やられ』は、画面を蝕む物理的な視界悪化、武器切れ味の鈍化、さらには手持ちアイテムの減少など、
ハンターに強烈な不利を背負わせるものとなっている。
ただし、これは龍属性やられ同様に耐性値を20以上にすることで完全予防が可能。
他にもウチケシの実が有効であるほか、元の設定にのっとって龍殺しの実が優先的に減っていくのでそちらを持ち込んで身代わりにする手も。
耐性値でシャットアウトするのが一番確実だが、手元の防具やスキルでは実現できない場合に一考の価値あり。


肝心の行動面だが、インファイト傾向の強いMH4Gがベース。
アッパー等のモーションは一部原種と共通しながらも例によって原種とはほぼ別物であり、メインシリーズになかったサイドステップによる撹乱、高速化した突進などに惑わされないようにしたい。
そして、大多数のハンターが懸念しているであろう「誰もが嫌がる蝕龍弾」についてだが
MH4G同様に一部行動に付随しつつも、高高度に発生してから突っ込む・スピードが若干落とされた仕様になったので対処がしやすくなっている。


亜種の新規モーションは龍属性の竜巻を発生させる(!)、2回スピンして打ち上げた後に大量の蝕龍蟲弾で追撃、
そしてG級かつ塔限定で高高度ダイブのニフラムを発生させる、の3つ。
後ろ二つはいわゆる根性貫通コンボ。特にダイビングニフラムは狙ったハンターの頭上から直接落下してくるので(狙われた方は)実質的に安全地帯が存在せず、必ず緊急回避や超越秘儀(六華閃舞)発動モーションの無敵時間でやり過ごすことになる。



ゴア・マガラ

自動発動スキル:集中+2
状態異常:狂竜やられ(狂撃化/狂竜化)


第8の遷悠種。MH4パッケージモンスターにしてラスボスの幼体でもあり、遂にMH4系列モンスター初参戦。
『MHF-Z』への超大型アプデ後の2016年12月21日に登場した。
龍属性枠では既に↑のジンオウガ亜種が実装されたばかりであること、残る属性やられが水のみという状況などからそちらに該当するモンスターが輸入されるのでは?と推測されたが予想を裏切っての選出となった。
更に実装武器はまさかの闇属性(内訳は氷80%+龍80%)に変更。遷悠武器では初のケースである。


出身作の行動パターンをほぼ全て(オウガの時はオミットされた拘束攻撃も!)網羅、再現している。
既存技にこれといった変化は無いが、G級では咆哮が超咆哮になっており、辿異スキルが無いと前方に立つだけで悶絶してしまう。
恒例の追加技には不意のサイドタックルからの三連ブレス、球状のウイルスを大量拡散させての一斉炸裂などといった強力な技が並ぶ。
特に怖いのが狂竜化時の長い溜めから繰り出されるウイルス放出攻撃。当たると狂撃化の間を除き、強制的に狂竜症を発症してしまう。ガードしてもダメ。


ほぼ固有のギミックである狂竜ウイルスも健在であり、触れると感染するサークル、進行するゴアの感知能力、克服システムによる狂撃化、狂竜症などなど、原典の仕様をしっかりと再現している。
更に今回は、狂竜化の更に上をいく形態「真・狂竜化」が登場。G級でのみ移行し、通常形態同様に狂竜化中でも感知が進行することで変身する。
この形態では触角が前に突き出して変形、翼膜の形も変わり凶悪な姿と化す。
しかもそれだけでなく、なんとエリア全域のサークル化という恐ろしい状況が発生する。
形態を解除しない限り、狂竜症になろうものならどこにいても逃れられないスリップダメージに襲われる。

一方で従来の遷悠種が持っていたニフラム大技、徹底した根性殺しコンボ等はなく、どの攻撃技も純粋な防御力で耐えられるようになっている。
これもMHF-Zで絶対防御態勢スキルの仕様変更の影響が強く出た結果、と呼べるだろう。


遷悠種の中ではシステム面の再現クオリティーが高い仕上がりとなっているが、
強いて(実装直後の不具合以外で)難点を挙げるとすれば、本来は狂竜化の解除寸前で点滅する触角が常時点滅している、通常と狂竜化移行時の咆哮音声が同じ、など細かい部分で再現しきれていない所か。

武器はそのイメージを反映してか闇属性*8を持っている。
防具は、昨今では発動させにくいと評判の集中+2が自動発動するため、集中が欲しい武器ならぜひとも採用したい所。
しかし驚くべきはそのマイナス耐性であり、一部位でも火耐性-20、雷耐性-15、龍耐性-10というとんでもない数値となっている。
G級テオや辿異種リオレウスあたりに着ていった日には消し炭になること間違いなしである。是非とも何らかのフォローをして着用しよう。


ちなみに設定面を鑑みても、作業量とゲームバランス的な問題を考慮する限り、既存モンスターの狂竜化個体までは手を付けるとは思われていなかった。
MHF向けに大幅アレンジされたスラッシュアックスFの例があるので無くはないかも知れないが、そのままの導入は考えにくい。
…実際無かったのだが。


シャガルマガラ

  • 自動発動スキル:状態異常無効【他種】
  • 状態異常:同上


ゴア・マガラ実装から5か月後、2017年4月19日の中間アップデートで早くも登場した成体。
今回はなんとシャガルマガラと縁が深いフィールド「禁足地」ごと輸入された。遷悠種では初の試み。
岩や段差は無い。

出典と違い「」のイメージが強められており、影が光っている、翼から光の粒子を発するなどの差異がある。
武器属性もそれに合わせて龍から光属性にチェンジ。しかしながら内包する火+雷属性は本来シャガルマガラの弱点である。


動きはシャガルマガラにMHFのゴアの独自行動をかけ合わせたものだが、一部攻撃の性質が若干異なったりする。
最大の特徴にして問題点である地雷(MHFでは「雷爆」と呼称)は各作品の仕様を取り入れており、総合的には緩めだが一定間隔でピンポイント地雷も発生する。
また、メインシリーズで悪名高かった設置式の3WAYブレスは当然のごとくオミット済み。
代わりに咆哮はG級だと超咆哮にランクアップしているので注意。

独自技の一つは、翼脚にウイルスの光を纏わせて叩きつける攻撃。
前方に向かって光の衝撃波も飛ぶ技だが、長く溜めた場合は被弾すると空中でキャッチ、つまり拘束されてしまう。
メインシリーズと異なり拘束中は自由に動かず、その場でもう片方の翼脚で薙ぎ払うだけだが、放置してるとウイルスをなすりつけられた挙句ブン投げられる。
他にも一瞬で薙ぎ払いながら振り向く攻撃もあるが、威力はそんなに高くない。

そして、本作のゴアがそうだったようにシャガルもG級で真・狂竜化を会得。
翼で自身の身体を覆い隠した後、天にも昇る光柱に包まれて大爆発。角が絡み合って一本角と化し、翼膜が虹色の如く輝き、周囲に虹の光輪が見えるという大激変を遂げる。
禍々しい悪魔の様相を呈した真・狂竜化ゴアとは真逆の、光り輝く神聖な龍という印象に変わる。

この形態に移行した真のシャガルマガラは以後、絶命するまで真・狂竜化形態を解くことはない。
真ゴア同様のフィールド全体のサークル化が延々続くことになるため、迂闊に狂竜症を発症すると大変(幸いにも強制発症させてくる攻撃は無い)。
光の叩きつけも溜めの短い方を2連続で行い、新たにジンオウガ亜種の2連スピン&追撃をダイナミックにしたような広範囲攻撃を繰り出してくる。
後者の攻撃では打ち上げられると専用のカメラ視点に切り替わるなど無駄に凝っている。


なお、シャガル武具についてだが、今回はとんでもない方向性の性能に仕上がった。
  • 武器は高攻撃力・高属性値・高会心率と三拍子揃う、涎モノな大業物の代わりに最終強化でマイナス400~500の防御補正
  • 防具は自動発動スキルが「状態異常無効【多種】」と強力な分、ゴア防具からさらに進化して水耐性以外すべてマイナス、しかもG級防具らしからぬ低防御力
このようにハイリスクハイリターンを地で行くどえらい武具と化しており、防御力が重要なG級では痛いペナルティーを背負うものとなっている。
防御力が下がるならちょっと……なんて敬遠されるかも知れないが、辿異スキルとうまく組み合わせた時の武器性能は高レア度の辿異武器に匹敵するし、自動発動スキルもまだまだ現役どころか「つけられるなら絶対欲しい」超便利な効果である。
断じて軽視できる性能ではない、という所がますます悩ましい。


アマツマガツチ

  • 自動発動スキル:水属性攻撃強化【大】
  • 状態異常:水属性やられ、龍属性やられ


2017年11月1日アップデートで登場したMHP3のラスボス。先のシャガルマガラと同様に専用フィールドの霊峰も同時に実装された。
また、メインシリーズにあった形態変化によるBGM変化、専用のクリアBGMなどの演出も導入されている。
ただし形態変化後のBGM『嵐の中に燃える命』は後述の第三形態で流れるため、第二形態までのHR帯ではBGMが変化しないまま討伐になる。


HR帯ではメインシリーズ同様第二形態まで変化するが、G級だとさらにもう一段階変化する。
翼膜の斑点のみならず全身が赤黒く染まり、龍属性のオーラを纏う。
また、腹側の灰色の甲殻が青く発光するようになる。
この形態では無属性だった一部攻撃に龍属性が付加されるようになる。


動きに関してはHR帯ではメインシリーズとさほど変化はないが、G級から超咆哮と超振動を使用してくる。一方でイメージに合いそうな超風圧は使用してこない。まあ風を起こす度に超風圧されたらストレスでホッハだが。
ちなみにアマツの代名詞であるダイソンだが、バリスタが撤去されているためダッシュで逃げるか竜巻発生までに殴って怯ませなければいけない。ただし威力はG級防具5部位で致命傷になるよう設定されているため、より防御力の高い辿異防具や辿異狩護防具を使えばダメージを抑えることができる。

第三形態からは今までのゆったりした動きから打って変わって攻撃が激しくなる。
超咆哮と超振動、2つの属性やられを使ってくるため無対策だと苦戦を強いられる。
一方で根性潰しや一撃必殺技などは使ってこないため、防御力を高めておけばすぐやられるようなこともない。
むしろ厄介なのは広いフィールドを縦横無尽に動き回ったり、ハンターが手出しできない攻撃を連発して狩猟時間が長引きやすい点だろうか。

武器はメインシリーズ同様高い攻撃力とやや物足りない水属性、マイナス会心となっている。ただし斬れ味は悪いどころか最高の空色に達する。ボウガンの弾も昨今の環境に合わせたものになっている。
攻撃力は辿異武器最終強化に並ぶ程なので、会心率さえどうにかすれば活躍が期待できる。
防具の自動発動スキルは水属性攻撃強化【大】。これで火属性攻撃以外の各属性強化が揃い踏みした*9。また新スキルの一点突破のSPを全部位に備える。


セルレギオス

  • 自動発動スキル:見切り+5
  • 状態異常:出血やられ

2018年4月デビューのMH4Gのパッケージモンスター。
2019年末にMHFのサービス終了が決まり、それまで新規モンスターの実装はしないと明言されたことで、最後の遷悠種となった。
登場するフィールドはHR帯ではセクメーア砂漠、G級では彩の滝である。


メインシリーズとの外見の違いとして、G級個体のみ怒り時には金色の鱗粉が舞い、体色も赤黒さを帯びたものへと変化する。
HR帯では変化無し。

セルレギオスの代名詞である裂傷状態だが、MHFですでに実装されていた出血やられに置き換わっている。
裂傷状態とは「専用アイテムで治療」「肉系アイテムを食べても回復しない」「しゃがんでも自然治癒が早くならない」という違いがある。
こう見ると裂傷より厄介だが、専用回復アイテム「止血玉」はモドリ玉などと同じく使用時のモーションが地面に叩きつけるものなので、モスジャーキーを食べるより隙が小さい。MHFにモスジャーキーは無いが。
また使用時に周りのハンターの出血やられも治療できるため、どちらが脅威かは微妙なところである。

戦闘面ではおおむねMH4Gを踏襲している。
あまりステップを多用しなくなっており、ターンファイトがし易い調整がされている。
また刃麟が破裂しなくなっているため、出血やられを発症する技が脚を使ったものと後述のカウンターが有効な技に変更されている。

遷悠種セルレギオス最大の特徴として、ゴゴモアのようなカウンターギミックが存在する。
特定の攻撃時に翼を赤く染めながら突撃してくるのだが、この時にハンターの攻撃をヒットさせるとセルレギオスの攻撃判定が消失し、着地と同時に転倒して大ダメージを与えることができる。

セルレギオス武器はマグネットスパイク以外全ての武器種が作れる。
性能は無属性だがG級武器LV50と比較しても高めの攻撃力、長い空色の切れ味ゲージ、会心率50%と優秀。
またMHFでは珍しく切れ味ゲージが匠無しで最大になっているという特徴がある。G級では匠・業物・剣術の複合スキル「剣神」が簡単に発動できるためあまり魅力を感じないが、HR帯なら大きなセールスポイントである。
残念ながらセルレギオス武器の売りであった特殊効果は失われているが、近接武器なら「巧流」スキルで疑似的に再現できる。*10
GR200になるとより強力な辿異武器が作れるが、それらの素材元である辿異種は非常に手ごわいモンスター達なので、彼らに挑むためにレギオス武器を作るのは選択肢としてアリである。

防具のレギオスシリーズの自動発動効果はなんと会心率を50%上げる「見切り+5」である。MHFでは会心率を上げるスキルが豊富に存在するが、それらは発動条件があるため、無条件の見切りスキルの需要も高い。
また最新のG級防具、辿異防具、装飾品には達人のSPが付与されていないことが多く、それらを使用しながら達人のSPを見切り+5が発動するまで積むことは非常に困難なため、スキル枠を埋めずに見切り+5を発動出来て最新スキルを数多く備えるレギオスシリーズは数多くの防具を差し置いても装備する価値がある。
ただし、より強力な辿異防具を装備したい、他のスキルの関係で見切りに魅力を感じない、雷耐性-10が気になるなどの場合もあるので自分の戦術や相手モンスターにあった装備を選択しよう。


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最終更新:2023年12月28日 22:19

*1 MH4にMHFの応急薬グレートというアイテムがひっそり登場した、など

*2 もっとも、MHFは同じモンハンでもオンラインゲームゆえにビジュアルやエフェクトが重視されるため、メインシリーズのモンスターと比べて派手さマシマシになるのはある程度仕方ないことでもある

*3 非G級では鎧玉も必要

*4 スタミナが最低値の状態だと攻撃能力が上がり、回避性能+2が付与されるスキル

*5 青いオーラがダメージを1度だけ無効にしてくれるが、次に再展開されるまで被ダメージが増加するスキル。詳しくは項目参照

*6 ただ、運営曰くイビルジョーは割と原型を残したまま魔改造がしづらいモンスターとのことで、最初の実装時にインパクトが足りなかったのはあれが運営としては精一杯だったという事らしい。かといって大幅に弄り過ぎると、今度は元の個性が失われてしまうという別の問題が浮上するため、なんとも複雑な問題ではある

*7 全武器種の秘伝書をGSR999まで極めると装備可能な特殊効果。クエスト中に1回だけ即死から完全復活する

*8 氷と龍の複合属性

*9 火属性強化は紅焔の威光というスキルに内包されているため問題ない。ブラキシリーズのボマーも紅焔の威光に内包されてる?なんのこったよ(すっとぼけ)

*10 巧流は「モンスターの攻撃をフレーム回避すると切れ味回復する」という効果であり、レギオス武器の「回避行動を数回行うと切れ味回復する」効果とはやや異なる。