重装機兵ヴァルケン(PS2)

登録日:2012/02/12(日) 03:42:14
更新日:2018/09/08 Sat 22:01:26
所要時間:約 4 分で読めます



92年にSFCで発売されたゲーム「重装機兵ヴァルケン」が、2004年にPS2でリメイクされたもの。

ヴァルケンとはなんぞやという人のために軽くSFC版、及び重装機兵シリーズについて軽く解説しておこう。
重装機兵シリーズとはメサイヤが展開していた横スクロールアクションシューティングシリーズ(「ヴァルケン2」のみ戦略シミュレーション)であり、良好な操作性やゲームバランスなどに加え、装甲騎兵ボトムズなどのリアルロボットへの愛がこれでもかと詰まったこだわりの演出の数々に、それらと上手く噛み合ったストーリーやBGMなどからその手のオタクの皆さんに絶賛された。
ヴァルケンはその2作目にあたる作品。前作である「重装機兵レイノス」が前述した要素で好評を博しつつも高難易度から人を選ぶ作品となったことを踏まえ、じっくりと取り組めばライトゲーマーでも十分にクリア可能な程よい難易度に調整されたことによりレイノスよりもさらに広い層へのアピールに成功した、シリーズを語る上では外せない1本である。


それから12年後…。


メサイヤの版権を手にしたクロスノーツがリメイクし発売し、ヴァルケンファンは熱狂した。


そして、彼等は掴まされた…。




劣化移植なんて言葉では済まない糞を!




まずパッケージからおかしい。謎の円盤飛び交う背景に、主役メカのヴァルケンをSFCのパッケージからコピペ。よく見ると、腹部に作業用アームがついたまま。


ゲームを始めると、まずは新たに追加されたミッション0からスタートする。
この0面とはPS2版スタッフが言うには、SFC版では要領の都合で削除された、チュートリアル的ステージであるというが…。





嘘です。


PS2版スタッフの捏造である。
内容も自機は完全無敵、謎のダサいPS2版オリジナルボスも、こっちが何もしなくても死ぬ。
このまるで存在意義がわからないステージのために、SFC版のオープニングは丸々カットされた。
(因みに、SFC版で容量の都合から削除された要素自体は存在する。大破したヴァルケンから試作型レイノスへの乗り換えなどが企画されていた模様)


そして1面が始まるのだが、ここでプレイヤーは操作性の劣化を思い知らされる。
スピードや武装は弱体化し、射角を固定するホールドボタンを押しながらでも自機が左右に振り向く。
それでいて敵機はかたくなって攻撃も激しくなっている。
特定の敵を倒すと出現したアイテムも全削除。いっそ潔く感じてくる。
さらにポーズ画面ではマップの表示が無くなった。


このように意図せず難易度が上がってしまったが、心配はいらない。


新要素として、ステージを単体でプレイできるモードが追加。これでクリア出来ないステージの練習ができるね!
ちなみにセレクトできるのは一度クリアしたステージまで。
…こんな短い文にドデカイ矛盾が放置されているが、事実だし俺も意味がまったくわからない。


グラフィックもPS2なのにSFCより悪くなっていて見づらい。



各種演出なども大小問わずひどくなっている。

  • ボス撃破時の演出がショボくなってる。
  • 瀕死時、死亡時のメッセージもカット。突然爆発してコンティニュー画面行き。
  • ローラーダッシュ後はピタッと止まる。慣性?なにそれ状態。
  • 無重力の宇宙空間でもバルカン撃ったら薬莢が放物線描いて落ちていく。
  • 母艦からの自機の出撃位置が毎回微妙に変わる。

「そんな細かいこと言わなくても」と思うかもしれないが、SFC版にあって好評だったそれらの「細かいこと」が正当な理由もなくPS2では無くなった以上、文句を言われても仕方ない。
クロスノーツのスタッフがSFC版の演出を絶賛していたのだから尚更である。


よくクソゲーにありがちな評価点に「音楽はいい」というのがあるが、このリメイク版はSFC版のBGMを ヘタレアレンジ
ところかしこに聴く側を脱力させるような曲調が目立ち、シリアスな世界観とまるで噛み合っていない。
特にボス戦BGMのヘタレぶりは凄まじく、これのせいで雰囲気は完全にぶち壊し。
戦艦建造阻止やシャトル追撃のシーンは ミニゲームかボーナスゲームの類 かと錯覚させ、終盤の議事堂突入のシーンに至っては涙腺が崩壊しかねないシーンから一転、緊迫さの欠片もないギャグシーンと化してしまった。
逃げ道を自分から塞ぐ姿はもはや男らしい。
しかもこの改悪音楽を詰め込んだサウンドトラックまで発売された。

…とこのように、数多くの重装機兵ファンが怒り、悲しみ、嘆きの余りにディスクを叩き割る出来映えとなり、「これはヴァルケンじゃなく別物だ」ということでヴァルケソやヴァルクソなどと呼ばれるようになった。

そしてクソゲーオブザイヤーの栄えある第1回ノミネート作品に選ばれた。


そもそもこのクロスノーツ及びプロデューサーの原神敬幸(当時。現・ゼロディブ社長)という男が実に信用ならない。

このヴァルケソは実際は韓国の開発会社に丸投げ。
件の糞BGMのアレンジャーも謎だったが、後に韓国のブロガーに「国内ですら作曲能力に問題あると評価される某氏に間違いない」と言われている。

さらにこの会社は彩京をも吸収合併したが、STG製作者を全員切り権利のみ保持した。


その上で原神は超兄貴リメイクを彩京の開発元に任せると言っておきながら他社へ外注し、未完成品をマスターアップとして提出。

当然販売元に「修正しろ」と叱られたが「開発チームは解散したから無理」とダダをこね、ついに当時の権利者に「てめえのような人間はゲームを作る資格はねえ!」と激怒された。


ついでにラングリッサーⅢも移植したが、やはりベタ移植さえできず改悪ばかりのクソゲーであった。

この3つのクソゲーを世に送ったクロスノーツは潰れてメサイヤ系の版権はエクストリームへと移ったが、作ったゲームは再びクソゲーオブザイヤーにノミネートされた。
どうなるんだよこれ…

現在、SFC版ヴァルケンがWiiのバーチャルコンソールにて配信中。

「俺はクソゲーがたまらなく好きだ」という一部の好事家以外は、素直にそれをダウンロードするか中古のSFC版を購入してプレイしよう。

なお、のちにレイノスもPS4でリメイク移植されているが、そちらは普通に良移植なので混同しないよう注意されたし。



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  • これは -- 名無しさん (2013-08-28 14:42:18)
  • 笑えないレベルのクソゲー~ -- 名無しさん (2013-08-28 14:45:38)
  • 原神は絶対許さないよ、これとウィザードリィエクスだ -- 名無しさん (2013-08-28 14:48:09)
  • ちくしょう、ハーマン・・・・ちくしょう!! -- 名無しさん (2013-12-20 19:29:16)
  • 件の「てめえのような人間に~」とブチ切れた人物、実際はさらに激しい怒りの言葉をぶつけたらしい。それだけ原神が許せなかったのだろうな…… -- 名無しさん (2014-03-09 19:53:54)
  • こんな…ことで…こんなことで責任をとったつもりなのかっ! -- 名無しさん (2015-04-09 11:15:49)
  • 密林ではクロスハンターやTF6をも持ち上げる連中が沸いているが、これには擁護する奴が一人もいなかった(全部星一つ)。当然の報いと言えばそれまでだが哀れだな。 -- 名無しさん (2016-03-06 20:43:59)
  • ヴァルケンじゃなくてレイノスネタになるけど、発売日に定価で買った原作ファンはさしずめ大気圏突入で焼け死ぬゾウザリーみたいな気分でプレイしてたんだろうな… -- 名無しさん (2016-03-23 22:40:41)
  • ↑×2 まあその2つも擁護レビューは愉快犯か製作者(カイマコトや岡野哲)だろうし… -- 名無しさん (2016-03-24 01:06:17)
  • タイトル、重装「機」兵じゃなくて重装「騎」兵になってるからメンバーの人だれか修正よろしく -- 名無しさん (2016-10-04 13:57:57)
  • ↑の誤植が直ってなかったんで直しときました -- 名無しさん (2017-05-29 01:11:54)
  • このころってタイトー版イースといいクソリメイクがおおかったわ -- 名無しさん (2018-05-17 21:03:54)
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