西馬ニコ/ライドプレイヤーニコ

登録日:2022/02/05 Sat 03:31:40
更新日:2025/05/29 Thu 20:21:29
所要時間:約 8 分で読めます





あんたなら倒せるんでしょ? ゲーマー“M”を。

西馬(さいば)ニコは『仮面ライダーエグゼイド』の登場人物。

演:黒崎レイナ

【概要】

第12話から登場するストリート風のファッションに身を包んだ少女。
青い帽子や缶バッジを大量につけたリュックがトレードマーク。
花家大我の元に現れ、「ゲーマー“M”(=宝生永夢)を倒して欲しい」と迫る。

一見ただ遊んでいるだけの女子高生だが、その正体は高校3年生の18歳ながら年収1億を稼ぐ天才ゲーマー「N」
6年前に格闘ゲームの大会の決勝戦で永夢(というよりは後のパラド)と対戦し敗北したことから一方的に敵視するようになった。
本人曰く「唯一の黒歴史」で、今までの対戦で負けたのは永夢だけであることから、いかにゲームの腕前が高いかがうかがえる。

【人物像】

一言で表すと絵に描いたような自己中
とにかく生意気かつ勝ち気な性格で、敬語は全く使わず誰に対しても尊大な態度を取る自信家である。
大我の了承を得ずに自分の洋服などを入れたキャリーケースを持ってきて勝手に入院しようとしたり、息苦しいCRの病室を私物で散らかしたりそのわがままぶりは枚挙に暇がない。*1
永夢の事は顔どころか同じ空間にもいたくない程嫌っていたが、ぶっちゃけ逆恨みにすぎない*2

このように、登場当初は非常に問題点が多い人物として描かれていたが、話が進むにつれて真っ当な倫理観も持ち合わせていることが分かると同時に、彼女なりの優しさも見せるなどバグスターとの過酷な戦いを通じて精神的に少しずつ成長していった。

【劇中での活躍】

第12話の接触を機に勝手に廃病院を訪れて大我に付き纏い始めたが、永夢を全く倒そうとしない彼に痺れを切らし、ゲーマドライバーとライダーガシャットを盗んで自分の手で永夢を倒そうとする。
しかし適合手術を受けていない彼女に使いこなせるわけがなく、ガシャットを起動した際に体内に潜伏していたバグスターウイルスが活性化したことで、リボルバグスターが生まれ本当にゲーム病になってしまった。
その後はCRに搬送されるが、永夢の治療をひどく拒み話を一切聞こうとしなかった。

やがて、CRを訪れた大我に「エグゼイドを誘き出すための餌」として廃病院に連れ戻されると「永夢をぶっ倒してって私の願いは聞かないくせに、あいつに夢中じゃん…。」と大我の身勝手さに腹を立て、どうすれば仮面ライダーになれるのかと詰め寄る。
だが、ゲーム感覚で仮面ライダーになろうとしている甘い考えが大我の逆鱗に触れ、「俺達は遊びでやってるんじゃねぇんだよ!!」「俺もあいつも、1つしか無い命張って必死に戦ってんだ。」と説教され、逆上して廃病院を飛び出す。
その後、明日那にゲンムとパラドクスと戦うスナイプとエグゼイドの元へ無理矢理連れて来られると、過酷な現実を目の当たりにし思わず目を背ける。
だが、劣勢になったスナイプを救うべくモップでゲンムを攻撃し、逆転のチャンスを作った。

混戦の中リボルが倒されたことでゲーム病から回復するが、「あんな奴らに負けるなんて、ゲームの腕鈍ったんじゃないの?」と感謝する素振りは見せずに挑発する。
それだけではなく、「私の主治医がお前をぶっ倒すから」と勝手に大我を巻き込んで打倒Mを宣言し、本格的に大我と行動を共にするようになる。

大我と迷コンビを組んでからは

  • アクションゲーム「ジュージューバーガー」の趣旨を全く理解していない大我に呆れ果てる。
  • 「全てのバグスターは俺がぶっ潰す」という大我の言葉を「『俺一人』で十分ってこと?」通訳解釈。
  • 遊園地のお化け屋敷にビビる大我に失笑し、弱味を握る。
  • 大我と共に小星作を脅して対デンジャラスゾンビ用のガシャットを製作させる。その際、バガモンの件もあって黎斗を恨んでいる作にやる気を出させるべく、腹を殴って物理的にゲームオーバーさせた。
    後日、出来上がった怪作「ボーズ・オブ・テラ」を見て絶句する。
  • 幻夢コーポレーション社長・天ヶ崎恋に大我との関係を「アベック(※死語)」と揶揄された上、彼の濃いキャラに付き合いきれず「ゲンムの社長って変な奴ばっか!」とドン引きする。

といったギャグシーン多めの非戦闘員で、しばらく持ち前のゲームの腕前を披露する機会に恵まれなかった。

第27話では大我の反対を押しきって仮面ライダークロニクルをプレイし、ライドプレイヤーニコに変身する。
その天才的な技量でリボルを倒すも再度ゲーム病になってしまった。
これに大我は激怒するがニコの意志は変わらず、最終的に「お前は俺の患者だ。何度ゲーム病になろうが、この俺が治してやる」告白宣言して彼女のサポートに回ったことで一応の解決を見ている。

同時期にパラドが永夢に感染していた事実が判明し、自分が負けたのは永夢ではなくパラドである事に気付き、永夢にこれまでの行いを謝罪することを決意する。
どっちにしろ逆恨みだけど
以後はCRの面々への態度も軟化し、独断専行も減っていった。
一方で、新たに協力者となった黎斗の事は一貫して嫌っており、彼の数々の言動・奇行に拒否反応を示している。

スナイプの手助けもありながら順調に仮面ライダークロニクルを攻略していたが、第39話で正宗の手によりゲムデウスのバグスターウイルスに感染してしまう。
「消滅してもバグスターとしてコンティニューできる」という黎斗の悪意の無い励ましを受けたのもあって死の恐怖に直面し、初めて涙を流す。
同時に、ようやく永夢に数々の迷惑行為をしてきたことを謝罪した。

その後、クロノスのリセットでハイパームテキガシャット完成前まで時間が巻き戻ったおかげでゲーム病に罹っていた事実も無くなり、第41話でグラファイトにトドメを刺して仮面ライダークロニクルを完全に攻略する。

そして第42話、遂に決定的な変化を見せる。
ゲムデウスウイルスのパンデミックで大量の患者で溢れ返る待ち合い室を見て呆然とするが、大我から「皆の苦しみが分かるだろ。ゲムデウスウイルスに感染したことのあるお前なら。」と言われ、自分にできる事…すなわち患者を励ますことを決心する。
それは、患者の鈴木陸少年と一緒にアクションゲーム『マイティアクションX』を遊んでストレスを和らげる、ゲーマーの彼女ならではのアイデアだった。
ゲムデウスが敗れて患者が回復した後は、ゲームとはまた違った達成感を覚える。
当人は「ないない」と謙遜していたが、案外この類いの仕事も向いているかもしれない。だんだん主治医に似てきたな…

全ての騒動が終結し高校を卒業した後は、稼いだ金を幻夢コーポレーションに注ぎ込んで大株主になり、ゲーム病専門医として再起した大我に身を寄せる。
相変わらず悪態を付き合っているが、『トゥルー・エンディング』ではバイトで大我の助手をしている。体操服に全部話題を持っていかれたのは言うまでもない

その後、『ブレイブ&スナイプ』ではゲーマーのルーク・キッドマンと決着をつけるために渡米。
何だかんだで大我との関係は続いているらしく、『マイティノベルX』では「風邪をひいた」だけで大我をわざわざアメリカまで呼びつけている。
やっぱり大我と行動することが多く、マイティノベルX攻略の為に帰国した時は色々あって婚活パーティーに参加したり、お好み焼き屋で痴話喧嘩したりしている。


ライドプレイヤーニコ


ちょっと待った!リボルは私がやる!

仮面ライダークロニクル!

ゲームスタート!

Enter The Game! Riding The End!!

超絶・最強・天才!ライドプレイヤー……ニコ!参上!

身長:198.2cm
体重:98.4kg
パンチ力:21.7t
キック力:27.3t
ジャンプ力:ひと飛び32.5m
走力:100mを2.5秒

スーツアクター:藤田慧

※数値は初期値。


西馬ニコが変身するライドプレイヤー。
他のプレイヤーとは外見が異なり、ニコが普段身に着けているシール型ワッペン・バックパック・帽子「チャンピオンキャップ」がライドプレイヤーの素体に装着されている。
初変身時以降は変身するだけでこれらの装飾が自動装着されている。

ライドプレイヤーにはレベルや戦闘経験、そして変身者のゲームの腕前で戦闘能力が上昇する機能「ゲインライザー」が備わっている。
実際、天才ゲーマー「N」である彼女が変身したことによって、他のプレイヤーとは比較にならない戦力になっている。

他のプレイヤーがレベル1~2相当なのに対し、ジャンプ力以外はレベル5に迫るスペックを持つ。
というか(元々、平均的には低めの設定にされているとはいえ)大抵の平成ライダーの最強フォームにもスペックだけなら勝っている。

ボディスーツ「パーソナルギアスーツ」には基礎能力や攻撃力の上昇に重きを置いたカスタマイズが施されており、
加えてニコ本人のトリッキーな動きや要所要所でのエナジーアイテムによる強化等が合わさる事で、更なる戦闘能力を発揮している。
ただし、その代償としてセンサー系統とコントロール性のグレードは下がっている。


【余談】

大我がブラックジャックオマージュ(公式は否定)していることを考えると、必然的にブラックジャックのおくたん相棒であるピノコのオマージュになる。

劇中では疑似ライダー止まりで終わってしまったが、ステージショーにて念願の「仮面ライダーニコスナイプ」に変身できた。



覚えとけ!私の主治医が追記・修正するから!

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最終更新:2025年05月29日 20:21

*1 明日那は喜んでいたが

*2 M(パラド)は「手加減する方が失礼」と思って、全力で叩きのめしただけで、悪意は一切無かった。ゲーム自体も不正行為が一切無い真剣勝負で、単純にMがニコより強かっただけの話である。